自由な投句箱/9月1日~10日

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コメント

  1. 小口泰與
    2020年9月1日 8:39

    自由な投句箱
    ★溝蕎麦や丸太橋より山道へ
    ★芙蓉咲き朝の冷気を身の内に
    ★鳳仙花掛け声高き草野球

  2. 多田有花
    2020年9月1日 10:31

    自由な投句箱
    ここよりは糸の細道芙蓉咲く
    朝風の少し変わりし九月来る
    朝露をたたえつ稲の稔りゆく

  3. 廣田洋一
    2020年9月1日 16:07

    自由な投句箱
    ★午後五時の鐘が鳴るなり芙蓉閉づ
    ★子規案の閉ざされしまま糸瓜伸ぶ
    ★床の間に一つ転がる糸瓜かな

  4. 桑本栄太郎
    2020年9月1日 17:22

    自由な投句箱
    ★ふるさとの篤き思いや梨の着く
    ★嫋やかにコスモス咲きぬ夢二の忌
    ★目覚むれば惜しみ鳴き居り法師蝉

  5. 小口泰與
    2020年9月2日 8:23

    自由な投句箱
    ★山風やリフトの下に藤袴
    ★あけぼのの秀つ枝に咲きし木槿かな
    ★正面に赤城全容蕎麦の花

  6. 廣田洋一
    2020年9月2日 9:47

    自由な投句箱
    ★稜線のくっきり伸びる秋の空
    ★多摩川の水面きらきら秋の空
    ★俄雨開きしままの秋日傘

  7. 桑本栄太郎
    2020年9月2日 18:22

    自由な投句箱
    ★風流れ微かに香る藤袴
    ★甘き香の妻の作りし生姜漬け
    ★青空の残る茜や秋入日

  8. 多田有花
    2020年9月2日 18:50

    自由な投句箱
    秋の雷うたた寝の目を覚ましけり
    朝顔の紺一輪の涼やかに
    法師蝉鳴くや夜明けを待ちきれず

  9. 小口泰與
    2020年9月3日 8:58

    自由な投句箱
    ★草覆う草軽鉄道秋の風
    ★見下ろすと利根蛇行せり蕎麦の花
    ★雨後の磴萩咲きこぼる朝まだき

  10. 廣田洋一
    2020年9月3日 11:22

    自由な投句箱
    ★無月かなそれでも仰ぐ曇り空
    ★無月なり街灯照らす帰り道
    ★新月を仰ぐ狭庭の暗きかな

  11. 多田有花
    2020年9月3日 17:14

    自由な投句箱
    犬連れて散歩の人にジンジャー咲く
    秋燕の飛び立つ後へ通り雨
    萩咲くや外科病院の駐車場

  12. 桑本栄太郎
    2020年9月3日 18:48

    自由な投句箱
    ★うつうつと朝の夢路や秋涼し
    ★子蟷螂の孤独孤児とや鎌を上ぐ
    ★葛の花咲く道あゆむ折口忌

  13. 古田敬二
    2020年9月3日 22:49

    自由な投句箱
    秋の蚊に追われて参る久女の碑
    百日紅散り始めたる久女の碑
    十薬や主なき家の車庫の前

  14. 小口泰與
    2020年9月4日 12:50

    自由な投句箱
    ★天地ゆれおる一山の蝉時雨
    ★我が里は富士見村とて花芙蓉
    ★止めどなく盃酌み交わす夜長かな

  15. 廣田洋一
    2020年9月4日 15:14

    自由な投句箱
    ★酒酌みつ虫の声聞く一人かな
    ★誘蛾灯青く灯りて虫の声
    ★床下の闇を満たせる虫の声

  16. 多田有花
    2020年9月4日 16:29

    自由な投句箱
    唐辛子花咲く如く実りおり
    白鶺鴒おさなきが側に寄りて鳴く
    早朝の市営住宅常山木咲く

  17. 桑本栄太郎
    2020年9月4日 18:08

    自由な投句箱
    ★登高や微醺匂わせハルカスへ
    ★鳩吹くや木蔭の径の雨催い
    ★背の高き乙女躍りぬ秋桜

  18. 小口泰與
    2020年9月5日 9:48

    自由な投句箱
    ★鉄橋はペンキ塗りたて秋の虹
    ★白芙蓉我が一系に法学者
    ★松虫草利根上流の淡き水

  19. 廣田洋一
    2020年9月5日 10:29

    自由な投句箱
    ★つくづくと見上げるばかり天高し
    ★テニスコートラリー続きて天高し
    ★有明の光り柔らか和みけり

  20. 多田有花
    2020年9月5日 14:58

    自由な投句箱
    種見せてくれし風船葛割き
    白萩の咲く道朝の散歩道
    河原への道に菊芋咲き乱れ

  21. 桑本栄太郎
    2020年9月5日 18:40

    自由な投句箱
    ★秋あはれ群青残る入日かな
    ★宵空の青空ありぬ法師蝉
    ★音声の報らす湯張りや涼新た

  22. 小口泰與
    2020年9月6日 10:28

    自由な投句箱
    ★山あいの鉄橋の色秋薊
    ★沼に入る水が水押す蘆の花
    ★どぶろくや納戸の奥の隠し棚

  23. 廣田洋一
    2020年9月6日 11:25

    自由な投句箱
    ★朝露のぽつぽつ光る庭の草
    ★朝露を吸ひに来たるや小さき蝶
    ★九州の野分こぼせる雨の関東

  24. 多田有花
    2020年9月6日 14:33

    自由な投句箱
    朝顔の開く彼方に朝の虹
    秋水の流るる朝の空映し
    稔る田の間に大鷺の一羽

  25. 桑本栄太郎
    2020年9月6日 17:09

    自由な投句箱
    ★秋あはれ今朝は鳴かざる蝉の声
    ★木々の枝の風の騒めき野分空
    ★空被う雲の峰の端野分来る

  26. 小口泰與
    2020年9月7日 8:42

    自由な投句箱
    ★追想の北の甚句や古酒を汲む
    ★コスモスの怒涛の如くなだれ咲く
    ★等伯の紫苑や池の智積院

  27. 廣田洋一
    2020年9月7日 11:26

    自由な投句箱
    ★勤め終へログインしたる夜学生
    ★灯の点る教室一つ夜学かな
    ★庭木の実小さく成りし野分晴

  28. 多田有花
    2020年9月7日 13:40

    自由な投句箱
    仲秋を告げて嵐の来たりけり
    嵐去る白露の朝の雲速し
    晴れていく雲の彼方に朝の月

  29. 桑本栄太郎
    2020年9月7日 18:04

    自由な投句箱
    ★余波といふ放歌高吟秋の風
    ★葉の裏の鳩吹く風に白きかな
    ★ゑのころの風に抗ふすべ持たず

  30. 小口泰與
    2020年9月8日 8:35

    自由な投句箱
    ★切岸へなだれ咲きたる秋桜
    ★竹筒に真菰の花や杣の宿
    ★落人の里に咲きたる濃竜胆

  31. 廣田洋一
    2020年9月8日 11:25

    自由な投句箱
    ★にょきにょきと赤き角出し唐辛子
    ★軒下の日を照り返す唐辛子
    ★いきり立ち自己主張する唐辛子

  32. 桑本栄太郎
    2020年9月8日 18:21

    自由な投句箱
    ★何処までの台風一過の空の青
    ★夕方の今日初めてや秋の蝉
    ★午後五時の寺の鐘聞く野分凪ぐ

  33. 桑本栄太郎
    2020年9月8日 18:24

    投句訂正願います。
    誤)何処までの

    正)何処までも
    お手数をお掛け致します。宜しくお願い申し上げます。

  34. 多田有花
    2020年9月8日 18:43

    自由な投句箱
    風いまだ残れど午後の野分晴れ
    朝ごとに群れ咲く露草見て歩く
    味噌汁に浮かぶオクラの五角形

  35. 小口泰與
    2020年9月9日 8:19

    自由な投句箱
    ★竹春や飛行機雲の一直線
    ★ままごとのキッチンセット赤のまま
    ★ひそと揺れ雨の岸辺の秋桜

  36. 廣田洋一
    2020年9月9日 11:16

    自由な投句箱
    ★梨の実や袋をかぶりて光りをり
    ★梨を剥く食後に一つ召し上がれ
    ★川風の畑越へ来る梨畑

  37. 多田有花
    2020年9月9日 13:42

    自由な投句箱
    エアコンをつけずに走る秋めく日
    秋色のシャドウを選ぶ女たち
    さんざんに刺す秋の蚊に驚きぬ

  38. 桑本栄太郎
    2020年9月9日 18:25

    自由な投句箱
    ★下冷えや胸掻き寄する朝まだき
    ★毬栗のすべて落下や嵐止む
    ★夕刊を取りに階下へうす紅葉

  39. 小口泰與
    2020年9月10日 9:43

    自由な投句箱
    ★律の風二の腕太き宮大工
    ★こんこんと湧き出づ尾瀬の新豆腐
    ★見慣れたる赤城のすそ野小鳥來る

  40. 多田有花
    2020年9月10日 13:28

    自由な投句箱
    仲秋の雲ひとつなき空仰ぐ
    角錐に切って西瓜を食べにけり
    踏切の音を間近く稲穂垂る

  41. 廣田洋一
    2020年9月10日 17:04

    自由な投句箱
    ★茹で具合匙ですくひて新小豆
    ★新小豆とろりと煮込みぜんざいかな
    ★林檎剥く蜜の香り湧き出しぬ

  42. 桑本栄太郎
    2020年9月10日 18:03

    自由な投句箱
    ★登校の児童の列や秋黴雨
    ★下冷えや色とりどり傘の列
    ★こつ然と鳴き声聞かぬ秋の蝉