祝 『精選アンソロジー俳句の杜2020/柳原美知子著』出版

このたび、花冠同人の柳原美知子さんが本阿弥書店より『精選アンソロジー俳句の杜2020』を出版されましたので、お知らせいたします。美知子さん、おめでとうございます。
美知子さんは、第一句集『島の春』(平成15年水煙叢書)をお出しになっていま すが、その『島の春』からの句と、その後の俳句をアンソロジーにまとめられまし た。長い句歴の中から精選された俳句です。是非ご鑑賞ください。
2020年11月23日
 花冠主宰 高橋正子

コメント

  1. 桑本栄太郎
    2020年11月24日 20:44

    好きな句鑑賞他
    高橋信之先生、正子先生
    柳原美知子様の「精選アンソロジー俳句の杜2020」の出版の御報せを頂き、大変有難うございます!!。
    本日11月24日夕刻に落手致しました。

    柳原美知子様
    「精選アンソロジー俳句の杜2020」のご出版、大変おめでとう御座います!!。
    本日11月24日に、ご恵送頂きました句集を拝受致しました。御報せと併せて御礼を申し上げます!!。
    心を込めて詠まれました沢山の珠玉のような御句を読ませて頂き、改めて俳句は人の人生を詠いあげる心の詩歌であることを想いました。
    沢山の秀吟の中より、以下の御句を厳選させて頂きました。
     ☆つばめ来る瀬戸の海光ひるがえし
    つばめが飛来する頃ともなれば、海面も春の光に満ち溢れて来ます。作者の住まいの瀬戸内のロケーションの光り輝く景色も拝察出来ます。
     ☆蕗ゆでて野のかおり満つ真夜中に
    我が家でも田舎より野菜や野にあるものが送られてくれば、妻も夜遅くまで片付けや加工に大わらわです。蕗をゆでる匂いはまさに、田舎の香りです。 
     ☆教え子の児を抱き来たり新緑を
    作者は教職も経験されたようですね?教え子が結婚し、子供を連れて訪れれば無上の喜びのようです。
     ☆山影の青きに入りて田を植うる
    我が国日本の田畑は広大な平野など殆どなく、大概は狭い山間地の田畑のようです。山の影になる所は、更に緑色が濃くなりそのような中で田植えです。
     ☆刃の入りてたちまち西瓜の水匂う
    夏の日差しを一杯浴びて、良く熟れた西瓜は刃を入れた途端、パリッと音が出て一気に割れ西瓜の匂いが溢れます。その場に居るような臨場感が素晴らしい!!。
     ☆連れ帰りし風邪引きの子の機嫌良し
    お子さんでしょうか?お孫さんでしょうか?長い子育ての中には、このように学校から連絡があり子供を迎えに行く事もあります。子供は意外に元気なところが救いです。 
     ☆鵙鳴いて術後の空気澄みわたり
    秋の鵙が鳴く頃、ご夫君の手術があったようですね?「術後の空気澄む」との措辞に、手術の成功が想われ安堵している作者の心情が窺えます。
     ☆初暦義母なき部屋にそのままに
    お義母様は年末の頃に、ご逝去されたようですね?年が変わって新年となっても、お義母さまの部屋の初暦は生前のように掛けたままにしておきます。改めて哀しみが想われる一句です。 
     ☆ココア飲むつかのま夜学のティータイム
    夜学の教師もされたのでしょうか?あるいはご自身の夜学でしょうか?休憩時間に温かいココアを飲み、一息ついています。 
     ☆菜の花の丘が今日より我が職場
    退職後のお仕事は、丘にある菜の花畑が職場なのですね?お勤めの仕事も終わり、新しい畑での職場です。菜の花も祝福しているようですね!!。 
     ☆嵯峨野行く鉄路にしきり竹落葉
    京都の旅での思い出のようですね?小生は京都在住の為、JR嵯峨野線のあの辺りと検討が付きます。嵯峨野と竹落葉がぴったりです。 
     ☆夫永遠に冬オリオンの煌めきへ
    冬の今頃の時季に、ご夫君を見送られたようですね?冬空のオリオンを見上げ、その煌めきにご夫君を偲ばれる心情が見えます。

  2. 柳原美知子
    2020年11月27日 11:20

    お礼
    桑本栄太郎様
    早速「俳句の杜」をお読みいただき、ありがとうございました。たくさんのお心のこもった鑑賞文もお寄せいただき、共感を持ってお読みいただけたことがわかり、感動致しました。今後も皆様とご一緒に細く長く
    詠み続けていければと思います。よろしくお願い致します。

  3. 古田敬二
    2020年11月29日 21:53

    御礼
    (はがきで郵送しました)

    ご無沙汰をしております。その後お変わりなくお過ごしのことと思います。
    この度は「俳句の杜2020」をお送りいただきありがとうございました。私も81歳となり感性も弱くなりなかなか俳句を詠めません。せめて「自由な投句箱」くらいは投句しようと思っていますが・・・
    コロナ禍の負けぬよう頑張ってください。では又