自由な投句箱/6月11日~6月20日

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「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。

コメント

  1. 小口泰與
    2024年6月11日 7:41

    自由な投句箱
    ★隠れ沼や川蝉枝を動かざる
    ★白鷺の羽音激しき山の沼
    ★虹指して子等騒ぎけり下校時

  2. 多田有花
    2024年6月11日 12:21

    自由な投句箱
    羽音して蚊取線香を点火
    銭葵日差し日ごとに強くなり
    集まりて花壇植え替え夏の朝

  3. 桑本栄太郎
    2024年6月11日 16:38

    自由な投句箱
    ★青鷺の途方に暮れるように佇つ
    ★緑蔭にしばし憩うや朝歩き
    ★信号を待つ間も入りぬ片かげり

  4. 廣田洋一
    2024年6月11日 17:51

    自由な投句箱
    ★羽ばたきの練習開始燕の子
    ★短夜や開きしままの文庫本
    ★川風を受け流したる青芒

  5. 小口泰與
    2024年6月12日 9:37

    自由な投句箱
    ★翡翠や静寂の中の鯉の鰭
    ★万緑や牧の子牛のおっとりと
    ★利根川の岸辺おおむね夏景色

  6. 廣田洋一
    2024年6月12日 10:37

    自由な投句箱
    ★明易き庭に飛び来る鳥の声
    ★門前に人を迎える黄花百合
    ★竹林の奥より聞こゆ杜鵑

  7. 多田有花
    2024年6月12日 14:23

    自由な投句箱
    赤子抱く父とあいさつ夏の朝
    腸内を覗きこまれている入梅
    水田はすでに梅雨入り待つばかり

  8. 桑本栄太郎
    2024年6月12日 17:37

    自由な投句箱
    ★夏あかね舗道に影の数多かな
    ★あじさいの毬をひと枝剪り活ける
    ★緑蔭の風をひと時憩いけり

  9. 弓削和人
    2024年6月12日 23:11

    Unknown
    自由な投句箱
    ●枇杷の実のごろごろごつと薄紙へ
    ●一房のあじさい小虫の城と見ゆ
    ●玉苗の美(は)しきは雲と並びけり

  10. 小口泰與
    2024年6月13日 11:44

    自由な投句箱
    ★川蝉や川面めがけて翔けにける
    ★おおらかに利根の流れや通し鴨
    ★けたたましく翡翠鳴きて沼の面へ

  11. 廣田洋一
    2024年6月13日 12:01

    自由な投句箱
    ★百合の香や人を引き付け夕間暮れ
    ★都会では水不足なり天の川
    ★プールにてバレーゲームや賑やかに

  12. 多田有花
    2024年6月13日 13:40

    自由な投句箱
    ほととぎす血潮の如き朝焼けに
    家庭菜園とうきびの花出そろいぬ
    高架橋の上の夏空ひこうき雲

  13. 桑本栄太郎
    2024年6月13日 17:21

    自由な投句箱
    ★せせらぎの坂を下りぬ木下闇
    ★手弱女と云うは西施や合歓の花
    ★堪らずに扇風機出す暑さかな

  14. 弓削和人
    2024年6月13日 22:06

    Unknown
    自由な投句箱
    ●夏めくやカーテン越しの淡き風
    ●雨を乞うように角上ぐカタツムリ
    ●夏木立一葉一枝の寝息かな

  15. 小口泰與
    2024年6月14日 11:16

    自由な投句箱
    ★おおよその赤城のすそ野麦青む
    ★夏霧や尾瀬の木道眼間に
    ★塩鮎をがぶりと食し面映ゆし

  16. 多田有花
    2024年6月14日 12:15

    自由な投句箱
    しもつけに細かき雨の続きおり
    猫がいておだやかに暮れ夏の夕
    青鷺の大きな影が頭上ゆく

  17. 桑本栄太郎
    2024年6月14日 16:30

    自由な投句箱
    ★お使いの行きも帰りも片かげり
    ★花合歓のうすき紅さし佳人かな
    ★ドローンの夜空に虹の京の夜

  18. 廣田洋一
    2024年6月14日 19:35

    自由な投句箱
    ★地の果ての岬遠くに雲の峰
    ★草原の果なき空や天の川
    ★杜鵑産土の森鳴き渡り

  19. 弓削和人
    2024年6月14日 22:39

    Unknown
    自由な投句箱
    ●滴りの岩間の端も滴れる
    ●夏の月生きたるものの囃子かな
    ●羅の掛けたるままにゆるぎなく

  20. 小口泰與
    2024年6月15日 8:50

    自由な投句箱
    ★利根川の波の遊びて夏の月
    ★鮎掛かるさびき釣なり利根の風
    ★浅間嶺に夏雲遊び限りなし

  21. 多田有花
    2024年6月15日 11:05

    自由な投句箱
    鳴いてまた虚空へ飛び出す夏つばめ
    南北の窓開け六月の風通す
    紫を縁に揃えて花菖蒲

  22. 廣田洋一
    2024年6月15日 11:16

    自由な投句箱
    ★城跡の小さき丘や杜鵑
    ★街角に白き幕垂れ山法師
    ★白靴やボール蹴り合ふ父と子等

  23. 廣田洋一
    2024年6月16日 9:48

    自由な投句箱
    ★裸足にて青芝駆ける子の笑顔
    ★青芝やきらきら光る雨上がり
    ★亀の子や親の背中にまどみをり

  24. 小口泰與
    2024年6月16日 11:35

    自由な投句箱
    ★写真機の収む浅間や夏の風
    ★風薫る垣穂に隠る野鳥かな
    ★牛蛙鳴き合い沼を狭くせり

  25. 桑本栄太郎
    2024年6月16日 16:59

    自由な投句箱
    ★じりじりと京の町家の炎暑かな
    ★もつこりと嶺に育てる雲の峰
    ★父の日や父はなけれど爺の我

  26. 多田有花
    2024年6月16日 17:44

    自由な投句箱
    蚊取線香点ければ始まる宵の時
    かたわらに燕眠らせ夏の月
    うるささに作る手製の蠅叩き

  27. 小口泰與
    2024年6月17日 8:20

    自由な投句箱
    ★川蝉やかぎろう沼の面に魚
    ★青田風赤城のすそ野隠れなし
    ★隠れ沼や川蝉枝を動かざる

  28. 多田有花
    2024年6月17日 16:03

    自由な投句箱
    つばめ旋回夏陽沈みゆくなかを
    扇風機羽根を付ければ生き返る
    水茄子を浅漬けにして食しけり

  29. 廣田洋一
    2024年6月17日 17:12

    自由な投句箱
    ★取り敢えず盥に入れし子亀かな
    ★青芝にぽとりと落ちて安打かな
    ★また一匹茶碗に落ちる小蠅かな

  30. 桑本栄太郎
    2024年6月17日 17:19

    自由な投句箱
    ★曇りいて降らぬ朝や花南天
    ★帰り来て一気に汗の溽暑かな
    ★黒蟻の慌てふためく雨予報

  31. 小口泰與
    2024年6月18日 8:08

    自由な投句箱
    ★翡翠や長き嘴より水垂らす
    ★水過行く此処かしこに鮎の群
    ★置き鈎に掛かりし鯰子の笑顔

  32. 多田有花
    2024年6月18日 11:42

    自由な投句箱
    夕刻にさっと仲夏の通り雨
    仰ぎたる青葉若葉の尊けれ
    睡蓮を見つつ太平記の山へ

  33. 廣田洋一
    2024年6月18日 16:46

    自由な投句箱
    ★白靴を際立たせたる長き脚
    ★砂利道の水溢れをり走り梅雨
    ★亀の子や万年生きよと神の池

  34. 桑本栄太郎
    2024年6月18日 18:09

    自由な投句箱
    ★夜の更けて音に目覚むる夜立ちかな
    ★雨音の激しく聞こゆ梅雨入りまだ
    ★雨あがり楓若葉のきらめける

  35. 弓削和人
    2024年6月18日 23:07

    Unknown
    自由な投句箱
    ●故郷のひそり奥間の走馬灯
    ●尾の欠ける不動のとかげ陽に満ちて
    ●花菖蒲ひそか咲きゐる清き湫

  36. 小口泰與
    2024年6月19日 8:04

    自由な投句箱
    ★山女釣り徒歩渡りたる山の渓
    ★姦しき蝦蟇の鳴き声銅鑼のごと
    ★翡翠や一直線に水面へ

  37. 多田有花
    2024年6月19日 10:58

    自由な投句箱
    夏山に立てば淡路島はるか
    入道雲湧く城跡の山の上
    夏暖簾くぐり老舗の和菓子店

  38. 桑本栄太郎
    2024年6月19日 16:23

    自由な投句箱
    ★堰水の音に沿いゆく暑さかな
    ★白花の風の木蔭に夾竹桃
    ★涼風の木蔭に入りてひと休み

  39. 小口泰與
    2024年6月20日 10:48

    自由な投句箱
    ★翡翠の川えび咥え来りけり
    ★明日祭り音のかそけき真夜の雨
    ★翡翠の潜りし水の噴火せり

  40. 多田有花
    2024年6月20日 12:09

    自由な投句箱
    ステーキ重食べる涼しき卓につき
    鹿よけに守られ青き紫陽花咲く
    あじさいを飾る神社の手水鉢

  41. 桑本栄太郎
    2024年6月20日 16:07

    自由な投句箱
    ★あじさいの紺の色濃く雨を待つ
    ★木蔭ゆく朝の散歩の夏日かな
    ★ふんぷんと匂い立ち来る草刈り機

  42. 廣田洋一
    2024年6月20日 17:59

    自由な投句箱
    ★百合の花大きく開き蕊光る
    ★お互いにそっぽ向きたる百合の花
    ★河骨や池のよどみに黄の澄みて

  43. 弓削和人
    2024年6月20日 22:32

    Unknown
    自由な投句箱
    ●つりがね草こぼれんばかりの袋提げ
    ●だんだんと緑の濃ゆる青嶺かな
    ●路の照りへ土より離れ蚯蚓出づ