●投句箱9月10日~9月20日● 2013年9月29日 01:56 | Weblog ※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。 X Facebook はてブ LINE コメント 小口泰與 2013年9月10日 8:30 デイリー句会投句 ★竜胆や熊除けの鈴腰に鳴る ★きららなす朝の湖秋あざみ ★鳥威し動き雀の羽音かな 返信する 下地鉄 2013年9月10日 9:32 デイリー句会投句 ★吹かれきて今日をかぎりの法師蝉 ★ガジュマルの気根たくまし敬老の日 ★爽やかにシーサーの顔のゆるみかな 返信する 桑本栄太郎 2013年9月10日 15:33 デイリー句会投句 <雨の四条大橋~高瀬川界隈> ★鴨川の堰堤あふれ秋の水 ★水澄むやせせらぎ浅き高瀬川 ★水滴の花びらつたい萩の雨 返信する 小西 宏 2013年9月10日 19:16 好きな句 ☆竜胆や熊除けの鈴腰に鳴る /小口泰與☆ 山行の熊除けの鈴が、歩みに合わせて軽やかな響きを繰り返す。その山辺に静かに咲く竜胆の涼やかさ。静と動、花と音のリズム。 返信する 小西 宏 2013年9月10日 19:18 デイリー句会投句 ★崖に満ち電柱までも蔦かずら ★紅葉する桜の色香漂わせ ★虫の音に暗雲のまだ西に見ゆ 返信する 桑本栄太郎 2013年9月10日 20:07 好きな句 ★紅葉する桜の色香漂わせ/小西 宏 一週間も続いた全国的な野分荒れの後、急激に涼しくなり、早くも水木、桜の葉などは色付き始めました。桜の葉は色付いてもほんのり香りが漂うようです。間もなく他の紅葉より、早く散り来年の美しい花を育てるため眠りに入るようですね!!。春先の桜芽木から桜の花、桜しべ、桜若葉、桜紅葉といつも日本人の心にある様を詠われ、素敵な一句です。 返信する 小西 宏 2013年9月10日 20:45 お礼 桑本栄太郎さま 「紅葉する桜の色香漂わせ」へのご句評、たいへんありがとうございます。仰る通り、木々の黄葉(あるいは紅葉)の時期はずいぶん異なるようですね。水木の黄葉も他よりは少し早いようで、秋の長雨によく似合います。そして本当に、桜は年間を通して、いつも私たちの心を慰めてくれるのですね。そのことを桑本さまに思い起こさせていただきました。 返信する 古田敬二 2013年9月11日 10:11 投句 酔芙蓉弥勒菩薩に会いに行く 初秋の海はまぶしくさより釣る 唐辛子怒りの色に尖りけり 返信する 祝恵子 2013年9月11日 10:21 デイリー句会投句 ★どこまでも秋澄み野原の風優し ★牧場を思わせる柵ススキ咲く ★工作室木彫りの中のカブトムシ 返信する 小口泰與 2013年9月11日 10:32 御礼 小西宏様 「竜胆」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素晴らしコメントを頂き、楽しく読ませて頂きました。 この所山間部は熊の出没が多多あり、写真撮影にも熊除けの鈴が必要になってきました。 返信する 小口泰與 2013年9月11日 10:37 デイリー句会投句 ★湖風にこぼす音せり木の実かな ★みずべりのくさのゆるるやあかとんぼ ★朝つゆや羽音高らか群雀 返信する 下地鉄 2013年9月11日 11:42 デイリー句会投句 ★あかあかと雲間にやさし秋陽かな ★鈴虫や点滅を曳く飛機の跡 ★きりもなく水輪現れ消える水の秋 返信する 多田有花 2013年9月11日 17:03 デイリー句会投句 読む本を書棚に積んで秋うらら 夕月は桜の影に沈みおり 運動会練習の声流れ来る 返信する 多田有花 2013年9月11日 17:07 好きな句 ★どこまでも秋澄み野原の風優し/祝恵子 涼しくなり、空気が澄んでいることを感じるようになりました。 広々とした野原にたたずむと、秋風が全身を洗って通り過ぎていきます。 返信する 桑本栄太郎 2013年9月11日 18:44 デイリー句会投句 ★ベランダの蔓を思案や秋半ば ★ブルースを聴きつつ眺め秋入日 ★群青の空の彼方や初月夜 返信する 桑本栄太郎 2013年9月11日 18:55 好きな句 ★どこまでも秋澄み野原の風優し/祝 恵子 9月に入りぐっと涼しくなり、空気もかなり爽やかになって来ました。特に今朝は秋晴れのぐるっと見渡してもどこにも雲が無く、爽やかに晴れていました。愈々待望の秋ですね!!。 返信する 小西 宏 2013年9月11日 20:03 デイリー句会投句 ★青き穂をつややかに曲げ若すすき ★谷戸に入れば風の新らし法師ぜみ ★猫じゃらし色づいて野を転げいる 返信する 黒谷光子 2013年9月11日 22:56 ディリ―句会投句 訪う寺の坪庭満たす秋海棠 秋海棠もう一度見る帰り際 ついと来て飛び去る速さ初蜻蛉 返信する 小口泰與 2013年9月12日 9:20 デイリー句会投句 ★今朝はまた物のみごとに芙蓉咲く ★上州は鶴舞うかたち渡り鳥 ★天高し生業ながき菓子問屋 返信する 桑本栄太郎 2013年9月12日 16:11 デイリー句会投句 ★気がつけば秋蝉鳴かぬ朝かな ★秋気満つ投校児童の列の声 ★学校の始業チャイムや秋澄めり 返信する 桑本栄太郎 2013年9月12日 17:17 投句の訂正 二行目、「秋気満つ」の句に変換ミスがありました。訂正させて頂きます。 誤)★秋気満つ投校児童の列の声 ↓ 正)★秋気満つ登校児童の列の声 返信する 小西 宏 2013年9月12日 20:27 デイリー句会投句 ★猫じゃらし色づき風の野に遊ぶ ★俳句して少年となるいわし雲 ★アパートの錆びた階段虫涼し 返信する 黒谷光子 2013年9月12日 22:24 投句 露草のの際立つ朝の土手 水澄むや村の真中を流る川 どの家にも洗い場のあり秋の川 返信する 下地鉄 2013年9月13日 8:22 デイリー句会投句 ★敬老の日赤き寿の字の仏間かな ★敬老の日曾孫の声の早々と ★薄雲のしずかに過ぎる敬老の日 返信する 祝恵子 2013年9月13日 9:28 デイリー句会投句 ★友といて萩に触れては萩を愛で ★子規の碑を覆いつくして萩は白 ★菩提樹の木蔭で寛ぐ秋歩き 返信する 祝恵子 2013年9月13日 9:38 お礼 多田有花様、桑本栄太郎様、「秋澄み」の句へ素敵なコメントを頂き、ありがとうございました。秋空と野原と風、安らぎます。 返信する 小口泰與 2013年9月13日 9:38 デイリー句会投句 ★稲穂垂れ雫こぼせし朝かな ★飛び起ちて羽音ひろげし稲雀 ★長竿の男の背中下り鮎 返信する 桑本栄太郎 2013年9月13日 17:12 デイリー句会投句 ★青桐の房のつらなり秋暑し ★葛の花をもとめ散策延びにけり ★下草の刈られ風呼ぶ萩の花 返信する 多田有花 2013年9月13日 17:51 デイリー句会投句 読みかけの新書に栞秋暑し 少しずつ少なくなりぬ秋の蝉 山へゆく道の辺に咲き彼岸花 返信する 多田有花 2013年9月13日 17:54 好きな句 どの家にも洗い場のあり秋の川/黒谷光子 子どものころの家の裏には川の洗い場がありました。 今も村の中を流れる川に洗い場がある、いい情景ですね。 返信する 黒谷光子 2013年9月13日 20:25 お礼 有花様、「秋の川」の句にコメントをいただきまして、ありがとうございます。村の真中の道に沿い1メートル巾ほどの川が流れています。きれいな水で重宝にしています。 返信する 黒谷光子 2013年9月13日 20:33 投句 虫しぐれ中の一つは間近きに ついそこに声震わせて夜の虫 虫の音のひときわ高き夜の土間 返信する 小西 宏 2013年9月13日 20:46 好きな句 ☆虫しぐれ中の一つは間近きに /黒谷光子☆ 虫時雨の中にふと間近な個を見つける愛おしさ。よくあるがなかなか言葉にすることのできない発見が心に残ります。 返信する 小西 宏 2013年9月13日 20:50 デイリー句会投句 ★数珠玉の丘駆け上るランドセル ★池草の傾ぎに触れて塩蜻蛉 ★荻の穂の向き一つなり夕迫る 返信する 古田敬二 2013年9月13日 21:38 投句 こおろぎがこおろぎ飛び超え草に消え 秋灯の枕辺に積む俳句本 薄暗き秋の光の弥勒菩薩 返信する 小口泰與 2013年9月14日 8:55 デイリー句会投句 ★川風に日ざしの和む秋のばら ★卓袱台を知らぬ子供ら良夜かな ★芙蓉咲く赤城榛名も靄の中 返信する 小口泰與 2013年9月14日 9:03 訂正をお願い致します。 ★「川風に日ざしの和む秋のばら」の句を没に願います。 過日の9月ネット句会に投句致しました句を間違って投句してしまいました。よろしくお願い致します。 新投句 ★田を囃す雀の羽音初穂かな ご迷惑をお掛け致します。 上句の句をよろしくお願い致します。 返信する 古田敬二 2013年9月14日 9:16 Unknown 京都太秦2句 泣き笑い澄まして並ぶ案山子かな 稔田の向こうの遠山雲の影 書道展 秋の字が黒々生まれる太い筆 返信する 迫田和代 2013年9月14日 9:32 デイリー句会投句 ★雨止んで庭の桔梗の花開く ★花野まで朝の散歩の行き帰り ★新月の優しい光に言葉なし 返信する 桑本栄太郎 2013年9月14日 16:32 デイリー句会投句 ★どこまでも散策つつき萩の風 ★木蔭より青空仰ぎ百日紅 ★散策の釣瓶落しの家路かな 返信する 桑本栄太郎 2013年9月14日 16:39 好きな句 ★虫の音のひときわ高き夜の土間/黒谷光子 日毎に、戸外の虫時雨が盛んになり、終には夜の土間からもちちろ虫の声が聞こえて来るようになった・・・。日毎に深まりゆく秋の気配を身近に感じた作者である。 返信する 小西 宏 2013年9月14日 21:01 好きな句 ☆花野まで朝の散歩の行き帰り /迫田和代☆ ご近所に草花の綺麗な野原があるのですね。そこまでの散歩道。行き帰りにもいろいろな出会いや発見があることでしょう。野も街も秋の清らかさでいっぱいです。 返信する 小西 宏 2013年9月14日 21:05 デイリー句会投句 ★法師蝉知らず野分の近きこと ★秋暮れるメタセコイアの木々朱なり ★清らかな海であれかし秋刀魚焼く 返信する 黒谷光子 2013年9月14日 22:06 お礼 小西宏様、「虫しぐれ」の句に、桑本栄太郎様、「虫の音」の句をお選びいただき、それぞれコメントも頂戴しまして有難うございました。 返信する 黒谷光子 2013年9月14日 22:09 投句 川端に木の椅子二脚柳散る 水澄むや能楽堂へ石の橋 門跡へ石段上がり萩の花 返信する 高橋秀之 2013年9月14日 23:56 投句 ★鳴き声はわずか一匹法師蝉 ★虫の声堤防道をどこまでも ★延々と露店と子の列秋祭り 返信する 小口泰與 2013年9月15日 10:13 デイリー句会投句 ★秋ばらをほめそやされし朝かな ★吹きてきし湖風硬し秋桜 ★寄りて来て指舐むチワワ夜長かな 返信する 迫田和代 2013年9月15日 10:56 お礼 小西 宏様 (花野)の句をお選びいただいてとても嬉しいです。暑いと言いながらも朝夕は秋らしくなりました。秋の花が華やかな色で目を奪われますね。台風が逸れますようお祈りしています。 返信する 小西 宏 2013年9月15日 19:53 デイリー句会投句 ★振り返る金柑の黄の細い道 ★松虫の闇に繋がるガラス窓 ★枝豆を固く茹でいて口唇す 返信する 桑本栄太郎 2013年9月15日 20:32 デイリー句会投句 <夕暮れの散策より> ★七段の堰落つ水や秋の川 ★椋鳥の一斉飛翔の対岸へ ★山里に灯が点き釣瓶落しかな 返信する 川名ますみ 2013年9月15日 21:29 デイリー句会投句 橋を見る悲しいくらい澄む秋に 両の手に茄子丸々と包まるる 丸茄子の小さき畑よりてのひらに 返信する 多田有花 2013年9月15日 22:04 デイリー句会投句 台風の近づく沖の霞みおり 台風接近少し遅めに起きる朝 台風裡ハンドル握り帰宅する 返信する 多田有花 2013年9月15日 22:08 好きな句 ★振り返る金柑の黄の細い道/小西 宏 散策の途中に庭に金柑を植えておられる家の前を通られたのでしょうか。 小さな黄色い実が閑静な通りによく似合います。 返信する 小西 宏 2013年9月16日 8:42 お礼 多田有花さま 「振り返る金柑の黄の細い道」へのお言葉、たいへんありがとうございます。 小犬を連れて、ときどき通る道です。見上げると青空に明るく映えています。近頃は熟れた実が地面に落ちていて、道を黄色く染めています。 返信する 下地鉄 2013年9月16日 9:04 デイリー句会投句 ★蜩や晩鐘暮れる独りたび ★高階に松籟聞いて叉寝かな ★秋風が窓の形で入りくる 返信する 河野啓一 2013年9月16日 9:44 デイリー句会投句 台風18号 ★列島をつつむがごとく秋台風 ★渡月橋ひたひた洗う秋の水 ★台風や人間界には構いなし 返信する 小口泰與 2013年9月16日 10:23 デイリー句会投句 ★点滴のしずく見上ぐや秋の暮 ★点滴の終のしずくや秋の暮 ★秋ばらを豆皿に乗せ病室へ 返信する 佃 康水 2013年9月16日 12:12 デイリー句会投句 ★鶏頭花幹紅に真っ赤かな ★凝らし見るほどに増えゆく秋茗荷 ★山の湯を出でて吹かるる夕芒 返信する 桑本栄太郎 2013年9月16日 19:29 デイリー句会投句 <台風18号近畿接近> ★颱風の緊急警報夜もすがら ★雄叫びの風雨に目覚む野分荒れ ★水嵩を極め野分の渡月橋 返信する 多田有花 2013年9月16日 20:40 デイリー句会投句 風雨激しく叩く秋の夜の窓 嵐去りはや鳴き始む秋の蝉 ごうごうと野分の名残森に吹く 返信する 高橋秀之 2013年9月16日 20:58 デイリー句会投句 ★台風一過黒から白へ雲の色 ★白米とわさび醤油でおくら食う ★鳥の群れ高く遠くへ秋の空 返信する 小西 宏 2013年9月16日 20:59 好きな句 ☆蜩や晩鐘暮れる独りたび /下地鉄☆ 蜩の哀切を帯びた鳴き声は秋の想いをさらに深いものとします。みな「独りたび」。しかし、その深い思いは皆の心に伝わります。 返信する 小西 宏 2013年9月16日 21:02 デイリー句会投句 ★秋の洒落けむり楽しき目黒かな ★台風の後の木漏れ日靴の音 ★野分去り西空広き富士裾野 返信する 黒谷光子 2013年9月16日 21:18 デイリー句会投句 風少しあるらし白き萩たわわ 走り根の隆々として秋の樟 街中の小さき庭に糸瓜垂る 返信する 小口泰與 2013年9月17日 8:48 デイリー句会投句 ★ぽたぽたと落ちる点滴良夜かな ★ベットよりながむる虚空帰燕かな ★虫の音や雲流れ来て榛名富士 返信する 好悪啓一 2013年9月17日 9:18 デイリー句会投句 ★野分去りこのすがしさや青い空 ★秋澄める隣りの窓は何思う ★感謝して土産は口に敬老日 返信する 桑本栄太郎 2013年9月17日 17:57 デイリー句会投句 <四条大橋~高瀬川界隈> ★百日紅四条出口は大橋へ ★秋日照る京の町家の深き影 ★せせらぎの岸に茶店や水の秋 返信する 小口泰與 2013年9月18日 8:57 デイリー句会投句 ★秋冷や彫深くせり赤城山 ★新涼の赤城雲だく朝かな ★単線の貨物列車や秋の暮 返信する 河野啓一 2013年9月18日 9:20 デイリー句会投句 ★秋暁の光芒空にどこまでも ★秋高し日本列島限りなく ★収穫の響き一途にコンバイン 返信する 下地鉄 2013年9月18日 12:11 お礼 小西宏様、「蜩や晩鐘暮れる独り旅」の句を好きな句にお選びご鑑賞までいただいて有難うございます。独り旅は好きで時々ぶらりします。 これからも宜しくご指導下さい。 返信する 下地鉄 2013年9月18日 12:36 デイリー句会投句 ★吾亦紅場末の店のうす灯り ★荒磯や吹かれて飛沫く暮秋かな ★白衣から花野心にと血圧計 返信する 桑本栄太郎 2013年9月18日 17:49 デイリー句会投句 <四条大橋~祇園~高瀬川界隈> ★秋日照る一力茶屋の弁柄塀 ★唐国(からくに)の軽ろき言葉や秋澄める ★せせらぎの小橋いくつや彼岸花 返信する 桑本栄太郎 2013年9月18日 17:57 好きな句 ★収穫の響き一途やコンバイン/河野啓一 台風一過の秋晴れの下、稲刈りが始まりました。晴れ渡った青空にコンバインの音が爽やかに響き続け、心地良い光景ですね!!。 ※お加減は如何ですか?充分お身体労わってくださいませ。 返信する 桑本栄太郎 2013年9月18日 18:05 好きな句 ★秋冷や彫深くせり赤城山/小口泰與 台風一過、漸く清々しい秋の到来となりました。空気が澄み渡り視界がすっきりと見渡せ、本格的な秋を思わせています。 ※お加減は如何ですか?お身体を労わって下さいませ。お大事に!!。 返信する 黒谷光子 2013年9月18日 19:20 デイリ―投句投句 ★今年藁井桁に積み上ぐ畑の隅 ★新藁を抱え香りを運びけり ★藁塚の仕上がりわずか傾きて 返信する 多田有花 2013年9月18日 20:23 デイリー句会投句 台風や海の濁りを残し去る 雲すべて吹き払われし野分晴れ 秋の雲ふわり流れて川の上 返信する 多田有花 2013年9月18日 20:27 好きな句 ★新藁を抱え香りを運びけり/黒谷光子 稲刈りがもう終わったのですね。 台風で心配されたことでしょう。 新しい藁の香りはこの季節ならではの新鮮なものです。 収穫の喜び、季節を楽しむ喜びです。 返信する 小西 宏 2013年9月18日 21:04 好きな句 ☆新藁を抱え香りを運びけり /黒谷光子☆ 稲の香り、新藁の香り、ともに秋収穫の大いなる輝きです。それを自らの胸に抱いて運ぶ。うらやましい風景です。 返信する 小西 宏 2013年9月18日 21:05 デイリー句会投句 ★筋雲が秋の絵を描く丸い丘 ★乾く風に池かがやかせ群れ蜻蛉 ★老妻の我に飯盛る良夜かな 返信する 河野啓一 2013年9月19日 7:08 お礼 桑本栄太郎さま ★収穫の響き一途やコンバイン/にうれしいコメントをいただきお礼申し上げます。一生懸命リハビリに励んでおります。 返信する 河野啓一 2013年9月19日 7:36 デイリー句会投句 ★秋野行くよき草花を求めつつ ★庭隅に植えらる無花果実を結び ★曼珠沙華今年は見ざるまぼろしに 返信する 小口泰與 2013年9月19日 8:56 御礼 桑本栄太郎様 「秋冷」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素晴らしいコメントを賜わり有難う御座いました。 また、小生の入院に対してお心遣いを頂き厚く感謝申し上げます。 無事、二泊三日の入院で退院致しました。 今は仕事に復帰いたしております。 有難う御座いました。 返信する 小口泰與 2013年9月19日 8:59 デイリー句会投句 ★書肆の灯や秋の新刊高々と ★川えびの定かに見ゆる葉月かな ★くさのほをうばいあってるあかとんぼ 返信する j桑本栄太郎 2013年9月19日 19:26 デイリー句会投句 ★秋出水引いて下流へ草の向き ★月白や月のまぼろし青空に ★待宵の明日も晴れたる夜待ちぬ 返信する 多田有花 2013年9月19日 19:37 デイリー句会投句 タンカーが連なり進む秋の海 播州平野日ごと刈田の増えてゆく 小窓から乗り出して見る今日の月 返信する 桑本栄太郎 2013年9月19日 19:38 好きな句 ★川えびの定かに見ゆる葉月かな 台風一過、視界に見えるものは何もかもすっきりと見え、まさに秋澄む気候となりました。 彼の半透明な川えびさえ、くっきりと見える情景には大変納得と共感を覚えます。 返信する 多田有花 2013年9月19日 19:41 好きな句 ★秋野行くよき草花を求めつつ/河野啓一 秋の草花を愛でつつ野を散策する楽しさが感じられます。 返信する 小西 宏 2013年9月19日 20:15 好きな句 ☆秋出水引いて下流へ草の向き /桑本栄太郎☆ 京都の水害、たいへんだったようですね。お見舞い申し上げます。 水の引いた後の野の草も、まだ下流に向いたまま泥に残されているのでしょうか。 返信する 小西 宏 2013年9月19日 20:21 デイリー句会投句 ★若魚の揺らぐ堤の彼岸花 ★名月や丘に優しき家灯り ★月今宵無地の茶碗の五穀米 返信する 小口泰與 2013年9月20日 13:27 御礼 桑本栄太郎様 「葉月」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素晴らしいコメントを賜わり厚く御礼申し上げます。有難う御座いました。 返信する 小口泰與 2013年9月20日 13:30 デイリー句会投句 ★あさがおの終の一花のうすき紺 ★日を受けて雀と和する稲穂かな ★たむろする明の鴉や秋の風 返信する 桑本栄太郎 2013年9月20日 17:54 お礼 小西 宏様 「秋出水引いて下流へ草の向き」の句をお選び頂き、温かいお見舞いのお言葉も頂戴しまして大変有難うございます。東京から関西に転勤になり、京都へ住まいしましてから30数年になりますが、桂川のあれほどの氾濫は始めて見聞きしました。土地の古老も口を揃えて初めてとの事です。幸い小生の住まいは桂川から少し離れ、洛西の高台にあり被害は全くありませんでしたが、一晩中、緊急エリアメールが携帯電話に入り、全く眠れませんでした。水が引いた17日に京都市内へ出かけ、車窓から桂川の様子を眺めましたが、中洲の草木は全て下流に向き、上流のごみが襤褸となっていました。 返信する 桑本栄太郎 2013年9月20日 18:17 デイリー句会投句 <仲秋の名月> ★十五夜の向かいの人と窓に会う ★十五夜の雲の狼藉なかりけり ★月今宵三つ日つづきの明るさに 返信する 桑本栄太郎 2013年9月20日 18:30 好きな句 ★月今宵無地の茶碗の五穀米/小西 宏 台風一過の17日以降連日、全く雲の無い秋晴れの日が続いています。毎夜の如く月見を行い、名月を迎えられた。無地の茶碗との措辞と、豊かな五穀豊穣を連想させる五穀米との措辞が響き合い、豊かな稔りの感謝の心情が素晴らしい。 返信する 河野啓一 2013年9月20日 19:23 お礼 有花さま ★秋野行く の句にうれしいコメント有難うございました。 返信する 河野啓一 2013年9月20日 19:53 デイリー句会投句 ★月愛でる心を盛りしご膳かな ★病棟の上に輝く丸い月 ★もちをつくウサギ嬉しき月今宵 返信する 小西 宏 2013年9月20日 20:39 好きな句 ☆月愛でる心を盛りしご膳かな /河野啓一☆ 収穫の秋に月を愛でる心は偶然ではないのでしょう。空気も澄んで美しいのですが、美味しいものがたくさん並びます。その、心づくしの配膳に秋への感謝とともに周りの人々の慈しみが嬉しく伝わってきます。 返信する 小西 宏 2013年9月20日 20:41 お礼 桑本栄太郎さま 「月今宵無地の茶碗の五穀米」へのお褒めのお言葉、とても嬉しく頂戴いたしました。どうもありがとうございます。 茶碗は妻の買ってきたものをそのまま使い、気に入っています。五穀米も大好物です。 返信する 小西 宏 2013年9月20日 20:58 デイリー句会投句 ★薄みな風ななめなり崖の上 ★子ら駆ける丘に振り子の秋桜 ★青団栗帽子ずれたるあどけなさ 返信する 佃 康水 2013年9月20日 21:00 好きな句 月今宵無地の茶碗の五穀米/小西 宏 中秋の名月、今年の月は満月を見る事が出来ました。次の満月は8年後とか。月今宵にも深い意味を感じますが「無地の茶碗の五穀米」がまた何とも言えない心の広さ、素朴さ、豊かさ等ご家庭を垣間見る思いです。 返信する 佃 康水 2013年9月20日 21:01 デイリー句会投句 ★師の快気祝う座敷や満月光 ★子規句会果てて大きな窓の月 ★朝の日を弾き煌めく式部の実 返信する 黒谷光子 2013年9月20日 21:27 デイリ―句会投句 ★川の水澄むを如雨露に植木鉢 ★大根の芽畝の歪みを明らかに ★東は何処の窓も月を入れ 返信する 河野啓一 2013年9月26日 9:04 お礼 小西宏さま ☆月愛でる心を盛りしご膳かな に暖かいコメントを頂戴しましてまことにありがとうございます。病院の食堂でお月見後お月見ご膳というのがでてまいりました。日本人の心かと思いました。 返信する
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デイリー句会投句
★竜胆や熊除けの鈴腰に鳴る
★きららなす朝の湖秋あざみ
★鳥威し動き雀の羽音かな
デイリー句会投句
★吹かれきて今日をかぎりの法師蝉
★ガジュマルの気根たくまし敬老の日
★爽やかにシーサーの顔のゆるみかな
デイリー句会投句
<雨の四条大橋~高瀬川界隈>
★鴨川の堰堤あふれ秋の水
★水澄むやせせらぎ浅き高瀬川
★水滴の花びらつたい萩の雨
好きな句
☆竜胆や熊除けの鈴腰に鳴る /小口泰與☆
山行の熊除けの鈴が、歩みに合わせて軽やかな響きを繰り返す。その山辺に静かに咲く竜胆の涼やかさ。静と動、花と音のリズム。
デイリー句会投句
★崖に満ち電柱までも蔦かずら
★紅葉する桜の色香漂わせ
★虫の音に暗雲のまだ西に見ゆ
好きな句
★紅葉する桜の色香漂わせ/小西 宏
一週間も続いた全国的な野分荒れの後、急激に涼しくなり、早くも水木、桜の葉などは色付き始めました。桜の葉は色付いてもほんのり香りが漂うようです。間もなく他の紅葉より、早く散り来年の美しい花を育てるため眠りに入るようですね!!。春先の桜芽木から桜の花、桜しべ、桜若葉、桜紅葉といつも日本人の心にある様を詠われ、素敵な一句です。
お礼
桑本栄太郎さま
「紅葉する桜の色香漂わせ」へのご句評、たいへんありがとうございます。仰る通り、木々の黄葉(あるいは紅葉)の時期はずいぶん異なるようですね。水木の黄葉も他よりは少し早いようで、秋の長雨によく似合います。そして本当に、桜は年間を通して、いつも私たちの心を慰めてくれるのですね。そのことを桑本さまに思い起こさせていただきました。
投句
酔芙蓉弥勒菩薩に会いに行く
初秋の海はまぶしくさより釣る
唐辛子怒りの色に尖りけり
デイリー句会投句
★どこまでも秋澄み野原の風優し
★牧場を思わせる柵ススキ咲く
★工作室木彫りの中のカブトムシ
御礼
小西宏様
「竜胆」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素晴らしコメントを頂き、楽しく読ませて頂きました。
この所山間部は熊の出没が多多あり、写真撮影にも熊除けの鈴が必要になってきました。
デイリー句会投句
★湖風にこぼす音せり木の実かな
★みずべりのくさのゆるるやあかとんぼ
★朝つゆや羽音高らか群雀
デイリー句会投句
★あかあかと雲間にやさし秋陽かな
★鈴虫や点滅を曳く飛機の跡
★きりもなく水輪現れ消える水の秋
デイリー句会投句
読む本を書棚に積んで秋うらら
夕月は桜の影に沈みおり
運動会練習の声流れ来る
好きな句
★どこまでも秋澄み野原の風優し/祝恵子
涼しくなり、空気が澄んでいることを感じるようになりました。
広々とした野原にたたずむと、秋風が全身を洗って通り過ぎていきます。
デイリー句会投句
★ベランダの蔓を思案や秋半ば
★ブルースを聴きつつ眺め秋入日
★群青の空の彼方や初月夜
好きな句
★どこまでも秋澄み野原の風優し/祝 恵子
9月に入りぐっと涼しくなり、空気もかなり爽やかになって来ました。特に今朝は秋晴れのぐるっと見渡してもどこにも雲が無く、爽やかに晴れていました。愈々待望の秋ですね!!。
デイリー句会投句
★青き穂をつややかに曲げ若すすき
★谷戸に入れば風の新らし法師ぜみ
★猫じゃらし色づいて野を転げいる
ディリ―句会投句
訪う寺の坪庭満たす秋海棠
秋海棠もう一度見る帰り際
ついと来て飛び去る速さ初蜻蛉
デイリー句会投句
★今朝はまた物のみごとに芙蓉咲く
★上州は鶴舞うかたち渡り鳥
★天高し生業ながき菓子問屋
デイリー句会投句
★気がつけば秋蝉鳴かぬ朝かな
★秋気満つ投校児童の列の声
★学校の始業チャイムや秋澄めり
投句の訂正
二行目、「秋気満つ」の句に変換ミスがありました。訂正させて頂きます。
誤)★秋気満つ投校児童の列の声
↓
正)★秋気満つ登校児童の列の声
デイリー句会投句
★猫じゃらし色づき風の野に遊ぶ
★俳句して少年となるいわし雲
★アパートの錆びた階段虫涼し
投句
露草のの際立つ朝の土手
水澄むや村の真中を流る川
どの家にも洗い場のあり秋の川
デイリー句会投句
★敬老の日赤き寿の字の仏間かな
★敬老の日曾孫の声の早々と
★薄雲のしずかに過ぎる敬老の日
デイリー句会投句
★友といて萩に触れては萩を愛で
★子規の碑を覆いつくして萩は白
★菩提樹の木蔭で寛ぐ秋歩き
お礼
多田有花様、桑本栄太郎様、「秋澄み」の句へ素敵なコメントを頂き、ありがとうございました。秋空と野原と風、安らぎます。
デイリー句会投句
★稲穂垂れ雫こぼせし朝かな
★飛び起ちて羽音ひろげし稲雀
★長竿の男の背中下り鮎
デイリー句会投句
★青桐の房のつらなり秋暑し
★葛の花をもとめ散策延びにけり
★下草の刈られ風呼ぶ萩の花
デイリー句会投句
読みかけの新書に栞秋暑し
少しずつ少なくなりぬ秋の蝉
山へゆく道の辺に咲き彼岸花
好きな句
どの家にも洗い場のあり秋の川/黒谷光子
子どものころの家の裏には川の洗い場がありました。
今も村の中を流れる川に洗い場がある、いい情景ですね。
お礼
有花様、「秋の川」の句にコメントをいただきまして、ありがとうございます。村の真中の道に沿い1メートル巾ほどの川が流れています。きれいな水で重宝にしています。
投句
虫しぐれ中の一つは間近きに
ついそこに声震わせて夜の虫
虫の音のひときわ高き夜の土間
好きな句
☆虫しぐれ中の一つは間近きに /黒谷光子☆
虫時雨の中にふと間近な個を見つける愛おしさ。よくあるがなかなか言葉にすることのできない発見が心に残ります。
デイリー句会投句
★数珠玉の丘駆け上るランドセル
★池草の傾ぎに触れて塩蜻蛉
★荻の穂の向き一つなり夕迫る
投句
こおろぎがこおろぎ飛び超え草に消え
秋灯の枕辺に積む俳句本
薄暗き秋の光の弥勒菩薩
デイリー句会投句
★川風に日ざしの和む秋のばら
★卓袱台を知らぬ子供ら良夜かな
★芙蓉咲く赤城榛名も靄の中
訂正をお願い致します。
★「川風に日ざしの和む秋のばら」の句を没に願います。
過日の9月ネット句会に投句致しました句を間違って投句してしまいました。よろしくお願い致します。
新投句
★田を囃す雀の羽音初穂かな
ご迷惑をお掛け致します。
上句の句をよろしくお願い致します。
Unknown
京都太秦2句
泣き笑い澄まして並ぶ案山子かな
稔田の向こうの遠山雲の影
書道展
秋の字が黒々生まれる太い筆
デイリー句会投句
★雨止んで庭の桔梗の花開く
★花野まで朝の散歩の行き帰り
★新月の優しい光に言葉なし
デイリー句会投句
★どこまでも散策つつき萩の風
★木蔭より青空仰ぎ百日紅
★散策の釣瓶落しの家路かな
好きな句
★虫の音のひときわ高き夜の土間/黒谷光子
日毎に、戸外の虫時雨が盛んになり、終には夜の土間からもちちろ虫の声が聞こえて来るようになった・・・。日毎に深まりゆく秋の気配を身近に感じた作者である。
好きな句
☆花野まで朝の散歩の行き帰り /迫田和代☆
ご近所に草花の綺麗な野原があるのですね。そこまでの散歩道。行き帰りにもいろいろな出会いや発見があることでしょう。野も街も秋の清らかさでいっぱいです。
デイリー句会投句
★法師蝉知らず野分の近きこと
★秋暮れるメタセコイアの木々朱なり
★清らかな海であれかし秋刀魚焼く
お礼
小西宏様、「虫しぐれ」の句に、桑本栄太郎様、「虫の音」の句をお選びいただき、それぞれコメントも頂戴しまして有難うございました。
投句
川端に木の椅子二脚柳散る
水澄むや能楽堂へ石の橋
門跡へ石段上がり萩の花
投句
★鳴き声はわずか一匹法師蝉
★虫の声堤防道をどこまでも
★延々と露店と子の列秋祭り
デイリー句会投句
★秋ばらをほめそやされし朝かな
★吹きてきし湖風硬し秋桜
★寄りて来て指舐むチワワ夜長かな
お礼
小西 宏様
(花野)の句をお選びいただいてとても嬉しいです。暑いと言いながらも朝夕は秋らしくなりました。秋の花が華やかな色で目を奪われますね。台風が逸れますようお祈りしています。
デイリー句会投句
★振り返る金柑の黄の細い道
★松虫の闇に繋がるガラス窓
★枝豆を固く茹でいて口唇す
デイリー句会投句
<夕暮れの散策より>
★七段の堰落つ水や秋の川
★椋鳥の一斉飛翔の対岸へ
★山里に灯が点き釣瓶落しかな
デイリー句会投句
橋を見る悲しいくらい澄む秋に
両の手に茄子丸々と包まるる
丸茄子の小さき畑よりてのひらに
デイリー句会投句
台風の近づく沖の霞みおり
台風接近少し遅めに起きる朝
台風裡ハンドル握り帰宅する
好きな句
★振り返る金柑の黄の細い道/小西 宏
散策の途中に庭に金柑を植えておられる家の前を通られたのでしょうか。
小さな黄色い実が閑静な通りによく似合います。
お礼
多田有花さま
「振り返る金柑の黄の細い道」へのお言葉、たいへんありがとうございます。
小犬を連れて、ときどき通る道です。見上げると青空に明るく映えています。近頃は熟れた実が地面に落ちていて、道を黄色く染めています。
デイリー句会投句
★蜩や晩鐘暮れる独りたび
★高階に松籟聞いて叉寝かな
★秋風が窓の形で入りくる
デイリー句会投句
台風18号
★列島をつつむがごとく秋台風
★渡月橋ひたひた洗う秋の水
★台風や人間界には構いなし
デイリー句会投句
★点滴のしずく見上ぐや秋の暮
★点滴の終のしずくや秋の暮
★秋ばらを豆皿に乗せ病室へ
デイリー句会投句
★鶏頭花幹紅に真っ赤かな
★凝らし見るほどに増えゆく秋茗荷
★山の湯を出でて吹かるる夕芒
デイリー句会投句
<台風18号近畿接近>
★颱風の緊急警報夜もすがら
★雄叫びの風雨に目覚む野分荒れ
★水嵩を極め野分の渡月橋
デイリー句会投句
風雨激しく叩く秋の夜の窓
嵐去りはや鳴き始む秋の蝉
ごうごうと野分の名残森に吹く
デイリー句会投句
★台風一過黒から白へ雲の色
★白米とわさび醤油でおくら食う
★鳥の群れ高く遠くへ秋の空
好きな句
☆蜩や晩鐘暮れる独りたび /下地鉄☆
蜩の哀切を帯びた鳴き声は秋の想いをさらに深いものとします。みな「独りたび」。しかし、その深い思いは皆の心に伝わります。
デイリー句会投句
★秋の洒落けむり楽しき目黒かな
★台風の後の木漏れ日靴の音
★野分去り西空広き富士裾野
デイリー句会投句
風少しあるらし白き萩たわわ
走り根の隆々として秋の樟
街中の小さき庭に糸瓜垂る
デイリー句会投句
★ぽたぽたと落ちる点滴良夜かな
★ベットよりながむる虚空帰燕かな
★虫の音や雲流れ来て榛名富士
デイリー句会投句
★野分去りこのすがしさや青い空
★秋澄める隣りの窓は何思う
★感謝して土産は口に敬老日
デイリー句会投句
<四条大橋~高瀬川界隈>
★百日紅四条出口は大橋へ
★秋日照る京の町家の深き影
★せせらぎの岸に茶店や水の秋
デイリー句会投句
★秋冷や彫深くせり赤城山
★新涼の赤城雲だく朝かな
★単線の貨物列車や秋の暮
デイリー句会投句
★秋暁の光芒空にどこまでも
★秋高し日本列島限りなく
★収穫の響き一途にコンバイン
お礼
小西宏様、「蜩や晩鐘暮れる独り旅」の句を好きな句にお選びご鑑賞までいただいて有難うございます。独り旅は好きで時々ぶらりします。 これからも宜しくご指導下さい。
デイリー句会投句
★吾亦紅場末の店のうす灯り
★荒磯や吹かれて飛沫く暮秋かな
★白衣から花野心にと血圧計
デイリー句会投句
<四条大橋~祇園~高瀬川界隈>
★秋日照る一力茶屋の弁柄塀
★唐国(からくに)の軽ろき言葉や秋澄める
★せせらぎの小橋いくつや彼岸花
好きな句
★収穫の響き一途やコンバイン/河野啓一
台風一過の秋晴れの下、稲刈りが始まりました。晴れ渡った青空にコンバインの音が爽やかに響き続け、心地良い光景ですね!!。
※お加減は如何ですか?充分お身体労わってくださいませ。
好きな句
★秋冷や彫深くせり赤城山/小口泰與
台風一過、漸く清々しい秋の到来となりました。空気が澄み渡り視界がすっきりと見渡せ、本格的な秋を思わせています。
※お加減は如何ですか?お身体を労わって下さいませ。お大事に!!。
デイリ―投句投句
★今年藁井桁に積み上ぐ畑の隅
★新藁を抱え香りを運びけり
★藁塚の仕上がりわずか傾きて
デイリー句会投句
台風や海の濁りを残し去る
雲すべて吹き払われし野分晴れ
秋の雲ふわり流れて川の上
好きな句
★新藁を抱え香りを運びけり/黒谷光子
稲刈りがもう終わったのですね。
台風で心配されたことでしょう。
新しい藁の香りはこの季節ならではの新鮮なものです。
収穫の喜び、季節を楽しむ喜びです。
好きな句
☆新藁を抱え香りを運びけり /黒谷光子☆
稲の香り、新藁の香り、ともに秋収穫の大いなる輝きです。それを自らの胸に抱いて運ぶ。うらやましい風景です。
デイリー句会投句
★筋雲が秋の絵を描く丸い丘
★乾く風に池かがやかせ群れ蜻蛉
★老妻の我に飯盛る良夜かな
お礼
桑本栄太郎さま
★収穫の響き一途やコンバイン/にうれしいコメントをいただきお礼申し上げます。一生懸命リハビリに励んでおります。
デイリー句会投句
★秋野行くよき草花を求めつつ
★庭隅に植えらる無花果実を結び
★曼珠沙華今年は見ざるまぼろしに
御礼
桑本栄太郎様
「秋冷」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素晴らしいコメントを賜わり有難う御座いました。
また、小生の入院に対してお心遣いを頂き厚く感謝申し上げます。
無事、二泊三日の入院で退院致しました。
今は仕事に復帰いたしております。
有難う御座いました。
デイリー句会投句
★書肆の灯や秋の新刊高々と
★川えびの定かに見ゆる葉月かな
★くさのほをうばいあってるあかとんぼ
デイリー句会投句
★秋出水引いて下流へ草の向き
★月白や月のまぼろし青空に
★待宵の明日も晴れたる夜待ちぬ
デイリー句会投句
タンカーが連なり進む秋の海
播州平野日ごと刈田の増えてゆく
小窓から乗り出して見る今日の月
好きな句
★川えびの定かに見ゆる葉月かな
台風一過、視界に見えるものは何もかもすっきりと見え、まさに秋澄む気候となりました。
彼の半透明な川えびさえ、くっきりと見える情景には大変納得と共感を覚えます。
好きな句
★秋野行くよき草花を求めつつ/河野啓一
秋の草花を愛でつつ野を散策する楽しさが感じられます。
好きな句
☆秋出水引いて下流へ草の向き /桑本栄太郎☆
京都の水害、たいへんだったようですね。お見舞い申し上げます。
水の引いた後の野の草も、まだ下流に向いたまま泥に残されているのでしょうか。
デイリー句会投句
★若魚の揺らぐ堤の彼岸花
★名月や丘に優しき家灯り
★月今宵無地の茶碗の五穀米
御礼
桑本栄太郎様
「葉月」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素晴らしいコメントを賜わり厚く御礼申し上げます。有難う御座いました。
デイリー句会投句
★あさがおの終の一花のうすき紺
★日を受けて雀と和する稲穂かな
★たむろする明の鴉や秋の風
お礼
小西 宏様
「秋出水引いて下流へ草の向き」の句をお選び頂き、温かいお見舞いのお言葉も頂戴しまして大変有難うございます。東京から関西に転勤になり、京都へ住まいしましてから30数年になりますが、桂川のあれほどの氾濫は始めて見聞きしました。土地の古老も口を揃えて初めてとの事です。幸い小生の住まいは桂川から少し離れ、洛西の高台にあり被害は全くありませんでしたが、一晩中、緊急エリアメールが携帯電話に入り、全く眠れませんでした。水が引いた17日に京都市内へ出かけ、車窓から桂川の様子を眺めましたが、中洲の草木は全て下流に向き、上流のごみが襤褸となっていました。
デイリー句会投句
<仲秋の名月>
★十五夜の向かいの人と窓に会う
★十五夜の雲の狼藉なかりけり
★月今宵三つ日つづきの明るさに
好きな句
★月今宵無地の茶碗の五穀米/小西 宏
台風一過の17日以降連日、全く雲の無い秋晴れの日が続いています。毎夜の如く月見を行い、名月を迎えられた。無地の茶碗との措辞と、豊かな五穀豊穣を連想させる五穀米との措辞が響き合い、豊かな稔りの感謝の心情が素晴らしい。
お礼
有花さま
★秋野行く の句にうれしいコメント有難うございました。
デイリー句会投句
★月愛でる心を盛りしご膳かな
★病棟の上に輝く丸い月
★もちをつくウサギ嬉しき月今宵
好きな句
☆月愛でる心を盛りしご膳かな /河野啓一☆
収穫の秋に月を愛でる心は偶然ではないのでしょう。空気も澄んで美しいのですが、美味しいものがたくさん並びます。その、心づくしの配膳に秋への感謝とともに周りの人々の慈しみが嬉しく伝わってきます。
お礼
桑本栄太郎さま
「月今宵無地の茶碗の五穀米」へのお褒めのお言葉、とても嬉しく頂戴いたしました。どうもありがとうございます。
茶碗は妻の買ってきたものをそのまま使い、気に入っています。五穀米も大好物です。
デイリー句会投句
★薄みな風ななめなり崖の上
★子ら駆ける丘に振り子の秋桜
★青団栗帽子ずれたるあどけなさ
好きな句
月今宵無地の茶碗の五穀米/小西 宏
中秋の名月、今年の月は満月を見る事が出来ました。次の満月は8年後とか。月今宵にも深い意味を感じますが「無地の茶碗の五穀米」がまた何とも言えない心の広さ、素朴さ、豊かさ等ご家庭を垣間見る思いです。
デイリー句会投句
★師の快気祝う座敷や満月光
★子規句会果てて大きな窓の月
★朝の日を弾き煌めく式部の実
デイリ―句会投句
★川の水澄むを如雨露に植木鉢
★大根の芽畝の歪みを明らかに
★東は何処の窓も月を入れ
お礼
小西宏さま
☆月愛でる心を盛りしご膳かな に暖かいコメントを頂戴しましてまことにありがとうございます。病院の食堂でお月見後お月見ご膳というのがでてまいりました。日本人の心かと思いました。