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コメント
自由な投句箱
★ひと笛に駆け來る羊初紅葉
★落し水棚田の空の深きかな
★トンネルを出づや掛稲佐久平
自由な投句箱
★新聞を取り込む朝のやや寒し
★やや寒に羽織るもの足す旅衣
★夕富士に雲のかかりてやや寒し
自由な投句箱
埋立地の中のアリーナ秋高し
秋彼岸過ぎの海鮮ちらし丼
寄りて見る造形の妙曼珠沙華
自由な投句箱
★足りぬもの足りぬ侭なり十月に
★仰ぎ見る木々の梢やいわし雲
★雨となる土の匂いや秋の雷
自由な投句箱
★上州の忠治の山も装へる
★原稿はいまだ途中や青蜜柑
★帰宅せる庭のおちこちきりぎりす
自由な投句箱
★秋夕焼丹沢の闇広がりぬ
★ロマンスカー秋夕焼を惜しみけり
★秋夕焼ゆったり映し多摩川かな
自由な投句箱
蒸し暑さ残しつつ入る十月に
秋の昼活動量計腕にして
秋夕日部屋の奥まで深くさす
自由な投句箱
★まじまじと朝の鏡に愁思かな
★むくむくと雲育ち居り秋暑し
★星流れ祈る間も無き夜の闇
自由な投句箱
★隠れ沼へ日矢の差しけり薄紅葉
★糠雨の花野へカメラ構えける
★奥利根の渓流の径初紅葉
自由な投句箱
★爽やかにラフより出でし笑顔かな
★爽やかな風を浴びつつ一万歩
★論文発表終へて一息爽やかに
自由な投句箱
曇天に鵙の高音の響く朝
仲秋や入院準備を整える
遠目にもはっきり彼岸花の赤
自由な投句箱
★葉の裏に透き通りたり山茱萸の実
★夜半となり更に大きくつづれさせ
★雨降れば畦を彩り曼殊沙華
自由な投句箱
十月の雨が静かに降り始む
秋祭迎える幟辻に立つ
秋の夜やカラフルに光り充電器
自由な投句箱
★臼ずきて浅間残照虫時雨
★一陣の風の無情や秋の蝶
★秋の灯や母の遺せし鯨尺
自由な投句箱
★轟音のがつんと来たり秋の雷
★高西風や梢大きく喘ぎ居り
★柿の葉の色数え居り素十の忌
自由な投句箱
★月代やカプリチョーザを石窯へ
★群雀稲田覆いてもれもなし
★カーテンのほのと揺れたり月あかり
自由な投句箱
芙蓉へとズームレンズを構えたり
秋晴れに届きぬ小さきバックパック
おおかたは刈田となりて陽の中に
自由な投句箱
★とろとろと熟れし柿を吸い込みぬ
★よそひたる新米の粒光りけり
★故郷の新米をもて五目飯
自由な投句箱
★土曜日の校門閉ずや秋の園
★田の畦に並び立てらる捨案山子
★荒涼と風の吹き行く刈田かな
自由な投句箱
菊芋の群がって咲く川の縁
山際を縁取り流れ秋の水
青空と稲の黄金と吹く風と
自由な投句箱
★忽然と太き雨なりちちろ虫
★秋の湖水切り石の面の堅き
★逆光のコスモスの丘日は山へ
自由な投句箱
★赤々と柿の実灯る畑かな
★底紅や雨上がりの庭先に
★白粉花畦道際に溢れ出て
自由な投句箱
★晩稲田の今日は刈り初む日差しかな
★サンシェード下す車内や秋日ざし
★吹くままの風になぶらる猫じやらし
自由な投句箱
★城垣へ枝垂れこぼるる萩の花
★花すすき映れる沼の面かな
★牧草の積まるる秋の空高し
自由な投句箱
★どう見てもオクラの実なり黄色き花
★発射準備完了したるオクラの実
★渋柿や捥がれぬままに干涸びし
自由な投句箱
ステンレスマグの手触り晩秋に
秋冷を告げ渡りたる風の音
澄む秋の入院するにはほどよき日
自由な投句箱
★目覚むれば震え来たりぬ夜寒かな
★ひるがえる葉裏白きや葛の風
★ようやくに化粧し初むや竜田姫
自由な投句箱
手をひかれ窓の向こうの宵の月
月見草強くつまみし指二本
それぞれに形容したる秋夕焼
自由な投句箱
★列車より妻にメールや秋桜
★浅間嶺の襞迫り來し赤蜻蛉
★秋晴や洗いざらしの上っ張り
自由な投句箱
石榴割れる駅への道のかたわらに
カーテンを開けば雨の寒露かな
晩秋や城を望みし北病棟
自由な投句箱
★手拭いを被り斜めや捨案山子
★せせらぎの川辺きらめく寒露かな
★夕風や金ゑのころのなぶらるる
自由な投句箱
秋深し初めてリハビリを受ける
秋暁やナースの足音遠ざかる
病棟の廊下にさしぬ秋朝日
自由な投句箱
★里山の町並み古りぬ霧襖
★山川を越え来し鳥や秋の湖
★山寺の桜紅葉や風の中
自由な投句箱
★椋鳥の塒の一樹騒然と
★椋鳥の尿避けつつ並木道
★駅前の夕空満たす椋鳥の群
自由な投句箱
★バス待ちの刈田晴れなる停留所
★山畑の日射しの高く泡立草
★ぼう然と夕日にありぬゑのこ草
自由な投句箱
★ひと笛に整列するや運動会
★鳥声や雲の影行く秋の沼
★身ぬちより老境という秋の山
自由な投句箱
秋の昼寝て聞いている病棟の音
診断がつきさわやかに歩みけり
澄む秋の城が見えたりリハビリ室
自由な投句箱
★銀杏を嫌でも踏みぬ公園かな
★銀杏の踏まれし大地匂ひける
★寿司に合う銀杏の実や茶碗蒸し
自由な投句箱
★台風の週末ごとに来たりけり
★身に入むやすでに亡きなり遠き友
★台風の同心円や三日前
自由な投句箱
紅葉初む下を救急車が帰る
病室で味覚の秋を楽しめり
点滴を替えつつ台風の話