●小口泰與
山茱萸の散るや鳥語のあふれおり★★★
山茱萸の褪せて杏の咲く日かな★★★
花辛夷山の獣も目覚めけり★★★
●桑本栄太郎
鈍行の駅のホームや花の雨★★★★
つぎつぎに句の生まれいる春意かな★★★
散り敷きて道に片寄る花の冷え★★★
●河野啓一
さくら背に乱れ咲きおり雪柳★★★
小さき手を広げ芽立ちや柿若葉★★★
霞立つ朝空を行く鳥の群れ★★★★
●高橋秀之
呉線の車窓に桜延々と★★★★
呉線は、山陽本線から分かれて元軍港のあった呉へと回る線路である。トンネルが多いことでも知られるが、それだけ山裾を走るということ。車窓にも桜が延々と咲き続く。(高橋正子)
花マーク桜まつりのシャトルバス★★★
大桜周りの木々を従えて★★★
コメント
お礼
高橋信之先生、高橋正子先生
呉線の車窓に桜延々との句に★のご指導とコメントをありがとうございました。桜の季節の呉線は初めてでしたが、海沿いの風景と相まって美しい光景でした。
御礼
高橋信之先生、高橋正子先生
4/6の投句「霞立つ朝空を行く鳥の群れ」に★印による
ご指導を賜り誠に有難うございました。