自由な投句箱/7月21日~7月31日

※当季雑詠3句(夏の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。

コメント

  1. 廣田洋一
    2024年7月21日 10:35

    自由な投句箱
    ★長雨の終わりし高さ立葵
    ★打水や開店前の一仕事
    ★打水や風匂い立つ花舗の前

  2. 小口泰與
    2024年7月21日 11:07

    自由な投句箱
    ★目の前の薔薇くずほれし雨の中
    ★小魚を咥え翡翠枝に来し
    ★川蝉の日を受け羽のきららなる

  3. 多田有花
    2024年7月21日 14:19

    自由な投句箱
    ピアノ弾くことは瞑想夏の朝
    盛夏早暁世の極楽と思うなり
    遠くまで行った心地の昼寝覚め

  4. 桑本栄太郎
    2024年7月21日 18:11

    自由な投句箱
    ★干乾びてのの字に果つる蚯蚓かな
    ★かなかなや夢見哀しき幼き日
    ★同調のうねりとなりぬ蝉しぐれ

  5. 小口泰與
    2024年7月22日 7:59

    自由な投句箱
    ★尺物の鮎つり上げし小学生
    ★翡翠の組する枝や夕間暮れ
    ★夕立ちや葉裏に隠くる野鳥達

  6. 廣田洋一
    2024年7月22日 10:30

    自由な投句箱
    ★雲の無き大暑の空を仰ぎたり
    ★べたべたとまといつきたる大暑かな
    ★風死してじっと耐えたる道の草

  7. 多田有花
    2024年7月22日 11:09

    自由な投句箱
    川波を光らせ月の涼しかり
    南海に嵐生まれたる大暑
    さて大暑掃除洗濯さっぱりと

  8. 桑本栄太郎
    2024年7月22日 18:12

    自由な投句箱
    ★ベランダに高く設え古すだれ
    ★梅雨明けの京の町家の日射しかな
    ★西山の入日茜や大西日

  9. 弓削和人
    2024年7月22日 21:59

    Unknown
    ●ピーマンやみどりのどこか照りびかり
    ●桃の実の剥きたる指にゆだねたり
    ●向日葵のこの世を見渡すばかりかな

  10. 小口泰與
    2024年7月23日 7:56

    自由な投句箱
    ★魚咥え川蝉喜々と木木の中
    ★落選や悔し涙の夏の夕
    ★翡翠や森の暗みに光差す

  11. 多田有花
    2024年7月23日 10:38

    自由な投句箱
    梅雨明けの風吹き抜ける部屋に寝る
    耐えるべきやり過ごすべき酷暑来る
    朝夕の活動さかん夏つばめ

  12. 廣田洋一
    2024年7月23日 17:20

    自由な投句箱
    ★水替えてゆらりと動く金魚かな
    ★一杯のジントニックや夕晩夏
    ★庭の草みな丈高く晩夏かな

  13. 桑本栄太郎
    2024年7月23日 18:50

    自由な投句箱
    ★冷房の効き過ぎいたるバス車内
    ★午後からは棲み分けしたるあぶら蝉
    ★嶺の端のくつきり赤く西日落つ

  14. 弓削和人
    2024年7月23日 21:09

    Unknown
    ●打水の跡のわずかへ車輪過ぎ
    ●動かざる嶺より来る大暑かな
    ●犬が舌影を求める大暑かな

  15. 小口泰與
    2024年7月24日 7:47

    自由な投句箱
    ★一天に比ぶ榛名と夏赤城
    ★鮎釣りの長竿収む雨もよい
    ★赤赤の百日紅へ夕日かな

  16. 多田有花
    2024年7月24日 12:17

    自由な投句箱
    救難訓練猛暑の河川敷
    朝焼やいくつ飛び交う鳥の影
    朝の雨街に打水のごとし

  17. 廣田洋一
    2024年7月24日 17:20

    自由な投句箱
    ★蝉の声気温と共に高まりぬ
    ★公園のベンチに座り蝉時雨
    ★陽は西に項垂れている大向日葵

  18. 桑本栄太郎
    2024年7月24日 18:26

    自由な投句箱
    ★河童忌や虚実のしれぬ人の世に
    ★激雷や天の壊れたかと思う
    ★染みる眼を閉じつつ流し髪洗う

  19. 弓削和人
    2024年7月24日 22:01

    Unknown
    ●真夏日といえども樹の根動かざる
    ●アスファルト白き夏野を貫けり
    ●アラームのさきゆく蝉の時雨かな

  20. 小口泰與
    2024年7月25日 9:48

    自由な投句箱
    ★弓なりの竿に山女や女の子
    ★翡翠の飛び立つ構え蒼き空
    ★蜥蜴出で九十九折をばさ迷えり

  21. 廣田洋一
    2024年7月25日 10:54

    自由な投句箱
    ★さわさわとそよげる木の葉晩夏光
    ★公園の木椅子に二人夕涼み
    ★県境一つ越えれば旱川

  22. 多田有花
    2024年7月25日 12:25

    自由な投句箱
    片陰に休む巣立ちの燕たち
    土用丑うなぎたっぷり売られおり
    日焼けせし少年の髪つややかに

  23. 桑本栄太郎
    2024年7月25日 18:31

    自由な投句箱
    ★ゲリラなる雷雨のありや黒き雲
    ★日盛りや予報疑い傘を持つ
    ★一瞬の途絶えのありぬ蝉しぐれ

  24. 小口泰與
    2024年7月26日 11:57

    自由な投句箱
    ★さまざまな形のありて雲の峰
    ★大鯰髭を振り上げ沼覚ます
    ★夏の朝沼を賑わす野鳥達

  25. 多田有花
    2024年7月26日 15:24

    自由な投句箱
    夏休みの朝はラジオ体操に
    ひと皿の激辛カレー炎暑かな
    日が昇るやがて熊蝉大合唱

  26. 廣田洋一
    2024年7月26日 17:29

    自由な投句箱
    ★走り根や大きく育つ夏茸
    ★蟬飛び来たり一声もなく飛び去りぬ
    ★三河産鰻を食べる家族連れ

  27. 桑本栄太郎
    2024年7月26日 18:23

    自由な投句箱
    ★朝五時の早や競い合う蝉しぐれ
    ★刻々と梅雨出水なるニュースかな
    ★地ぼてりや餌曳く蟻の木蔭道

  28. 弓削和人
    2024年7月26日 22:53

    Unknown
    自由な投句箱
    ●涼しさや雨つぶふくむ葉の揺れに
    ●隣る世へ長針わずかの昼寝覚
    ●炎天を遠ざかりたるは吾の影

  29. 廣田洋一
    2024年7月27日 9:15

    自由な投句箱
    ★七変化緑色にて締めにけり
    ★茄子の紺そのまま生かしすまし汁
    ★胡瓜一本おやつにしたる小学生

  30. 多田有花
    2024年7月27日 10:19

    自由な投句箱
    泉州が沖に横たう夏の海
    青信号横断歩道を日傘の波
    空蝉のきれいに割れし背中かな

  31. 桑本栄太郎
    2024年7月27日 18:36

    自由な投句箱
    ★短夜や新聞受けの音に起き
    ★朝仕事終えて玉なす汗しずく
    ★ぎらぎらと枝葉透きたる極暑かな

  32. 多田有花
    2024年7月28日 10:28

    自由な投句箱
    月鈍くぼやけて上がる熱帯夜
    蚊取線香きれいな渦を崩す朝
    花火の音遠き夜空に響きおり

  33. 廣田洋一
    2024年7月28日 10:36

    自由な投句箱
    ★生垣の上に鮮やか凌霄花
    ★二階より流れ落ちたる凌霄花
    ★木から木へ移りて行ける蝉の声

  34. 桑本栄太郎
    2024年7月28日 18:03

    自由な投句箱
    ★ぎらぎらと京の町屋に極暑来る
    ★南座の大屋根灼ける酷暑かな
    ★鴨川の河に迫り出す川床料理

  35. 小口泰與
    2024年7月28日 19:34

    自由な投句箱
    ★銀鱗を日に晒したる夏の沼
    ★両岸で鳴き合う蝦蟇の声高し
    ★忽然と夕立ちありて木木の色

  36. 小口泰與
    2024年7月29日 7:50

    自由な投句箱
    ★翡翠や終の楽しみ見つけたる
    ★老犬の昼寝さまたぐ昼雷
    ★芝刈られ虫の出で来る夏の朝

  37. 廣田洋一
    2024年7月29日 10:16

    自由な投句箱
    ★からからと氷鳴らして秋の夜
    ★駅出でて雨に深まる夜の秋
    ★突然に泳ぎ出したる媼かな

  38. 廣田洋一
    2024年7月29日 10:19

    自由な投句箱
    訂正
    先程投句した一句目を下記の通り訂正します。
          記
    からからと氷鳴らして夜の秋
    以上宜しくお願い致します。

  39. 多田有花
    2024年7月29日 10:36

    自由な投句箱
    冷房の通勤電車の静けさよ
    女子大前駅夏服の女学生
    武庫川駅ホームは夏の川の上

  40. 小口泰與
    2024年7月30日 7:46

    自由な投句箱
    ★雨蛙奇岩の妙義さまよええる
    ★勝糸に蚯蚓を付けて置鈎に
    ★夕焼の覚めて終えば鳥の夜

  41. 小口泰與
    2024年7月30日 10:27

    訂正のお願い
    7月30日の投句「雨蛙奇岩の妙義さまよええる」の句を「雨蛙奇岩の妙義さまよえる」に訂正をお願い申し上げます。

  42. 桑本栄太郎
    2024年7月30日 15:33

    自由な投句箱
    ★朝五時の鳴り響き居り威し銃(秋)
    ★さるすべりあの日あの時想い居り
    ★日を合わせ逢う約束も帰省かな

  43. 廣田洋一
    2024年7月30日 19:11

    自由な投句箱
    ★厄払うかわらけ投げて晩夏光
    ★神鈴に心を浄め夏の果
    ★水馬結界もなくはね廻り

  44. 多田有花
    2024年7月30日 19:32

    自由な投句箱
    夏の朝下弦の月が中天に
    かなかなや夜明けの街に響きおり
    ボランティア夏の花壇を手入れする

  45. 弓削和人
    2024年7月30日 21:40

    Unknown
    ●夏朝や一湖と吾のほかになし
    ●じーじーと蟲の浄める夏夜かな
    ●背表紙のやわくしおれり女梅雨

  46. 小口泰與
    2024年7月31日 7:59

    自由な投句箱
    ★翡翠の番いや木木を震わせて
    ★さもなくば庭の薔薇見て帰られよ
    ★翡翠や魚を雌に届けける

  47. 廣田洋一
    2024年7月31日 10:12

    自由な投句箱
    ★炎天下背広の上着手に抱え
    ★炎天に木の葉のアーチ段葛
    ★浴衣着て連立ち散歩古都暮色

  48. 多田有花
    2024年7月31日 11:58

    自由な投句箱
    夏の朝腰赤燕の巣を出でぬ
    暁や日の出を呼びぬほととぎす
    入道雲育ち盛りの午後の空

  49. 桑本栄太郎
    2024年7月31日 16:21

    自由な投句箱
    <JR嵯峨野線を京都より亀岡へ>
    ★亀岡へ西日の中を嵯峨野線
    ★嵯峨野線の夕日の中を嵐山

    ★涼風の部屋吹き抜ける今日の朝