3月10日(日)

●小口泰與
上州の四囲の山々雪解かな★★★
雨粒の梅の蕾を包みけり★★★
代も替わり雛菓子かわりケーキかな★★★

●下地鉄
耳鼻院のキッズ園となる春の風邪★★★
潮風に丁子の花の日暮かな★★★
囀りの音をのこして美空かな★★★★

●藤田洋子
水一つ提げて囀りの山に入る★★★★
囀りの木々の名札のそれぞれに★★★
音立てて洗う蜆の黒き艶★★★

●桑本栄太郎
<京都四条河原町界隈>
沈丁の香に沿い流る高瀬川★★★
眠るごと京の町家のよなぐもり★★★
残ること決めてくつろぐ春の鴨★★★

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コメント

  1. 河野啓一
    2013年3月12日 18:21

    好きな句
    ★水一つ提げて囀りの山に入る/藤田洋子
    水のボトルを一つ提げて、「囀りの山に入る」というさりげない表現が印象的です。野山にどんどん気軽に出掛けたい季節が来ました。

  2. 河野啓一
    2013年3月12日 18:22

    好きな句
    ★水一つ提げて囀りの山に入る/藤田洋子
    水のボトルを一つ提げて、「囀りの山に入る」というさりげない表現が印象的です。野山にどんどん気軽に出掛けたい季節が来ました。

  3. 藤田洋子
    2013年3月15日 12:10

    お礼
    信之先生、正子先生、3/10の俳句に、★印のご指導をいただきありがとうございました。
    河野啓一様、「囀り」の句に選句と嬉しいコメントを寄せていただきありがとうございました。お礼が遅くなり失礼しました。