※当季雑詠3句(春の句・冬の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
🍃 🍃 🍃 🍃 🍃 🍃
今日の俳句『現代俳句一日一句鑑賞』(髙橋正子著)より
右端に🌸の印が付いている句は、(現)または(元)花冠会員の句
名前の右端に🍁の印が付いている句は、花冠に縁の深い方の句
※投句は、一日1回3句に限ります。
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※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
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今日の俳句『現代俳句一日一句鑑賞』(髙橋正子著)より
右端に🌸の印が付いている句は、(現)または(元)花冠会員の句
名前の右端に🍁の印が付いている句は、花冠に縁の深い方の句
3月10日
★雲雀しばらくあるく我等の行く先を 川本 臥風(かわもと がふう)🍁
3月9日
★菜の花や小学校の昼げ時 正岡 子規(まさおか しき)
3月8日
★雲雀落つ谷底の草平らかな 臼田 亞浪 (うすだ あろう)🍁
3月7日
★春寒し水田の上の根なし雲 河東 碧梧桐(かわひがし へきごどう)
3月6日
★鞦韆に腰かけて読む手紙かな 星野 立子(ほしの たつこ)
3月5日
★欅大樹の空をあまさ芽立ちけり おおにし ひろし🌸
3月4日
★葛飾や桃の籬(まがき)も水田べり 水原 秋櫻子(みずはら しゅうおうし)
3月3日
★真っ青な北をめざして雁帰る 渋谷 洋介(しぶや ようすけ)🌸
3月2日
★蝶追うて春山深く迷ひけり 杉田 久女(すぎた ひさじょ)
3月1日
★ものの芽に風荒々し月替わる 山野 きみ子(やまの きみこ)🌸
コメント
自由な投句箱
★春や春水の諍い山の川
★湖へいざなう径や百千鳥
★山風に耐えてふとぶと牡丹の芽
Unknown
囀を空耳とする湖の家
チューリップ凛とのびのび人迎え
白鳥の帰る湖面の孤愁かな
自由な投句箱
河川工事進むや残る鴨のいて
春雨の降りてやみての一日に
三月の始まる真白き朝靄に
自由な投句箱
★曇りても午後は快晴三月に
★芽吹き初めうすきみどりや雪柳
★木々の枝の芽吹き初めたる三月に
自由な投句箱
★春風や鳥のいざなう桃源郷
★眼間の赤城どっしり日永かな
★榛名嶺にいざよう雲や春の川
自由な投句箱
★紫の風信子咲き立子の忌
★雛あられ母の遺影に備えけり
★折紙の大人形や雛祭
自由な投句箱
★ほたほたと夢を見て居り朝寝かな
★君に逢い哀しみばかり春の夢
★春睡や夢のつづきを見ま欲しき
Unknown
チューリップ蕊まもる萼の夜夜濃しき
雲水の作務の手習い雪解くる
雪解川せきどめるものなく音流る
自由な投句箱
★いたいけの小犬駆け来る春の夕
★一人静いたく古りたる机かな
★春暁のぶり返したる寒さかな
自由な投句箱
熱下がり鰆の刺身口溶けぬ
粕汁にがごめのトロミ父の味
群生す北国生まれの黄水仙
自由な投句箱
ヨーデルの明るき調べ三月に
目覚めれば風雨激しき雛祭
春嵐宅配荷物届きけり
自由な投句箱
★土紙も箱もありたる古ひひな
★しつとりと在所潤し春の雨
★さざ波の水面ばかりや鳥雲に
自由な投句箱
★しゃぶしゃぶの鍋に鮮やか和布かな
★立子の忌墓碑を洗える春の雨
★鎌倉の余寒の風や段葛
自由な投句箱
ゆっくりと空き家を後に梅の庭
梅に寄らば禽たちまに枝離る
菓子前に澄まし顔なる内裏雛
自由な投句箱
★忽然と北を目指して帰雁かな
★今朝はまた沼広くせる帰雁かな
★この沼に一羽残して帰雁かな
自由な投句箱
★春雪や電車止まるを惧れけり
★湘南は縁なきものと春の雪
★春三日月夕星下に控えをり
自由な投句箱
雪の朝踏みし足跡父のあと
冬烏葉脈残しぽつんと花
自由な投句箱
★今朝もまたけぶるようなり木の芽雨
★木々の枝の芽吹きうながす雨降りぬ
★炊きあがり告げる釜の音春の昼
自由な投句箱
新しき電波時計や春動く
春遅し冷たき風雨窓を打つ
ショルキーをかけて弾きおり春の歌
自由な投句箱
毛氈にフィギア加わり雛祭
白梅の一枝添える見舞菓子
園バスの手遊び歌や春の夕
自由な投句箱
★いたいけな小魚嘴へ雉子かな
★子に餌をいそしみ運ぶ春の鳥
★春寒を忘れ園児の庭狭し
自由な投句箱
★強風に傘裏返る春の雨
★強談判決裂したる春の闇
★庭先で発電したる風車
自由な投句箱
黒髪のまっすぐ長し春の雨
「はなあかり」出発します春の雨
春雨に煙れる城を遠望す
自由な投句箱
★申告を終えてびんぼう確定す
★春雨の止みて峡なる雲奔る
★こつ然とぞろぞろいずる地虫かな
Unknown
春寒し足指ほぐす熱湯かな
春動し午後の小雨にひかりなり
春雪に鼻くんくんと秋田犬
自由な投句箱
★山山を抱く風あり春の暁
★月明かり頂く嶺の朧かな
★久々の雨や草木の舞い姿
自由な投句箱
★卒業式終えたる校舎静まりぬ
★沈丁花小さくはぢけし白さかな
★黄水仙雨に打たれて傾ぎをり
自由な投句箱
梅咲かす家の続きぬ沿線に
春雨が淡路も橋も隠しおり
春雨にうたれる車内みなスマホ
自由な投句箱
丹精の紅菜苔摘む春の夕
寒すずめ葉を食べ尽くし光る蕊
Unknown
鳥帰るビニールハウスに雪しぐれ
雪間よりぬくとき土の国あらわ
囀りや雪のまだらに湖畔道
自由な投句箱
啓蟄の草木が雨にうたれおり
啓蟄や歩幅を広く歩みおり
永き日を会計窓口に並ぶ
自由な投句箱
★いち早く利根の目覚めし春の波
★いずちより聞こゆ鳥声春の暮
★一天を広げ早々帰雁かな
自由な投句箱
<故郷の海の追憶>
★海苔掻きや潮目沖へと流れおり
★春潮の彼方に見ゆや隠岐の島
★水平線の円く見え居り春の海
Unknown
波瑠窓に春雪うつす終のバス
はだれ野に人の足あと獣のあと
雪解けの澄みし一水湖に帰す
自由な投句箱
豚肉と菜花のみどり炒めたり
春の雪ぺたり車の屋根鳴らす
凜と立つただ一輪の黄水仙
自由な投句箱
★偽りのなき純白の梅の花
★糸遊や今も榛名に丸太橋
★夕暮れの沼を渡りし雉の声
自由な投句箱
★春場所や強さ見せるか新横綱
★金色の蕊は変わらず落椿
★遅れたる友の姿や陽炎える
自由な投句箱
★走り根のむくむく走る春日かな
★料峭の竹林こきと風の声
★ほそき枝のほつほつ芽吹くゆきやなぎ
自由な投句箱
★今日の利根いとど荒れけり雪解山
★山の沼帰雁の後の水の色
★妙義嶺の奇岩顕わや春驟雨
自由な投句箱
★何処からか讃美歌聞こゆ春の朝
★庭先のしだれ梅てう三分かな
★豆の花支柱の丈にまだ足らず
自由な投句箱
★春塵や巌打つ風の定かなる
★百千鳥名のいちいちは知らざりし
★庭翔ける春の鶫の速きかな
自由な投句箱
春の霜溶け行くなかを中学生
春の朝まず洗濯に始まりぬ
家並みを抜けし朝日が菜の花へ
自由な投句箱
★春疾風眠れる枝を揺さぶりぬ
★薔薇の芽の赤く色づき雨上がり
★踏青や道を下れば川堤
自由な投句箱
★あおぞらの視界ぐるりと風光る
★辛夷の芽今かいまかと咲く構え
★稜線の今朝の確たり春の嶺