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コメント
11日投句
廣田洋一2018-09-11 10:51:24
★新涼や上着を羽織り出勤す
★新涼に音コツコツとハイヒール
★梨食ふていざ出陣の選挙戦
小口泰與2018-09-11 13:06:07
★秋晴や大砲岩の妙義山
★雲迅き妙義七峰秋の晴
★三山のそれぞれ違う秋の声
多田有花2018-09-11 17:44:12
<井の頭恩賜公園三句>
池囲む木々どっしりと秋日和
弁天に詣でて歩く秋の池
神田川ここに始まり秋高し
古田敬二2018-09-11 18:28:11
小柄なる母の十八番の栗おこわ
母遠し栗のおこわの香る時
蒸しあがる小さき背の母栗おこわ
桑本栄太郎2018-09-11 20:00:24
★遠き日の夢見ばかりの愁思かな
★那珂川に鯊釣りし日や秋愁う
★戸袋にむくろとなりぬ秋の蜂
12日投句
小口泰與2018-09-12 09:56:17
★谷間をたちまち隠す濃霧かな
★白萩のこぼれ鉄路の続きける
★電線の激しきうねり野分かな
多田有花2018-09-12 17:44:10
二百二十日防災の本を読みにけり
澄む秋の水音のそばに停車する
診断がついてすっきり天高し
桑本栄太郎2018-09-12 19:23:42
★山崎の柿の色付く軒端かな
★高層の団地の庭や露しぐれ
★雨降れば一雨ごとに紅葉初む
13日投句
小口泰與2018-09-13 09:23:26
★燕去る我家の空の開きたり
★噴煙の流るる辺り花野かな
★棚田へと水が水追い落し水
廣田洋一2018-09-13 09:52:50
★覗き込む白髪を写す秋の水
★黄色き葉ゆったり浮かぶ秋の水
★秋水や堰落つる音軽きかな
桑本栄太郎2018-09-13 18:47:37
★秋あはれ目覚めて想う友の夢
★秋愁の三日目となる妻の旅
★すすぎもの有りて取りたり秋すだれ
古田敬二2018-09-13 22:21:37
新涼の木曽に求める漆箸
漆箸嬉し秋刀魚をほぐしけり
新涼や源流近き橋に立つ
自由な投句箱
秋蝉の途切れ途切れを聞く朝
吉祥寺商店街の秋祭り
秋雨や日本列島青く塗り
自由な投句箱
★指差して星座確かむ星月夜
★星月夜人工衛星探しけり
★定時にて退社のビルや星月夜
自由な投句箱
★水切りの石晴れ晴れと秋の水
★七輪の火の驕りたり初秋刀魚
★三山は靄に沈みし虫時雨
自由な投句箱
★濯ぎもののありて畳めり秋すだれ
★雨雲のせせり昇りぬ秋の嶺
★鬢の毛の白くなりにし乃木忌かな
自由な投句箱
★白萩のこぼれ一天かきくもり
★渓谷の支流の流れ水の秋
★魚の斑の忽と反転水澄めり
自由な投句箱
★登校の児の口笛や秋気澄む
★コスモスの誘う風を待ちにけり
★ゆらゆらと野辺を彩り花野風
自由な投句箱
★初鵙の高き鳴声空を裂く
★裸木の枝と決まれり鵙の居所
★朝鵙の声の高さに子ら怯え
自由な投句箱
木曽源流渡る電線秋燕
二人して見上げる木曽の帰燕かな
一家ならむ並ぶ帰燕や木曽の空
自由な投句箱
★秋の海流木一つ横たわる
★親子にて釣り糸垂れる秋の海
★秋の海第二海堡修築す
自由な投句箱
★古酒や草津節をば口ずさみ
★新豆腐尾瀬湿原の水清みし
★むかご飯子の寄る事も稀になり
自由な投句箱
★池めぐり小さな秋を探しけり
★水面打つ鯉の頻りや秋入日
★草萩の池を巡れば阻み居り
自由な投句箱
鳴き交わし頂の木々に小鳥来る
秋雨に届きぬ閉店のしらせ
稲刈機そばの流れに洗いおり
自由な投句箱
★新蕎麦や追分宿の古のれん
★窓辺には母のミシンや流れ星
★秋扇や紋付羽織袴にて
自由な投句箱
★色付きし木の葉沈める秋の川
★草むらの闇の中なる虫の声
★灯り消しラジオを消して虫の声
自由な投句箱
<戦没画学生美術館 無言館>
秋の陽の遺品に届く無言館
自画像の視線が発す秋の色
キャンバスの秋の光に皹割れり
自由な投句箱
雨粒も紫の色牽牛花
大根蒔く五寸の幅をたがわぬよう
食べ方を講釈しつつ鮎を食う
自由な投句箱
東京の秋空映す打ち水システム
チアガール高く弾けし秋空へ
敬老の日や母連れて姉宅に
自由な投句箱
★軽トラに脚立据えたり松手入
★人気者アンパンマンの案山子かな
★露浴びて醜草刈るや鳥の声
自由な投句箱
★風けはしはかなく揺れる露草や
★露草の青空支ふ蕊黄色
★道の端露草群れて瑠璃色に
自由な投句箱
★バスの行く山陰街道うす紅葉
★街道の格子戸黒く萩垂るる
★無残なや倒木のまま赤とんぼ
自由な投句箱
赤飯を敬老の日の母に炊く
どこまでも走り続ける虫の闇
播磨灘われと望みし秋の蝶
自由な投句箱
★秋の鯉濡れ新聞に包まるる
★逆光の芒や利根川(とね)の青き空
★裏庭の葡萄鴉と競いける
自由な投句箱
★朝寒し目覚まし止めてあと五分
★朝寒や熱きコーヒー香り立つ
★朝寒や日の当たりたる白き壁
自由な投句箱
★ゑのころの風に肯う売地かな
★糸瓜忌やこの頃水のつまり居り
★秋晴れや入日なれども青き空
自由な投句箱
鰯雲広がれ我が菜園の上空に
種まきを休めば畔に風優し
秋の庭の花を愛でつつ鹿教湯郷
自由な投句箱
秋日影短く切りし前髪へ
美容師と親しき人と秋日和
秋の午後前髪切られ目をつむる
自由な投句箱
★湖へひた走りける秋桜
★鰯雲三山の空奪いあい
★初紅葉源流の水ういういし
自由な投句箱
秋彼岸入りは静かな雨の朝
思い出したように一羽の法師蝉
茸いくつも愛でつつ歩く森の道
自由な投句箱
★音もなく降る雨秋の彼岸入り
★嫁ぎたる子と墓参り秋彼岸
★一枚の住民除票秋彼岸
自由な投句箱
★秋冷の目覚め確たり夢見かな
★こきこきと骨の軋むや朝の冷え
★いちじくの花は見ざれど熟しけり
自由な投句箱
妻は喜寿ほっこり夕餉は零余子飯
秋の夜喜寿の祝いのケーキ焼く
鰯雲吐き出している水平線