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コメント
自由な投句箱
★花芙蓉次つぎ山は雲を生み
★雨後の朝日は邪険にも秋の風
★花芙蓉利根の白波日日変わり
自由な投句箱
稜線の傾斜を登る風は秋
頂の昼食に来る秋の蝶
秋の陽の香りあふれる頂に
自由な投句箱
★発電のプロペラ高く秋暑し
★葉の空きし桜並木やうす紅葉
★林火忌の蝉の声止む日照雨かな
自由な投句箱
★アジア大会記録に迫る台風かな
★台風や目玉連ねて近づきぬ
★台風来電車動くを祈りけり
自由な投句箱
★初秋や雲駆け上がる赤城山
★石階へ湯の香漂う木槿かな
★湖へ差すつれなき朝日秋の風
自由な投句箱
山下りて熟れし早稲田の中帰る
秋茄子の規格外れをいただきぬ
むかし人通いし峠秋の風
自由な投句箱
★露草や耳立てて聞く風の音
★露草や朝の雫を光らせて
★露草の雨に打たれて怯まざる
自由な投句箱
★赤とんぼ辻に集いて浮かび居り
★小諸なる馬子唄峰に藤村忌
★干上がりし中州となりぬ秋旱
自由な投句箱
★清らかな野川や鳥と鰯雲
★カーテンの色変えにけり秋の蝉
★常連の客の占めたり月見豆
自由な投句箱
野分来る山肌駆ける雲の影
南海の嵐から来る秋暑かな
青空に台風近づく風の音
自由な投句箱
★人気取りお化け南瓜を持ち込みぬ
★出刃の背を何度も叩き南瓜割る
★南瓜煮る種を集める子等の居て
自由な投句箱
早風呂を済ませ二人の零余子飯
二人して食む幸せの零余子飯
大きめの零余子は零れるものと知る
自由な投句箱
★突然の突風来たり野分来る
★雲奔り風の軋むや野分来る
★日もすがらテレビ報すや野分荒れ
自由な投句箱
嵐近づく秋蝉のなお盛ん
嵐来るなかを去り行く秋の蝶
台風の目は三百キロの沖にあり
自由な投句箱
★台風の雲色色や山は蒼
★同胞の各各老いて天高し
★カンナ咲く村の真中の鍛冶屋かな
自由な投句箱
★秋天へぐいぐい伸びる雑草魂
★秋天に白き航路や飛行雲
★秋天の流れる如き富士の峯
自由な投句箱
★稲の香や乙訓郷に風生るる
★柿畑の柿の実いよよ天を向く
★青き実の小枝襤褸や野分跡
自由な投句箱
新涼や飛騨の川面の風の道
カナカナが彼方にかすか夕暮れる
初紅葉病院前のポプラから
自由な投句箱
池の面を明日には帰燕となる一群
<印象派絵画展>
初秋の壁面大きくルノアール
髪長くひとみは涼しルノアール
自由な投句箱
台風一過二羽の雀が電線に
台風の余りの風が山に吹く
枯木ひとつ倒して台風の去りぬ
自由な投句箱
★漢薬を煎ず土瓶の残暑かな
★鶺鴒や彩雲利根川(とね)に留まれり
★赤城嶺へ雲ひと刷けや渡り鳥
自由な投句箱
★桃の香にひかれ売場に立ち寄りぬ
★手に乗せし桃の香りを吸ひこめり
★水蜜桃最後に種をしゃぶりけり
自由な投句箱」
★青空の雲の途切れや野分過ぐ
★ゆさゆさと揺れて香りぬ稲穂かな
★稲穂垂る街の田圃にモノレール
自由な投句箱
★ラジオより流る和楽よ麗人草
★日を浴びてカーテンの色秋薊
★秋ばらの下刈り済ませ入日かな
自由な投句箱
盆の月下に火星を従えて
朝霧の晴れてあらわる山の影
つくつくぼうし今にぎやかに森の道
自由な投句箱
★朝顔のカーテン揺れて老夫婦
★朝顔や宿題用の写真撮り
★朝顔や咲きのぼりたる庇かな
自由な投句箱
★鉄塔の背ナは山の端秋の雲
★高槻のブルーシートや秋暑し
★酔芙蓉薫香いまだ色に出ず
自由な投句箱
秋の蛇蛇行の形に固まりぬ
蝉の声消えて静かな秋の朝
蜘蛛の巣の枝に光りし残暑かな
自由な投句箱
★靴紐を結び直せり秋の山
★蜩や山今だ日を寄せ付けず
★水槽の魚の動きや涼新た
自由な投句箱
★生垣につかまり鳴くや秋の蝉
★蜩の声波打つ夕べかな
★平成の最後の秋や蝉の声
自由な投句箱
★干上がりて石のさざれや秋暑し
★乙訓は風の丘なり夕あきつ
★送電塔の背ナに雲生れ秋の嶺
自由な投句箱
★秋澄むや赤城離るる暁の雲
★山間の利根の支流や秋の雲
★台風やいまだ河川の整わず
自由な投句箱
★ピカピカと帰宅促す稲光
★絶え間なく駅舎の上の稲光
★稲光追ひかけ来たる豪雨かな
自由な投句箱
★きちきちの飛び出し誘う田道かな
★溝そばの花や小川の楽を聞き
★音のみの鳴りて終いや秋の雷
自由な投句箱
秋の雷音激しくて雨少し
町並みからオレンジ色の月が出て
稜線の木々月光に影を成す
自由な投句箱
★水槽を洗い終わりて涼新た
★もれも無く鳩の翔るや秋の朝
★榛名富士映る水面や赤とんぼ
自由な投句箱
★黒葡萄一皮剥けば赤き汁
★一人一房巨峰のおやつ奢りけり
★また新種試食してみる白葡萄
自由な投句箱
★うそ寒や肩を竦めて目覚め居り
★夜半忌の底紅積もる垣根かな
★ベランダの鉢に聞き居りきりぎりす
自由な投句箱
★紺碧の暁の赤城や秋あかね
★露草や老いの手助け猫車
★蒼天に雲ひと刷けや花芙蓉
自由な投句箱
身の内の何かほぐれし新涼に
前山に日ごと増しつつ秋の色
秋の夜の火星見上げて床に就く
自由な投句箱
★秋空に浮かぶ車両のリニアかな
★やや薄く色づく稲田曇り空
★道端の垂れし稲穂に触れてみる
自由な投句箱
★長き夜や真夜の団地に救急車
★干上がりてさざれや秋の旱川
★赤とんぼ連れて田道の入日かな
自由な投句箱
みんみんとつくつくぼうし重唱す
八月尽河川敷の芝刈る香
虫の音に取り囲まれし夜となる
自由な投句箱
★あさがおや焼き饅頭の味噌の出来
★上州の小泉稲荷秋桜
★今朝赤城くっきり見ゆや秋茜
自由な投句箱
★竿持ちて鮭の群待つ浦日和
★鮭切身塩味薄く焼きにけり
★鮭上る思ひ詰めたる背波立て
自由な投句箱
★土の香に目覚む朝や秋驟雨
★哀しみの数多過ぎ居り八月尽
★雷雨去りたちまち風の虫の闇