※当季雑詠3句(春の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。
※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
主宰:高橋正子・管理:高橋信之
◆俳句添削教室◆
http://www.21style.jp/bbs/kakan02
◆俳句日記/高橋正子◆
http://blog.goo.ne.jp/kakan02
コメント
投句
自由な投句箱 (2016-03-01 09:10:24
★時ならぬ白い花々春の雪
★春雪の庭一面に花咲かせ
★隣屋の屋根雪消えて弥生かな
自由な投句箱
◇しんしんと春三月の牡丹雪
◇春愁や酔ふて待ちたる終電車
◇そわそわと帰り支度や鴨の陣
自由な投句箱
★ 春を撮る何処にも所属して居らず
★小綬鶏を追いて連写の我が時間
★弓と槍かざる山家の木の芽漬
投句
・赤傘に色とりどりの吊るし雛
・這い這いの子が見上げる吊るし雛
・俳人の遺せし雛の句をせがむ
自由な投句箱
三月や木々の枝先光りおり
梅が香を胸いっぱいに吸う朝
三月の風花に靴紐を結ぶ
自由な投句箱
★春雪や朝より来たる救急車
★濯ぎもの軒端に揺るる春嵐
★春昼や尾根を越え来る放れ雲
自由な投句箱
★春の野や伊兵衛も拳も忘れたる
★首傾ぐ犬の仕草よ初蛙
★嬬恋の山間を鋤く春田かな
自由な投句箱
◇人口減少日本の春愁
◇春愁や人種不明の浅草寺
◇春愁や大東京はどこへ行く
自由な投句箱
寺へゆく道たずねられ春の昼
蛇行する川は霞に消えゆけり
紅梅に接写レンズを向ける人
自由な投句箱
★春禽の声高らかに空に満ち
★残雪の比良山系や湖西線
★蒲公英のスケッチ膝を野に屈め
自由な投句箱
★つちふるや遙か故郷は見えざりき
★なだらかに遙か生駒やうす霞
★菜園の春菜をささげ家事の主婦
自由な投句箱
★夕さりの火の見櫓に鴉の巣
★禅寺の庫裡寝静まる猫の恋
★二千キロ飛び行く蝶やパネル板
自由な投句箱
・着物にて迎へる乙女河津桜
・山なりにゆったり咲きし河津桜
・河津桜菜の花と頬寄せ合へり
自由な投句箱
勘違いをして同じ句を送ってしまったので、下記を取り消します。
・着物にて迎へる乙女河津桜
・山なりにゆったり咲きし河津桜
・河津桜菜の花と頬寄せ合へり
自由な投句箱
◇望遠の春の青鳩緑色
◇群れ飛んでけたたましきや春の鵯
◇春鶫距離を保ちて啄めり
自由な投句箱
きらきらと川面の光り雛祭り
立ち止まり初音かと耳を澄ます
春風が蓑虫を揺らし続け
自由な投句
2016-03-03 10:13:36
・逝きし子の下りて来そうな吊るし雛
・つくしん坊袴をはきて空に立つ
・引鴨や羽ばたき猛く北を向く
自由な投句箱
★照る曇る日差し明るき春の雪
★花鳥のつつぴつつぴと垣根かな
★春興や嬰児つぶやくやうに泣く
自由な投句箱
★ひな祭りデイの昼餉は散らし寿司
★梅咲くや朝日を浴びてキラキラと
★丘の樹々淡き色へと変わりゆく
自由な投句箱
◇鳶啼く優しき日なり春の浜
◇うらうらと小舟往き交ふ瀬戸の海
◇鶲来て春の海岸道連れに
自由な投句箱
★西国へ飛び行く蝶よ硬き空
★雑草の芝をつかみし春の鳥
★山風に拡散せしや夜の梅
自由な投句
2016-03-04 09:21:45
・若き葉の朝日に光りて山笑う
・逃げ水や追いかけをるは吾一人
・蝶々や押し花のごと飾られし
自由な投句箱
★青海苔をまぜて搗きたる餅の色
★春潮の香を漂わせ少女来る
★青のりを焙って揉んでたこやきに
自由な投句箱
★風吹けば風に微笑む犬ふぐり
★木蓮の芽の立ち騒ぐ日差しかな
★むらさきの橡の芽光るバス通り
自由な投句箱
★山と川オーケストラの雪消かな
★朝寝して晩年のなお我が時間
★米寿まであと十年ぞ風光る
自由な投句箱
・黄水仙門の前にてお出迎へ
・枝垂れ梅地にこびるごとしだれたり
・枝垂れ梅雨に打たれて匂ひ立つ
自由な投句箱
★木瓜の花無垢の姿の素晴らしき
★啓蟄やいかなる虫の這い出せる
★縄文の土偶も梅見したるかな
自由な投句箱
★さえずりの高き梢に日射しけり
★天井に飛行機ひびく春の昼
★老いふたり背なに日差しの梅見かな
自由な投句箱
◇亀鳴くや人口の減る局面に
◇春眠の猫の如くに虎斑木菟(トラフズク)
◇水鳥の北へのけはひ春霞
自由な投句箱
★鳥影の一瞬にして窓の春
★あけぼのや犬の駆け行く牧の春
★一両の吾妻線や利根の春
自由な投句箱
★春禽の声かすかなる朝の空
★お茶を汲みカリリと噛みし雛あられ
★オカリナの調べ漏れ聞く春の午後
自由な投句箱
★風吹けば風に微笑む犬ふぐり
★つぴつぴと囀り聞こゆ枝の揺れ
★蘆の角水面の空に芽吹きけり
自由な投句箱
観梅のベンチに広げるお弁当
三月や山歩く人急に増え
風の音強き中より初音して
自由な投句箱
◇水鳥の鳴き声白く朝霞
◇水鳥の浜を行き交ふ小舟かな
◇雲雀鳴き時に草原横切りぬ
自由な投句箱
★頬刺や手酌の酒を満たしける
★たらの芽や上流へ打つてんから師
★てんごうに春日闌けたる芝の中
自由な投句箱
★啓蟄や幸福の鐘響く丘
★春山の鳶を見下ろすケーブルカー
★鶯やバスの中にも明らかに
自由な投句箱
◇水鳥の惜別の歌透き通る
◇水鳥の帯を引きたる瀬戸の春
◇雲雀鳴く祖父と登りし裏の山
訂正のお願い
誠に申し訳ございませんが、「頬刺」の句を訂正願えれば幸甚に存じます。
★頬刺や手酌の酒を満たしけるU+27A1U+FE0E【頬刺に湯呑みを満たす手酌かな】
よろしくお願い申し上げます。
自由な投句箱
★春潮の寄せて浜辺の散歩道
★わかめ干す阿波の海辺の風の音
★春の雨生駒の里の水車小屋
自由な投句箱
★株の間の草の萌え出づ田面かな
★春川と云えど水無き水無瀬(みなせ)川
★笑みこぼれいよよ咲き初む白木蓮
自由な投句箱
啓蟄の光あだし野念仏寺
初蝶と隣あわせて頂に
山寺に鶯の声こだまする
自由な投句箱
★上州の端山奥山雪消かな
★紅梅の小豆の色にふふみけり
★爺さんと婆さんの箸遅日かな
自由な投句箱
★っメジロ来て馬酔木の花にぶら下がり
★満開の馬酔木の花に遊ぶ鳥
★花馬酔木白い蜜壺鳥のもの
自由な投句箱
★春の波一つ乗り越え不惑かな
★悠揚と一歩踏み出す春の波
★川縁の草々伸びて風薫る
Unknown
穴を出る小さき蜥蜴足元に
竹林をさわさわとゆく春の風
大霞する彼方の島の名を呼べり
自由な投句箱
<高瀬川三句>
★沈丁の花の香りや高瀬川
★せせらぎの音に育む桜芽木
★沈丁の咲いて別れをしのびけり
自由な投句箱
豪州を旅す思い出ミモザ咲く
乗馬する視野に開ける花ミモザ
春暖炉燃えて草食む羊群れ
自由な投句箱
◇初音かなこの一年も恙なく
◇頬白の飛び交ふ朝の清々し
◇老夫婦河津桜で昼餉かな
自由な投句箱
高野への道端で摘む蕗の薹
膝濡らし高野の道に蕗をとる
蕗みそや高野の山の香り満つ
自由な投句箱
★うぐいすの初音ひと声それっきり
★石臼にこれは由由しき蛙の子
★頭より若鮎食す我と子と
自由な投句箱
★春の雨祖国遍く青み行く
★草の芽やまさに瑞穂の国なれば
★麗しの山河に注ぐ春の雨
自由な投句箱
★菜園の老いのふたりや豆の花
★行きに見て帰りに眺む白木蓮
★白れんの今にも舞うや青空に
自由な投句箱
◇谷の中山茱萸の花明りかな
◇亡き友の風の便りや沈丁花
◇石楠花の蕾の中に紅を見せ
自由な投句箱
芽吹き近き紀伊山並みの色優し
初音聴く高野電車を待つ駅に
蕗の薹高野山行き電車来る
自由な投句箱
★芽柳や風吹きのぼる山上湖
★まとまって一村つくる蕗の薹
★小鳥引く同じ模様の寝間着干す
自由な投句箱
★春うららハヤシライスの昼餉かな
★山と海の青取り込む蜆汁
★十三湖山影遠し蜆汁
自由な投句箱
◇三椏はちょうちん鮟鱇のごとし
◇土佐水木トロイカ鈴の聞こえたり
◇亀鳴くや電気で人の動き出す
自由な投句箱
★春の雨止むを待ちかね散歩道
★ねや川の橋の袂のつくしんぼ
★雨上がりうす明りして桜芽木
投句
蓄えし色を放ちて初桜
咲き初めし桜雄蕊の黄の若さ
渾身の紅深々と桜咲く
自由な投句箱
★草萌や土手に日射しの桂川
★堰水の広き流れや風光る
★みちのくの夜を思えり冴返る
自由な投句箱
★まんさくやごうこうと吹く鳶の空
★厩出し鍋割山も市内なり
★鉄橋を震わす蒸気風光る
自由な投句箱
★冴え返る鎮魂五年空遥か
★草の芽や伸びるに足りず春巡る
★春愁やただ幽かなる鳥の声
好きな句
★渾身の紅深々と桜咲く/上島祥子
開花が待たれる頃となりました。桜も我々の気持ちに応えるかのように精一杯、あでやかな色を見せてくれます。本来は季節が来たから自然の摂理に従って咲のでしょうけれど、巧みな擬人化で歯切れよく吾々の気持ちを描かれたように思います。「渾身の紅深々と」の措辞が強く印象に残りました。
啓一様へ御礼
啓一様
「渾身の紅深々と桜咲く」を好きな句にお選び頂き有難うございました。
河津桜が見頃だと友人から教えてもらって見に行きました。
満開の河津桜は花色が濃く生命力に溢れていました。
自由な投句箱
ほろほろと梅散る道をそぞろ歩く
紅梅の散りしベンチにひとり座す
犬連れて春の山路を散歩する