金木犀と秋祭り/10月7日(火)

俳句
朝もやに混じりて香る金木犀

○今朝、金木犀の匂いがした。うっすらとした靄に混じってかすかに匂う。秋祭りが近い。松山の祭りはもう始まっているのかも。愛媛の秋祭りは、西から東へと移ってゆく。

郷里の農村では、以前、祭りは一斉ではなかった。少しずつ村をずれて行われ、親戚同士、祭りの客を呼び、呼ばれした。よそゆきを着て、自分の村と違う隣村の神社の祭りにでかけるのも、閉鎖的な農村では、新鮮な気分になれたものだ。祭りは、収穫の感謝と慰労を兼ねて、祭礼としてのうやうやしさもあったが、昨今は、祭りというだけのものになっているのだろう。


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