自由な投句箱/10月21日~31日 2021年10月22日 15:39 | Weblog ※当季雑詠3句(秋の句)を<コメント欄>にお書き込みください。 ※投句は、一日1回3句に限ります。 ※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。 ※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。 ※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。 代表:高橋正子・管理:高橋信之 X Facebook はてブ LINE コメント 廣田洋一 2021年10月21日 10:09 自由な投句箱 ★辺りの星みな狩られしや後の月 ★再会の挨拶続く暮の秋 ★多摩川の波の鎮まり暮の秋 返信する 小口泰與 2021年10月21日 13:10 自由な投句箱 ★ひょこひょこと風に尾を振る犬子草 ★無為と言う日や秋の赤城山 ★蜂の子を当てに今宵はひとり酒 返信する 多田有花 2021年10月21日 16:01 自由な投句箱 秋惜しむ住み慣れし街を歩きつつ 晩秋の満月山の端にかかり いま見えし月にたちまち叢雲 返信する 多田有花 2021年10月21日 16:07 お礼 高橋句美子さまより『俳壇』11月号、本日届きました。 この場をお借りしまして御礼申し上げます。 精選アンソロジー作家特集に掲載された俳句を拝読しました。 好きな句は「四方より遠く響いて秋の蝉」です。 初秋の空間の広がりが感じられます。 何ともいえず不思議な心地よさに浸ります。 返信する 桑本栄太郎 2021年10月21日 18:00 自由な投句箱 ★鼻をつく野辺のけぶりや秋の暮れ ★穭田のひつじ穂傾ぎ来たりけり ★休耕の畑の明かりや泡立草 返信する 廣田洋一 2021年10月22日 9:28 自由な投句箱 ★そこだけは雲払われし十三夜 ★草々の雨に濡れたる暮の秋 ★小雨降る街ひえびえと暮の秋 返信する 小口泰與 2021年10月22日 12:53 自由な投句箱 ★秋うらら赤城しぐれの口に溶け ★蜻蛉の同じ草へとまた止まり ★赤信号秋の蜂入る車かな 返信する 多田有花 2021年10月22日 15:59 自由な投句箱 夜も更けて鹿の声また響きおり 敗荷や古本の小口やや黄ばみ 日の出待つ刈田の湿りを見て立ちぬ 返信する 桑本栄太郎 2021年10月22日 18:40 自由な投句箱 ★鵙晴や更に伸びゆく万歩計 ★石垣に石蕗の花咲く村の辻 ★目の前を番い過ぎ行く赤とんぼ 返信する 廣田洋一 2021年10月23日 9:16 自由な投句箱 ★中天に残れる月の柔きかな ★道端の木の実浚ひて暮の秋 ★久闊を叙したる友と温み酒 返信する 小口泰與 2021年10月23日 13:39 自由な投句箱 ①汀まで続く尾花へ夕日かな ②湧き出づる羽音の綾や秋の蝶 ③紅葉の山湖や水漬く捨小舟 返信する 多田有花 2021年10月23日 15:04 自由な投句箱 秋寒が鶴瓶落としの如く来る 風強き霜降の町を歩きけり うす紅の薔薇ひらき初め霜降に 返信する 桑本栄太郎 2021年10月23日 19:01 自由な投句箱 ★雲影の走り去り行く秋の嶺 ★穂芒の川に沿い行く地道かな ★さざ波の底の煌めく秋の川 返信する 廣田洋一 2021年10月24日 10:05 自由な投句箱 ★夜明け前仰ぎ見たるや寝待月 ★晴れ渡る空に上れり後の月 ★頃合をはかる女将や温め酒 返信する 小口泰與 2021年10月24日 10:07 自由な投句箱 ★秋の暮街騒近し選挙カー ★夕映えの浮子の当たりや鰯雲 ★山径に冥利たまわる木通かな 返信する 多田有花 2021年10月24日 17:48 自由な投句箱 秋桜すっかりひかれてしまいけり 唐突に寒さ押し寄せ残る菊 秋の蝶風の強さに負けずあり 返信する 桑本栄太郎 2021年10月24日 18:12 自由な投句箱 ★仁和寺の竜王戦とや秋日さす ★秋日さす中洲白きや桂川 ★穂芒の風の行方を示しけり 返信する 川名ますみ 2021年10月24日 23:21 自由な投句箱 一音に秋声集む協奏曲(コンチェルト) ひと粒ずつ葡萄をハンドジューサーに ジューサーへ葡萄を宝石掬うごと 返信する 小口泰與 2021年10月25日 9:18 自由な投句箱 ★杣宿の蜂の子飯や漆椀 ★雨来るらし懸崖菊の在り所 ★大岩をわきまえ流る秋灯かな 返信する 多田有花 2021年10月25日 14:11 自由な投句箱 秋寒や毛布一枚起きて出す 明け遅く暮れ早くなる夜長かな 薔薇いろいろ咲かせ秋の陽だまりに 返信する 廣田洋一 2021年10月25日 17:25 自由な投句箱 ★秋澄めり句誌45年祝ひかな ★遊覧船客を待ちたる秋の海 ★受賞者の襟元飾る秋の薔薇 返信する 桑本栄太郎 2021年10月25日 19:12 自由な投句箱 ★見下ろせば雨に色づく窓の秋 ★秋冷や殊更寒き今朝の雨 ★辻に出で行方ためらう秋寒し 返信する 小口泰與 2021年10月26日 8:48 自由な投句箱 ★落鮎や利根を離れて忘じける ★山風に秀つ枝の通草破顔せり ★秋雨や女工哀史の峠道 返信する 廣田洋一 2021年10月26日 10:58 自由な投句箱 ★行く先は謎のままなる秋の旅 ★小雨決行バスで快適秋の旅 ★秋時雨鷹は小屋にて眠りをり 返信する 多田有花 2021年10月26日 13:51 自由な投句箱 炒めおり茸いくつもとり混ぜて ショパン弾く電子ピアノの夜長かな 爽やかに三日月ポーズ雲仰ぐ 返信する 桑本栄太郎 2021年10月26日 17:58 自由な投句箱 ★見上げれば梢散り初む銀杏黄葉 ★野辺行けばメールのありぬ刈田晴 ★しなだれて茎に縋りぬ秋の茄子 返信する 小口泰與 2021年10月27日 8:46 自由な投句箱 ★渡り鳥彼方に忘ず人数多 ★蒟蒻を煮返す夕餉温め酒 ★禁漁の渓や川沿い蔦紅葉 返信する 廣田洋一 2021年10月27日 10:01 自由な投句箱 ★秋時雨ビニールハウスの白く濡れ ★屋根瓦色濃くしたり秋時雨 ★秋時雨遠くの空は晴れてをり 返信する 多田有花 2021年10月27日 10:10 自由な投句箱 やや寒に齧りしダークチョコレート 秋の鶺鴒日向へと走り出る カラフルに傘干すベランダ秋うらら 返信する 桑本栄太郎 2021年10月27日 18:22 自由な投句箱 ★黄落と云えど紅の葉交りけり ★梢より散り初めいたる銀杏黄葉 ★冷まじやビルの足場の青空に 返信する 廣田洋一 2021年10月28日 11:23 自由な投句箱 ★秋惜しむ橋の下なる鯉の群 ★秋惜しむ吹奏楽のマーチかな ★行く秋の道辺に咲きし白き花 返信する 小口泰與 2021年10月28日 14:42 自由な投句箱 ★夕映えの秋ばら早も風に乗る ★逆光の芒や沼の鳥の声 ★釣糸の荻へ絡むや魚の影 返信する 多田有花 2021年10月28日 15:31 自由な投句箱 秋薔薇のなかへ小さき蝶の来て 蕾には蕾の美あり秋の薔薇 秋深しそれでも薔薇は咲き始め 返信する 桑本栄太郎 2021年10月28日 17:54 自由な投句箱 ★竹垣の灯りとなりぬ烏瓜 ★土壁の塀の崩るる里の秋 ★末枯の来たる在所や乙訓郷 返信する 小口泰與 2021年10月29日 8:48 自由な投句箱 ★牛膝犬の尾に付き吾につき ★沼風と共に来るや荻の声 ★露草や色なき空の佐久平 返信する 廣田洋一 2021年10月29日 10:51 自由な投句箱 ★去りし人助っ人に呼ぶ村祭 ★行く秋や色付き初めし銀杏の葉 ★花芒背丈揃えて光りをり 返信する 多田有花 2021年10月29日 17:34 自由な投句箱 爽やかに千日紅を咲かす家 秋の陽が稜線の木々光らせる 秋うららベランダに出て昼食を 返信する 桑本栄太郎 2021年10月29日 18:11 自由な投句箱 ★ベランダのコキア色づく秋高し ★野菊咲く丘の田道や山の里 ★帽子脱ぎ日向にありぬ櫟の実 返信する 多田有花 2021年10月30日 16:11 自由な投句箱 秋薔薇を咲かせし人と立ち話 北窓も南の窓もうろこ雲 夢うつつ妻恋う鹿の声を聞く 返信する 廣田洋一 2021年10月30日 18:10 自由な投句箱 ★朝寒に残れる月の白きかな ★ラジオ体操めげずに集ふ朝寒み ★朝寒に姿勢正して散歩道 返信する 桑本栄太郎 2021年10月30日 18:33 自由な当句箱 ★山里の甍きらめく秋日かな ★うす青き煙のぼりぬ峡の秋 ★柿灯る軒端なりしや山の里 返信する 廣田洋一 2021年10月31日 9:41 自由な投句箱 ★松茸の一本ずつに荒目籠 ★松茸を四本に分けて焼きにけり ★ハロウィンや窓一面に魔女が行く 返信する 小口泰與 2021年10月31日 14:20 自由な投句箱 ★落人の里に吊るさる烏瓜 ★残照の山見ゆるとこ熟柿かな ★奥利根の山懐の刈田かな 返信する 多田有花 2021年10月31日 16:25 自由な投句箱 野鶏頭いよいよ赤く燃えにけり つなぎ着て幼き兄弟秋の畑 ハロウィンの夜明けの雨を聞いている 返信する 桑本栄太郎 2021年10月31日 18:13 自由な投句箱 ★稲滓火のけぶり棚引く在所かな ★穭田のひつじ穂傾ぎ来たりけり ★人型(ひとがた)の田面に立つや今年藁 返信する 小口泰與 2021年11月1日 10:32 自由な投句箱 ★奥利根の星響きあうつづれさせ ★草の実や羽音響かせ群雀 ★瓜坊や山畑かこう電気棚 返信する
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自由な投句箱
★辺りの星みな狩られしや後の月
★再会の挨拶続く暮の秋
★多摩川の波の鎮まり暮の秋
自由な投句箱
★ひょこひょこと風に尾を振る犬子草
★無為と言う日や秋の赤城山
★蜂の子を当てに今宵はひとり酒
自由な投句箱
秋惜しむ住み慣れし街を歩きつつ
晩秋の満月山の端にかかり
いま見えし月にたちまち叢雲
お礼
高橋句美子さまより『俳壇』11月号、本日届きました。
この場をお借りしまして御礼申し上げます。
精選アンソロジー作家特集に掲載された俳句を拝読しました。
好きな句は「四方より遠く響いて秋の蝉」です。
初秋の空間の広がりが感じられます。
何ともいえず不思議な心地よさに浸ります。
自由な投句箱
★鼻をつく野辺のけぶりや秋の暮れ
★穭田のひつじ穂傾ぎ来たりけり
★休耕の畑の明かりや泡立草
自由な投句箱
★そこだけは雲払われし十三夜
★草々の雨に濡れたる暮の秋
★小雨降る街ひえびえと暮の秋
自由な投句箱
★秋うらら赤城しぐれの口に溶け
★蜻蛉の同じ草へとまた止まり
★赤信号秋の蜂入る車かな
自由な投句箱
夜も更けて鹿の声また響きおり
敗荷や古本の小口やや黄ばみ
日の出待つ刈田の湿りを見て立ちぬ
自由な投句箱
★鵙晴や更に伸びゆく万歩計
★石垣に石蕗の花咲く村の辻
★目の前を番い過ぎ行く赤とんぼ
自由な投句箱
★中天に残れる月の柔きかな
★道端の木の実浚ひて暮の秋
★久闊を叙したる友と温み酒
自由な投句箱
①汀まで続く尾花へ夕日かな
②湧き出づる羽音の綾や秋の蝶
③紅葉の山湖や水漬く捨小舟
自由な投句箱
秋寒が鶴瓶落としの如く来る
風強き霜降の町を歩きけり
うす紅の薔薇ひらき初め霜降に
自由な投句箱
★雲影の走り去り行く秋の嶺
★穂芒の川に沿い行く地道かな
★さざ波の底の煌めく秋の川
自由な投句箱
★夜明け前仰ぎ見たるや寝待月
★晴れ渡る空に上れり後の月
★頃合をはかる女将や温め酒
自由な投句箱
★秋の暮街騒近し選挙カー
★夕映えの浮子の当たりや鰯雲
★山径に冥利たまわる木通かな
自由な投句箱
秋桜すっかりひかれてしまいけり
唐突に寒さ押し寄せ残る菊
秋の蝶風の強さに負けずあり
自由な投句箱
★仁和寺の竜王戦とや秋日さす
★秋日さす中洲白きや桂川
★穂芒の風の行方を示しけり
自由な投句箱
一音に秋声集む協奏曲(コンチェルト)
ひと粒ずつ葡萄をハンドジューサーに
ジューサーへ葡萄を宝石掬うごと
自由な投句箱
★杣宿の蜂の子飯や漆椀
★雨来るらし懸崖菊の在り所
★大岩をわきまえ流る秋灯かな
自由な投句箱
秋寒や毛布一枚起きて出す
明け遅く暮れ早くなる夜長かな
薔薇いろいろ咲かせ秋の陽だまりに
自由な投句箱
★秋澄めり句誌45年祝ひかな
★遊覧船客を待ちたる秋の海
★受賞者の襟元飾る秋の薔薇
自由な投句箱
★見下ろせば雨に色づく窓の秋
★秋冷や殊更寒き今朝の雨
★辻に出で行方ためらう秋寒し
自由な投句箱
★落鮎や利根を離れて忘じける
★山風に秀つ枝の通草破顔せり
★秋雨や女工哀史の峠道
自由な投句箱
★行く先は謎のままなる秋の旅
★小雨決行バスで快適秋の旅
★秋時雨鷹は小屋にて眠りをり
自由な投句箱
炒めおり茸いくつもとり混ぜて
ショパン弾く電子ピアノの夜長かな
爽やかに三日月ポーズ雲仰ぐ
自由な投句箱
★見上げれば梢散り初む銀杏黄葉
★野辺行けばメールのありぬ刈田晴
★しなだれて茎に縋りぬ秋の茄子
自由な投句箱
★渡り鳥彼方に忘ず人数多
★蒟蒻を煮返す夕餉温め酒
★禁漁の渓や川沿い蔦紅葉
自由な投句箱
★秋時雨ビニールハウスの白く濡れ
★屋根瓦色濃くしたり秋時雨
★秋時雨遠くの空は晴れてをり
自由な投句箱
やや寒に齧りしダークチョコレート
秋の鶺鴒日向へと走り出る
カラフルに傘干すベランダ秋うらら
自由な投句箱
★黄落と云えど紅の葉交りけり
★梢より散り初めいたる銀杏黄葉
★冷まじやビルの足場の青空に
自由な投句箱
★秋惜しむ橋の下なる鯉の群
★秋惜しむ吹奏楽のマーチかな
★行く秋の道辺に咲きし白き花
自由な投句箱
★夕映えの秋ばら早も風に乗る
★逆光の芒や沼の鳥の声
★釣糸の荻へ絡むや魚の影
自由な投句箱
秋薔薇のなかへ小さき蝶の来て
蕾には蕾の美あり秋の薔薇
秋深しそれでも薔薇は咲き始め
自由な投句箱
★竹垣の灯りとなりぬ烏瓜
★土壁の塀の崩るる里の秋
★末枯の来たる在所や乙訓郷
自由な投句箱
★牛膝犬の尾に付き吾につき
★沼風と共に来るや荻の声
★露草や色なき空の佐久平
自由な投句箱
★去りし人助っ人に呼ぶ村祭
★行く秋や色付き初めし銀杏の葉
★花芒背丈揃えて光りをり
自由な投句箱
爽やかに千日紅を咲かす家
秋の陽が稜線の木々光らせる
秋うららベランダに出て昼食を
自由な投句箱
★ベランダのコキア色づく秋高し
★野菊咲く丘の田道や山の里
★帽子脱ぎ日向にありぬ櫟の実
自由な投句箱
秋薔薇を咲かせし人と立ち話
北窓も南の窓もうろこ雲
夢うつつ妻恋う鹿の声を聞く
自由な投句箱
★朝寒に残れる月の白きかな
★ラジオ体操めげずに集ふ朝寒み
★朝寒に姿勢正して散歩道
自由な当句箱
★山里の甍きらめく秋日かな
★うす青き煙のぼりぬ峡の秋
★柿灯る軒端なりしや山の里
自由な投句箱
★松茸の一本ずつに荒目籠
★松茸を四本に分けて焼きにけり
★ハロウィンや窓一面に魔女が行く
自由な投句箱
★落人の里に吊るさる烏瓜
★残照の山見ゆるとこ熟柿かな
★奥利根の山懐の刈田かな
自由な投句箱
野鶏頭いよいよ赤く燃えにけり
つなぎ着て幼き兄弟秋の畑
ハロウィンの夜明けの雨を聞いている
自由な投句箱
★稲滓火のけぶり棚引く在所かな
★穭田のひつじ穂傾ぎ来たりけり
★人型(ひとがた)の田面に立つや今年藁
自由な投句箱
★奥利根の星響きあうつづれさせ
★草の実や羽音響かせ群雀
★瓜坊や山畑かこう電気棚