●投句箱9月1日~9月9日● 2013年9月9日 10:56 | Weblog ※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。 X Facebook はてブ LINE コメント 小口泰與 2013年9月1日 7:46 デイリー句会投句 ★そばの花出そろう畑や日のやさし ★白粉花や赤城は雲を纏いおり ★ふた心持ちて浄土や稲の花 返信する 桑本栄太郎 2013年9月1日 17:11 デイリー句会投句 <京都市内、新京極にて映画> ★秋澄むや新京極へ映画見に ★異国語の流れ案内秋の京 ★新涼の香のかおりや新京極 返信する 桑本栄太郎 2013年9月1日 17:24 三句目の季語を変更します 誤)★新涼の香のかおりや新京極 ↓ 正)★秋涼の香のかおりや新京極 返信する 多田有花 2013年9月1日 17:57 デイリー句会投句 雨あがり秋蝉静かに鳴き始む 秋の田のところどころに稗つんつん 色変えた葉から散り初む桜かな 返信する 多田有花 2013年9月1日 18:05 好きな句 ★そばの花出そろう畑や日のやさし/小口泰與 残っていた暑さもしだいにやわらいできました。 山間の蕎麦畑に小さな白い花が咲きそろい、初秋の日差しを浴びています。 ほのぼのと明るい情景です。 返信する 下地鉄 2013年9月1日 18:17 デイリー句会投句 ★潮騒に暮れいく浜の晩夏かな ★振り返れば病もいとし秋の風 ★夏雲のゆたり過ぎ行く空の色 返信する 祝恵子 2013年9月1日 18:28 デイリー句会投句 二学期が始まる頃よかくれんぼ 学習田秋の燕のまだ残る 尼寺の庭に見つけて酔芙蓉 返信する 桑本栄太郎 2013年9月1日 19:17 好きな句 ★二学期が始まる頃よかくれんぼ/祝 恵子 長くて暑い残暑も少しづつゆるみ、愈々秋の到来と供に、二学期も始まりました。昨日、一昨日と夕方まで戸外で遊ぶ子供を見ると、夏休みの宿題は?自由研究は?もう大丈夫?と思いながら見ていました。九月に入れば季節も動きますね!!。 返信する 古田敬二 2013年9月1日 20:26 投句 夜もすがら木曽川瀬音秋の宿 窓の外雨降り始む木曽の秋 秋の水澄んで白瀬の薄暮かな 返信する 小西 宏 2013年9月1日 20:45 好きな句 ★振り返れば病もいとし秋の風 /下地鉄 下地さんの振り返りの中に何が見えるのか、読者の心に任せて下さいました。一つの病を抱きながら秋の風に静かに心を委ねる。触れ合った人々や風景が流れていく。 返信する 小西 宏 2013年9月1日 20:47 デイリー句会投句 ★トンボ待つ小川の傍の半ズボン ★舐め挙げて櫟の幹の秋西日 ★ひぐらしの蟋蟀となる夕の風 返信する 高橋秀之 2013年9月1日 22:12 デイリー句会投句 ★秋暑し神社の階段一歩ずつ ★横須賀に入港する艦秋暑し ★公園に三笠の船形秋日影 返信する 高橋秀之 2013年9月1日 22:19 好きな句 二学期が始まる頃よかくれんぼ/祝恵子 長かった夏休みも終わる頃には、公園でかくれんぼができるような秋の季節、二学期で揃った子どもたちがかくれんぼを楽しむ笑顔が見えてきます。 返信する 小口泰與 2013年9月2日 8:38 御礼 多田夕花様 「そばの花」の句を好きな句にお取り上げ頂き、その上、素晴らしいコメントを有難う御座いました。可憐なそばの花が高原を飾っていました。 返信する 小口泰與 2013年9月2日 8:43 デイリー句会投句 ★見え揃う稲穂の垂れし朝かな ★吹き降りに朝顔の蔓乱舞かな ★湯の町のとっぷり暮れて酔芙蓉 返信する 古田敬二 2013年9月2日 11:23 投句 鍬の柄に憩えば足元ちちろ鳴く 秋灯に三日まとめて書く日記 茄子胡瓜袋に凸凹畦を踏む 返信する 桑本栄太郎 2013年9月2日 17:40 デイリー句会投句 ★秋雷を屋根に聞ききつつ讃美せり ★小説の筋を追い居る秋夜かな ★雨音に目覚め窓閉む夜半の秋 返信する 小口泰與 2013年9月3日 9:33 デイリー句会投句 ★かげろうに瀞の魚の夕まずめ ★きちこうや山の紫紺と湖の紺 ★ひぐらしや同胞(はらから)集う大広間 返信する 桑本栄太郎 2013年9月3日 13:30 デイリー句会投句 ★追い越して秋の野を往く新幹線 ★秋雷の降るとも見えず曇りけり ★秋驟雨わが家の上の空だけに 返信する 桑本栄太郎 2013年9月3日 13:47 好きな句 ★かげろうの瀞の魚の夕まずめ/小口泰與 朝まずめ夕まずめとも言い、魚の就餌活動の活発になる時間帯ですね!!。又、かげろうは渓流釣りの餌として、山女、岩魚釣りには最適です。上流から流れて来た水が落ち込む瀞場の夕まずめは、最高のポイントですね!!。嘗て小生も釣りを嗜んでいましたので、身震いするほどの期待感が蘇ります。 返信する 多田有花 2013年9月3日 18:08 デイリー句会投句 迷い込みし蝶逃がしやる秋の朝 川に水重々しかり秋黴雨 秋雨の時おり激し夜に入る 返信する 多田有花 2013年9月3日 18:14 好きな句 鍬の柄に憩えば足元ちちろ鳴く/古田敬二 農作業に精を出されほっと一息つかれたところ、足元でコオロギの声が。 秋だなあと感じて耳を傾けておられる様子が伝わってきます。 返信する 祝恵子 2013年9月3日 18:33 お礼 桑本栄太郎様、高橋秀之様、「二学期」にそれぞれうれしいこめんとをいただきありがとうございました。二学期が始まりましたね。 返信する 古田敬二 2013年9月3日 18:40 お礼 夕花さん、 鍬の柄に憩えば足元ちちろ鳴く/にコメントいただきありがとうございました。猛暑のせいか虫の音も少ないようです。畑にはたくさんいるようですが、家の庭は少ないです。 返信する 古田敬二 2013年9月3日 19:21 Unknown 輝けり木曽の棚田に夕日射す 露地奥に揺れるコスモス宿場町 葛の花旧国道の壁に咲く 返信する 高橋秀之 2013年9月3日 22:04 デイリー句会投句 ★長雨の途切れし空に秋夕焼け ★食卓に弁当ふたつ休暇明け ★軒先に雀の鳴き声秋の朝 返信する 小口泰與 2013年9月4日 9:00 御礼 桑本栄太郎様 「かげろう」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素敵な釣人だけのだいご味を御理解いただき、その上、素晴らしいコメントを頂き、有難う御座いました。 返信する 小口泰與 2013年9月4日 9:03 デイリー句会投句 ★指先を包む冷気の初秋かな ★湖風に乗りくる香り藤袴 ★龍之介の愛でし赤城や秋気澄む 返信する 多田有花 2013年9月4日 17:42 デイリー句会投句 秋の雨まだ降り飽きず降り続く ひやひやと昼の雷雨を聞いている 轟いて泥水流る野分あと 返信する 多田有花 2013年9月4日 17:46 好きな句 ★長雨の途切れし空に秋夕焼け/高橋秀之 今、ちょうど御句のような空模様です。よく降りました。 9月に入ってから連日の大雨警報でした。久しぶりの夕日です。 返信する 桑本栄太郎 2013年9月4日 18:15 デイリー句会投句 ★雲切れて雨の九月の青空に ★水滴の光りつぶらや葛の花 ★秋雨の降るや彼方に青空も 返信する 桑本栄太郎 2013年9月4日 18:24 好きな句 ★ひやひやと昼の雷雨を聞いている/多田有花 当地、京都も昼前から終日の雷雨となりました。 台風の到来と相俟って、ゲリラの日本列島総攻撃の様相です。雷雨だけならまだしも竜巻の到来もあり、テレビ画面のスポット情報が仕切りでした。「雷雨を聞いている」との措辞に、緊迫した現在進行形の状況が汲み取れます。 返信する 小西 宏 2013年9月4日 20:44 デイリー句会投句 ★病院の玄関に待つゴーヤ棚 ★とんぼうの列なして行く空かろし ★虫の音のビルの暗きに星見上ぐ 返信する 古田敬二 2013年9月4日 21:20 投句 木曽福島宿 露載せて草茂りいる番所跡 初秋の丸き木漏れ日歩きけり 「夜明け前」の筆跡古び秋の宿 返信する 小口泰與 2013年9月5日 9:09 デイリー句会投句 ★ひぐらしの鳴き終わりたるしじまかな ★雨降りてことに朝顔終の花 ★そば咲くや板張りホーム無人駅 返信する 下地鉄 2013年9月5日 11:07 デイリー句会投句 ★里山の地を這い飛ぶや初とんぼ ★新聞紙吹かれる音の涼気かな ★蕎麦の花伸びれば覗く空の数 返信する 古田敬二 2013年9月5日 14:23 投句 天狗茄子大きく実り地に届く 立秋の朝の空気に目覚めけり コオロギが飛びこむ朝の野菜籠 返信する 桑本栄太郎 2013年9月5日 16:14 デイリー句会投句 ★風吹けば野辺の明かりや女郎花 ★うそ寒や肩にレースのバスの客 ★雨雲のにぶき茜や秋入日 返信する 桑本栄太郎 2013年9月5日 16:21 好きな句 ★蕎麦の花伸びれば覗く空の数/下地 鉄 当地、京都は漸く5日目にして青空が見えています。蕎麦の花が茎高く咲き、その上に青空が広がっている光景が目の前に想われ素敵です。 返信する 桑本栄太郎 2013年9月5日 16:26 好きな句 ★コオロギが飛び込む朝の野菜籠/古田啓二 秋も少しづつ深まり、コオロギがしきりに鳴くようになりました。お宅の室内の薄闇でしょうか?秋暁の物静かな佇まいが想われ、しっとりとした秋の趣を想われます。 返信する 多田有花 2013年9月5日 16:38 デイリー句会投句 濁流を背後に秋の蝉の鳴く 播磨灘沖ははるかに野分晴れ ことごとく朽木倒れて野分あと 返信する 多田有花 2013年9月5日 16:40 お礼 桑本栄太郎さま、 「ひやひやと昼の雷雨を聞いている」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 昨日は雨で気温が下がり、姫路の最高気温は23℃でした。「秋冷」という雰囲気の中で雷雨の音を聞いていました。 返信する 多田有花 2013年9月5日 16:45 好きな句 ★とんぼうの列なして行く空かろし/小西 宏 秋本番を迎えた空をついっとトンボが飛んでいきます。 厳しい残暑が去り、目にするトンボも空気軽やかです。 返信する 桑本栄太郎 2013年9月5日 18:35 好きな句 ★播磨灘沖ははるかに野分晴れ/多田有花 当地、京都も漸く5日目になり、野分晴れとなりました。猛烈な残暑から一転、冷たい風と共に、竜巻を伴う雷雨と風の野分でした。空を見渡し、播磨灘の彼方に真っ青な九月の空に、ほっと和む作者が見えます。 返信する 小西 宏 2013年9月5日 20:16 好きな句 ☆コオロギが飛びこむ朝の野菜籠 /古田敬二☆ 敬二さんは趣味を遥かに超えて、深みのある自家園芸を楽しんでおられるようですね。ついに、野菜籠にもコオロギが飛びこむという豊かな生活を勝ち得られました。陶淵明のような世界、流石です。俳句も、深く清澄です。 返信する 小西 宏 2013年9月5日 20:24 お礼 多田有花さま 「とんぼうの列なして行く空かろし」への応援のお言葉、たいへん有難うございます。こちらはまだ暑さが残っていますが、朝夕はずいぶん涼しい風が吹くようになりました。そんな夕空にトンボの群を見ると、秋涼がことさら静かに、深く感じられます。 返信する 小西 宏 2013年9月5日 20:31 デイリー句会投句 ★ひぐらしの杜を背に聞く西の雲 ★猛き雲去りし夜の虫はげしく聞く ★道産の玉蜀黍の白甘し 返信する 佃 康水 2013年9月5日 21:36 デイリー句会投句 ★秋耕や末成り瓜を巻き込みて ★葛咲いて名札を貰う薬草園 ★久々に晴れて媼は大根撒く 返信する 黒谷光子 2013年9月5日 21:42 デイリ―句会投句 木より降り土より湧きて虫の声 虫の音に囲まれている夜の居間 鈴なりの熟れて落つのみ棗の実 返信する 下地鉄 2013年9月5日 22:45 お礼 小西宏様、お礼が遅れ申し訳ありません。拙句の{振り返れば病もいとし秋の風」に好きな句にいれていただきその上素敵な鑑賞も頂き有難うございました。 桑本栄太郎様 節句の「蕎麦の花の伸びれば覗く空の数」を好きな句に入れて鑑賞して頂き有難うございました。 返信する 下地鉄 2013年9月6日 8:57 デイリー句会投句 ★冷めやらぬ朝の涼気に秋を知る ★梯梧落ち萎む姿の晩夏かな ★日に数度厠通いで夏を了え 返信する 小口泰與 2013年9月6日 10:27 デイリー句会投句 ★よちよちと紺の法被の踊かな ★踊の輪おなじしぐさの双子かな ★桐一葉落ちてしじまを深くせり 返信する 古田敬二 2013年9月6日 12:36 投句 秋の夜のお酒の早く減ることよ 木曽駒ケ岳(きそこま)から流れて白し秋の水 関所跡 くぐり門通る朝風涼しけり 返信する 桑本栄太郎 2013年9月6日 13:12 デイリー句会投句 ★ひるがえる木々の葉裏や野分吹く ★軽やかな雲の高さよ野分晴れ ★外に出でて子等の遊びや野分晴れ 返信する 黒谷光子 2013年9月6日 16:50 投句 葛の花竹一本を巻き昇る 歩数計捗らぬ日の秋暑し 蜻蛉の過ぎる一瞬目の高さ 返信する 多田有花 2013年9月6日 19:12 デイリー句会投句 秋涼の山路を軽く走りけり 山仰ぐそのうえにあり鱗雲 虫の音に包まれ夕餉の箸をとる 返信する 多田有花 2013年9月6日 19:14 お礼 桑本栄太郎さま、 「播磨灘沖ははるかに野分晴れ」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 今回は雨の期間が大変長く、9月に入って連日大雨警報が出ました。 ようやくの青空はもうすっかり秋本番です。 返信する 多田有花 2013年9月6日 19:18 好きな句 軽やかな雲の高さよ野分晴れ/桑本栄太郎 長雨の去った空に今日はうろこ雲が出ていました。 風も軽くなり、気がつけば間もなく中秋ですね。 返信する 小西 宏 2013年9月6日 21:17 好きな句 ☆葛の花竹一本を巻き昇る /黒谷光子☆ あっという間に辺りを覆い尽くしてしまう葛の蔓と葉。「竹一本を・・・」にその生命力を遺憾なく表現しきっています。その鬱蒼たる中に房なす紫の花。 返信する 高橋秀之 2013年9月6日 22:55 デイリー句会投句 ★路地裏に漂う香り焼き茄子 ★出張日夜明けに朝顔ひとつ咲く ★法師蝉木々の向こうに法師蝉 返信する 小口泰與 2013年9月7日 9:14 デイリー句会投句 ★高原の雲のはやきや松虫草 ★外(と)に出づや冷やかな風身に受けて ★山路きてほっと和みし竹の春 返信する 下地鉄 2013年9月7日 12:46 デイリー句会投句 ★秋雲をつんざき残る飛機の音 ★秋蝶のもつれもつれて戯れて ★秋風や島環る海の蒼さかな 返信する 桑本栄太郎 2013年9月7日 14:11 お礼 多田有花様 「軽やかな雲の高さよ野分晴れ」の句をお選び頂き、嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。涼しくなる事は良いのすが、連日の秋の雷と暴風雨にうんざりしていました。おまけに竜巻注意のテロップがテレビ画面に流れ、緊張の連続でした。漸く5日目に青空を眺めた時には、ほっと安堵して秋の到来を実感しました。 返信する 桑本栄太郎 2013年9月7日 14:36 デイリー句会投句 ★野分荒れノアの方舟斯くありき ★枝葉落つ千々の乱れや野分跡 ★野分晴れ雲の間に間のあさぎいろ 返信する 祝恵子 2013年9月7日 15:30 デイリー句会投句 ★近づけば案山子は吾に笑いかけ ★水落とし水路の底も見えて秋 ★数珠玉ははるか昔の縁側で 返信する 桑本栄太郎 2013年9月7日 19:24 好きな句 ★水落し水路の底も見えて秋/祝 恵子 稲の花が咲き終わり、実を付けるまで水を張ります。その後、稲穂が日毎に色づき始めれば、水を落とします。後は豊かな採り入れを待つばかりですね!!。愈々豊穣の秋がそこにまで来ています・・・。作者の稲穂の稔りに、歓喜の喜びが想われて素敵です。 返信する 黒谷光子 2013年9月7日 19:36 投句 二輪のみ咲くが好もし秋の薔薇 見渡せばほのぼの白し蕎麦の花 入り混じる声さまざまに虫の夜 返信する 黒谷光子 2013年9月7日 19:53 お礼 小西宏様、「葛の花」の句にコメントをいただきまして有難うございます。近くの土手に葛が繫殖し竹や電柱などを巻き上っています。香がよいそうですが手の届かない所ばかりで残念です。 返信する 祝恵子 2013年9月8日 10:03 お礼 桑本栄太郎様、「水落し水路の底も見えて秋」に素敵なコメントを頂きまして、ありがとうございました。これから黄金色が広がって来ることでしょう。 返信する 黒谷光子 2013年9月8日 20:02 投句 稲刈りの始まり伊吹の晴れ上がる 脱穀の音する村のここかしこ 留守番は門口の辺の法師蝉 返信する 川名ますみ 2013年9月8日 20:37 お礼 栄太郎さま、有花さま、「秋澄みて橋の向こうの船までも」の句に、ご共感のコメントを頂戴しましてありがとうございます。仰るようにこの夏は視界がかすみ、窓外の眺望も儘になりませんでした。けれど気づけば、あちらのビルも、その先の橋も、さらに向こうの船の動く様までもが、見渡されるようになって。これほど俄に新たな季節が現れること、忘れておりました。 返信する 桑本栄太郎 2013年9月8日 21:11 デイリー句会投句 ★銘柄の「新甘泉」とや梨の届く ★ふつくらと梨のみどりや田舎より ★手に持てば梨地ざらりと梨の届く 返信する 河野啓一 2013年9月9日 10:02 デイリー句会投句 ★ぎんやんま網持つ高さを避けて舞う ★ぎんやんま独り周回雲に沿い ★せせらぎにうまれしとんぼ飛び立つや 返信する 小口泰與 2013年9月9日 10:15 デイリー句会投句 ★田一枚群れて襲いし稲雀 ★やわらかき川風ふきて秋あかね ★朝顔や家に伸びくる物の影 返信する 佃 康水 2013年9月9日 11:29 デイリ-句会投句 ★秋耕の人へ水音の絶え間なし ★紙袋砂の零るる秋茗荷 ★草叢へ踏み込み飛蝗の飛び跳ねり 返信する 佃 康水 2013年9月9日 11:58 好きな句 脱穀の音する村のここかしこ/黒谷光子 御地では今脱穀たけなわの時期ですね。当地では早い所では稲刈りが終わっている所も有りますが大方は未だこれからです。日本列島の遅速と日本の原風景にこころ豊かな思いが致します。 返信する 桑本栄太郎 2013年9月9日 18:27 デイリー句会投句 ★熟れ色の田毎に違う稲穂かな ★畦刈られ彼岸花のみ立ちにけり ★秋雨の止んでぽつかり青空に 返信する 多田有花 2013年9月9日 18:36 デイリー句会投句 かろがろと雲流れゆく秋の朝 ウインドウ下ろし秋爽の風入れる 輝いてすぐに闇来る秋の暮 返信する 桑本栄太郎 2013年9月9日 18:39 好きな句 ★ぎんやんま網待つ高さを避けて舞う/河野啓一 ふいに現れ、人に興味があるかの如く飛び交うぎんやんまは、黒揚げ羽蝶と共に、少年の頃の昆虫採集の折りの夢でした。網を避けて飛び去るぎんやんまの軽い動きと、大きな目玉が想われます。 河野啓一様 ご回復され何よりとお喜び申し上げます。充分お身体を労わられ、少しづつ又ご建吟を願っております。 返信する 多田有花 2013年9月9日 18:42 好きな句 稲刈りの始まり伊吹の晴れ上がる/黒谷光子 もう稲刈りが始まったのですね。 長雨と荒天のあと、ようやく青空が戻って、村々ではいっせいに稲刈りが始まりました。 黄金の稲穂と青空、日本の秋の風景です。 返信する 河野啓一 2013年9月11日 9:00 Unknown ★ビルの角真青に切りて秋朝日 ★孫が来て子が来て妻が九月の病棟 ★パジャマ着て夕餉の膳や虫の夜 返信する 河野啓一 2013年9月12日 9:27 お礼 桑本栄太さま ギンヤンマ脳をおとり上下いただきご懇篤なコメント有難うございました、またよろしくおねがいいたします、退院はまだ1か月先になりそうです、 返信する 河野啓一 2013年9月13日 7:34 デイリー句会投句 ★秋暁の日やわらかきレースに差し来る ★少しずつ柳散り来て町並木 ★舞茸をざっくり切って鍋に入れ 返信する 河野啓一 2013年9月14日 7:03 デイリー句会投句 ★病棟の食事に多き茸かな ★多糖類体に良しと茸云う ★このきのこいずこで取れたる物ならん 返信する 河野啓一 2013年9月15日 7:03 デイリー句会投句 ちちろ虫聞くこともなく朝が来る 朝霧や東に長き生駒山 吾亦紅見つけわびしき嬉しくも 返信する 河野啓一 2013年9月16日 9:23 デイリー句会投句 台風18号 ★列島を包み北上18号 ★渡月橋ひたひた洗う秋の水 ★台風や人間界には構いなし 返信する
コメント
デイリー句会投句
★そばの花出そろう畑や日のやさし
★白粉花や赤城は雲を纏いおり
★ふた心持ちて浄土や稲の花
デイリー句会投句
<京都市内、新京極にて映画>
★秋澄むや新京極へ映画見に
★異国語の流れ案内秋の京
★新涼の香のかおりや新京極
三句目の季語を変更します
誤)★新涼の香のかおりや新京極
↓
正)★秋涼の香のかおりや新京極
デイリー句会投句
雨あがり秋蝉静かに鳴き始む
秋の田のところどころに稗つんつん
色変えた葉から散り初む桜かな
好きな句
★そばの花出そろう畑や日のやさし/小口泰與
残っていた暑さもしだいにやわらいできました。
山間の蕎麦畑に小さな白い花が咲きそろい、初秋の日差しを浴びています。
ほのぼのと明るい情景です。
デイリー句会投句
★潮騒に暮れいく浜の晩夏かな
★振り返れば病もいとし秋の風
★夏雲のゆたり過ぎ行く空の色
デイリー句会投句
二学期が始まる頃よかくれんぼ
学習田秋の燕のまだ残る
尼寺の庭に見つけて酔芙蓉
好きな句
★二学期が始まる頃よかくれんぼ/祝 恵子
長くて暑い残暑も少しづつゆるみ、愈々秋の到来と供に、二学期も始まりました。昨日、一昨日と夕方まで戸外で遊ぶ子供を見ると、夏休みの宿題は?自由研究は?もう大丈夫?と思いながら見ていました。九月に入れば季節も動きますね!!。
投句
夜もすがら木曽川瀬音秋の宿
窓の外雨降り始む木曽の秋
秋の水澄んで白瀬の薄暮かな
好きな句
★振り返れば病もいとし秋の風 /下地鉄
下地さんの振り返りの中に何が見えるのか、読者の心に任せて下さいました。一つの病を抱きながら秋の風に静かに心を委ねる。触れ合った人々や風景が流れていく。
デイリー句会投句
★トンボ待つ小川の傍の半ズボン
★舐め挙げて櫟の幹の秋西日
★ひぐらしの蟋蟀となる夕の風
デイリー句会投句
★秋暑し神社の階段一歩ずつ
★横須賀に入港する艦秋暑し
★公園に三笠の船形秋日影
好きな句
二学期が始まる頃よかくれんぼ/祝恵子
長かった夏休みも終わる頃には、公園でかくれんぼができるような秋の季節、二学期で揃った子どもたちがかくれんぼを楽しむ笑顔が見えてきます。
御礼
多田夕花様
「そばの花」の句を好きな句にお取り上げ頂き、その上、素晴らしいコメントを有難う御座いました。可憐なそばの花が高原を飾っていました。
デイリー句会投句
★見え揃う稲穂の垂れし朝かな
★吹き降りに朝顔の蔓乱舞かな
★湯の町のとっぷり暮れて酔芙蓉
投句
鍬の柄に憩えば足元ちちろ鳴く
秋灯に三日まとめて書く日記
茄子胡瓜袋に凸凹畦を踏む
デイリー句会投句
★秋雷を屋根に聞ききつつ讃美せり
★小説の筋を追い居る秋夜かな
★雨音に目覚め窓閉む夜半の秋
デイリー句会投句
★かげろうに瀞の魚の夕まずめ
★きちこうや山の紫紺と湖の紺
★ひぐらしや同胞(はらから)集う大広間
デイリー句会投句
★追い越して秋の野を往く新幹線
★秋雷の降るとも見えず曇りけり
★秋驟雨わが家の上の空だけに
好きな句
★かげろうの瀞の魚の夕まずめ/小口泰與
朝まずめ夕まずめとも言い、魚の就餌活動の活発になる時間帯ですね!!。又、かげろうは渓流釣りの餌として、山女、岩魚釣りには最適です。上流から流れて来た水が落ち込む瀞場の夕まずめは、最高のポイントですね!!。嘗て小生も釣りを嗜んでいましたので、身震いするほどの期待感が蘇ります。
デイリー句会投句
迷い込みし蝶逃がしやる秋の朝
川に水重々しかり秋黴雨
秋雨の時おり激し夜に入る
好きな句
鍬の柄に憩えば足元ちちろ鳴く/古田敬二
農作業に精を出されほっと一息つかれたところ、足元でコオロギの声が。
秋だなあと感じて耳を傾けておられる様子が伝わってきます。
お礼
桑本栄太郎様、高橋秀之様、「二学期」にそれぞれうれしいこめんとをいただきありがとうございました。二学期が始まりましたね。
お礼
夕花さん、
鍬の柄に憩えば足元ちちろ鳴く/にコメントいただきありがとうございました。猛暑のせいか虫の音も少ないようです。畑にはたくさんいるようですが、家の庭は少ないです。
Unknown
輝けり木曽の棚田に夕日射す
露地奥に揺れるコスモス宿場町
葛の花旧国道の壁に咲く
デイリー句会投句
★長雨の途切れし空に秋夕焼け
★食卓に弁当ふたつ休暇明け
★軒先に雀の鳴き声秋の朝
御礼
桑本栄太郎様
「かげろう」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素敵な釣人だけのだいご味を御理解いただき、その上、素晴らしいコメントを頂き、有難う御座いました。
デイリー句会投句
★指先を包む冷気の初秋かな
★湖風に乗りくる香り藤袴
★龍之介の愛でし赤城や秋気澄む
デイリー句会投句
秋の雨まだ降り飽きず降り続く
ひやひやと昼の雷雨を聞いている
轟いて泥水流る野分あと
好きな句
★長雨の途切れし空に秋夕焼け/高橋秀之
今、ちょうど御句のような空模様です。よく降りました。
9月に入ってから連日の大雨警報でした。久しぶりの夕日です。
デイリー句会投句
★雲切れて雨の九月の青空に
★水滴の光りつぶらや葛の花
★秋雨の降るや彼方に青空も
好きな句
★ひやひやと昼の雷雨を聞いている/多田有花
当地、京都も昼前から終日の雷雨となりました。
台風の到来と相俟って、ゲリラの日本列島総攻撃の様相です。雷雨だけならまだしも竜巻の到来もあり、テレビ画面のスポット情報が仕切りでした。「雷雨を聞いている」との措辞に、緊迫した現在進行形の状況が汲み取れます。
デイリー句会投句
★病院の玄関に待つゴーヤ棚
★とんぼうの列なして行く空かろし
★虫の音のビルの暗きに星見上ぐ
投句
木曽福島宿
露載せて草茂りいる番所跡
初秋の丸き木漏れ日歩きけり
「夜明け前」の筆跡古び秋の宿
デイリー句会投句
★ひぐらしの鳴き終わりたるしじまかな
★雨降りてことに朝顔終の花
★そば咲くや板張りホーム無人駅
デイリー句会投句
★里山の地を這い飛ぶや初とんぼ
★新聞紙吹かれる音の涼気かな
★蕎麦の花伸びれば覗く空の数
投句
天狗茄子大きく実り地に届く
立秋の朝の空気に目覚めけり
コオロギが飛びこむ朝の野菜籠
デイリー句会投句
★風吹けば野辺の明かりや女郎花
★うそ寒や肩にレースのバスの客
★雨雲のにぶき茜や秋入日
好きな句
★蕎麦の花伸びれば覗く空の数/下地 鉄
当地、京都は漸く5日目にして青空が見えています。蕎麦の花が茎高く咲き、その上に青空が広がっている光景が目の前に想われ素敵です。
好きな句
★コオロギが飛び込む朝の野菜籠/古田啓二
秋も少しづつ深まり、コオロギがしきりに鳴くようになりました。お宅の室内の薄闇でしょうか?秋暁の物静かな佇まいが想われ、しっとりとした秋の趣を想われます。
デイリー句会投句
濁流を背後に秋の蝉の鳴く
播磨灘沖ははるかに野分晴れ
ことごとく朽木倒れて野分あと
お礼
桑本栄太郎さま、
「ひやひやと昼の雷雨を聞いている」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
昨日は雨で気温が下がり、姫路の最高気温は23℃でした。「秋冷」という雰囲気の中で雷雨の音を聞いていました。
好きな句
★とんぼうの列なして行く空かろし/小西 宏
秋本番を迎えた空をついっとトンボが飛んでいきます。
厳しい残暑が去り、目にするトンボも空気軽やかです。
好きな句
★播磨灘沖ははるかに野分晴れ/多田有花
当地、京都も漸く5日目になり、野分晴れとなりました。猛烈な残暑から一転、冷たい風と共に、竜巻を伴う雷雨と風の野分でした。空を見渡し、播磨灘の彼方に真っ青な九月の空に、ほっと和む作者が見えます。
好きな句
☆コオロギが飛びこむ朝の野菜籠 /古田敬二☆
敬二さんは趣味を遥かに超えて、深みのある自家園芸を楽しんでおられるようですね。ついに、野菜籠にもコオロギが飛びこむという豊かな生活を勝ち得られました。陶淵明のような世界、流石です。俳句も、深く清澄です。
お礼
多田有花さま
「とんぼうの列なして行く空かろし」への応援のお言葉、たいへん有難うございます。こちらはまだ暑さが残っていますが、朝夕はずいぶん涼しい風が吹くようになりました。そんな夕空にトンボの群を見ると、秋涼がことさら静かに、深く感じられます。
デイリー句会投句
★ひぐらしの杜を背に聞く西の雲
★猛き雲去りし夜の虫はげしく聞く
★道産の玉蜀黍の白甘し
デイリー句会投句
★秋耕や末成り瓜を巻き込みて
★葛咲いて名札を貰う薬草園
★久々に晴れて媼は大根撒く
デイリ―句会投句
木より降り土より湧きて虫の声
虫の音に囲まれている夜の居間
鈴なりの熟れて落つのみ棗の実
お礼
小西宏様、お礼が遅れ申し訳ありません。拙句の{振り返れば病もいとし秋の風」に好きな句にいれていただきその上素敵な鑑賞も頂き有難うございました。
桑本栄太郎様 節句の「蕎麦の花の伸びれば覗く空の数」を好きな句に入れて鑑賞して頂き有難うございました。
デイリー句会投句
★冷めやらぬ朝の涼気に秋を知る
★梯梧落ち萎む姿の晩夏かな
★日に数度厠通いで夏を了え
デイリー句会投句
★よちよちと紺の法被の踊かな
★踊の輪おなじしぐさの双子かな
★桐一葉落ちてしじまを深くせり
投句
秋の夜のお酒の早く減ることよ
木曽駒ケ岳(きそこま)から流れて白し秋の水
関所跡
くぐり門通る朝風涼しけり
デイリー句会投句
★ひるがえる木々の葉裏や野分吹く
★軽やかな雲の高さよ野分晴れ
★外に出でて子等の遊びや野分晴れ
投句
葛の花竹一本を巻き昇る
歩数計捗らぬ日の秋暑し
蜻蛉の過ぎる一瞬目の高さ
デイリー句会投句
秋涼の山路を軽く走りけり
山仰ぐそのうえにあり鱗雲
虫の音に包まれ夕餉の箸をとる
お礼
桑本栄太郎さま、
「播磨灘沖ははるかに野分晴れ」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
今回は雨の期間が大変長く、9月に入って連日大雨警報が出ました。
ようやくの青空はもうすっかり秋本番です。
好きな句
軽やかな雲の高さよ野分晴れ/桑本栄太郎
長雨の去った空に今日はうろこ雲が出ていました。
風も軽くなり、気がつけば間もなく中秋ですね。
好きな句
☆葛の花竹一本を巻き昇る /黒谷光子☆
あっという間に辺りを覆い尽くしてしまう葛の蔓と葉。「竹一本を・・・」にその生命力を遺憾なく表現しきっています。その鬱蒼たる中に房なす紫の花。
デイリー句会投句
★路地裏に漂う香り焼き茄子
★出張日夜明けに朝顔ひとつ咲く
★法師蝉木々の向こうに法師蝉
デイリー句会投句
★高原の雲のはやきや松虫草
★外(と)に出づや冷やかな風身に受けて
★山路きてほっと和みし竹の春
デイリー句会投句
★秋雲をつんざき残る飛機の音
★秋蝶のもつれもつれて戯れて
★秋風や島環る海の蒼さかな
お礼
多田有花様
「軽やかな雲の高さよ野分晴れ」の句をお選び頂き、嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。涼しくなる事は良いのすが、連日の秋の雷と暴風雨にうんざりしていました。おまけに竜巻注意のテロップがテレビ画面に流れ、緊張の連続でした。漸く5日目に青空を眺めた時には、ほっと安堵して秋の到来を実感しました。
デイリー句会投句
★野分荒れノアの方舟斯くありき
★枝葉落つ千々の乱れや野分跡
★野分晴れ雲の間に間のあさぎいろ
デイリー句会投句
★近づけば案山子は吾に笑いかけ
★水落とし水路の底も見えて秋
★数珠玉ははるか昔の縁側で
好きな句
★水落し水路の底も見えて秋/祝 恵子
稲の花が咲き終わり、実を付けるまで水を張ります。その後、稲穂が日毎に色づき始めれば、水を落とします。後は豊かな採り入れを待つばかりですね!!。愈々豊穣の秋がそこにまで来ています・・・。作者の稲穂の稔りに、歓喜の喜びが想われて素敵です。
投句
二輪のみ咲くが好もし秋の薔薇
見渡せばほのぼの白し蕎麦の花
入り混じる声さまざまに虫の夜
お礼
小西宏様、「葛の花」の句にコメントをいただきまして有難うございます。近くの土手に葛が繫殖し竹や電柱などを巻き上っています。香がよいそうですが手の届かない所ばかりで残念です。
お礼
桑本栄太郎様、「水落し水路の底も見えて秋」に素敵なコメントを頂きまして、ありがとうございました。これから黄金色が広がって来ることでしょう。
投句
稲刈りの始まり伊吹の晴れ上がる
脱穀の音する村のここかしこ
留守番は門口の辺の法師蝉
お礼
栄太郎さま、有花さま、「秋澄みて橋の向こうの船までも」の句に、ご共感のコメントを頂戴しましてありがとうございます。仰るようにこの夏は視界がかすみ、窓外の眺望も儘になりませんでした。けれど気づけば、あちらのビルも、その先の橋も、さらに向こうの船の動く様までもが、見渡されるようになって。これほど俄に新たな季節が現れること、忘れておりました。
デイリー句会投句
★銘柄の「新甘泉」とや梨の届く
★ふつくらと梨のみどりや田舎より
★手に持てば梨地ざらりと梨の届く
デイリー句会投句
★ぎんやんま網持つ高さを避けて舞う
★ぎんやんま独り周回雲に沿い
★せせらぎにうまれしとんぼ飛び立つや
デイリー句会投句
★田一枚群れて襲いし稲雀
★やわらかき川風ふきて秋あかね
★朝顔や家に伸びくる物の影
デイリ-句会投句
★秋耕の人へ水音の絶え間なし
★紙袋砂の零るる秋茗荷
★草叢へ踏み込み飛蝗の飛び跳ねり
好きな句
脱穀の音する村のここかしこ/黒谷光子
御地では今脱穀たけなわの時期ですね。当地では早い所では稲刈りが終わっている所も有りますが大方は未だこれからです。日本列島の遅速と日本の原風景にこころ豊かな思いが致します。
デイリー句会投句
★熟れ色の田毎に違う稲穂かな
★畦刈られ彼岸花のみ立ちにけり
★秋雨の止んでぽつかり青空に
デイリー句会投句
かろがろと雲流れゆく秋の朝
ウインドウ下ろし秋爽の風入れる
輝いてすぐに闇来る秋の暮
好きな句
★ぎんやんま網待つ高さを避けて舞う/河野啓一
ふいに現れ、人に興味があるかの如く飛び交うぎんやんまは、黒揚げ羽蝶と共に、少年の頃の昆虫採集の折りの夢でした。網を避けて飛び去るぎんやんまの軽い動きと、大きな目玉が想われます。
河野啓一様
ご回復され何よりとお喜び申し上げます。充分お身体を労わられ、少しづつ又ご建吟を願っております。
好きな句
稲刈りの始まり伊吹の晴れ上がる/黒谷光子
もう稲刈りが始まったのですね。
長雨と荒天のあと、ようやく青空が戻って、村々ではいっせいに稲刈りが始まりました。
黄金の稲穂と青空、日本の秋の風景です。
Unknown
★ビルの角真青に切りて秋朝日
★孫が来て子が来て妻が九月の病棟
★パジャマ着て夕餉の膳や虫の夜
お礼
桑本栄太さま
ギンヤンマ脳をおとり上下いただきご懇篤なコメント有難うございました、またよろしくおねがいいたします、退院はまだ1か月先になりそうです、
デイリー句会投句
★秋暁の日やわらかきレースに差し来る
★少しずつ柳散り来て町並木
★舞茸をざっくり切って鍋に入れ
デイリー句会投句
★病棟の食事に多き茸かな
★多糖類体に良しと茸云う
★このきのこいずこで取れたる物ならん
デイリー句会投句
ちちろ虫聞くこともなく朝が来る
朝霧や東に長き生駒山
吾亦紅見つけわびしき嬉しくも
デイリー句会投句
台風18号
★列島を包み北上18号
★渡月橋ひたひた洗う秋の水
★台風や人間界には構いなし