※当季雑詠３句（秋の句）を＜コメント欄＞にお書き込みください。
※投句は、一日１回３句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。（例：唐辛子など）
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
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今日の俳句『現代俳句一日一句鑑賞』（髙橋正子著）より
名前の右端に🌸の印が付いている句は、（現）または（元）花冠会員の句
名前の右端に🍁の印が付いている句は、花冠に縁の深い方の句
１０月３１日
★わが触れて来し山の樹や秋深し 中村 汀女（なかむら ていじょ）
１０月３０日
★鰯雲甕担がれてうごき出す 石田 波郷（いしだ はきょう）
１０月２９日
★朝霧の晴れて港に外国船 安増 恵子（やすます けいこ）🌸
１０月２８日
★菊活けられ水の硬さに茎立ちぬ 脇 美代子（わき みよこ）🌸
１０月２７日
★啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 水原 秋櫻子（みずはら しゅうおうし）
１０月２６日
★雁一聯窓の一画截り去ぬる 臼田 亞浪（うすだ あろう）
１０月２５日
★朴の葉の落ちをり朴の木はいづこ 星野 立子（ほしの たつこ）
１０月２４日
★桐一葉日当たりながら落ちにけり 高浜 虚子（たかはま きょし）
１０月２３日
★露草を踏みつけ朝の測量に 加納 淑子（かのう としこ）🌸
１０月２２日
★爛爛と昼の星見え菌生え 高浜 虚子（たかはま きょし）
１０月２１日
★朝霧の玄関声が先に入る 日野 正人（ひの まさと）🌸
コメント
自由な投句箱
★なだらかな沼の水面へ紅葉かな
★三頭の秋蝶舞えり沼の岸
★一斉に小魚跳ねし秋の沼
自由な投句箱
★縁側に一枚立てかけ障子貼る
★最後に霧を吹きかけ障子貼る
★昼日中旧友と酌む温め洒
転記/桑本栄太郎
(桑本栄太郎)
2024-10-21 17:14:50
★ふるさとの大山想う直哉の忌
★秋冷や見るべきほどの事は見き
★どこまでも風吹き抜ける刈田かな
自由な投句箱
★鳥声の途絶えし沼や秋の蝶
★四頭の黄蝶遊ぶや沼の秋
★ぴょんぴょんと跳ねし小魚秋の沼
自由な投句箱
合掌のマリアの像へ菊の花
木星が月の隣を通る夜
高く鳴きわれはここぞと鵙の朝
自由な投句箱
★歩みゆくほどに静寂や草ひばり
★穴あきの彩の錦や柿もみじ
★ゑのころの風の吹くまま逆らわず
自由な投句箱
★恙なく今日も終えたり温め酒
★漫勉に霧吹きかけて障子貼る
★秋深し逝きたる友に献杯す
自由な投句箱
先程投句した句に誤りが有りましたので訂正致します。
（誤）漫勉に霧吹きかけて障子貼る
（正）満遍に霧吹きかけて障子貼る
以上宜しくお願い申し上げます。
自由な投句箱
★銀鱗を光らす魚や沼の秋
★ひねもすの草野球なり神無月
★鳴きながら秋翡翠の沼の辺を
自由な投句箱
帰天せし人の墓前に菊花かな
異国の人眠れる晩秋の墓所
どんよりと曇りて霜降の夜明け
自由な投句箱
★梢ほど空の明るき銀杏黄葉
★休耕の畑のにぎわう泡立草
★大木の天に香りぬ金木犀
自由な投句箱
★張り替えて障子明るし鳥の声
★荒れし跡すっきりしたる秋の川
★大玉と小玉を混ぜて林檎買う
コメント
低くともわが名は背高泡立草
群れて咲く黄花コスモス陽を招く
廃屋に蔦の紅葉の始まりぬ
自由な投句箱
★行く秋を長きすそ野に味わいし
★晩秋の青き松葉や蒼き空
★秋雲の点となりしや赤城山
自由な投句箱
★駅前の赤提灯や温め洒
★旅空に友と二人で温め酒
★沈みたる木の葉艶やか秋の川
Unknown
●夕の宿レモン欠片に身の軽し
●栗飯の実のみちみちて友親し
●湖の外輪山や薄紅葉
自由な投句箱
★推し活の選挙支援や秋うらら
★秋灯の尾灯つづくよ9号線
★暮れなずむ嶺の真つ赤ぞ秋入日
自由な投句箱
★上り行く初鴨三羽街の川
★土手道や泡立草の花盛り
★縄のれん女将の酌で温め酒
自由な投句箱
木の実落つ墓苑にしばし坐しており
秋深し最前列は戦死者よ
陽は明るく紅葉かつ散る桜なり
自由な投句箱
★十月や賑わい増せり山の幸
★満腹の雑魚跳ね出で秋の沼
★鵯の嘴よりこぼす赤き実を
自由な投句箱
★朝露の靴ぬらしつつ川辺行く
★修繕の畳ふすまや秋一日
★袖ものの濯ぎひと竿秋日和
Unknown
●夕暮に隠れる靴のゐのこづち
●本棚のぬくみの色の木の実かな
●朝寒や引き戸に廊下音響き
自由な投句箱
干し物や下弦の月の空高く
秋真昼ハイビスカスはなお赤し
MRIの轟音の中末の秋
自由な投句箱
★稲滓火の煙棚引く山の里
★鬼貌となりて仕舞いぬ芙蓉の実
★あばたとて持て囃さるる杜鵑草
自由な投句箱
★秋草を紐解く如くわけ進
★上下するへら浮子ありし沼の秋
★へら浮子の微動だにせぬ暮の秋
Unknown
●夕雨や車窓をさやぐ蕎麦の花
●露草の小径はどこも憩うとこ
●ゐのこづち野辺から遠く競い合い
自由な投句箱
庭のコキア紅葉して人を待つ
穂をつけてひつじ青さを保ちおり
端正に花びら広げ秋の薔薇
自由な投句箱
★手のひらを開くや秋の日の温み
★へら浮子の垂直に立ち沼の秋
★水天を狙いし秋の翡翠ぞ
自由な投句箱
★外つ人の白人多し秋の京
★行き交える花見小路や秋日さす
★穂すすきの中州占めをり桂川
自由な投句箱
★薄紅の雲や夕餉の四畳半
★一匹の蜻蛉とまるや沼の葦
★蜻蛉と亀の競演沼の岩
自由な投句箱
★今朝秋の川に佇む鷺一羽
★撫でまわし凸凹多き林檎買う
★選挙終え悲喜こもごもの秋行けり
自由な投句箱
電車過ぐえのころぐさを揺らしつつ
柿たわわ鈍色瓦の上にあり
飛行機雲やがてほぐれてうろこ雲
自由な投句箱
★穂すすきの解け波打つ花壇かな
★秋草や売地看板埋もりて
★野いばらの尖る実生や黄の色に
自由な投句箱
★小魚や秋翡翠の喉ふとし
★風も無き葦にとまりし秋翡翠
★ゆっくりと沼の小岩に秋の亀
自由な投句箱
秋草の蒼空へ高く背を伸ばす
光陰は矢の如しなり赤まんま
秋の日のジャングルジムを上り下り
自由な投句箱
★帽子ごと拾い来たるや櫟の実
★曇りいて更に明るき銀杏黄葉
★橡の葉の繁れどすでに実の在らず
自由な投句箱
★甲板のありや無きかの秋時雨
★船を待つ子ら賑やかに秋深し
★斜張橋白く濡れたり冬近し
Unknown
●行秋の水戸の駅舎に小雨かな
●秋風や街灯ひとつ消えており
●秋晴を胸いっぱいに低き山
自由な投句箱
★ぴちぴちと小魚跳ねる沼の秋
★さらさらと稲の触れ合う田道かな
★冷まじや波の穂先の尖りける
自由な投句箱
部屋に籠りぬ晩秋の雨の午後
秋曇遊具に遊ぶひとときよ
紅葉忌恋は金より尊いか
自由な投句箱
★末枯れを誘う雨なり並木道
★この道の銀杏並木や末枯るる
★林檎剥く蜜の香りの漂いぬ
Unknown
自由な投句箱
・飛び急ぐ鴉群れなし秋の夕
・秋の夜半手紙の返書封はせず
・秋の蚊や利き手に留まるを仕留めけり
自由な投句箱
柿をもぐ人あり甘柿かと尋ぬ
道の辺の畑の小菊を愛で歩く
コスモスや風に吹かれて乱れ咲く
自由な投句箱
★水天を割し野鳥や秋の声
★秋声を聴けり赤城の風のごと
★下り簗利根の閃く流れかな
Unknown
自由な投句箱
★餌求め群れ来る鴎暮れの秋
★ひつじ田や水の溜まりし雨上がり
★曲がる度彩り変わる秋の山