自由な投句箱/6月21日~6月30日 2022年6月22日 10:04 | Weblog ※当季雑詠3句(夏の句)を<コメント欄>にお書き込みください。 ※投句は、一日1回3句に限ります。 ※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など) ※印の基準について。 「心が動いている」句を上等として、★印を付けています。 主宰:高橋正子・管理:高橋信之 X Facebook はてブ LINE コメント 小口泰與 2022年6月21日 8:18 自由な投句箱 ★反り返る簗の竹材星の夜 ★山里は大きく変わり草いきれ ★雀らの歩き回るや捩れ花 返信する 廣田洋一 2022年6月21日 10:52 自由な投句箱 ★苺一つ包み隠せる大福かな ★白壁にピタと張り付き黒揚羽 ★夏薊丸き頭の蕾寄せ 返信する 弓削和人 2022年6月21日 13:20 Unknown 自由な投句箱 朝涼の起きて筍流しかな 卯の花の曇りて雨の音かすか 短夜の雨音遠くなりにけり 返信する 多田有花 2022年6月21日 19:40 自由な投句箱 <吉水神社三句> 義経の潜みし一間梅雨の雲 義経と静の別れカラー咲く 青葉してただ静かなり吉野山 返信する 桑本栄太郎 2022年6月21日 19:46 自由な投句箱 ★木槿咲く雨の団地の朝かな ★豆ご飯炊いて待ちたる妻帰る ★夏至の日の雨の一日に終りけり 返信する 小口泰與 2022年6月22日 8:14 自由な投句箱 ★単線の鉄路かがやく夕立かな ★鉄線花垣穂の空へ限りなく ★ふりふりと腹をふりつつ目高かな 返信する 廣田洋一 2022年6月22日 10:28 自由な投句箱 ★茄子の花小さき茄子に映りをり ★夕暮れの明るき庭に夏至の雨 ★採れたての胡瓜を貰ふ垣根越し 返信する 多田有花 2022年6月22日 16:54 自由な投句箱 東南院青葉の中の多宝塔 <吉野荘湯川屋二句> 通されし床の間に鮎の掛け軸 露天の湯に入りて青葉を眺めやる 返信する 桑本栄太郎 2022年6月22日 18:43 自由な投句箱 ★夏つばめ低き陸橋素潜りけり ★堰水の怒涛となりぬ梅雨晴間 ★玉葱や帰省の妻の早や戻り 返信する 弓削和人 2022年6月22日 23:24 Unknown 自由な投句箱 夏出水落花の影を失せにけり 池の端や夾竹桃の一樹居り 夏至雲の流れ来たりて山陰り 返信する 小口泰與 2022年6月23日 7:54 自由な投句箱 ★青鷺や利根の白波限りなし ★あけぼのの利根かぐわしき鮎遡上 ★郭公の隠ろう大樹丘の宮 返信する 廣田洋一 2022年6月23日 10:07 自由な投句箱 ★夢の中結論出ずに明易し ★さくらんぼアメリカ産の濃紫 ★みちのくの光を零しさくらんぼ 返信する 多田有花 2022年6月23日 13:54 自由な投句箱 <吉野荘湯川屋三句> 吉野葛たっぷり使い夏料理 鮎泳ぐ姿のままに塩焼きに 会席の終わりに笹巻き葛餅を 返信する 桑本栄太郎 2022年6月23日 17:47 自由な投句箱 ★凌霄花の天に噴きだす炎とも ★午後よりの急に日差しの溽暑かな ★日盛りの病院よりの徒歩の道 返信する 弓削和人 2022年6月23日 23:50 Unknown 自由な投句箱 花瓜の露や始まる朝勤め 夏の蔓巻きつつ群るる明やしき 十薬に招かれたるや古館 返信する 小口泰與 2022年6月24日 8:01 自由な投句箱 ★夕焼やはるか浅間の隠れなし ★捩花の影の巨大や夕間暮れ ★蚊の声や待合室の黙の椅子 返信する 廣田洋一 2022年6月24日 10:25 自由な投句箱 ★ぽろぽろと落ちたる実梅光りをり ★お手製の甘酒啜る昼下り ★甘酒に一息つきぬ御神前 返信する 桑本栄太郎 2022年6月24日 17:16 自由な投句箱 ★木々の枝の葉の透けて居り青嵐 ★下校児の声の響けり青あらし ★帰宅せし途端の汗や玉しずく 返信する 多田有花 2022年6月24日 19:53 自由な投句箱 <金峰山寺蔵王堂三句> 青葉して朝勤行の蔵王堂 法螺貝が夏の空気を震わせる 雨あがり万緑を霧立ち昇る 返信する 弓削和人 2022年6月24日 23:37 Unknown 自由な投句箱 ハンカチを浸して抗す炎夏かな 炎天に樹の与えたる日影かな 遠き橋蟻の列ごと車輪かな 返信する 小口泰與 2022年6月25日 7:12 自由な投句箱 ★無造作に茄子を切たり雨後の朝 ★栗の花落ちるや忽と雨もよい ★滔滔と田川流るや二番草 返信する 廣田洋一 2022年6月25日 10:03 自由な投句箱 ★袴のごと皮を残して今年竹 ★麻暖簾白く連ねし老舗かな ★新しき菓子の名染めて麻暖簾 返信する 多田有花 2022年6月25日 19:02 自由な投句箱 <吉野荘湯川屋三句> 早朝の青葉を望む湯殿かな さらさらと茶粥一杯夏の朝 朝涼の吉野葛入り卵焼き 返信する 桑本栄太郎 2022年6月25日 19:07 自由な投句箱 ★黒南風の葉擦れの枝の重きかな ★ワクチンの予約を取りに青あらし ★鳴りやみて夕の茜やはたた神 返信する 弓削和人 2022年6月25日 23:58 Unknown 自由な投句箱 暑き日の鉄路へ吹くや若葉風 通い路垣根越しには柿若葉 雨宿り露に映えたる蝸牛 返信する 小口泰與 2022年6月26日 8:15 自由な投句箱 ★生臭き山道へ入るサングラス ★白鷺や猶遡上する魚の数 ★奥瀞へ光差しけり川蜻蛉 返信する 廣田洋一 2022年6月26日 11:59 自由な投句箱 ★夏服は霜降り柄と決まりをり ★夏服の赤が似合へる媼かな ★夏服の胸元光るネックレス 返信する 桑本栄太郎 2022年6月26日 17:41 自由な投句箱 ★朝涼の窓の風吹き目覚めけり ★午後からの日射し厳しく炎昼に ★西日さす窓の枝葉の透きにけり 返信する 多田有花 2022年6月26日 18:45 自由な投句箱 <吉野駅前> 梅雨に入る吉野のポストさくら色 <吉野神宮二句> 万緑の吉野神宮参道を 狛犬は青葉を仰ぎ吉野神宮 返信する 小口泰與 2022年6月27日 8:32 自由な投句箱 ★先の事知らず蔓薔薇囲い解く ★水嵩の増しくる川や額の花 ★山神の挿頭は雲よ花榊 返信する 廣田洋一 2022年6月27日 9:32 自由な投句箱 ★蜘蛛の囲のきらきら光る雨上がり ★サイドミラーに蜘蛛の囲つけてドライブす ★蜘蛛出づる風呂場の虫の消えにけり 返信する 多田有花 2022年6月27日 15:38 自由な投句箱 <吉野神宮三句> 風鈴の数多や風に応え鳴る 吉野神宮紫陽花の色の濃し 京望み青葉茂れる社殿かな 返信する 桑本栄太郎 2022年6月27日 17:45 自由な投句箱 ★蒼ざめて見える四葩や病院に ★雨を待つ青き吐息や額の花 ★黄金色すでに褪せたる小判草 返信する 弓削和人 2022年6月27日 22:15 Unknown 自由な投句箱 若葉吹く風の鳥居や多度大社 夏山を越えるや雲の一筋に 蟷螂の子とはいえども鎌をあげ 返信する 小口泰與 2022年6月28日 8:16 自由な投句箱 ★濃紺の今朝の赤城や花萱草 ★朝焼や仁王立ちたる浅間山 ★除草機や携帯電話鳴り初める 返信する 小口泰與 2022年6月28日 9:01 訂正をお願い申し上げます。 ★除草機や携帯電話鳴り初める⇒「梅雨明けや携帯電話鳴り初める」に訂正をお願い申し上げます。 返信する 廣田洋一 2022年6月28日 11:00 自由な投句箱 ★裳の裾を広げて立ちし花魁草 ★夏服の二の腕白き受験生 ★夏服の腿眩しかり女学生 返信する 多田有花 2022年6月28日 12:36 自由な投句箱 <吉野神宮二句> 風鈴や風の緩急報せけり 振り向けば鳥居の上の梅雨青空 梅雨の晴れ声かけられて車に乗る 返信する 桑本栄太郎 2022年6月28日 17:56 自由な投句箱 ★想い出の夢の巡りぬ昼寝覚め ★梅雨明けと聞き̪し在所の茜空 ★芙美子忌の明日の銭を数えけり 返信する 弓削和人 2022年6月29日 0:01 Unknown 自由な投句箱 ひそやかに百合が咲きけり軒の陰 水路ゆく鞄を放る日焼けの児 草いきれ古びた柵へ蔓絡み 返信する 弓削和人 2022年6月29日 0:32 Unknown 訂正させていただきます。 水路ゆく鞄を放る日焼けの児→水路へと鞄を放る日焼けの児 返信する 小口泰與 2022年6月29日 7:50 自由な投句箱 ★村道の潦なり二重虹 ★夕さりの植田を翔るピーヒョロロ ★沢蟹や車激しき九十九折 返信する 弓削和人 2022年6月29日 10:04 Unknown 大変申し訳ございません。下記を削除させていただきます。意味が通らないことに気付きました。 →水路へと鞄を放る日焼けの児 返信する 廣田洋一 2022年6月29日 10:54 自由な投句箱 ★古池の木立を占めし女郎蜘蛛 ★浜茄子や国後までの潮の道 ★浜茄子の香に送られてバス旅行 返信する 桑本栄太郎 2022年6月29日 17:36 自由な投句箱 ★夕暮れの川に水輪や宵涼し ★嶺の端の奥の茜や宵涼し ★晩涼や塒(ねぐら)すずめの姦しき 返信する 多田有花 2022年6月29日 18:41 自由な投句箱 <吉野神宮駅> 人もなしポスターもなし夏の駅 <橿原市> 昼食へ柏葉紫陽花咲く道を <橿原神宮> 六月の青空少し鳥居の上 返信する 弓削和人 2022年6月29日 22:17 Unknown 自由な投句箱 水豆腐夕べの風が風味添え 風薫る洞水門の水の琴 熱帯夜掛けしベルトの項垂れり 返信する 小口泰與 2022年6月30日 7:36 Unknown 自由な投句箱 ★郭公や湿原靄の只中に ★真昼間の東の空へ夏満月 ★素袷やビア樽腹を曝け出し 返信する 多田有花 2022年6月30日 17:44 自由な投句箱 <橿原神宮三句> 絵馬の寅大きく梅雨を歩みおり 神宮を吹き抜けてゆく青葉風 巫女歩む梅雨ある国の装束で 返信する 廣田洋一 2022年6月30日 18:18 自由な投句箱 ★友達と声掛け合ひて茅の輪くぐり ★夏服の学校帰りバスに乗る ★夏服や首にかけたる濡れタオル 返信する 桑本栄太郎 2022年6月30日 19:32 自由な投句箱 ★初蝉の鳴き初め黙の朝かな ★何処までも青き空なり六月尽 ★夕映えの嶺の奥まで赤きけり 返信する 弓削和人 2022年6月30日 22:40 Unknown 夏の蔓軒から空へ巻きのぼり 照りつける屋根に並ぶや雲の峰 夏の寺大樹がそそり立ちにけり 返信する 小口泰與 2022年7月1日 10:00 自由な投句箱 ★ステテコや白焼鰻頬張りて ★郭公や靄の小沼を揺り起こし ★風鈴や足腰とみに弱りける 返信する 廣田洋一 2022年7月1日 13:17 自由な投句箱 ★朝顔や道行く人を楽しませ ★朝顔の蔓の行方を手引きして ★浜茄子や銅鑼の音残し船の行く 返信する 桑本栄太郎 2022年7月1日 18:09 自由な投句箱 ★暁闇の夜気の窓より朝涼し ★七月と思えば今朝の暑さかな ★嶺の端の今暮れかかる大西日 返信する 多田有花 2022年7月1日 20:43 自由な投句箱 <橿原神宮二句> 花菖蒲日差しわずかにのぞき初め 日傘の人遠くに池の広々と <大阪大丸ヒロコーヒー店> 熱き珈琲六月の旅終わりけり 返信する 弓削和人 2022年7月2日 0:30 Unknown 自由な投句箱 初蝉や何処で鳴くや夕の暮 夏来る陽をかくしたる雲はなし 返信する 小口泰與 2022年7月2日 8:19 自由な投句箱 ★雀らの塒の軒や柿の花 ★産土は風早なりし落し文 ★大利根の流れ畏き香魚かな 返信する 弓削和人 2022年7月2日 11:37 Unknown 申し訳ございません。切れ字の間違いに気付きました。訂正後→初蝉の何処で鳴くや夕の暮 返信する 廣田洋一 2022年7月2日 11:41 自由な投句箱 ★古き家に咲きこぼれたり棕櫚の花 ★重たげな房を垂らして棕櫚の花 ★古本の夜店懐かし神保町 返信する 多田有花 2022年7月2日 15:58 自由な投句箱 ベゴニアの咲く公園でひとやすみ 昼食は葦簀巡らす食堂で いさき塩焼き直前で品切れに 返信する 桑本栄太郎 2022年7月2日 18:21 自由な投句箱 ★一鉢の月下美人を室に愛ず ★箱一杯盛りて届きぬ夏野菜 ★ふるさとは嶺の彼方や西日落つ 返信する 小口泰與 2022年7月3日 9:07 自由な投句箱 ★置鉤の糸の張りたり梅雨鯰 ★捩花へ使徒の如くに跪き ★空蝉や数ならぬ身と思い染む 返信する 弓削和人 2022年7月3日 9:39 Unknown 自由な投句箱 空梅雨の畠へ農夫は水を遣り 夏の蔓川瀬へ下りて浸りつつ ペチュニアの踏切り開くを人と待ち 返信する 廣田洋一 2022年7月3日 10:40 自由な投句箱 ★予約せる京都の旅や7月の風 ★口元のきりりと鮎の売られけり ★プール出で吾身を包む重力かな 返信する 多田有花 2022年7月3日 11:53 自由な投句箱 ベゴニアの咲く公園でひとやすみ 昼食は葦簀巡らす食堂で いさき塩焼き直前で品切れに 返信する 多田有花 2022年7月3日 11:55 自由な投句箱 お詫びします。昨日送った句を再送してしまいました。 次の三句に訂正させてください。 コントラバス置いて涼しき定食屋 鯵塩焼き柿の青葉に載りて来る <須磨離宮公園> オリジナルローズ咲かせし須磨離宮 返信する 桑本栄太郎 2022年7月3日 16:52 Unknown ★朝よりの雨の頻りに戻り梅雨 ★風立つや雨となりたる朝涼し ★人間の業の深さよ楸邨忌 返信する 弓削和人 2022年7月4日 8:37 Unknown 自由な投句箱 雷鳴す黙する街に耳を澄まし 雷鳴や遠くの犬の吠えにけり 雷の鳴るやすなわち街小さし 返信する 小口泰與 2022年7月4日 9:20 自由な投句箱 ★黒点の如くに落つる夏雲雀 ★夕さりの書肆の紫陽花雨の中 ★熊ん蜂花粉に塗れ草の中 返信する 廣田洋一 2022年7月4日 9:32 自由な投句箱 ★草取りや庭の黒土甦る ★草取りや舗装の目地の草も取り ★汗のシャツ背中につきて離れざる 返信する
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自由な投句箱
★反り返る簗の竹材星の夜
★山里は大きく変わり草いきれ
★雀らの歩き回るや捩れ花
自由な投句箱
★苺一つ包み隠せる大福かな
★白壁にピタと張り付き黒揚羽
★夏薊丸き頭の蕾寄せ
Unknown
自由な投句箱
朝涼の起きて筍流しかな
卯の花の曇りて雨の音かすか
短夜の雨音遠くなりにけり
自由な投句箱
<吉水神社三句>
義経の潜みし一間梅雨の雲
義経と静の別れカラー咲く
青葉してただ静かなり吉野山
自由な投句箱
★木槿咲く雨の団地の朝かな
★豆ご飯炊いて待ちたる妻帰る
★夏至の日の雨の一日に終りけり
自由な投句箱
★単線の鉄路かがやく夕立かな
★鉄線花垣穂の空へ限りなく
★ふりふりと腹をふりつつ目高かな
自由な投句箱
★茄子の花小さき茄子に映りをり
★夕暮れの明るき庭に夏至の雨
★採れたての胡瓜を貰ふ垣根越し
自由な投句箱
東南院青葉の中の多宝塔
<吉野荘湯川屋二句>
通されし床の間に鮎の掛け軸
露天の湯に入りて青葉を眺めやる
自由な投句箱
★夏つばめ低き陸橋素潜りけり
★堰水の怒涛となりぬ梅雨晴間
★玉葱や帰省の妻の早や戻り
Unknown
自由な投句箱
夏出水落花の影を失せにけり
池の端や夾竹桃の一樹居り
夏至雲の流れ来たりて山陰り
自由な投句箱
★青鷺や利根の白波限りなし
★あけぼのの利根かぐわしき鮎遡上
★郭公の隠ろう大樹丘の宮
自由な投句箱
★夢の中結論出ずに明易し
★さくらんぼアメリカ産の濃紫
★みちのくの光を零しさくらんぼ
自由な投句箱
<吉野荘湯川屋三句>
吉野葛たっぷり使い夏料理
鮎泳ぐ姿のままに塩焼きに
会席の終わりに笹巻き葛餅を
自由な投句箱
★凌霄花の天に噴きだす炎とも
★午後よりの急に日差しの溽暑かな
★日盛りの病院よりの徒歩の道
Unknown
自由な投句箱
花瓜の露や始まる朝勤め
夏の蔓巻きつつ群るる明やしき
十薬に招かれたるや古館
自由な投句箱
★夕焼やはるか浅間の隠れなし
★捩花の影の巨大や夕間暮れ
★蚊の声や待合室の黙の椅子
自由な投句箱
★ぽろぽろと落ちたる実梅光りをり
★お手製の甘酒啜る昼下り
★甘酒に一息つきぬ御神前
自由な投句箱
★木々の枝の葉の透けて居り青嵐
★下校児の声の響けり青あらし
★帰宅せし途端の汗や玉しずく
自由な投句箱
<金峰山寺蔵王堂三句>
青葉して朝勤行の蔵王堂
法螺貝が夏の空気を震わせる
雨あがり万緑を霧立ち昇る
Unknown
自由な投句箱
ハンカチを浸して抗す炎夏かな
炎天に樹の与えたる日影かな
遠き橋蟻の列ごと車輪かな
自由な投句箱
★無造作に茄子を切たり雨後の朝
★栗の花落ちるや忽と雨もよい
★滔滔と田川流るや二番草
自由な投句箱
★袴のごと皮を残して今年竹
★麻暖簾白く連ねし老舗かな
★新しき菓子の名染めて麻暖簾
自由な投句箱
<吉野荘湯川屋三句>
早朝の青葉を望む湯殿かな
さらさらと茶粥一杯夏の朝
朝涼の吉野葛入り卵焼き
自由な投句箱
★黒南風の葉擦れの枝の重きかな
★ワクチンの予約を取りに青あらし
★鳴りやみて夕の茜やはたた神
Unknown
自由な投句箱
暑き日の鉄路へ吹くや若葉風
通い路垣根越しには柿若葉
雨宿り露に映えたる蝸牛
自由な投句箱
★生臭き山道へ入るサングラス
★白鷺や猶遡上する魚の数
★奥瀞へ光差しけり川蜻蛉
自由な投句箱
★夏服は霜降り柄と決まりをり
★夏服の赤が似合へる媼かな
★夏服の胸元光るネックレス
自由な投句箱
★朝涼の窓の風吹き目覚めけり
★午後からの日射し厳しく炎昼に
★西日さす窓の枝葉の透きにけり
自由な投句箱
<吉野駅前>
梅雨に入る吉野のポストさくら色
<吉野神宮二句>
万緑の吉野神宮参道を
狛犬は青葉を仰ぎ吉野神宮
自由な投句箱
★先の事知らず蔓薔薇囲い解く
★水嵩の増しくる川や額の花
★山神の挿頭は雲よ花榊
自由な投句箱
★蜘蛛の囲のきらきら光る雨上がり
★サイドミラーに蜘蛛の囲つけてドライブす
★蜘蛛出づる風呂場の虫の消えにけり
自由な投句箱
<吉野神宮三句>
風鈴の数多や風に応え鳴る
吉野神宮紫陽花の色の濃し
京望み青葉茂れる社殿かな
自由な投句箱
★蒼ざめて見える四葩や病院に
★雨を待つ青き吐息や額の花
★黄金色すでに褪せたる小判草
Unknown
自由な投句箱
若葉吹く風の鳥居や多度大社
夏山を越えるや雲の一筋に
蟷螂の子とはいえども鎌をあげ
自由な投句箱
★濃紺の今朝の赤城や花萱草
★朝焼や仁王立ちたる浅間山
★除草機や携帯電話鳴り初める
訂正をお願い申し上げます。
★除草機や携帯電話鳴り初める⇒「梅雨明けや携帯電話鳴り初める」に訂正をお願い申し上げます。
自由な投句箱
★裳の裾を広げて立ちし花魁草
★夏服の二の腕白き受験生
★夏服の腿眩しかり女学生
自由な投句箱
<吉野神宮二句>
風鈴や風の緩急報せけり
振り向けば鳥居の上の梅雨青空
梅雨の晴れ声かけられて車に乗る
自由な投句箱
★想い出の夢の巡りぬ昼寝覚め
★梅雨明けと聞き̪し在所の茜空
★芙美子忌の明日の銭を数えけり
Unknown
自由な投句箱
ひそやかに百合が咲きけり軒の陰
水路ゆく鞄を放る日焼けの児
草いきれ古びた柵へ蔓絡み
Unknown
訂正させていただきます。
水路ゆく鞄を放る日焼けの児→水路へと鞄を放る日焼けの児
自由な投句箱
★村道の潦なり二重虹
★夕さりの植田を翔るピーヒョロロ
★沢蟹や車激しき九十九折
Unknown
大変申し訳ございません。下記を削除させていただきます。意味が通らないことに気付きました。
→水路へと鞄を放る日焼けの児
自由な投句箱
★古池の木立を占めし女郎蜘蛛
★浜茄子や国後までの潮の道
★浜茄子の香に送られてバス旅行
自由な投句箱
★夕暮れの川に水輪や宵涼し
★嶺の端の奥の茜や宵涼し
★晩涼や塒(ねぐら)すずめの姦しき
自由な投句箱
<吉野神宮駅>
人もなしポスターもなし夏の駅
<橿原市>
昼食へ柏葉紫陽花咲く道を
<橿原神宮>
六月の青空少し鳥居の上
Unknown
自由な投句箱
水豆腐夕べの風が風味添え
風薫る洞水門の水の琴
熱帯夜掛けしベルトの項垂れり
Unknown
自由な投句箱
★郭公や湿原靄の只中に
★真昼間の東の空へ夏満月
★素袷やビア樽腹を曝け出し
自由な投句箱
<橿原神宮三句>
絵馬の寅大きく梅雨を歩みおり
神宮を吹き抜けてゆく青葉風
巫女歩む梅雨ある国の装束で
自由な投句箱
★友達と声掛け合ひて茅の輪くぐり
★夏服の学校帰りバスに乗る
★夏服や首にかけたる濡れタオル
自由な投句箱
★初蝉の鳴き初め黙の朝かな
★何処までも青き空なり六月尽
★夕映えの嶺の奥まで赤きけり
Unknown
夏の蔓軒から空へ巻きのぼり
照りつける屋根に並ぶや雲の峰
夏の寺大樹がそそり立ちにけり
自由な投句箱
★ステテコや白焼鰻頬張りて
★郭公や靄の小沼を揺り起こし
★風鈴や足腰とみに弱りける
自由な投句箱
★朝顔や道行く人を楽しませ
★朝顔の蔓の行方を手引きして
★浜茄子や銅鑼の音残し船の行く
自由な投句箱
★暁闇の夜気の窓より朝涼し
★七月と思えば今朝の暑さかな
★嶺の端の今暮れかかる大西日
自由な投句箱
<橿原神宮二句>
花菖蒲日差しわずかにのぞき初め
日傘の人遠くに池の広々と
<大阪大丸ヒロコーヒー店>
熱き珈琲六月の旅終わりけり
Unknown
自由な投句箱
初蝉や何処で鳴くや夕の暮
夏来る陽をかくしたる雲はなし
自由な投句箱
★雀らの塒の軒や柿の花
★産土は風早なりし落し文
★大利根の流れ畏き香魚かな
Unknown
申し訳ございません。切れ字の間違いに気付きました。訂正後→初蝉の何処で鳴くや夕の暮
自由な投句箱
★古き家に咲きこぼれたり棕櫚の花
★重たげな房を垂らして棕櫚の花
★古本の夜店懐かし神保町
自由な投句箱
ベゴニアの咲く公園でひとやすみ
昼食は葦簀巡らす食堂で
いさき塩焼き直前で品切れに
自由な投句箱
★一鉢の月下美人を室に愛ず
★箱一杯盛りて届きぬ夏野菜
★ふるさとは嶺の彼方や西日落つ
自由な投句箱
★置鉤の糸の張りたり梅雨鯰
★捩花へ使徒の如くに跪き
★空蝉や数ならぬ身と思い染む
Unknown
自由な投句箱
空梅雨の畠へ農夫は水を遣り
夏の蔓川瀬へ下りて浸りつつ
ペチュニアの踏切り開くを人と待ち
自由な投句箱
★予約せる京都の旅や7月の風
★口元のきりりと鮎の売られけり
★プール出で吾身を包む重力かな
自由な投句箱
ベゴニアの咲く公園でひとやすみ
昼食は葦簀巡らす食堂で
いさき塩焼き直前で品切れに
自由な投句箱
お詫びします。昨日送った句を再送してしまいました。
次の三句に訂正させてください。
コントラバス置いて涼しき定食屋
鯵塩焼き柿の青葉に載りて来る
<須磨離宮公園>
オリジナルローズ咲かせし須磨離宮
Unknown
★朝よりの雨の頻りに戻り梅雨
★風立つや雨となりたる朝涼し
★人間の業の深さよ楸邨忌
Unknown
自由な投句箱
雷鳴す黙する街に耳を澄まし
雷鳴や遠くの犬の吠えにけり
雷の鳴るやすなわち街小さし
自由な投句箱
★黒点の如くに落つる夏雲雀
★夕さりの書肆の紫陽花雨の中
★熊ん蜂花粉に塗れ草の中
自由な投句箱
★草取りや庭の黒土甦る
★草取りや舗装の目地の草も取り
★汗のシャツ背中につきて離れざる