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コメント
転記
多田有花 2019-04-11 09:01:59
うららかや廃線跡をハイキング
渓流と桜を愛でしハイキング
トンネルの闇の向こうに春の昼
自由な投句箱
★砂浴びの穴の五六個牡丹百合
★咲き満ちて烈風にあう杏かな
★利根川の煌煌とせる桃の花
自由な投句箱
★うつすらと白き流れや春の雲
★ビルの窓白く光れる春の雲
★逆上がりやつと出来たり春の雲
自由な投句箱
★坂道をたゆとう歩む花の屑
★花びらの舞いて散り初む花あはれ
★風吹かば誰れぞ留めん花吹雪
自由な投句箱
陽光の入り陽に続く春の海
にぎやかに満開近きシデコブシ
白々と街路両側シデコブシ
自由な投句箱
のどけしや残る枕木踏みつゆく
トンネルを出れば鉄橋風光る
遠目にも大きく見えて江戸彼岸
自由な投句箱
★目覚ましを止めて遠ざけ朝寝かな
★大朝寝時計は鳴らず烏も鳴かず
★朝寝など許されぬ旅吉野山
自由な投句箱
★上り簗越後魚沼魚野川
★水荒き春の魚野川(うおの)の簗場かな
★春なると決まって出づる恙かな
自由な投句箱
★校門の花や早くも花吹雪
★花屑の舞いて立ち居りつむじ風
★赤白黄斑もありぬチューリップ
自由な投句箱
飛花落花飛騨川の峪崖深し
友見舞う窓辺に飛び交う初燕
満開を見上げる空の飛行体
自由な投句箱
山頂まで三葉躑躅の道をゆく
ものの芽の彼方に山の連なりが
山ひとつ登って下りる谷朧
自由な投句箱
★遠山はまだ銀嶺や桜狩
★花筵ギター片手に乾杯す
★うとうとと辞書に顔伏し亀鳴けり
自由な投句箱
★仔馬跳ね草露跳ねる牧の朝
★大流星しっかり継ぎし仔馬かな
★馬の仔の額の白は母親似
自由な投句箱
★平成の御代を惜しめり花吹雪
★散り敷きてなほ蘂酔ふや花あはれ
★休日の園の花壇にチューリップ
自由な投句箱
★欅大衆の山風を鷲づかみ
★夜桜や二人乗りたる観覧車
★傘寿にて趣味は二つよ亀の鳴く
自由な投句箱
★行き付けの書店閉じられ春惜しむ
★春惜しむ丹沢の山煙りをり
★道端に咲く花々に春惜しむ
自由な投句箱
廃線の枕木のそばすみれ咲く
すみれ咲くアスファルトに咲く花として
青空に花見の歌の聞こえ来る
自由な投句箱
★山並の京へとつづく花の雲
★土手草の青む車窓や阪急線
★からし菜の中州占めたり桂川
自由な投句箱
初燕池の賑わい始まれる
初燕鏡のような水面に
今年また無人駅舎につばくらめ
自由な投句箱
★山風に白波立ちて蝌蚪の紐
★背景は真っ青な空嶺桜
★いざ跳ばん草掴みたる初蛙
自由な投句箱
静かなる古刹は花にあふれおり
山桜その大きさを見上げおり
花は咲く誰も訪ねぬ山中に
自由な投句箱
★人気無き通りにかさと春落葉
★滑り台順番待ちの春落葉
★二三枚川に浮かびし春落葉
自由な投句箱
青空へ揺れて楢の木芽吹きけり
芽吹き盛ん相生山の膨れけり
豆の花豆にならんと咲きにけり
自由な投句箱
★建仁寺土塀の中に花かりん
★花屑の舞いて立ち居りつむじ風
★花虻や幼き日々の母想う
自由な投句箱
★うぐいすや暁の厨の忙しかり
★夕映えの一朶の雲や花あんず
★洋洋と榛名湖蒼き春日傘
自由な投句箱
花びらの先に伸び行く飛行機雲
桜咲く絶えず小鳥をとまらせて
こんな見事な桜をひとりで見る
自由な投句箱
★白き紐ゆらゆら揺れる雪柳
★零れさうでこぼれぬ花や雪柳
★せせらぎのたゆみなき音雪柳
自由な投句箱
春水分け真鯉緋鯉が餌による
塗りたての畔真昼の日を返す
走り去る車の風やすみれ咲く
自由な投句箱
★花屑の酔いたるようにうすき紅
★せせらぎへ枝の残花や高瀬川
★花屑の風にたゆとうにわたずみ
自由な投句箱
★溶岩原の広漠とあり麦青む
★噴煙の韋駄天走り花りんご
★たんぽぽや赤城七峰靄の中
自由な投句箱
青空に映えし桜と甍かな
鳥になり潜り込みたし花のなか
すでに風心地よきかな花の下
自由な投句箱
★奈良漬や吉野の山の別れ霜
★霜の別れとつくに済ませ湘南は
★白々と別れ霜なり狭庭かな
自由な投句箱
★花屑の祇園白川勇歌碑
★花屑の酔いたるようにうすき紅
★笹の葉の天より降りぬ竹の秋
自由な投句箱
蒼天がこぼすネモフィラ紫に
蒼天の色がこぼれてネモフィラに
残る鴨二匹そろいて水脈を引く
自由な投句箱
風のたび空へ花びら放ちおり
花吹雪視線あげれば遠き島
絶え間なく花びら降り注ぐ山路
自由な投句箱
★わたらせのトロッコ列車桃の花
★せめぎ合う激しき鋭声百千鳥
★うぐいすやボート漕ぎ行く山上湖
自由な投句箱
★ちょんちょんと何か啄む雀の子
★丸まりて辺り見回す雀の子
★鳥かごには落ち着かざりし雀の子
自由な投句箱
★さくら蘂降るや地道の川辺行く
★川に添い鳶の高舞い風光る
★すかんぽの赤き穂が伸び夕暮るる
自由な投句箱
★うぐいすや棚田の水の満ちにける
★菜の花や千曲流るる詩の里
★青空へ万朶の花や鳥の声
自由な投句箱
頂の小楢の芽吹き銀色に
囀りの山より見やる沖青し
坂下る桜吹雪を浴びながら
自由な投句箱
★白藤や斎庭を香り満たしをり
★房の先未だ開かぬ藤の花
★小さき風ゆったり揺れる藤の房
自由な投句箱
★放課後のドッジボールや春嵐
★若芝の足裏(あうら)ふかふか跳ねいたり
★入園のすでに過ぎたりすみれ咲く
自由な投句箱
★放課後のドッジボールや春嵐
★若芝の足裏(あうら)ふかふか跳ねいたり
★入園のすでに過ぎたりすみれ咲く
自由な投句箱
★我が郷は赤城根っこしつばくらめ
★さえずりや浅間南面斑なり
★松籟に乗りてふわりと雀の子
自由な投句箱
<湖北・海津大崎三句>
お花見や湖北の駅に降り立ちぬ
満開の桜湖岸を縁取りぬ
奥琵琶湖残雪の山遠望す
自由な投句箱
★厚化粧の熟女の如し八重桜
★斎場や塀際に散る八重桜
★桜並木どんじり締める八重桜
自由な投句箱
★ぐずぐずの飛行機雲や春の空
★それぞれの花色選び蝶の昼
★散りしきる傍へ咲き初む八重桜