■11月月例ネット句清記

■11月月例ネット句清記
2018年11月11日
13名39句

22番の句に間違いがありました。おわびして訂正いたします。
(誤)22.衣場の電気ストーブ付ける朝
(正)22.脱衣場の電気ストーブ付ける朝

01.秋天が縁取るドームの鉄骨
02.天高し鶴捧げ持つ少女像
03.秋うらら元安川に鳥憩う
04.何処より囃子も聞こえ鵙高鳴
05.ほっこりと足湯にひたる森の秋
06.展示会新米おにぎりふるまわれ
07.逆光の水面きらめく秋の川
08.伐採の目印ありぬ秋惜しむ
09.街道の故郷へつづく夕紅葉
10.かさかさと枯葉駆けたる峠かな

11.石数多十一月の川の音
12.重なりて眠る子犬や枇杷の花
13.食卓に並ぶ秋刀魚は子らの数
14.冬立てり晴れ間に港は煌めいて
15.冬の蚊の羽音が耳に眠れぬ夜
16.冬立ちぬ地下鉄階段登りきる
17.百余段地下鉄階段冬立ちぬ
18.山に入る山茶花散り敷くところから
19.小鳥来て熟柿をつつく朝かな
20.鰯雲果てもなき旗青空に

21.幼な子の積み木遊びや菊の花
22.脱衣場の電気ストーブ付ける朝
23.乳母車児が伸びをする冬日かな
24.テラスにて一杯のカフェ小春かな
25.秋の虹二重を窓に新幹線
26.白無垢の姪に秋日と雅楽降る
27.馬匂う時代祭の武者寄り来
28.秋の午後散歩の自由を得て楽し
29.胸開き両手を挙げる秋天へ
30.独り居て寺苑の秋天ひろびろと

31.そぞろ寒む東京を歩く足早に
32.ふと入る柚子の香りの定食屋
33.秋時雨地面一面色を濃く
34.菊香る通路がありて夫見舞う
35.薬局へ渡る道なり秋時雨
36.学生も銀杏黄葉もどっと暮れ
37.運動会駆け抜ける子の光る汗
38.柿剥いてみずみずしさに笑みが出る
39.銀杏を拾って進む散歩道

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