自由な投句箱/9月1日~9月10日

※当季雑詠3句(秋の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
      🍇🍐 🍇🍐 🍇🍐 🍇🍐 🍇🍐 🍇🍐🍇🍐
       今日の俳句(『現代俳句一日一句鑑賞』髙橋正子著より)
   名前の右端に🌸の印が付いている句は、(現)または(元)花冠会員の句
      名前の右端に🍁の印が付いている句は、花冠に縁の深い方の句

〇9月10日の俳句
★相撲乗せし便船のなど時化となり    河東 碧梧桐(かわひがし へきごどう)
〇9月9日の俳句
★一人行く己の道を鬼やんま       黒沼 風鈴子(くろぬま ふうりんし)🌸
〇9月8日の俳句
梨をむくナイフに空の青去らず      西垣 脩(にしがき しゅう)🍁
〇9月7日の俳句
★行く秋にとどまる汝(なれ)に秋二つ  正岡 子規(まさおか しき)
〇9月6日の俳句
★大いなるものが過ぎ行く野分かな    高浜 虚子(たかはま きょし)
〇9月5日の俳句
★から松は淋しき木なり赤蜻蛉      河東 碧桐(かわひがし へきごどう)
〇9月4日の俳句
★そこに月を死のまへにおく       種田 山頭火(たねだ さんとうか)
〇9月3日の俳句
★摘まれゆく松の匂ひの松をつゝみ    川本 臥風(かわもと がふう)🍁                     
〇9月2日の俳句
★萩の風何か急かるゝ何ならむ      水原 秋櫻子(みずはら しゅうおうし)                      
〇9月1日の俳句
★蟋蟀(こおろぎ)が深き地中を覗き込む   山口 誓子(やまぐち せいし)                   

コメント

  1. 多田有花
    2024年9月1日 10:43

    自由な投句箱
    秋雷を連れて嵐の接近す
    台風いずこ雲の重なり美しき
    二百十日さまよう嵐のなか目覚む

  2. 小口泰與
    2024年9月1日 11:46

    自由な投句箱
    ★秋蝉のここぞとばかり天破り
    ★秋波のしきりに音を重ねけり
    ★日暮るるや力限りの法師蝉

  3. 廣田洋一
    2024年9月1日 12:03

    自由な投句箱
    ★スマホにも警報届く大颱風
    ★背高泡立草なぎ倒したる野分かな
    ★種無しの葡萄時々音を立て

  4. 桑本栄太郎
    2024年9月1日 16:33

    自由な投句箱
    ★目覚めいて一枚羽織る朝の冷え
    ★嵐去り今朝の青空九月入る
    ★尾根すじの確と見え居り秋気澄む

  5. 小口泰與
    2024年9月2日 7:53

    自由な投句箱
    ★静けさに熟寝に引き込む秋の沼
    ★ゲイム後の子等かしましや秋の晩
    ★鳴きながら秋翡翠の山の沼

  6. 多田有花
    2024年9月2日 10:29

    自由な投句箱
    赤とんぼ嵐近づくなか数多
    稜線の背後に遠き稲光
    台風一過雲ひとつなき朝の空

  7. 桑本栄太郎
    2024年9月2日 16:00

    自由な投句箱
    ★おそろしき夢に目覚めり朝の冷え
    ★あおぞらの今朝の晴間や野分凪ぐ
    ★大正のロマンをここに夢二の忌

  8. 廣田洋一
    2024年9月2日 16:39

    自由な投句箱
    ★台風一過心地良き風吹きにけり
    ★一途なり首持ち上げる鶏頭花
    ★露草や小さく揺れて瑞々し

  9. 弓削和人
    2024年9月2日 23:31

    Unknown
    ●台風を迎えて打てり波がしら
    ●濃き玉の葡萄にそえる走書き
    ●帰宅して足元灯に秋の暮

  10. 小口泰與
    2024年9月3日 7:56

    自由な投句箱
    ★水面に背鰭動かし秋の沼
    ★秋蝉や声の限りの朝の沼
    ★終焉に侍巣せしは畑の飛蝗かな

  11. 小口泰與
    2024年9月3日 8:00

    訂正のお願い
    投句3句目は変換違いが起きました。訂正をお願いいたします。
    ★終焉に侍せしは畑の飛蝗かな
    です。よろしくお願いいたします。

  12. 多田有花
    2024年9月3日 11:22

    自由な投句箱
    虫の音に囲まれ夜の散歩する
    取り込みしタオルにかなかなの止まり
    秋口にふたりのおしゃべりとどまらず

  13. 弓削和人
    2024年9月3日 13:59

    Unknown
    ●色褪せしテントの虫や夕の浜
    ●新涼にときおり差しぬ陽射しかな
    ●寄せて引く波の数だけ秋の雲

  14. 廣田洋一
    2024年9月3日 18:04

    自由な投句箱
    ★雨上がり白き風吹く秋の街
    ★男爵やでんと構える芋売場
    ★親芋より連なる芋を掘り出せり

  15. 小口泰與
    2024年9月4日 8:03

    自由な投句箱
    ★広大な赤城のすそ野星鴉
    ★秋目高死すや何れは我もまた
    ★息つめてシャッタ-押すや雄の鹿

  16. 廣田洋一
    2024年9月4日 11:19

    自由な投句箱
    ★紅葉して緑際立つ楓かな
    ★男爵に仕える如くメークイン
    ★馬鈴薯にバターを塗りて昭和の日

  17. 多田有花
    2024年9月4日 11:48

    自由な投句箱
    柿の実の色づき初めし雨あがり
    介助犬初秋の電車に乗り来たり
    キッチンをこまごま掃除秋めきぬ

  18. 桑本栄太郎
    2024年9月4日 16:05

    自由な投句箱
    ★あかときの枕に聞こゆ威し銃
    ★ぽつかりと嶺に雲浮き秋晴るる
    ★黄の目立つ桜並木やうす紅葉

  19. 弓削和人
    2024年9月4日 23:09

    Unknown
    ●爽やかに風にのりてし蝶の空
    ●秋の夜の茶を一口や舌によし
    ●足つかり波紋を重ね湖の秋

  20. 廣田洋一
    2024年9月5日 10:57

    自由な投句箱
    ★甘藷を引きて尻餅つきぬ青き空
    ★玉蜀黍炊き込み飯の会席かな
    ★唐辛子青き葉陰に赤々と

  21. 小口泰與
    2024年9月5日 12:55

    自由な投句箱
    ★寺を辞すかわたれ時の法師蝉
    ★忽然と咫尺に見ゆる牡鹿かな
    ★釣竿のテグスにとまる蜻蛉かな

  22. 多田有花
    2024年9月5日 13:32

    自由な投句箱
    窓すべて開け放ちおる秋暑かな
    午後の秋陽日ごとに深く部屋に入り
    秋蝉の一匹のみが鳴き始め

  23. 桑本栄太郎
    2024年9月5日 20:12

    自由な投句箱
    ★診察のあとは薬局へ秋暑し
    ★垂れ下がり川辺に揺るる合歓は実に
    ★刃を入れて抜き差しならぬ南瓜かな

  24. 小口泰與
    2024年9月6日 11:17

    自由な投句箱
    ★老人の浮子にとまりし蜻蛉かな
    ★雲よりも湖に従う秋の空
    ★山霧の雫の音に秋の蝶

  25. 多田有花
    2024年9月6日 11:24

    自由な投句箱
    秋雷があの日はありぬ一周忌
    道の辺の草の刈られて新涼に
    幸運を呼ぶか初秋の朝の蜘蛛

  26. 廣田洋一
    2024年9月6日 14:30

    自由な投句箱
    ★幾つかは青のままなり唐辛子
    ★露けしや集会場の草低し
    ★秋の鮒捕まえ笑う子らの声

  27. 桑本栄太郎
    2024年9月6日 16:22

    自由な投句箱
    ★煮浸しの茄子の色濃く綾子の忌
    ★年甲斐もなく色シャツ着たる秋曇
    ★名を数え野道を行きぬ花野かな

  28. 弓削和人
    2024年9月6日 21:59

    Unknown
    ●露草のすこし歩道へ傾けり
    ●法師蝉毎年いまを鳴き通し
    ●秋耕のぬくみのみあり誰もなく

  29. 廣田洋一
    2024年9月7日 11:31

    自由な投句箱
    ★大盛の松茸飯に破顔一笑
    ★新米の値上がり激し火の車
    ★朝露のきらきら光る土手の道

  30. 小口泰與
    2024年9月7日 13:47

    自由な投句箱
    ★故郷の村は沈けり法師蝉
    ★稲の香の溢るるばかり天は青
    ★小鳥はや来て居り犬の遠吠えよ

  31. 多田有花
    2024年9月7日 14:01

    自由な投句箱
    白露なり整理ダンスを解体す
    ハイドンのピアノソナタを聴く白露
    秋茄子を今宵は焼いて食しけり

  32. 桑本栄太郎
    2024年9月7日 17:06

    自由な投句箱
    ★あぜ道をゆけば煌く白露の節
    ★一閃のなごりを惜しむ帰燕かな
    ★月の出や今夜は呑みて潰れそう

  33. 小口泰與
    2024年9月8日 6:50

    自由な投句箱
    ★草の葉をとんとんとんと螽斯
    ★雨の中秋翡翠の山の宿
    ★愛犬のしずけき姿秋いかずち

  34. 多田有花
    2024年9月8日 10:37

    自由な投句箱
    白露の夜なるもどこかで遠花火
    食べ終えし美味き西瓜を漬物に
    奥山の上に雲あり秋の昼

  35. 桑本栄太郎
    2024年9月8日 16:54

    自由な投句箱
    ★一木を被う葉蔭や葛の花
    ★買物を下げて家路や秋暑し
    ★金銀のテープめぐらす稲穂かな

  36. 廣田洋一
    2024年9月8日 18:09

    自由な投句箱
    ★学び舎の糸瓜ぶらりと垂れてをり
    ★丈低き鶏頭揺れる軒の下
    ★朝顔や駐輪場に咲き並ぶ

  37. 小口泰與
    2024年9月9日 8:49

    自由な投句箱
    ★久々の松羽目物村芝居
    ★大沼へ入日しずもる赤とんぼ
    ★しずもりて星影深き刈田かな

  38. 廣田洋一
    2024年9月9日 11:15

    自由な投句箱
    ★重陽の菊科の花を見つけたり
    ★ひたすらに空を見上げて曼珠沙華
    ★くもの囲に光零れる露の玉

  39. 多田有花
    2024年9月9日 12:46

    自由な投句箱
    街の灯の光増しゆく夕月夜
    秋の朝餌場に向かう鳥の群
    きちきちを銜えつばめの戻りけり

  40. 桑本栄太郎
    2024年9月9日 17:21

    自由な投句箱
    ★在京の遠き夢見や涼新た
    ★抜きん出てひと際高き草の萩
    ★戸を開けて弦月赤くありにけり

  41. 小口泰與
    2024年9月10日 8:19

    自由な投句箱
    ★二人して秋翡翠にのめり込み
    ★水槽をしどろに泳ぐ秋目高
    ★しなやかに飛び交う秋の燕かな

  42. 廣田洋一
    2024年9月10日 14:47

    自由な投句箱
    ★臨月の嫁に食べさせ秋茄子
    ★門の前笊に盛られし秋茄子
    ★朝露のきらきら光る荒地かな

  43. 多田有花
    2024年9月10日 15:19

    自由な投句箱
    夕月や夕風ことに心地よし
    秋燕の鳴き交わしつつ飛ぶ朝に
    頂に秋の朝日の当たり初む

  44. 桑本栄太郎
    2024年9月10日 19:34

    自由な投句箱
    ★ふと気づく秋蝉鳴かぬ日なりけり
    ★午後よりの雨の予報や秋曇り
    ★うそ寒や鷹派女史なる立候補