自由な投句箱/5月21日~5月31日

※当季雑詠(夏)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。

(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子


コメント

  1. 小口泰與
    2026年5月21日 9:27

    甘そうな杏子に朝日煌煌と
    上枝より落ちたる雫緑雨かな
    着飾りて子の静けさや風薫る

  2. 多田有花
    2026年5月21日 16:03

    ごま豆腐湯葉豆腐食ぶ夏の宵
    別府湾の青さを望む夏の朝
    <観光列車36ぷらす3>
    漆黒の車体輝き夏はじめ

  3. 廣田洋一
    2026年5月21日 16:47

    茉莉花の路地一筋を抜けにけり
    少しだけ街の明かるく更衣
    フランスパン抱えて帰る麦の秋

  4. 小口泰與
    2026年5月22日 8:35

    一陣の風に飛ばさる夏帽子
    静かなる光を浴びし夏の朝
    放水に蟻の溺れし庭真中

  5. 多田有花
    2026年5月22日 9:24

    <観光列車36ぷらす3・駅弁>
    大粒の苺がのるやTAMATE箱
    <門司港駅二句>
    門司港駅出れば薄暑の光かな
    関門海峡五月の潮の流れおり

  6. 小口泰與
    2026年5月23日 8:56

    遠き日の夏合宿の夜汽車かな
    夏木影かげを求めて老夫婦
    夏の日の原始の力溢れけり

  7. 多田有花
    2026年5月23日 10:49

    <観光列車36ぷらす3・駅弁>
    鶏天に大粒の苺のTAMATE箱
    <門司港駅二句>
    門司港駅五月の風のぬけてゆく
    門司港駅出れば薄暑の光かな

  8. 土橋みよ
    2026年5月23日 14:17

    豆飯や門に近づく靴の音
    レモン植う庭に黄揚羽低く飛ぶ
    飛行機雲辿れば立ちぬ雲の峰

  9. 廣田洋一
    2026年5月23日 17:11

    足の裏筍探る斜面かな
    広き野を吹き抜ける風五月
    紫陽花や一枝高く伸びてをりk

  10. 小口泰與
    2026年5月24日 8:21

    日盛や赤城小沼の静けかり
    しず心湖畔に夏陽沈みけり
    三枚に下す松魚や妻の顔

  11. 多田有花
    2026年5月24日 8:24

    <門司港レトロ三句>
    初夏の潮流れし関門海峡を
    赤レンガの高き天井夏めきぬ
    赤レンガ並びて静か門司五月

  12. 廣田洋一
    2026年5月24日 11:28

    にょきにょきと筍の出る道の端
    ご仏前五月人形飾りけり
    コーヒーに引き寄せられし小蝿かな

  13. 多田有花
    2026年5月25日 8:02

    <門司港レトロ>
    薫風や昔貿易いま観光
    <門司港駅二句>
    人はみな駅舎を見上げ入る薄暑
    近郊電車観光列車新緑に並ぶ

  14. 小口泰與
    2026年5月25日 9:26

    心太村の六辻の山の店
    山風や夏したたかな湖畔にて
    風鈴の音色確かや湖の風邪

  15. 廣田洋一
    2026年5月25日 11:42

    甘酒に生姜刻みてすすりけり
    夏の雨止みて激しき日の光
    桜の実川に下れる道汚す

  16. 多田有花
    2026年5月26日 8:51

    川風を受け薄紅の薔薇揺れる
    ばら後ろに笑顔で記念撮影す
    紅薔薇のうえに立ちたり風見鶏

  17. 小口泰與
    2026年5月26日 9:39

    風鈴の一斉に鳴る窓辺かな
    野鳩より目白に目線行きにけり  
    二人して野鳥撮影夏の朝                                            

  18. 廣田洋一
    2026年5月26日 11:47

    七変化長き旅路の途につけり
    底石の白く光りて夏の川
    冷やし中華青き野菜をひとつまみ

  19. 多田 有花
    2026年5月27日 9:15

    渡り来て夜も鳴くなり時鳥
    十薬や市営住宅片隅に
    一本のあやめのすっと立つ姿

  20. 小口泰與
    2026年5月27日 10:07

    翡翠の鳴くを堪えて水中へ
    しののめや長き釣り竿鮎釣師
    山雀のわが手にひょいと止まりけり

  21. 小口泰與
    2026年5月28日 8:12

    山風や夏の大河の収まらず
    薪割りて全身汗にまみれけり
    しなやかに反転せしや軒つばめ

  22. 多田 有花
    2026年5月28日 8:50

    つるばらを見上げてそぞろ歩きかな
    今年また子の鎮魂の薔薇咲けり
    酒に酔う日は遠くなり酔仙翁

  23. 廣田洋一
    2026年5月28日 15:14

    園丁の拾い集めし薔薇の花
    海沿いの真昼を飾るジギタリス
    白と黄の夏蝶舞える土手の道

  24. 小口泰與
    2026年5月29日 8:21

    野良犬のしとどに濡れし夕立かな
    風も無き湖面に乗りし夏浅間
    夏鴨の湖面に群れて忽とたつ

  25. 廣田洋一
    2026年5月29日 11:53

    玄関に人待つ如く沙羅の花
    曇天を明るく灯す山帽子
    うっすらと赤み差し込む七変化

  26. 多田 有花
    2026年5月29日 12:39

    カクテルの薔薇赤々とフェンスにあり
    昼咲月見草に散歩の足止める
    まっすぐに立つはサルビアネモローサ

  27. 小口泰與
    2026年5月30日 8:08

    青蛙八間道路ぴよんぴよんと
    水瓶を縦横無尽目高かな
    雨粒のすつてんころり枇杷の朝

  28. 多田 有花
    2026年5月30日 14:26

    漏れ来る陽を受け十薬の白し
    皐月ある庭の犬小屋空となり
    大鉢に赤く小さき苺の実

  29. 小口泰與
    2026年5月31日 7:58

    ひまわりの見下ろす先に我が植木
    しののめや沼の畔に通し鴨
    翡翠のしば鳴き波はおさまらず

  30. 多田 有花
    2026年5月31日 8:39

    家売って麦秋の中を戻りけり
    単線の向こうに代田の濁りかな
    ため池は五月の空を映しおり

  31. 廣田洋一
    2026年5月31日 16:12

    若紫陽花白き花より咲き始め
    日陰にて汗拭いたる散歩道
    久し振りと挨拶交わしビール汲む

  32. 小口泰與
    2026年6月1日 14:20

    夏の日の大河と共におはします
    しめやかな中に蝉声忽する
    風抑う夏鶯の声定か