※当季雑詠3句(冬の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。
※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
主宰:高橋正子・管理:高橋信之
◆俳句添削教室◆
http://www.21style.jp/bbs/kakan02
◆俳句日記/高橋正子◆
https://blog.goo.ne.jp/kakan02
コメント
転記/12月1日分
(小口泰與)2019-12-01 10:48:48
★生姜酒湯呑み三杯賜りぬ
★参道の落葉豊かになりにけり
★終電の終着駅のショールかな
自由な投句箱
凩の音に目覚める朝かな
大鷺が魚をすなどる冬の川
初霜や彩残る峰々に
自由な投句箱
★笹鳴の聞こえさうなる東慶寺
★チェツチェツと舌打つ如し笹子鳴く
★木の実を啄む合間笹子鳴く
自由な投句箱
★水面往く鳥妨げず蓮枯るる
★暗やみの荒野に星や待降節
★新幹線どどどどどどと十二月
自由な投句箱
★湯豆腐や釧路昆布を頂戴す
★焼鳥や暖簾を出でて川の風
★焼芋や小犬のまるの太太と
自由な投句箱
冬の陽を透かしはくれんの黄葉
境内のもぎたて蜜柑いただきぬ
冬晴れに鮮やかに立つ公孫樹かな
自由な投句箱
★捥ぐ人なき柿の木の下冬ざるる
★主なき庭の散らかり冬ざるる
★街の川鷺一羽飛び冬ざるる
自由な投句箱
★南座の大屋根黒く冬の雨
★鴨川の中州に舞いぬ都鳥
★見晴るかす今朝の鞍馬は北しぐれ
自由な投句箱
★鍋焼や風に逆らい帰宅せる
★粕汁や家代々を語りける
★枯尾花同じ方へと傾ぎけり
自由な投句箱
★三日月の高々上る冬夕焼け
★冬夕焼け富士山の影黒々と
★冬夕焼け我家の前に佇みぬ
自由な投句箱
冬麗の頂に立てば正午の鐘
冬うららふたつの橋を望みおり
踏みゆきぬ銀杏落葉の絨毯を
自由な投句箱
★金網の濡れて襤褸や蔦枯るる
★歩みゆく銀杏落葉やバス通り
★石垣の濡れ居る冬の蔦紅葉
投句訂正のご依頼
誤)★金網の濡れて襤褸や蔦枯るる
↓
正)★金網に濡れて襤褸や蔦枯るる
自由な投句箱
★噴煙の垂直に立つ冬の雨
★冬暁の榛名九嶺日を賜う
★冬の日や書肆の店主の大欠伸
自由な投句箱
廃屋を彩り蔦の冬紅葉
残照の空にかかりし冬三日月
道順を問われて話す小春かな
自由な投句箱
★冬晴の遠嶺確たり摂津峡
★朝降りて昼に止み居り夕しぐれ
★橙の実の明かりかな河川畑
自由な投句箱
★小春日に木の目美し大嘗宮
★青空に白く光れる冬桜
★道灌濠紅葉の山を映しをり
自由な投句箱
★あかあかと火鉢明かりや友は未だ
★埋火や入日一瞬緋となりぬ
★外は風障子明かりの新刊書
自由な投句箱
★落葉掃く側から散りて果てしなし
★成果見せ4回転のフィギュアスケート
★冬波の襖立ちたる北の果て
自由な投句箱
小春日の播磨の山を見渡せり
海山の上に広がり小春空
快晴の冬の紅葉を愛で歩く
自由な投句箱
★石垣の木戸の門扉や石蕗の花
★つまみ見る鈴懸の実や落葉踏む
★妻の行くおのころ島や蜜柑狩り
自由な投句箱
★朝焚火喇叭ずぼんの男達
★冬耕や朝の赤城の紫紺なる
★集いたる飯場の男朝焚火
自由な投句箱
山寺の静けさにあり冬紅葉
赤き実の目に鮮やかに冬めけり
かさこそと落葉踏み分け歩く道
自由な投句箱
★木洩れ日を見上げ青空冬紅葉
★南座にまねき上がりて酢茎買う
★冬星の荒野に果つや日本人
自由な投句箱
★枯芝へ米を蒔きたり鳥の声
★渓流の岩のすげなき空っ風
★岩を打つ凄き白波冬の滝
自由な投句箱
公孫樹黄色冬の日差しに鮮やかに
森の空透いてくるかな十二月
お屋敷の庭一面の冬紅葉
自由な投句箱
★並木道葉裏を返す木枯しかな
★底冷の京を確かめ渡月橋
★手袋の片手落ちてる季節なり
自由な投句箱
★想い出となりし煙や落葉焚
★綿虫の日陰より日に浮かびけり
★消防のサイレンつづく冬の街
自由な投句箱
★空高く明けの明星開戦日
★明日は新聞休刊と開戦忌
★赤ワインにて献杯す開戦日
自由な投句箱
★深閑の作務衣の禅僧冬紅葉
★冬の川岩それぞれの音色かな
★風の里長きすそ野の掛大根
自由な投句箱
大雪やまだ彩は山にあり
大雪の夕陽が染める丘の家
戦争を知らぬ子ばかり開戦日
自由な投句箱
★冬ばらや夕映えの利根川(トネ)艶めける
★駆けて來し黄帽の園児息白し
★水洟や半世紀過ぐクラス会
自由な投句箱
★墨痕淋漓顔見世のまねきかな
★顔見世やテレビで見たる顔も見え
★星見上げマフラーに顔包みけり
自由な投句箱
★漱石忌のそりと動く日向猫
★顔見世の三味の音ひびく四条かな
★鴨川の堰のきらめく百合かもめ
自由な投句箱
★水桶を下げ來る婆の水洟
★単線の貨車の長きや日向ぼこ
★露天湯を横切る狸夕間暮れ
自由な投句箱
★恙なく炉開き終えし朝かな
★炉辺にてラジオを聞きし幼き日
★炉煙に煤けて黒し大黒柱
自由な投句箱
光る海見て帰りけり石蕗の花
万両の小さきがつけし実の五つ
快晴やなお鮮やかに冬紅葉
自由な投句箱
★水涸るる石のさざれや桂川
★西国へつづく街道しぐれ雲
★日の落つや忽ち闇の冷え来たる
自由な投句箱
一片の空に雲なし布団干す
遠方に鈴鹿峰晴れて布団干す
雪蛍ふわりふわりと無重力