曇り
●裏千家の千玄室さんが102歳で亡くなられた。今朝は玄室さんを悼むかのようにしばらく咲かなかった朝顔がたくさん咲いた。青ばかりなのに少しずつ色がちがっている。一番きれいな色のを切り取って、仏前に挿した。思いついてもう一輪切り、千玄室さんを偲んだ。なぜそうするかというと、私が20代のころ習っていたお茶の先生が、戦時中兵役で松山にきた千玄室さんをお世話されたと言う話を、ときどき話してくれていたので、親しみを感じていた。家元のお世話をしたり、県知事さんにお茶をたてたりする方は、よほど裏千家でも地位の高い方だったのだろうが、髪型も身なりは地味だった。凛とされていたが、派手さはまったくなかった。これが茶人というものかと印象に残っている。
●今日は2,3日そのままにしていた手紙の返事を書かねばならなかった。「リルケの詩にふれて、その俳句」に興味を示していただいたので、
少し、資料をそろえて手紙にいれた。今日投函すると、来週の火曜日以降に届くという。急ぎはしないが、以前に比べると遅すぎないか。以前は中二日おいて届いていたところが6日かかる。