■６月月例ネット句会清記■
２０２４年６月９日
３６句（１２名）
２０２４年６月９日
３６句（１２名）
01.新調の靴をおろすや風薫る
02.歩き居て影に気付けり夏あかね
03.バリバリと風に乗り来る草刈り音
04.水嵩の増し来る利根や鮎遡上
05.風薫る垣穂に隠る野鳥かな
06.利根川の波の遊びて夏の月
07.参道の先で風鈴鳴り響く
08.雲間から夏の日一条降り注ぐ
09.夏の海吹き寄す風は温かく
10.渓谷の滝のしぶきや甘味店
11.喧騒の六角張りて鉄線花
12.青空や無風無音に夏来る
13.六月のドラセナに葉の新たなる
14.走り梅雨カット少なき映画みる
15.ミニ薔薇のそっとひらいて美しき
16.朝明ける紫陽花の色ゆらす風に
17.夏海へ音わたらせて二両列車
18.晴天や見渡すかぎりの抜き玉葱
19.驟雨来る夕餉の支度しておれば
20.茄子の花薄紫をうつむきに
21.紫陽花や縁より彩始まりぬ
22.放たれしここを稚鮎はふる里と
23.夏雲に海は青さを極めけり
24.特急の速度が夏の雲をゆく
25.日が射して青葉の透ける並木道
26.爽快な朝の始まり梅ジュース
27.青空へ伸びやかに立つ立葵
28.蛍火の十ほど飛べる蛍狩
29.菖蒲田の水のめぐりを飛ぶ蛍
30.暮れ兼ぬる空を蛍の生（あ）れて飛ぶ
31.山道になだれ咲きたる額の花
32.芭蕉句碑吹き抜ける風涼しけれ
33.七変化四色並びし法の庭
34.紫陽花の小さな花の青集う
35.向日葵の花束花屋よりあふれ
36.薔薇のブーケ抱えて入る写真館
※互選をはじめてください。５句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。
コメント
花冠６月月例ネット句会選句
04.10.19.22.31
22.放たれしここを稚鮎はふる里と
稚鮎の放流があった時の感慨なのでしょうか。
ふる里への思いが目の前の鮎たちにも伝わるといいですね。
花冠6月月例ネット句会選句
04 08 10 14 31
＜特選＞
10）★渓谷の滝のしぶきや甘味店
何処の渓谷の滝の光景でしょうか？その滝をのぞむ場所に、甘味店があります。景観を愛でながら頂く甘味は、得も言えないほど涼やかですね！！。
花冠6月月例ネット句会選句
10.17.23.29.36.
36.薔薇のブーケ抱えて入る写真館
何か特別な記念日なのでしょうか。
写真館で写真を撮影する機会は現代生活では稀なことと思います。
高揚感は薔薇のブーケにも表されています。
Unknown
05,16,23,30,35
23.夏雲に海は青さを極めけり
夏雲と青い雲がくっきりと、誰の目からも鮮やかな情景をよくとらえています。「極めけり」の言い切りが印象深い絵画のようで、飾っておきたくなります。
花冠6選句
4 10 16 29 35
29.菖蒲田の水のめぐりを飛ぶ蛍
菖蒲田に水がさざめき、菖蒲の中から蛍が舞い上がって来る。菖蒲田に水がめぐり、蛍の光がめぐる。暗闇に体が溶け込んでゆく錯覚にとらわれたのだと想像する。
互選
06. 19. 23. 31. 36.
36.薔薇のブーケ抱えて入る写真館
写真館で写真を撮る、きっと特別な日なのでしょう。大切に胸に抱えた花束は、今が盛りの薔薇。「ブーケ」という言葉からも、背筋がすっと伸びる、華やいだ雰囲気が伝わります。
6月月例句会選句
０１、１３、２３、２９、３６
01.新調の靴をおろすや風薫る
新調した靴をおろし、気持ちも新たに風薫る戸外へと
踏み出す心地よさと意気込みが感じられます。
６月度月例句会選句
１０ ２３ ２７ ３１ ３４
２３夏雲に海は青さを極めけり
青空に湧き上がる白い大きな雲は生命観に溢れ力強さか満ちています。それに対して大きな海は素晴らしい青さを誇っています。まさに夏の素晴らしい景ですね。
６月月例句会選句
2024-06/09 22:31
09. 20. 23. 31. 35
23. 白い雲との対比で海の青さが眩しい夏の爽快感を感じました。