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コメント
自由な投句箱
<首里城三句>
梅雨空や琉球伝統菓子を食ぶ
さみだれの上がりぬ城を巡るうち
龍こそは王の象徴夏盛ん
自由な投句箱
★三山の見ゆる我家や夏霞
★折も折妻の指さす二重虹
★滔滔と田川流るる夏燕
自由な投句箱
★この道の先に架かれる虹の橋
★堰落ちる水のかけたる小さき虹
★高きビルをまたぎて虹の立ちにけり
自由な投句箱
★深梅雨や雨音止みて目覚め居り
★ででっぽと山鳩鳴きぬ梅雨晴間
★山梔子の花に夕闇迫りけり
自由な投句箱
二杯目の豆のご飯の塩加減
赤黄色緑紺色夏野菜
陽の温み残るピーマン五つ取る
自由な投句箱
<首里城三句>
海見える石垣に揺れハイビスカス
守礼門夏の日差しの戻りけり
沖縄そばにソフトクリームを添えて
自由な投句箱
★梅雨寒や木の長椅子の軋みおり
★大沼小沼(おの、この)の赤城七峰梅雨の雷
★茶柱の立ちたる朝餉目高の子
自由な投句箱
(団地改装工事本日終了)
★工事終え安堵しきりや玉の汗
★涼風の葉擦れの音の並木かな
★かしましくすずめ塒へ宵涼し
自由な投句箱
★雨蛙覚満淵を圧倒す
★鳥声や畝間にひょこと雨蛙
★梅雨晴や短パン破棄し女の子
自由な投句箱
<那覇市立城西小学校>
南西風にシーサー戴く小学校
<世界遺産・中城城跡二句>
万緑へ護佐丸カートで向かいけり
城跡に蘇鉄の花の咲きにけり
自由な投句箱
★雨雲の峰ふところに五月闇
★との曇る侭に暮れ行く梅雨の山
★早風呂の宵の口なり梅雨の闇
自由な投句箱
梔子の厨に白く香りけり
法面を紫に染めアガパンサス
新じゃがを切れば包丁に残る影
Unknown
自由な投句箱
*銅像も噴水浴びる花壇かな
*オスロの空赤く光れる桜の実
*フィヨルドの切り立つ崖や夏の川
自由な投句箱
<世界遺産・中城城跡三句>
梅雨曇いくつも石のアーチを潜る
梅雨空を幾度も飛びぬ空軍機
鳥が来る夏の海見ゆ石垣に
自由な投句箱
★水槽に寄るや目高の目の光
★五月野や衣装ぬれたる二人連
★夏畑や動作せわしき人と鶏
自由な投句箱
★鳩鳴けば”ノアの箱舟”梅雨晴間
★蒼き灯の点る夜道や誘蛾燈
★どの子等も幼顔なり夜振の火
自由な投句箱
★水しぶき真白にはねて滝落ちる
★滝を背に跳ね踊りたる「妖精」かな
★柔らかき緑溢れるフィヨードル
自由な投句箱
<世界遺産・中城城跡>
夏空や残りし石垣の緻密
<琉球村二句>
夏服が訪ねる琉球古民家を
琉球の踊りを見たり夏座敷
自由な投句箱
★たっぷりの田水に風の植田かな
★山裾の噴井に銭の光かな
★鳥声や赤城のすそ野青田風
自由な投句箱
★校庭の金網に沿う夾竹桃
★捩花の下草刈られ捩れけり
★葉柳の風に凭るる川辺かな
自由な投句箱
★夏花の屋根を覆へる農家かな
★水鏡街を映せる夏の海
★古の王妃を囲む夏の花
自由な投句箱
<琉球村>
水牛やハイビスカス咲くサーターヤー
(サーターヤーは沖縄言葉で砂糖屋のこと)
<ぱいかじ島唄ライブ二句>
島唄やオリオンビールを飲みながら
海ぶどうたっぷり盛られ夏料理
自由な投句箱
★一円の噴井に踊る朝かな
★滝の前カメラすっぽり水飛沫
★岩を打つ水の切っ先男滝
自由な投句箱
★朝涼の夜気のこりたる未明かな
★との曇る空に陰なし溽暑来る
★昼寝子に近づき去りぬ選挙カー
自由な投句箱
<ぱいかじ島唄ライブ>
紅芋もシークワーサーもある梅酒
夏の夜は沖縄料理と島唄と
<ホテルモントレ沖縄>
胡蝶蘭飾られ朝のテーブルに
自由な投句箱
★ハンカチを置き忘れたり無言館
★真白な和紙かぶせある夏料理
★くちなしの待合室に佳人かな
7月5日投句解説
高橋信之先生、正子先生
7月5日投句の「葉柳の風に凭るる川辺かな」の句の意味ですが、柳の葉も生い茂ってぼってりと風に凭れるように揺れている事よ」との趣旨です。
自由な投句箱
★初蝉のその一声が蝉しぐれ
★心地良き風の窓辺や夕映えに
★梔子の甘き香風に日暮れけり
自由な投句箱
★はまなすや河口に近き道の端
★水平線に白雲並ぶ夏の朝
★川縁の色とりどりに夏の花
自由な投句箱
<ホテルモントレ沖縄>
貝殻を皿に飾りし夏の朝
海晴れて夏の青さの戻りけり
リゾートの真白き教会夏の朝
自由な投句箱
★蛇行せる岸辺にひとつ青胡桃
★登校の列乱れしや蟻の列
★鳥声や農夫昼寝の畦十字
自由な投句箱
★煙為すミストシャワーや商店街
★しみじみと裸身横たえ梅雨の風呂
★湯上りの夜気心地良き梅雨の宵
自由な投句箱
★雨蛙赤城全山支配せり
★冷汁や貨物列車の長き列
★冷麦や明治時代のガラス窓
自由な投句箱
太陽の下沖縄のアロハシャツ
<ひめゆりの塔二句>
乙女らの慰霊碑に手向けハイビスカス
夏の花彩るひめゆり資料館
自由な投句箱
★花びらの下向く頃や額の花
★青柿の葉影に暗く太りけり
★校庭のフェンスに沿いぬ夾竹桃
自由な投句箱
★飯笊の飯を掬ひてお茶漬けとせり
★猫飯や海外出張のご馳走なり
★お茶漬けや猫飯と言ふ人の有り
自由な投句箱
★ソーダ―水舟より降るる二人連
★兄弟は皆八十路なり雲の峰
★梅雨寒の和紙にぽとりとインクかな
自由な投句箱
<沖縄平和祈念公園三句>
夏の海望みし平和祈念堂
平和祈念公園夏の蝶が舞う
梅雨晴や広々と海見えるところまで
自由な投句箱
★咲ききりて横になりたる百合の花
★役終えし百合の頭を切り落とす
★俳人か枯れし紫陽花見詰めをり
自由な投句箱
★晴れ居ても又雨雲の梅雨晴間
★川べりの地道歩めばきりぎりす
★梔子の甘き香風の夕闇に
自由な投句箱
<沖縄平和祈念公園三句>
花束を供える沖縄忌近し
名を刻む石の屏風が立つ夏野
慰霊の日の日の出に向けて歩きけり
自由な投句箱
★冷酒や糖質好きの我が髪膚
★緑濃き水面や親子ラムネ抜く
★油照裁判所より美魔女かな