●自由な投句箱/8月21日~31日●


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コメント

  1. 小口泰與
    2016年8月21日 10:49

    自由な投句箱
    ★露草に今朝は赤城山(あかぎ)の冷気降り
    ★桐一葉腰の痛みを持ち古りし
    ★夕暮の日のつれなくも秋祭

  2. 満天星
    2016年8月21日 13:36

    自由な投句箱
    ◇我儘を許し給へと墓洗ふ
    ◇故郷やおちこちに咲く百日紅
    ◇もしかして地軸のずれし残暑かな

  3. 廣田洋一
    2016年8月21日 19:10

    自由な投句箱
    みそはぎやてんでに伸びる蓮の横
    五百羅漢秋の日受けて白光り
    秋空に白波高し桂浜

  4. 上島祥子
    2016年8月21日 22:22

    投句
    無花果の大木となる古き家
    虫の音の一際高く湯につかる
    秋暁や回送バスの見送れり

  5. 小口泰與
    2016年8月22日 9:45

    自由な投句箱
    ★露草や田川をかける鳥の声
    ★色鳥や彩りさかん朝の森
    ★木犀や風に従う雲一朶

  6. 桑本栄太郎
    2016年8月22日 19:52

    自由な投句箱
    <親しい友人を見送る>
    ★吾に取り良き人逝くや酔芙蓉
    ★初めてのセルフキャッシャー秋暑し
    ★手花火の満を持してや弾け居り

  7. 廣田洋一
    2016年8月22日 20:17

    自由な投句箱
    白鷺の川面に映る水澄めり
    サーファーら台風の余波楽しめり
    沈下橋一枝止まる秋初め

  8. 満天星
    2016年8月23日 8:22

    自由な投句箱
    ◇蝉の羽根そのままま二枚並びけり
    ◇晩鐘や秋の風鈴鳴り出しぬ
    ◇栗南瓜圧力釜の蒸気音

  9. 小口泰與
    2016年8月23日 8:58

    自由な投句箱
    ★白萩のこぼるる街や鳥の声
    ★海渡るアサギマダラや藤袴
    ★弾きあう二羽の鴉や鳳仙花

  10. 河野啓一
    2016年8月23日 10:28

    自由な投句箱
    ★木漏れ日の明るき庭の秋の色
    ★カヌー漕ぐ水脈白くして秋の湖
    ★水澄むや大和平群の龍田川

  11. 廣田洋一
    2016年8月23日 16:56

    自由な投句箱
    松山城見下ろす先に秋の雲
    秋晴れや鯉を見守る観音像
    大歩危やとんぼう低く群れてをり

  12. 桑本栄太郎
    2016年8月23日 17:58

    自由な投句箱
    ★大橋を越えて南座さるすべり
    ★青空と雲を映せり秋の水
    ★路地ゆけば残暑厳しき京町家

  13. 満天星
    2016年8月24日 8:18

    自由な投句箱
    ◇青桐や花さながらに鞘映へぬ
    ◇朝月や西へ国道二号線
    ◇初物の生木耳の珍味かな

  14. 小口泰與
    2016年8月24日 8:55

    自由な投句箱
    ★群咲きし松虫草や溶岩の原
    ★遠き日の人おとろうや花芙蓉
    ★鉄橋の汽笛定かや星はしる

  15. 桑本栄太郎
    2016年8月24日 18:11

    自由な投句箱
    ★頂きに一本巨木や秋の嶺
    ★濃淡の峰のあわいや秋日影
    ★たらたらと走り集えり地蔵盆

  16. 河野啓一
    2016年8月24日 18:12

    自由な投句箱
    ★百歳の詩集や秋の空澄めり
    ★秋深む童謡歌うお年寄り
    ★デイの午後乙姫さまが爪を摘む

  17. 満天星
    2016年8月25日 7:49

    自由な投句箱
    ◇沢蟹のひそかに動く夕間暮
    ◇赤信号ちちろ鳴く音の定かなり
    ◇夕茜あまり急ぐなつくつくし

  18. 小口泰與
    2016年8月25日 9:52

    自由な投句箱
    ★みぞそばの丸太橋越ゆ流れかな
    ★釣果無き帰り支度や露葎
    ★秋薊褪せし土塀の粉糠雨

  19. 廣田洋一
    2016年8月25日 15:57

    自由な投句箱
    ★桜の木ちらほら見ゆる黄葉かな
    ★黄葉の触れなば落ちん風情なり
    ★ビルの街吹き抜けて行く秋の風

  20. 河野啓一
    2016年8月25日 16:49

    自由な投句箱
    ★青田今朝咲き初めたりし稲田かな
    ★薦められ新米を買う一袋
    ★稜線に生まれ浮き行く秋の雲

  21. 桑本栄太郎
    2016年8月25日 18:13

    自由な投句箱
    ★みまかりし友想いをり秋の風
    ★蝉取りの子等の列ゆく建仁寺
    ★ふと見上ぐ窓の青空処暑の日に

  22. 川名ますみ
    2016年8月25日 23:22

    自由な投句箱
    白粉の咲くころ鉢を賜りぬ
    夜が来たと鉢の白粉花に知る
    おしろいの閉じるも色の弱まらず

  23. 満天星
    2016年8月26日 7:40

    自由な投句箱
    ◇長瓜の出自辿れば細き蔓
    ◇海向いて鴎の帰る秋夕べ
    ◇秋ともし杉の球果の踊りたる

  24. 上島祥子
    2016年8月26日 7:55

    投句
    秋桜の置かれる路地に朝陽差す
    稲荷社に歩めば秋の陽の中に
    樺太忌語る事なく秋思う

  25. 小口泰與
    2016年8月26日 9:25

    自由な投句箱
    ★赤城山(あかぎ)より朝の冷気や赤蜻蛉
    ★さやけしや今宵の月の赤城山
    ★三脚を据えし露台や天の川

  26. 河野啓一
    2016年8月26日 10:15

    自由な投句箱
    ★稔りつつ色深め行く稲田かな
    ★木々の葉の日を透かしたる秋の色
    ★新涼の風にさわぐや竹林

  27. 桑本栄太郎
    2016年8月26日 17:02

    自由な投句箱
    ★穂芒となりて川風あやまたず
    ★軒に吹く風の素通り蘇芳の実
    ★甘き香の夜辺の想いや酔芙蓉

  28. 廣田洋一
    2016年8月26日 18:14

    自由な投句箱
    ★草草のひれ伏したまま野分かな
    ★空青く鉢の転がる野分かな
    ★到着便待つ空港の野分後

  29. 小口泰與
    2016年8月27日 10:22

    自由な投句箱
    ★小鳥来る手足伸ばせる目覚めにて
    ★白昼の太き驟雨や秋の蝉
    ★秋うらら車の鍵をもてあそぶ

  30. 廣田洋一
    2016年8月27日 17:06

    自由な投句箱
    ★竜胆や口開けて空を取り込む
    ★竜胆や横に連なり壺開く
    ★濃竜胆厚化粧せる婦人のごと

  31. 河野啓一
    2016年8月27日 17:23

    自由な投句箱
    ★つくつくししかと聞きたりその歌唱
    ★蟋蟀の低き音色や雨上がり
    ★帰省子も二人に増えて秋深し

  32. 桑本栄太郎
    2016年8月27日 18:24

    自由な投句箱
    ★川べりのむらさき踊る萩の風
    ★幼子の靴きゅきゅきゅと秋の声
    ★破れ障子風に鳴り居て秋涼し

  33. 小口泰與
    2016年8月28日 9:49

    自由な投句箱
    ★寄る辺無き蔓の行き先秋の風
    ★大沼へ映ろう鹿の声高し
    ★前垂れの洗いざらしの秋気かな

  34. 廣田洋一
    2016年8月28日 10:34

    自由な投句箱
    ★熱帯夜やつと去りけり秋の声
    ★竜胆を一輪加へご仏前
    ★難聴の耳に手を当て秋の声

  35. 満天星
    2016年8月28日 10:54

    自由な投句箱
    ◇眠る母触るるごとくに墓洗ふ
    ◇蓮の花泥の中より水の精
    ◇夢に見し風蘭嗅ぎに夜の園

  36. 桑本栄太郎
    2016年8月28日 18:29

    自由な投句箱
    ★空青く初百舌鳥早も猛りけり
    ★ベランダの枕あたりやきりぎりす
    ★青空に雲ながれ行き葛の花

  37. 満天星
    2016年8月29日 7:05

    自由な投句箱
    ◇母の墓裸足になりて洗ふ夢
    ◇噂聞き美男蔓の花を見に
    ◇瓢箪や恐竜今に歩きさふ

  38. 小口泰與
    2016年8月29日 9:42

    自由な投句箱
    ★虫聞や今朝の田圃の風柔き
    ★錦繍の湖の夕日や秋あざみ
    ★棚田から棚田へ落つる秋の水

  39. 上島祥子
    2016年8月29日 10:18

    投句
    三河湾の日間賀島
    台風やうねりの海へ定期船
    蜻蛉の海を境に集まれり
    半島に雲押し寄せる野分かな

  40. 廣田洋一
    2016年8月29日 17:07

    自由な投句箱
    ★台風の合間に射せる日の光
    ★黙々と二人で食べし葡萄かな
    ★水澄めり産土神の手水かな

  41. 河野啓一
    2016年8月29日 17:44

    自由な投句箱
    -奈良県へ一泊旅行-
    ★大和路に孫子誘いて秋の宴
    ★多武峰(とうのみね)樹々の葉透かし秋時雨
    ★葛城も二上山(ふたかみやま)も秋夕焼け

  42. 桑本栄太郎
    2016年8月29日 19:21

    自由な投句箱
    ★夜半忌や箕面の滝に猿の群れ
    ★憂きことの数多ありしや八月尽
    ★黒雲の押し寄せ来たり野分来る

  43. 満天星
    2016年8月30日 8:04

    自由な投句箱
    ◇鬼蓮の花は紫首出しぬ
    ◇奇妙なる鉄線の実や竹の玉
    ◇新涼の水面に浮かぶサガリバナ

  44. 小口泰與
    2016年8月30日 9:17

    自由な投句箱
    ★門前の蕎麦屋は古りぬ秋の蝉
    ★色鳥や墨絵ぼかしの赤城山
    ★利根川の永久の流れや星月夜

  45. 河野啓一
    2016年8月30日 9:39

    自由な投句箱
    ★夕まぐれ平群の里の静かなる
    ★赤とんぼ群れてほぐれて丘の辺に
    ★山夕焼け西に浄土や当麻寺(たいまでら)

  46. 廣田洋一
    2016年8月30日 10:36

    自由な投句箱
    ★秋夕焼川面を染めし黄金色
    ★台風がどこに行こうと休みとす
    ★電車から束の間見えし秋夕焼

  47. 桑本栄太郎
    2016年8月30日 18:49

    自由な投句箱
    ★うそ寒や階下の目覚しいつまでも
    ★見上げ居る風船葛やベランダに
    ★あおのけに倒れ鳴き居り秋の蝉

  48. 多田有花
    2016年8月30日 20:15

    自由な投句箱
    頂に出て秋風と出会う
    蝉の声消えて静かな秋の朝
    梨買って葡萄おまけにもらいけり

  49. 河野啓一
    2016年8月31日 6:48

    自由な投句箱
    ★蟋蟀が蝉の代わりに朝の庭
    ★青空にシーツ干したり野分去る
    ★秋の午後開く古墳の小冊子

  50. 満天星
    2016年8月31日 7:39

    自由な投句箱
    ◇落蝉や命をつなぐ夢の後
    ◇日矢の下白波立てる秋の瀬戸
    ◇鶺鴒や海岸通り波しぶく

  51. 小口泰與
    2016年8月31日 10:15

    自由な投句箱
    ★武蔵野の秋は遅遅たり日は太し
    ★忽然と咫尺にせまる群蜻蛉
    ★散歩時の日はつれなくも虫の声

  52. 廣田洋一
    2016年8月31日 14:11

    自由な投句箱
    ★秋の蚊の弱そうに来てしかと刺す
    ★台風一過ものみな清く見えにけり
    ★秋夕焼け一筋の雲黄金色

  53. 上島祥子
    2016年8月31日 16:19

    投句
    白抜きのSALEの文字や八月尽
    朝露のひと葉も漏らさず草に下り
    伊豆沖の台風山の窓鳴らす

  54. 桑本栄太郎
    2016年8月31日 18:48

    自由な投句箱
    ★朝顔の紺に埋もる町家かな
    ★あおのけに落ちて鳴き居る秋の蝉
    ★掻い潜り憂きこと過ぎし八月尽

  55. 河野啓一
    2016年9月1日 6:54

    自由な投句箱
    ★秋燕の飛び交う中に日の沈む
    ★龍田川古き花野を流れ来て
    ★甘樫の丘近きあたりや秋つばめ