自由な投句箱/10月1日~10月10日 2022年10月1日 22:20 | Weblog ※当季雑詠3句(秋の句)を<コメント欄>にお書き込みください。 ※投句は、一日1回3句に限ります。 ※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など) ※印の基準について。 「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。 主宰:高橋正子・管理:高橋信之 X Facebook はてブ LINE コメント 小口泰與 2022年10月1日 9:30 自由な投句箱 ★渓流の流れに乗りて紅葉かな ★竜胆や浅間の煙垂直に ★何時までも同じ枝に来る赤蜻蛉 返信する 多田有花 2022年10月1日 11:12 自由な投句箱 天空の青さを仰ぎ九月尽 澄む秋を郵便局まで歩きけり 金木犀香りぬ快晴の真昼 返信する 廣田洋一 2022年10月1日 13:52 自由な投句箱 ★一葉だけ紅葉したるや桜の木 ★鰯雲後に流れロマンスカー ★屏風絵の展覧会や秋の風 返信する 桑本栄太郎 2022年10月1日 17:59 自由な投句箱 ★さやけしや森の木蔭に鵤聞く ★生垣の高くつづきぬ金木犀 ★スーパーの今は更地にゑのこ草 返信する 弓削和人 2022年10月1日 22:31 Unknown 自由な投句箱 駅に着き迎えの車や秋の声 パソコンを膝に電車の灯下親しき 子のゆきし就職いずこ夜長かな 返信する 弓削和人 2022年10月2日 6:28 Unknown 申し訳ありません。訂正いたします。 子のゆきし就職いずこ夜長かな(訂正前) 子のゆかむ就職いずこ夜長し(訂正後) 返信する 小口泰與 2022年10月2日 10:08 自由な投句箱 ★朝毎に来鳴く蜩今朝は黙 ★桔梗の群咲く雨後の鳥の声 ★蓮の実のとびて遊船騒然と 返信する 廣田洋一 2022年10月2日 11:54 自由な投句箱 ★本堂の修理を終えて返り花 ★道の端白さ際立つ返り花 ★墓の前紅きつつじの返り花 返信する 桑本栄太郎 2022年10月2日 18:07 自由な投句箱 ★こもれ日の高き梢や鵙猛る ★狭庭なる団地の柿の色づける ★はらり落つ彩の五色や柿紅葉 返信する 多田有花 2022年10月2日 18:29 自由な投句箱 青々とひつじ田影も揃いおり 曼珠沙華畔に残りて鮮やかに 彼岸花の白きが群れて咲きにけり 返信する 弓削和人 2022年10月3日 0:03 Unknown 自由な投句箱 毀れたし家居へ重機秋暑し 水澄みて銀のさざなみたゆたいて 木犀の香りありしや花はなく 返信する 小口泰與 2022年10月3日 8:47 自由な投句箱 ★泊夫藍や童女の踊るフラメンコ ★里山の花辣韭へ沼の風 ★おしろいや沼へ残照ひと筋に 返信する 廣田洋一 2022年10月3日 9:57 自由な投句箱 ★柿の実の赤く色付く瓦屋根 ★天辺は鳥が味見す庭の柿 ★古民家の庭を明るく曼殊沙華 返信する 多田有花 2022年10月3日 14:00 自由な投句箱 おはように鵙高鳴きで答えおり その人と山の話などして仲秋 秋晴れをガラスのビルの全面に 返信する 桑本栄太郎 2022年10月3日 17:58 自由な投句箱 ★見上げれば青空ありぬ銀杏黄葉 ★合歓の実の干乾び垂るる池の上 ★吾が眉の白髪混じりや蛇笏の忌 返信する 弓削和人 2022年10月3日 21:57 Unknown 自由な投句箱 道すがら社を囲む竹の春 鶏頭の丈まちまちに咲きにけり 蜻蛉のあとさき翔びて失せにけり 返信する 小口泰與 2022年10月4日 8:54 自由な投句箱 ★木犀の香の双手より溢れ来し ★蓑虫の殻ころころと風の中 ★秋蝶の花からはなへ急ぎけり 返信する 廣田洋一 2022年10月4日 10:12 自由な投句箱 ★柿の葉の実より早く紅葉せり ★道の端黄色く染めし桜紅葉 ★桜黄葉ひらひら散りぬ川の面 返信する 多田有花 2022年10月4日 10:14 自由な投句箱 澄む秋の加古川鉄橋を渡る 刈田増える彼方に見えし淡路島 大橋の主塔を繋ぐ秋の雲 返信する 桑本栄太郎 2022年10月4日 17:53 自由な投句箱 ★合歓の実の莢の垂るるやその場所に ★びつしりと零余子抱き居り畑の朝 ★子供らのつるべ落としに遊ぶ庭 返信する 弓削和人 2022年10月4日 23:01 Unknown 自由な投句箱 颱風に備えし土嚢並び置く はち切れて団栗缶へ落ちて添う 橙のカンナにすくと茶の一本 返信する 弓削和人 2022年10月5日 7:32 Unknown 申し訳ありませんが、訂正いたします。 橙のカンナにすくと茶の一本(訂正前) 橙のカンナにすくっと茶の一本(訂正後) 返信する 小口泰與 2022年10月5日 7:40 自由な投句箱 ★濁り酒湯呑なみなみ注ぎにけり ★鴉舞い鵙の雄叫び盛んなる ★泡立草過疎の段畑にぎにぎし 返信する 廣田洋一 2022年10月5日 9:48 自由な投句箱 ★このところジムに来ぬ人秋の風 ★白き蝶秋に風受け軽やかに ★秋の風舞落ち来たる鳥の羽 返信する 廣田洋一 2022年10月5日 9:51 自由な投句箱 申し訳有りません。先に投句した二句目を訂正します。 (訂正前)白き蝶秋に風受け軽やかに (訂正後)白き蝶秋の風受け軽やかに 宜しくお願い致します。 返信する 多田有花 2022年10月5日 13:50 自由な投句箱 澄む秋やリクルートスーツの女学生 秋の日差しコンテナヤードに満ちており 秋の川またいで停まる電車かな 返信する 桑本栄太郎 2022年10月5日 17:26 自由な投句箱 ★朝冷えの風に色づく木々の枝 ★まるめろの色づき来たる秋日かな ★ひと葉のみ緋色の落つや唐かえで 返信する 弓削和人 2022年10月5日 22:21 Unknown 自由な投句する 宵闇や夜間学校門が開く 静かなるしぶきやひかる秋の川 橋を渡り握る手すりの秋涼し 返信する 小口泰與 2022年10月6日 7:54 Unknown 自由な投句箱 ★新走り柾目定かな桝器 ★畦駆ける足音近しそぞろ寒 ★盛り塩に願いを込むや天高し 返信する 廣田洋一 2022年10月6日 9:31 自由な投句箱 ★ブルゾンを着る人増えてそぞろ寒 ★陽の光一つも見えずそぞろ寒 ★店先の新酒売り込む法被婦人 返信する 多田有花 2022年10月6日 12:33 自由な投句箱 秋高しショーの余韻の中帰る ビルの上に昼間の薄き月が出て 秋の海眺めて走り須磨明石 返信する 桑本栄太郎 2022年10月6日 17:53 自由な投句箱 ★秋雨のぽつりぽつりとバス停へ ★黄葉初む銀杏並木やバス通り ★植込みの柿の色づくターミナル 返信する 弓削和人 2022年10月7日 0:05 Unknown 自由な投句箱 木の実落つ記念碑近き大樹あり 十字路に咲くやコスモス朝常に 人混みて駅を降るや秋の寺 返信する 小口泰與 2022年10月7日 8:43 自由な投句箱 ★無風なる庭の木木なり秋の蝶 ★社員には叱咤厳禁うすら寒 ★秋蝉や滅びの刻の駆けにける 返信する 小口泰與 2022年10月7日 8:43 自由な投句箱 ★無風なる庭の木木なり秋の蝶 ★社員には叱咤厳禁うすら寒 ★秋蝉や滅びの刻の駆けにける 返信する 廣田洋一 2022年10月7日 14:53 自由な投句箱 ★静まれる畑を濡らし秋時雨 ★人気無き産土神に秋時雨 ★名月は見せぬとばかり秋時雨 返信する 多田有花 2022年10月7日 16:19 自由な投句箱 秋晴れの下に集いてショーを待つ かの人の好きなピンクの秋の薔薇 秋天と海をつないで橋があり 返信する 桑本栄太郎 2022年10月7日 17:15 自由な投句箱 ★生きて在るこの世哀しき秋の雨 ★物集女(もずめ)ちょう街道をゆく秋の雨 ★秋雨のひと日暮れゆき色づける 返信する 弓削和人 2022年10月7日 19:18 Unknown 自由な投句箱 ランドセルと同じ色に黄落す 秋雨に濡れしタイヤの耕運機 赤のまま道草を食う下校の児 返信する 廣田洋一 2022年10月8日 9:02 自由な投句箱 ★朝露の白く光れる庭の草 ★秋風や水玉光る葉を揺らし ★秋風と共に頂く薄茶かな 返信する 小口泰與 2022年10月8日 9:17 自由な投句箱 ★張り替えてひと所桟の無き障子 ★極まれる青磁の壷や水の秋 ★スカル漕ぐ二人の影や赤のまま 返信する 多田有花 2022年10月8日 12:15 自由な投句箱 秋の昼球児のラッピング電車ゆく 秋小寒傘のしずくを振り落とす 十月の薄き上着に袖とおす 返信する 桑本栄太郎 2022年10月8日 18:27 自由な投句箱 ★鵙猛る屋敷の森の梢かな ★穭田のひつじ穂伸びて実の生りぬ ★溝川のながれさやかに田道行く 返信する 弓削和人 2022年10月9日 0:19 Unknown 自由な投句箱 松手入枝の透き目に雲去来 藁塚に雨のあたりて夜更けぬ 藁塚をぬらす夜雨の静かなり 返信する 小口泰與 2022年10月9日 8:46 自由な投句箱 ★行くほどに山は傾斜の黄葉かな ★司馬遷の史記の興亡秋灯し ★蓑虫や養育院の格子窓 返信する 廣田洋一 2022年10月9日 9:23 自由な投句箱 ★横たはる雲より出でし後の月 ★ビルの上登り出でたる後の月 ★万年青の実赤く光りて良き朝 返信する 廣田洋一 2022年10月9日 9:23 自由な投句箱 ★横たはる雲より出でし後の月 ★ビルの上登り出でたる後の月 ★万年青の実赤く光りて良き朝 返信する 桑本栄太郎 2022年10月9日 18:42 自由な投句箱 ★午後よりの雨の降りつつ銀杏黄葉 ★秋雨や更に色づく庭の木々 ★コンバインの濡れて停止や秋の雨 返信する 多田有花 2022年10月10日 6:28 自由な投句箱 テーブルにそれだけひとつ青蜜柑 秋晴れのホームに二両の電車来る 毬割れて豊かに栗ののぞきけり 返信する 小口泰與 2022年10月10日 9:38 Unknown 自由な投句箱 ★好日のひと日や秋のばら手入れ ★鳶の輪の中の段畑蕎麦の花 ★三山へ雲の架け橋渡り鳥 返信する 廣田洋一 2022年10月10日 9:54 自由な投句箱 ★柳散る弁天堂の赤き屋根 ★水あれば水に散りたる柳の葉 ★冬瓜を叩き比べて一つ買ふ 返信する 弓削和人 2022年10月10日 11:15 Unknown 自由な投句箱 〈鹿の角切り〉 古都奈良の鹿の角切る神事かな 誇りある雄鹿の角や逃げ通せ 角切られ雄鹿の雄を失せにけり 返信する 桑本栄太郎 2022年10月10日 17:55 自由な投句箱 ★冷まじや我が眉すでに白かりぬ ★手料理を褒めて頂く新走り ★雨降りのひと日暮れゆき紅葉濃し =追伸= 花冠月例句会はいつも2週目より始まると思い、投句をすっかり 失念致しておりました。 申し訳ございませんでした。 返信する
コメント
自由な投句箱
★渓流の流れに乗りて紅葉かな
★竜胆や浅間の煙垂直に
★何時までも同じ枝に来る赤蜻蛉
自由な投句箱
天空の青さを仰ぎ九月尽
澄む秋を郵便局まで歩きけり
金木犀香りぬ快晴の真昼
自由な投句箱
★一葉だけ紅葉したるや桜の木
★鰯雲後に流れロマンスカー
★屏風絵の展覧会や秋の風
自由な投句箱
★さやけしや森の木蔭に鵤聞く
★生垣の高くつづきぬ金木犀
★スーパーの今は更地にゑのこ草
Unknown
自由な投句箱
駅に着き迎えの車や秋の声
パソコンを膝に電車の灯下親しき
子のゆきし就職いずこ夜長かな
Unknown
申し訳ありません。訂正いたします。
子のゆきし就職いずこ夜長かな(訂正前)
子のゆかむ就職いずこ夜長し(訂正後)
自由な投句箱
★朝毎に来鳴く蜩今朝は黙
★桔梗の群咲く雨後の鳥の声
★蓮の実のとびて遊船騒然と
自由な投句箱
★本堂の修理を終えて返り花
★道の端白さ際立つ返り花
★墓の前紅きつつじの返り花
自由な投句箱
★こもれ日の高き梢や鵙猛る
★狭庭なる団地の柿の色づける
★はらり落つ彩の五色や柿紅葉
自由な投句箱
青々とひつじ田影も揃いおり
曼珠沙華畔に残りて鮮やかに
彼岸花の白きが群れて咲きにけり
Unknown
自由な投句箱
毀れたし家居へ重機秋暑し
水澄みて銀のさざなみたゆたいて
木犀の香りありしや花はなく
自由な投句箱
★泊夫藍や童女の踊るフラメンコ
★里山の花辣韭へ沼の風
★おしろいや沼へ残照ひと筋に
自由な投句箱
★柿の実の赤く色付く瓦屋根
★天辺は鳥が味見す庭の柿
★古民家の庭を明るく曼殊沙華
自由な投句箱
おはように鵙高鳴きで答えおり
その人と山の話などして仲秋
秋晴れをガラスのビルの全面に
自由な投句箱
★見上げれば青空ありぬ銀杏黄葉
★合歓の実の干乾び垂るる池の上
★吾が眉の白髪混じりや蛇笏の忌
Unknown
自由な投句箱
道すがら社を囲む竹の春
鶏頭の丈まちまちに咲きにけり
蜻蛉のあとさき翔びて失せにけり
自由な投句箱
★木犀の香の双手より溢れ来し
★蓑虫の殻ころころと風の中
★秋蝶の花からはなへ急ぎけり
自由な投句箱
★柿の葉の実より早く紅葉せり
★道の端黄色く染めし桜紅葉
★桜黄葉ひらひら散りぬ川の面
自由な投句箱
澄む秋の加古川鉄橋を渡る
刈田増える彼方に見えし淡路島
大橋の主塔を繋ぐ秋の雲
自由な投句箱
★合歓の実の莢の垂るるやその場所に
★びつしりと零余子抱き居り畑の朝
★子供らのつるべ落としに遊ぶ庭
Unknown
自由な投句箱
颱風に備えし土嚢並び置く
はち切れて団栗缶へ落ちて添う
橙のカンナにすくと茶の一本
Unknown
申し訳ありませんが、訂正いたします。
橙のカンナにすくと茶の一本(訂正前)
橙のカンナにすくっと茶の一本(訂正後)
自由な投句箱
★濁り酒湯呑なみなみ注ぎにけり
★鴉舞い鵙の雄叫び盛んなる
★泡立草過疎の段畑にぎにぎし
自由な投句箱
★このところジムに来ぬ人秋の風
★白き蝶秋に風受け軽やかに
★秋の風舞落ち来たる鳥の羽
自由な投句箱
申し訳有りません。先に投句した二句目を訂正します。
(訂正前)白き蝶秋に風受け軽やかに
(訂正後)白き蝶秋の風受け軽やかに
宜しくお願い致します。
自由な投句箱
澄む秋やリクルートスーツの女学生
秋の日差しコンテナヤードに満ちており
秋の川またいで停まる電車かな
自由な投句箱
★朝冷えの風に色づく木々の枝
★まるめろの色づき来たる秋日かな
★ひと葉のみ緋色の落つや唐かえで
Unknown
自由な投句する
宵闇や夜間学校門が開く
静かなるしぶきやひかる秋の川
橋を渡り握る手すりの秋涼し
Unknown
自由な投句箱
★新走り柾目定かな桝器
★畦駆ける足音近しそぞろ寒
★盛り塩に願いを込むや天高し
自由な投句箱
★ブルゾンを着る人増えてそぞろ寒
★陽の光一つも見えずそぞろ寒
★店先の新酒売り込む法被婦人
自由な投句箱
秋高しショーの余韻の中帰る
ビルの上に昼間の薄き月が出て
秋の海眺めて走り須磨明石
自由な投句箱
★秋雨のぽつりぽつりとバス停へ
★黄葉初む銀杏並木やバス通り
★植込みの柿の色づくターミナル
Unknown
自由な投句箱
木の実落つ記念碑近き大樹あり
十字路に咲くやコスモス朝常に
人混みて駅を降るや秋の寺
自由な投句箱
★無風なる庭の木木なり秋の蝶
★社員には叱咤厳禁うすら寒
★秋蝉や滅びの刻の駆けにける
自由な投句箱
★無風なる庭の木木なり秋の蝶
★社員には叱咤厳禁うすら寒
★秋蝉や滅びの刻の駆けにける
自由な投句箱
★静まれる畑を濡らし秋時雨
★人気無き産土神に秋時雨
★名月は見せぬとばかり秋時雨
自由な投句箱
秋晴れの下に集いてショーを待つ
かの人の好きなピンクの秋の薔薇
秋天と海をつないで橋があり
自由な投句箱
★生きて在るこの世哀しき秋の雨
★物集女(もずめ)ちょう街道をゆく秋の雨
★秋雨のひと日暮れゆき色づける
Unknown
自由な投句箱
ランドセルと同じ色に黄落す
秋雨に濡れしタイヤの耕運機
赤のまま道草を食う下校の児
自由な投句箱
★朝露の白く光れる庭の草
★秋風や水玉光る葉を揺らし
★秋風と共に頂く薄茶かな
自由な投句箱
★張り替えてひと所桟の無き障子
★極まれる青磁の壷や水の秋
★スカル漕ぐ二人の影や赤のまま
自由な投句箱
秋の昼球児のラッピング電車ゆく
秋小寒傘のしずくを振り落とす
十月の薄き上着に袖とおす
自由な投句箱
★鵙猛る屋敷の森の梢かな
★穭田のひつじ穂伸びて実の生りぬ
★溝川のながれさやかに田道行く
Unknown
自由な投句箱
松手入枝の透き目に雲去来
藁塚に雨のあたりて夜更けぬ
藁塚をぬらす夜雨の静かなり
自由な投句箱
★行くほどに山は傾斜の黄葉かな
★司馬遷の史記の興亡秋灯し
★蓑虫や養育院の格子窓
自由な投句箱
★横たはる雲より出でし後の月
★ビルの上登り出でたる後の月
★万年青の実赤く光りて良き朝
自由な投句箱
★横たはる雲より出でし後の月
★ビルの上登り出でたる後の月
★万年青の実赤く光りて良き朝
自由な投句箱
★午後よりの雨の降りつつ銀杏黄葉
★秋雨や更に色づく庭の木々
★コンバインの濡れて停止や秋の雨
自由な投句箱
テーブルにそれだけひとつ青蜜柑
秋晴れのホームに二両の電車来る
毬割れて豊かに栗ののぞきけり
Unknown
自由な投句箱
★好日のひと日や秋のばら手入れ
★鳶の輪の中の段畑蕎麦の花
★三山へ雲の架け橋渡り鳥
自由な投句箱
★柳散る弁天堂の赤き屋根
★水あれば水に散りたる柳の葉
★冬瓜を叩き比べて一つ買ふ
Unknown
自由な投句箱
〈鹿の角切り〉
古都奈良の鹿の角切る神事かな
誇りある雄鹿の角や逃げ通せ
角切られ雄鹿の雄を失せにけり
自由な投句箱
★冷まじや我が眉すでに白かりぬ
★手料理を褒めて頂く新走り
★雨降りのひと日暮れゆき紅葉濃し
=追伸=
花冠月例句会はいつも2週目より始まると思い、投句をすっかり
失念致しておりました。 申し訳ございませんでした。