※当季雑詠3句(夏の句・秋の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
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コメント
夢うつつ秋の彼岸の驟雨かな
今朝一歩秋は進みて快晴に
柘榴待つ不意に裂けたるそのときを
鰯雲白くきらめく町の川
秋刀魚焼く香り漂う赤提灯
町内の男女集めて運動会
はつはつに溝蕎麦咲けり川べりに
黙黙と竿振る人や秋の沼
秋の暮怪しきまでに猫の声
草萩や背高き花の風誘う
底紅の愁いの色や靡き居り
草萩の刈り残される道のへり
地を覆い木をよじ登り葛の花
遠き田の刈られて見える曼殊沙華
ひらひらとはぐろとんぼや秋彼岸
秋冷やテニスコートの音弾む
きちきちを追い駆け走る地道かな
カラコロと風に歌うよ竹の春
爽籟や我を包みし風うまし
秋風に咳く我や天蒼き
秋晴れや長きすそ野に鳥の声
ふるさとへ向い祈りぬ秋彼岸
土手道の中に白きや彼岸花
ゑのころの姫と云うあり風の土手
秋彼岸親族集う七回忌
枝豆の塩加減よし七回忌
敷き紙の秋桜に和す七回忌
秋彼岸義妹の墓に水をかけ
秋晴れや黙々と草噛む乳牛
秋茄子の一夜漬けにて朝餉かな
出流原夕霧巻の花野めき
渡良瀬の川原に咲ける女郎花
穂紫蘇すく指に香の立つ台所
一番機秋雲に向け上昇す
秋澄めり空と山嶺分かつ朝
客車揺れ彼方に秋の御嶽山
蜻蛉浮く大病院の棟の間に
新米を荷台に自転車駈けあがる
えのころの細き葉を噛みしめる猫
舞来たる秋翡翠に魅せられし
山の沼秋葦の葉に朝日かな
蟋蟀の声高らかや沼岸辺
秋彼岸隣は墓を仕舞いけり
とんぼうの出迎えくれし朝の径
味噌汁のとろりと甘き秋茄子
裏山の音のひびきや竹を伐る
廃校の掲示まだ有り秋深む
秋の蚊の我に親しく寄り来たる
曇天に鹿鳴く声の響き初む
大阪まで通院をする秋なかば
尼崎城秋の駅のすぐそばに
蝉声の途絶えて蟋蟀声高し
梢より秋翡翠の水中へ
はつはつに秋河骨の咲きにけり
青みかん豊後の風をまとい来る
初鵙の今朝快晴と告げにけり
赤まんま後ろは刈られし田となりぬ
かえで葉の鳩吹く風に染まり来る
橡の実を拾いつつ歩む散歩かな
身に入むや窓閉めかかる句の推敲
飛び立ちて葦揺れている水辺かな
釣上げし木の葉山女の錆の色
名月を愛でし女人のはなやかに
出流原弁天池2句
秋水や樹影の我に届きたり
水面の樹々を背にする秋の鯉
とんぼ飛び花野めくかな出流原
禅院に風の生まるる百の萩
秋の日の傾き隠す杉大樹
繰り返し風の生まるる萩の寺
稜線の確とつらなりいわし雲
やまざとの速き小川や芋水車
赤とんぼ風に抗い前へ前へ
競走馬草を食まずや秋の声
月光は美きや牧の柵の列
山よりの疾風渦巻く秋の蝶
秋祭り近づくころの播州路
夕月夜ねぐらへ帰る烏たち
恩師の訃報をきく秋の夕暮
秋暁の闇の静寂や日曜日
秋簾越しの日差しは青空に
秋晴やテニスコートの音伸びる
幼子の飽きず遊びぬ秋真昼
よく晴れて燕帰りし空広く
昭和の歌歌うグループ秋の昼
ふっくらと煮ゆる小豆や秋分の日
水通わす容器の先に摘み葡萄
ひと夏の暑さ越え猫昼寝かな
登校の列の急ぎぬ芋あらし
小雨降る鳩吹く風や葉の騒ぎ
散り敷きしかつら黄葉の明かりかな
野分雲暮るるを急ぐ日に迫り
秋蝶の木の葉伝いて二階へと
蝗狩親子の声の高き午後
彼岸過ぎ今年は盛期の彼岸花
弓張の何をか射らんと構えたり
天空に帆あげてゆくや月の舟
カメラ撃つ鵙の高音に囃されて
アカゲラの木を打つ音の和やかに
秋雲の小さき瘤を幾重にも
朝冷えや窓閉め又も夢ごこち
夢にても君に逢わなん葉月尽
想い出は夢の中とや曼珠沙華
あけぼのの秋翡翠や沼囃す
曼殊沙華日を跳ね返す赤さかな
赤城より疾風に乗りて鵙の声