8月1日-10日

8月10日

●小口泰與
黄昏の城址に立つや秋の声★★★
大屋根の葺き終わりけり秋の風★★★
ご祝儀はおおかた奇数秋うらら★★★★

●川名ますみ
高架路をカーブしかなかなの森へ★★★★
高架の路をカーブすると、かなかなの鳴く森へ入った。「高架」「カーブ」が案内する別世界は、かなかなの声が響き渡る、森の童話を思わせるようなところ。(高橋正子)

かなかなの声が一時車窓から★★★
首都高にかなかなの森聴き過ぎぬ★★★

●小西 宏
公園の棚田の荒れて沢桔梗★★★★
夜の更けてまで二つ三つ秋の蝉★★★
降りて止みまた吹きなぐり秋の雨★★★

●桑本栄太郎
雨音の硬き音立て颱風来る★★★★
咆哮の木々の雄叫び颱風圏★★★
刻々と警報メールや颱風圏★★★

●古田敬二
草はらへ前進前進かぼちゃ蔓★★★
畑の外へ自由に伸びてかぼちゃ蔓★★★★
街に出るウイーン生まれのパナマ帽★★★

●多田有花
台風はいま我が頭上通過中★★★
台風下宅配便の届きおり★★★
濁流の上の青空台風過★★★★
台風が過ぎ去り、青空となったが、川は逆巻き濁りながら流れている。この対比に、台風のすざましさがある。(高橋正子)

8月9日

●小口泰與
谷川岳(たにがわ)の薙の修羅場や秋の晴★★★
ゆったりと田川流れし秋日和★★★
雲放つ赤城の嶺や虫の声★★★★

●黒谷光子
初秋の川音よりも雨の音★★★
桃の箱ゆるりと蓋を持ち上げる★★★
仏前のほのかに匂う桃三つ★★★★

●迫田和代
亡き父の好物だった新豆腐★★★★
新豆腐は、今年できた大豆で作られる。残暑きびしい中で食べる新豆腐は、夏ばてした体を元気にしてくれるようだ。新豆腐に亡き父の笑顔が思い浮かんでくる。(高橋正子)

台風が幸いそれて雨走る★★★
流星や遠い空の旅無事に終え★★★

●多田有花
ゆっくりと台風南方海上に★★★★
八月の嵐大気のひんやりと★★★
接近する嵐を待ちぬ長崎忌★★★

●桑本栄太郎
なだれ込む蝉のしぐれや自動ドア★★★★
自動ドアが開くとドア一枚で遮られていた内と外。外の蝉音がまさに「なだれ込む」。「なだれ込む」が身体的実感である。(高橋正子)

青空の雲の疾く行き野分めく★★★
新涼の窓より来たる夜半の風★★★

●河野啓一
海近き大川染めて秋入り日★★★★
秋の森を描きし額を壁に架け★★★
渦巻ける巨き雨雲秋台風★★★

●小西 宏
初秋の空の白むを蝉に知る★★★★
台風の未だ来ぬ空に雲巻ける★★★
露草の葉の群れたるに花も群れ★★★

●高橋秀之
台風に備えて船が出港す★★★★
台風が来ると、小舟は港に入るけれど、大型船は港の外へ出て碇を下ろす。来つつある台風に備えて、何隻もの船があわただしく出港する。台風前の港の活写。(高橋正子)

台風の近づくニュース夜は更けて★★★
束の間の晴れ間の後に台風が★★★

8月8日

●祝恵子
手に余るものはポッケにミニトマト★★★★
朝一番水たっぷりと夏野菜★★★
寝そべりし犬の鼻先白粉花★★★

●古田敬二
睡蓮や薄紅色の縁どりに★★★
打ち水や工事現場の守衛さん★★★★
夏草やサッカーボールの忘れ物★★★

●小口泰與
川底の魚のしるきや秋近し★★★★
秋が近づくと水も澄んでくる。川底の魚もはっきりと見える。自然界は、こんなところから秋になっていく。(高橋正子)

あけぼのや利根本流の波さやか★★★
北軽の草の波打つ秋気かな★★★

●河野啓一
鱸釣り大物提げし男かな★★★★
鱸(すずき)の旬は6月から8月で夏の代表的魚。すらりとした精悍な顔つきの鱸は、出世魚でもあり、その大物を提げた男の姿は実に逞しい。(高橋正子)

初秋の月淡くして中天に★★★
初秋や午後の紅茶とカステーラ★★★

●桑本栄太郎
土砂降りと云うほかはなし蝉時雨★★★
夏果ての蔓の葉黄ばむ支柱かな★★★
陸橋を走り驟雨のバスに乗る★★★★

●小西 宏
登り来て一杯の水お花畑★★★★
刺青のごと二の腕の日焼跡★★★
里山を行きヒグラシの波の中★★★

●高橋秀之
初秋の朝の晴れ間が夕に雨★★★
秋初め雲が真っ直ぐ流れ行く★★★★
立ち止まる秋の暑さの淀屋橋★★★

8月7日

●古田敬二
穂先から実りの色へ猫じゃらし★★★★
穂先から実り輝く猫じゃらし★★★
触れ合いて実りの色を猫じゃらし★★★

●小口泰與
大旱の金輪際の犬の舌★★★
頭(ず)に肩に雨を伴うさるすべり★★★★
雷鳴に寝屋より落ちぬ小犬かな★★★

●河野啓一
青空の見え隠れして秋立ちぬ★★★★
ホクホクと煮えし南瓜を皿に盛る★★★
新小豆思うや丹波の農の人★★★

●多田有花
女子高生連れ立ち帰る青田道★★★★
女子高校生は、青田のような時代。若く溌剌としている。その青田道を連れ立って帰るのは、農村地帯の純朴そうな女子高生。その女子高生と青田道の取り合わせがいい。(高橋正子)

青田波跨ぎ螺旋のバイパス路★★★
ゆく夏を空の青さに送りけり★★★

●桑本栄太郎
青空に向けて喇叭やダチュラ咲く★★★★
せせらぎの川風生むや白木槿★★★
さやさやと窓より夜気の涼夜かな★★★

●佃 康水
小さき森成せる札所や蝉時雨★★★★
盆用意先ずは仏具を磨き終ゆ★★★
平和の鐘余韻波打つ晩夏かな★★★

●小西 宏
広島や行く川土手に緑濃し★★★
土手走り追いし花火の落下傘★★★★
鳥目覚め囁く声や今朝の秋★★★

●高橋秀之
大空は淡き水色今朝の秋★★★★
「今朝の秋」が実感をもって詠まれて、それがさわやかだ。「大空」もいい。広々とした空が淡い朝の水色で詩情がある。(高橋正子)

今朝の秋窓から吹き込む風涼し★★★
秋に入る遠くの生駒がくっきりと★★★

8月6日

●小口泰與
秋近し朝の赤城山(あかぎ)の迫りける★★★
土用芽のいきおい猛し風の中★★★★
雲の峰生垣伸びし伸びしまま★★★

●河野啓一
たましいの底の嘆きや原爆の日★★★★
人の世の平和を希う原爆忌★★★
百日紅散りくる花の淡きこと★★★

●桑本栄太郎
君逝きしより八年や原爆忌★★★
茜さす通夜の日暮れや芙蓉咲く★★★
殺生のなき世なれやと蝉放つ★★★★

●小西 宏
向日葵の夢のでっかし隠れんぼ★★★★
白砂の熱き底なる蟻地獄★★★
部屋全て吹き抜きにして処暑の風★★★

●佃 康水
 広島平和記念式典参列
黙祷や雨の青芝踏みしめて★★★★
広島平和記念式典は、8月6日の原爆投下の日に行われる。原爆投下の日は、暑い日であったことを思えば、青芝に雨が降る式典は戦後69年経った歳月の経過を思わせる。式典に参列したケネディ大使がレインコートを着る新聞を見て、広島がこの日雨だったことを知った。(高橋正子)
 
広島忌雨の激しくテント打つ★★★
夾竹桃雨に散り敷く祈りの日★★★      

●古田敬二
本棚の「はだしのゲン」へ黙祷す★★★★
八時十五分蝉も慟哭広島忌★★★
殷殷と止まぬ鐘の音広島忌★★★

●多田有花
空に雲高々と立ち原爆忌★★★★
原爆忌の空に雲が高々と湧きあがる。暑い日であるが、きのこ雲でなく白い峰雲であることに
今日の日を思う。私は6日、横浜の空にめったに見ないかなとこ雲を見た。(高橋正子)

秋隣る頂に聞く風の音★★★
見上げれば六甲連山夏の雲★★★

8月5日

●小口泰與
D五一の罐の火あつし朝曇★★★
土用芽や顔くろぐろと夏季練習★★★★
ひまわりや半世紀過ぐ同窓会★★★

●小川和子
細き沢流れ避暑地の樹々深し★★★★
木立の間を細い沢が流れて、避暑地らしい風景だ。「樹々深し」に樹間を通る光をさまざま想像する。(高橋正子)

浅間岳晴れて眩き雲の峰★★★
木の十字架晩夏の空に仰ぎけり★★★

●河野啓一
初秋の木々の葉擦れに風を知る★★★
秋台風そろりりそろりと列島に★★★
青柿の顔を並べて空にあり★★★★

●多田有花
窓閉めて終日の雨秋近し★★★
青空と夏雲映しガラスのビル★★★★
桜葉の色づき初めし晩夏かな★★★

●桑本栄太郎
かしましき寺苑となりぬ蝉しぐれ★★★
菜園の葉の黄ばみ来る晩夏かな★★★
涼風の窓より来たる夜気の闇★★★★

●小西 宏
犬の舌曳き炎天の大通り★★★
とんぼ蚊を追いつつ鳥に食われけり★★★

ベランダにピザとワインの遠花火★★★★
ベランダで涼みながらピザとワインを楽しもうとしていると、遠くに花火の音が聞こえ、見えるのだろう。花火でワインとピザを楽しむ生活が今風で洒落ている。(高橋正子)

●高橋秀之
夏の風雲と雲とが交差する★★★
夏風と木々のざわめきリズムよく★★★
南から北へと夏風船は航く★★★★

8月4日

●小口泰與
地下足袋の屋根葺く人や油照★★★★
炎昼の職人屋根にたむろせり★★★
朝焼けや傘を携え旅に出づ★★★

●祝恵子
お昼には採りたて野菜とソーメンと★★★★
屋上の祭り提灯連なりぬ★★★
目標の土手の花合歓夕歩き★★★

●河野啓一
雨上がり銀杏並木は浅緑★★★★
透明な空の画布かな飛行機雲★★★
夕顔の太き蔓かな逞しき★★★

●桑本栄太郎
蝉しぐれ小雨の午後も鳴き止まず★★★
雲つどう雨の予報の晩夏かな★★★★
じりりりと蝉の寝言や真夜の闇★★★

●小西 宏
夏富士の風乾くとき影の濃し★★★★
「風乾く」は、風が肌にさらりと感じられる日だろう。そういった日遠く眺められる富士山の影が濃い。あきらかである。(高橋正子)

真夏日に花ゆらゆらと百日紅★★★
丘越えて音やわらかき宵花火★★★

●高橋秀之
大皿に白く四角い冷奴★★★★
大人数に用意された冷奴。大皿の白く四角な冷奴が、「白」「四角」のイメージで如何にも冷たく涼やかだ。(高橋正子)

雨上がりと同時に蝉の大合唱★★★
真っ青な南の空に雲の峰★★★

●古田敬二
睡蓮や目瞑り立てる観音像★★★
睡蓮や慈母観音像の真正面★★★★
睡蓮も観音像も真っ白に★★★

8月3日

●小口泰與
雨粒を揺らしておりぬ百合の蕊★★★
土用芽や再生の槌遅々として★★★
あけぼのの千曲の流れさやけしや★★★★
「千曲」に詩情が湧く。暮らしの周りは暑い時なのに、あけぼのの千曲の流れはさやかだ。(高橋正子)

●古田敬二
しなやかに実りて揺れる猫じゃらし★★★★
草の穂も実る季節になった。猫じゃらしも実り、「実りてしなやか」なのが猫じゃらしの特性。(高橋正子)

天辺へ咲き切り膨れる百日紅★★★
しなやかな曲線揺れる猫じゃらし★★★

●河野啓一
岐阜提灯組み立て今年も盆用意★★★★
先祖の霊を迎えるお盆にふさわしく、岐阜提灯は薄紙が張られ繊細な草草が描かれ、灯を入れれば、静かに透ける。今年もお盆の用意の一つに岐阜提灯の組み立てがある。(高橋正子)

夏空へ朝の飛翔や鳥の群れ★★★
ビーチバレー浜辺に水着ジャンプして★★★

●黒谷光子
どこまでも波打つ稲穂のうすみどり★★★★
どこまでも波打つ稲田のあるのどかな村。稲の穂のうすみどりが新鮮だ 。(高橋正子)

朝の畑いろ鮮やかに茄子胡瓜★★★
初生りは先ず仏前に真桑瓜★★★

●桑本栄太郎
バッグ背にバスに乗り来る日焼の子★★★★
夏休みのちょうど真ん中。すっかり日焼けた子がバッグを背負って勇んでバスに乗ってきた。
夏休みを楽しんでいる子、それに温かいまなざしを注ぐ作者がいる。(高橋正子)

故郷のブランドミルクやかき氷★★★
街灯のあかりを惜しみ蝉しぐれ★★★

●小西 宏
海あおあお丸き地球に夏の雲★★★
息詰めて潜るメガネに熱帯魚★★★★
小さき砂に波音の揺れ北斗星★★★

●佃 康水 
 夏休みの子供達へ 寺祭り
素麺を茹で上げ小さく纏めおく★★★
境内に竹樋の素麺流しかな★★★★
読み聞かせ子らの集える夏休み★★★

8月2日

●小口泰與
山霧のとよむ鍋割山(なべわり)眼間に★★★★
学生の合宿長し百日草★★★
玉虫や妹の買いたる宝くじ★★★

●迫田和代
故郷の青い鬼灯水の音★★★★
故郷の夏の思い出は青い鬼灯と水の音である。鬼灯にはお盆と重ねて、暑い戦争の夏を思い出させるものがある。(高橋正子)

何もない風だけ通る夏座敷★★★
口だけで笑ってくれるサングラス★★★

●桑本栄太郎
夏草や廃車埋もる赤き色★★★★
旅ごころ想い果てなく秋近し★★★
涼風の窓に哀しき夕べかな★★★

●河野啓一
木から木へ渡りてすだく蝉の恋★★★
青空の四方に耀く雲の峰★★★★
雲光りいざ本番とアロハシャツ★★★

●小西 宏
まだ明けぬ森動き初む一つ蝉★★★★
太陽に汗かき叫べ油蝉★★★
夕日陰る向かいの丘に涼しい風★★★

●多田有花
夜の秋静かに雨の降りだしぬ★★★★
夜はいくぶん涼しくなってきた。遠いところにいる台風の雨かもしれないが、「静かに」降りだした。その静かさは秋だ。(高橋正子)

すれ違う暑いですねと言い交わし★★★
寄ればふわり飛び立つ紋黄揚羽★★★

●古田敬二
高台へ角を曲がれば来る涼風★★★★
高台は耳に鳴るほど吹く涼風★★★
一粒ずつ色付き実るぶどう棚★★★

8月1日

●小口泰與
向日葵や胸板厚き高校生★★★★
松籟や雨を含みし百日紅★★★
遠き日や吹かれて来る落し文★★★

●桑本栄太郎
忽然とみんみん蝉や昼さがり★★★
突然の風吹き雨の晩夏かな★★★
嶺の端の茜真紅や大西日★★★★

●佃 康水
草むしり清められたる慰霊碑前★★★★
旧盆近くなると、墓の草取りや屋敷周りの草取りをして、きれいさっぱりとしてお盆を迎える。慰霊碑の周囲もきれいに除草されて、御霊を迎える。ただ草を取るのではなく「清める」のである。(高橋正子) 

山水の桶に押し合うとまとかな★★★
網張られごろごろ太る大西瓜★★★

●小西 宏
西風の草そよがせて夏の暮★★★
雷鳴を聞き雨となる地の香り★★★
出汁(だし)に漬け彩りを添え夏野菜★★★★


コメント

  1. 桑本
    2014年8月2日 18:47

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月1日の投句「嶺の端の茜真紅や大西日」の句に
    ★印のご指導を賜り大変有難うございます。
    3階の小生のパソコンの部屋から、左手に京西山
    の嶺の端が望まれ、ここ数日の好天気には大西日と
    なります。
    手を止めて眺めたり、ニニ・ロッソの「夜空の
    トランペット」などをyou tubeにて聴いております。

  2. 佃 康水
    2014年8月2日 20:23

    御礼
    高橋信之先生 高橋正子先生
    8月1日の投句へ★印のご指導を、そして正子先生には「草むしり清められたる慰霊碑前」の句に温かい句評を賜り感謝申し上げます。近くに大きな戦没者の慰霊碑が建って居るのですが、お盆には毎年遺族や有縁の人達が集まり慰霊祭が行われます。主な関係者は早々と草取りをして清められ準備に取り掛かられていました。

  3. 迫田和代
    2014年8月3日 13:30

    お礼
    信之先生
    正子先生
    8/2の 「故郷の青い鬼灯水の音」に★印のご指導をいただき有難うございました。正子先生の 俳句日記のお写真で急に故郷の思い出です。少ししかいませんでしたのに強烈な思い出です。

  4. 小口泰與
    2014年8月4日 9:56

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月3日の投句に★印のご指導をいただき、その上、正子先生には「さやけし」の句に素晴らしい句評をたまわり厚く御礼申し上げます。今後ともよろしくご指導の程お願い申し上げます。

  5. 河野啓一
    2014年8月4日 11:46

    御礼
    高橋信行先生、正子先生
    8/3の投句に★印によるご指導と正子先生の有難いご評を頂戴し厚く御礼申し上げます。今年は子や孫のことで
    何かと報告事項もできましたので、略式ながら盆用意も力が入ります。

  6. 桑本栄太郎
    2014年8月4日 16:27

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月2日の投句「夏草や廃車埋もる赤き色」、8月3日の
    「バッグ背にバスに乗り来る日焼の子」の句に★印の
    ご指導を賜り大変有難うございます。
    又、日焼の子の句に、嬉しいご句評も頂戴しまして
    大変有難うございます。
    朝、所要にてバスに乗り駅まで出掛けました。
    途中のバス停にて背中にバッグを担ぎ、テニスラケットのケースを持った二人連れの中学生らしき子供が
    乗って来ました。真っ黒に日焼けをして黒光りしていました。

  7. 桑本栄太郎
    2014年8月5日 16:57

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月4日の投句「雲つどう雨の予報の晩夏かな」の句に
    ★印のご指導を賜り大変有難うございます。
    季節の変わり目となり毎日、雨予報ですが、なかなか
    雨が降りません。時に雨雲がつどい、空が薄暗くなり
    ますと、夏の終わりの哀愁を感じます。

  8. 多田有花
    2014年8月5日 16:59

    お礼
    信之先生、正子先生、
    「夜の秋静かに雨の降りだしぬ」にご指導、ご句評をいただきありがとうございます。
    台風の影響で曇や雨の日が続いています。
    気温もやや低目、間もなく立秋ということが思われる雨でした。

  9. 小西 宏
    2014年8月6日 14:51

    お礼
    高橋正子先生
    「ベランダにピザとワインの遠花火」を目にお留め下さり、たいへんありがとうございました。みなとみらい21で花火が上がると聞いたので、家内と二人、ベランダの菁銅ベンチで飲食しました。近頃の花火はずいぶん現代的なデザインになっていますね。

  10. 桑本栄太郎
    2014年8月6日 17:52

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月5日の投句「涼風の窓より来たる夜気の闇」の句に
    ★印のご指導を賜り、大変有難うございます。
    当地の日中はいつも酷暑ながら、夜ともなりますと
    網戸越しに夜気の風が吹き、涼しく感じられます。

  11. 小川和子
    2014年8月6日 19:13

    お礼
    信之先生、正子先生、5日の投句にご指導頂き
    「避暑地」の句には貴重な評を添えて頂きまして有難うございます。日帰りでしたが、バスで軽井沢を訪ねてきました。

  12. 桑本栄太郎
    2014年8月7日 17:49

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月6日の投句「殺生のなき世なれやと蝉放つ」の
    句に★印のご指導を賜り大変有難うございます。
    夕食時に、窓を開けているベランダ側のカーテンに
    油蝉が当たり落ちました。カーテンを開けますと蝉が
    鳴きながら部屋の中に飛び込んで来てしまい
    ようやく捕まえ、戸外の街灯めがけて逃がしました。
    小さい命とは云え、殺伐とした世の中に色々願を
    込めて解き放ちました。
    蝉はじじじじとお礼を言うように鳴き飛んで行きました。

  13. 多田有花
    2014年8月7日 18:07

    お礼
    信之先生、正子先生、
    「空に雲高々と立ち原爆忌」にご指導、ご句評をいただきありがとうございます。
    昨日の原爆忌、朝方ににわか雨がありましたが、その後は良く晴れて入道雲が立ち上がりました。
    それでもその上の空はどことなく秋を思わせる色でした。

  14. 佃 康水
    2014年8月7日 20:09

    御礼
    高橋信之先生 高橋正子先生
    8月6日の投句へ★印のご指導を誠に有難うございます。また、正子先生には「黙祷や雨の青芝踏みしめて」の句にご懇切なるお言葉を賜り大変嬉しく感謝申し上げます。当日は朝6時半ごろ家を出ましたが、雨と霧などにより8時ぎりぎりに会場へ付きました。市電も何台も原爆ドーム前に連なっていました。原爆忌の日の雨は43年ぶりだったそうです。例年は被爆者やその遺族のため巨大なテントを張りミストまで噴いて居ましたが今年は高齢と言う事も有り、暑さ対策で(今年は雨対策になりましたが)施設の中にも若干席が設けられていました。それでも、一般の参列者にはテントの中或いはテント無しの席で合羽か傘。ちなみに来賓席はテントは有りませんので白い合羽を着用です。式典会場は青芝で埋め尽くされていて、その上に1万1000人分くらいの椅子が並べられます。黙祷は起立しますが立っている間椅子がびしょ濡れになります。テントの無い席でしたので青芝もぶくぶくでした。ケネディ大使は終始無言でした。悲しみの雨とも思えて何時もとは異なる感慨でした。しばらくすると雨が上がり忽ち蝉しぐれに戻っていました。

  15. 河野啓一
    2014年8月8日 14:21

    御礼
    高橋信之先生、正子先
    8/7の投句「青空の見え隠れして秋立ちぬ」ほかに★印のご指導を賜り誠に有難うございました。やっと立秋が来て少しほっとしております。

  16. 桑本栄太郎
    2014年8月8日 17:18

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月7日の投句「青空に向けて喇叭やダチュラ咲く」の
    句に★印のご指導を賜り、大変有難うございます。
    近くの駐車場脇に大きな鉢で朝鮮朝顔を植えている
    人が居ります。
    この花は大変花期が長く、青空に真っ白な喇叭の花が
    次々に咲き、その光景は大変爽やかです。

  17. 小口泰與
    2014年8月9日 11:01

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月8日の投句に★印のご指導をたまわり、その上、正子先生には素晴らしい句評をいただき有難う御座います。今後ともよろしくご指導の程お願い申し上げます。

  18. 桑本栄太郎
    2014年8月9日 17:17

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月8日の投句「陸橋を走り驟雨のバスに乗る」の句に★印のご指導を頂戴しまして大変有難うござます。
    阪急桂駅は、陸橋を渡ってバスターミナルへ行くようになっています。先日、驟雨が少しづつ強くなり初めた頃
    外出先から戻り、下を見ますと利用する系統のバスを
    見つけ、あわてて陸橋を走って乗りました。
    季節の変わり目の為か、局所的に驟雨が降る事が多く
    予想が出来ません。

  19. 桑本栄太郎
    2014年8月10日 17:34

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月9日の投句「なだれ込む蝉のしぐれや自動ドア」の句
    に★印のご指導を賜り、大変適切なるご句評も頂戴
    しまして大変有難うございます。
    図書館に本の借り換えに伺い、館内は静かですのに
    自動ドアが開く度、戸外の蝉しぐれがなだれ込むように入って来ました。
    外気を遮断する役割の自動ドアの、静寂と街騒の切り
    替わる意外なる一面に趣きを覚えました。

  20. 迫田和代
    2014年8月11日 11:19

    お礼
    信之先生
    正子先生
    8/9の 「亡き父の好物だった新豆腐」に★印のご指導をいただき有難うございました。正子先生のおっしゃるとおりちょっと甘くて美味しい御豆腐でっした。それより昨日の台風 ひどい雨大丈夫でしたか?。広島はそれて無事でした。

  21. 多田有花
    2014年8月11日 14:37

    お礼
    信之先生、正子先生、
    「濁流の上の青空台風過」にご指導、ご句評をいただきありがとうございます。
    昨日は、台風がほぼまっすぐに四国を経て当地にあがってきました。
    川が河原を飲み込んで堤防の幅いっぱいに濁流となって流れていました。
    台風が去ればそれも少しずつ落ち着き、雲も切れて秋の青空が広がっていきました。

  22. 桑本栄太郎
    2014年8月11日 18:46

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月10日の投句「雨音の硬き音立て颱風来る」の
    句に★印のご指導を賜り大変有難うございます。
    颱風11号は四国へ上陸の後、北々東の進路を
    取り、近畿地方も直撃となりました。予報が少し
    あとずれとなり、昼前から暴風雨圏内に入り猛烈
    な暴風雨となりました。
    一日中家籠りとなり、テレビニュースを見ながら
    戸外の様相を観察していました。桂川の氾濫の
    緊急警報のメールが三度も来ましたが、桂川からは
    遠くお蔭様で被害はありませんでした。

  23. 川名ますみ
    2014年8月11日 21:41

    お礼
    信之先生、正子先生、いつも温かいお導きを頂きまして、ありがとうございます。また「高架路をカーブしかなかなの森へ」に、拙句が広がるようなご講評を賜りましたこと、大変嬉しく存じます。高架路が自然教育園に差し掛かるとき、森に沿って、大きくカーブします。先日、その途端に、かなかなの声が、車中にまで響きまして。なんてすてきな時に遭遇したのかしらと、そのままを句にいたしました。ご指導のおかげで、いっそう幸せな記憶になりました。