●投句箱11月1日~10日● 2013年11月10日 04:32 | Weblog ※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。 X Facebook はてブ LINE コメント 小口泰與 2013年11月1日 6:55 デイリー句会投句 ★秋冷や目路の赤城の空ゆたか ★しなやかな秋の朝日や日のぬくみ ★山風のやわらぐ朝や吾亦紅 返信する 河野啓一 2013年11月1日 10:44 デイリー句会投句 ★干し柿を作ると植えし柿の苗 ★銀杏の葉色付き初めて陽のひかり ★暮れの秋まばらになりし訪ね人 返信する 古田敬二 2013年11月1日 10:48 デイリー句会投句 香を嗅げば木犀は散る光りつつ 秋の実の一粒ずつが光りあう 秋の蝶静かに羽ばたく息遣い 返信する 多田有花 2013年11月1日 17:26 デイリー句会投句 茶の花の金色の蕊よき日和 秋光や木々の間の蜘蛛の糸 見ていても見えてないこと身に入みて 返信する 桑本栄太郎 2013年11月1日 18:46 デイリー句会投句 ★白き実の爆ぜて照葉や南京櫨 ★せり出して瀬音聞きおり石蕗の花 ★つぼみ黄の咲けば白なる小菊かな 返信する 小西 宏 2013年11月1日 22:20 好きな句 ☆つぼみ黄の咲けば白なる小菊かな /桑本栄太郎☆ 蕾は黄色に見えたのに、花開けば白い小菊の群だったという、表現されたその清新さに心洗われます。 返信する 小西 宏 2013年11月1日 22:22 デイリー句会投句 ★桐一葉風なき窓をそっと閉ず ★団栗の小屋に小犬と握り飯 ★黄落の峰やわらかき西明り 返信する 高橋秀之 2013年11月1日 23:54 デイリー句会投句 ★夜が明けて小さな朝顔ひとつ咲く ★薄紅葉の作るトンネル並木道 ★朝焼けの淡き色した空高し 返信する 小口泰與 2013年11月2日 10:00 デイリー句会投句 ★小流れの韻(おと)の蛇行や紅葉山 ★あけぼのの雨の清めしもみじかな ★九十九折り忽と息のむ紅葉かな 返信する 小川和子 2013年11月2日 13:54 デイリー句会投句 霧がかる出湯の里の初紅葉 山襞を紅葉染めあぐ明るさよ 硫黄の香濃き湯治場に秋惜しむ 返信する 小川和子 2013年11月2日 13:55 デイリー句会投句 霧がかる出湯の里の初紅葉 山襞を紅葉染めあぐ明るさよ 硫黄の香濃き湯治場に秋惜しむ 返信する 桑本栄太郎 2013年11月2日 18:25 お礼 小西 宏様 「つぼみ黄の咲けば白なる小菊かな」の句をお選び頂き、過分なるコメントも頂戴しまして大変有難うございます。朝夕の冷え込みと共に、菊の花の美しさに眼を奪われます。晩秋となり、小菊も次々に咲き始めました。つぼみの時はうすい黄色であるのに、咲きますと白い花となる小菊もあり、眺めていて清冽なる美しさと驚きを感じました。 返信する 桑本栄太郎 2013年11月2日 18:32 デイリー句会投句 ★梢入れ携帯写真に銀杏黄葉 ★山風を胸に吸い込み秋の田へ ★さらさらと里の小川や石蕗の花 返信する 桑本栄太郎 2013年11月2日 18:39 好きな句 ★九十九折り忽と息のむ紅葉かな/小口泰與 車で山の紅葉見物をされたようですね?九十九折りのカーブを曲がれば、突然の彩なす紅葉の光景を小生も幾度か体験しました。晩秋となり愈々里にも紅葉の季節ですね!!。 返信する 小西 宏 2013年11月2日 20:58 好きな句 ☆夜が明けて小さな朝顔ひとつ咲く /高橋秀之☆ 絢爛たる花でなくてもいいのです。朝の涼を味あわせてくれる小さな朝顔ひとつ。清らかな御句です。 返信する 小西 宏 2013年11月2日 21:00 デイリー句会投句 ★霧雨の降るともなくて杉木立 ★柿実るみどり色濃き柿の木に ★雨止んで池面に黄葉(もみじ)しずかなり 返信する 佃 康水 2013年11月2日 21:13 デイリー句会投句 ★明るさに近寄りゆけば花らっきょ ★一枚の畑染め上げて花らっきょ ★無縁墓黒ずむ石へ野菊咲く 返信する 川名ますみ 2013年11月2日 23:19 デイリー句会投句 鰯雲ほどけ大きな青空へ 広がれば空にとけたり鰯雲 初紅葉中学校の校門に 返信する 小口泰與 2013年11月3日 9:20 御礼 桑本栄太郎様 「紅葉」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素晴らしいコメントを頂き有難う御座いました。 返信する 小口泰與 2013年11月3日 9:25 デイリー句会投句 ★山風にさざ波よする穭かな ★秋ばらの雨に濡れたり和紙のよう ★上州の風硬き日の種なすび 返信する 河野啓一 2013年11月3日 11:53 デイリー句会投句 ★湯上りの冷気うれしい秋の午後 ★川沿いに飛び去る大き銀やんま ★稲藁を小脇に抱え農の人 返信する 多田有花 2013年11月3日 18:16 デイリー句会投句 鳥取より秋のメロンを売りに来る 次々と手が出る炒りたて落花生 たい焼きの温みに秋を惜しみける 返信する 桑本栄太郎 2013年11月3日 19:10 デイリー句会投句 ★黒き実の古きもありぬ柿熟るる ★切り口の古き薪(まき)積み秋深し ★もちの実の赤き大樹や寺の庭 返信する 桑本栄太郎 2013年11月3日 19:16 デイリー句会投句 ★黒き実の古きもありて柿熟るる ★切り口の古ぶ薪(まき)積み秋深し ★もちの実のびつしり赤き大樹かぬ 返信する 桑本栄太郎 2013年11月3日 19:23 デイリー句会再投句 第一投句、第二投句とも誤りがあり、訂正して再投句をさせて頂きます。 ★黒き実の古きもありぬ柿熟るる ★切り口の古ぶ薪(まき)積み秋深し ★もちの実のびつしり赤き大樹かな 返信する 桑本栄太郎 2013年11月3日 19:36 好きな句 ★鰯雲ほどけ大きな青空へ/川名ますみ 天高くある鰯雲も時間と共にほどけ何処かへ行ってしまった。そして更に青空が広がっている・・・。御句全体から、千変万化の少しも定まらぬ人生の流転にも似て、激しい変化の秋の空を見事に詠われました。 返信する 小西 宏 2013年11月3日 20:20 好きな句 ☆上州の風硬き日の種なすび /小口泰與☆ 「風硬き日」というのは、勝手に想像するだけですが、空っ風に代表されるような厳しく冷たい空気を迎える直前の、晩秋の重たい風の日のことでしょうか? そこに、種を採るために残された茄子の実の風景が重なります。上州の乾いた畑野の姿が写し出されて見事です。 返信する 小西 宏 2013年11月3日 20:23 デイリー句会投句 ★窓に入る秋日が小犬抱いている ★紅葉の山に桜の香の仄か ★団栗の降る音靴に踏まるる音 返信する 祝恵子 2013年11月3日 22:04 デイリー句会投句 ★気まぐれに赤のまんまを手折り持つ ★秋耕や花苗のこと頼み来る ★稲刈りの今朝も足元ぬかるみて 返信する 佃 康水 2013年11月3日 22:12 好きな句 ☆団栗の降る音靴に踏まるる音/小西 宏 団栗が盛んに降っている辺りの情景が見え、降る音、踏む音を楽しまれ、その音も聞こえて来そうです。 返信する 佃 康水 2013年11月3日 22:14 デイリー句会投句 文化の日の公民館祭り2句 ★餅撒きやぴたり手に受く菊日和 ★たおやかな友の書仰ぐ文化の日 ★萩は実になりて山路の豊かさよ 返信する 小口泰與 2013年11月4日 9:48 御礼 小西宏様 「種なすび」の句を好きな句にお取り上げ頂き、その上、素晴らしいコメントを頂き感謝申し上げます。これから、上州は赤城颪に毎日のように悩まされます。 返信する 小口泰與 2013年11月4日 9:51 デイリー句会投句 ★ひつじ田や初冠雪の浅間山 ★牧の馬声高らかや草の花 ★ひつじ田や雲影抱く山の肌 返信する 河野啓一 2013年11月4日 12:11 デイリー句会投句 ★コリウスの色鮮やかに秋深し ★孫二人柿の熟しを待つごとく ★黄落の大往生や叔父逝きぬ 返信する 小西 宏 2013年11月4日 13:50 お礼 佃 康水 さま 「団栗の降る音靴に踏まるる音」にお言葉をお送りくださり、たいへん有難うございました。林の中は足の踏み場もないほどの団栗です。そして団栗の地を叩く音に驚き、我が足の団栗を踏む音に痛々しさを感じたりしています。 返信する 多田有花 2013年11月4日 18:22 デイリー句会投句 時雨来て今日の登頂断念す 紅葉愛でつつ岩棚の下で食事 山里の秋の日暮れの早かりし 返信する 多田有花 2013年11月4日 18:26 好きな句 ★切り口の古ぶ薪(まき)積み秋深し/桑本栄太郎 今も薪でお風呂を焚いておられる家でしょうか。それとも薪ストーブか。 いずれにしても冬支度を感じる光景ですね。 返信する 桑本栄太郎 2013年11月4日 18:35 デイリー句会投句 ★坂道のお茶の花咲く垣根かな ★箒木の庭にもみづる山の里 ★コスモスの風湧き上がる丘の畑 返信する 桑本栄太郎 2013年11月4日 18:47 御礼 多田有花様 「切り口の古ぶ薪(まき)積み秋深し」の句をお選び頂き、嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。いつも散策に訪れます近在の山里のとある一軒には、金木犀の咲く今頃の時季になりますと間伐材の丸太を等間隔に切り、切り口を見せて綺麗に積み上げています。営業用の炉材と想われますが、今年は未だ古い切り口のままでした。晩秋の鄙びた風情を感じます。 返信する 高橋秀之 2013年11月4日 20:19 デイリー句会投句 ★雨上がり薄い日差しも空高く ★一鉢のコスモス僅かな風に揺れ ★秋の蝶ゆっくり羽ばたき大空へ 返信する 小口泰與 2013年11月5日 9:05 デイリー句会投句 ★蔓も葉も寡ってお粥やさつま芋 ★写真家の山路行きかうもみじかな ★蒼空や覚満淵の草もみじ 返信する 河野啓一 2013年11月5日 17:10 デイリー句会投句 ★木枯しの吹きしとテレビ伝えけり ★並木道桜紅葉はうす紅葉 ★木々の葉の散り初め街に冬近し 返信する 桑本栄太郎 2013年11月5日 17:57 デイリー句会投句 ★山粧ふ山に向かいて丘をゆく ★数珠玉や遠きふるさと想いおり ★草むらのみどりに絡む赤のまま 返信する 桑本栄太郎 2013年11月5日 18:10 好きな句 ★木々の葉の散り初め街に冬近し/河野啓一 十月初旬までの暑さに、今年は紅葉が遅いと言われていますが、それでも木々の中には早くも落葉しているものもあります。自然界では多少の遅速はあっても確実に廻っていますね!!。 平明なる詠みの中にも冬近しの実感が巧みに詠われ、大変共感致します。 返信する 小西 宏 2013年11月5日 20:12 デイリー句会投句 ★霧雨のそこにあるべきスカイビル ★冬近し青染み来る朝の窓 ★うす赤き鎌の月なり暮れの秋 返信する 多田有花 2013年11月5日 21:48 デイリー句会投句 下山する木枯し一号吹く中を 秋山に詩吟する人笛吹く人 猪が土掘り起こす山路かな 返信する 桑本栄太郎 2013年11月5日 22:23 好きな句 ★霧雨のそこにあるべきスカイビル/小西 宏 関東の御地は秋の小雨のようですね?超高層ビルの街に降る霧雨に、のっぽビルの上部は隠れてしまうようです。「そこにあるべき」との婉曲な措辞に、霧雨に見えるとも見えないとも思われる情景描写の表現が見事です!!。 返信する 桑本栄太郎 2013年11月5日 22:31 好きな句 ★猪が土堀り起こす山路かな/多田有花 越冬を前に今の時季の猪は手当たり次第に荒食いをしますね!!。嘗て、威し銃を撃っている近在の柿農家の方に伺いましたが、人の腕回りもある柿の枝を折った跡、又、ブルドーザーが掘ったのかと思われるほどの草の根を食べるための穴を見たことがあります。山歩きにはくれぐれもご用心下さい。 返信する 小口泰與 2013年11月6日 9:09 デイリー句会投句 ★りんどうや遠の連山引き寄する ★単線の尾灯はるけき刈田かな ★秋ばらの瑞枝あえかや風の中 返信する 祝恵子 2013年11月6日 10:13 デイリー句会投句 ★秋のバラびろうど色が目に溢れ ★幼子と広場でおにぎり秋の芝 ★秋小雨抹茶の泡の口当たり 返信する 小西 宏 2013年11月6日 12:26 お礼 桑本栄太郎さま 「霧雨のそこにあるべきスカイビル」に過分のお言葉を頂き、たいへん嬉しく思っております。このところ細かな雨の降る日が多く、みなとみらいのビル群やベイブリッジも姿を隠し、あるいは見え隠れしていました。(昨日、今日は快晴です)。 返信する 多田有花 2013年11月6日 16:56 デイリー句会投句 冬隣る朝日が屋根を染めてゆく 秋惜しみつつ少し遠くまで歩く あったかいお弁当です冬隣 返信する 多田有花 2013年11月6日 17:00 お礼 桑本栄太郎さま、 「猪が土堀り起こす山路かな」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 自然歩道があちこちぼこぼこになっています。 猪を時々見かけますが、彼らの方で先に人間を察知して逃げてしまうようです。 返信する 桑本栄太郎 2013年11月6日 17:31 デイリー句会投句 ★日を透きし尾花の波の丘の上 ★写メールの青空添える照葉かな ★葉の色の枝垂れ黄色や萩は実に 返信する 河野啓一 2013年11月6日 17:59 お礼 桑本栄太郎さま ★木々の葉の散り初め街に冬近し をお取り上げ頂き嬉しい共感のコメントを誠に有り難うございました。 返信する 河野啓一 2013年11月6日 18:04 デイリー句会投句 ★木の実落つ音一つ拾いけり ★桜道ほんのり紅く冬近し ★交差点黄色く染まり秋は往く 返信する 小西 宏 2013年11月6日 20:46 好きな句 ☆日を透きし尾花の波の丘の上 /桑本栄太郎☆ 薄が丘の上に広々と、陽の光を透して明るく輝き群れ波打っている。よい秋の光景です。 返信する 小西 宏 2013年11月6日 20:47 デイリー句会投句 ★葉の紅き欅も風に葉を鳴らす ★黄落の道に陽の影細くあり ★西空の茜に月や暮れの秋 返信する 小口泰與 2013年11月7日 13:28 デイリー句会投句 ★十州の境ありけり信濃柿 ★秋ばらの瑞枝立ちけり朝日起つ ★塵泥(ちりひじ)のすそ野巨大やそばの花 返信する 桑本栄太郎 2013年11月7日 17:40 お礼 小西 宏様 「日を透きし尾花の波の丘の上」の句をお選び頂き、嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。近在の田園を山の方へ散策しますと、少しづつ小高い丘になっています。歩いていると丘の上のススキの群れが日を透いて風に波打っていました。素晴らしい晩秋の光景でした。 返信する 桑本栄太郎 2013年11月7日 17:51 デイリー句会投句 ★小雨降りはらり眼前や柿紅葉 ★陸橋の手のうちなるし銀杏黄葉 ★新駅のホームはずれや藁の塚 返信する 多田有花 2013年11月7日 18:08 デイリー句会投句 立冬の山寺風が吹くばかり 本棚の歳時記入れ替え冬に入る ランドセルほどの白菜抱え出る 返信する 小西 宏 2013年11月7日 18:09 デイリー句会投句 ★秋空は高き欅の触れる処 ★立冬の雨に聞こえる園児の歌 ★よちよちと歩くおつむに落葉ふる 返信する 桑本栄太郎 2013年11月7日 19:50 投句の訂正のお願い 先ほどの二句目の投句に誤りがありました。 お手数ですが、訂正のほど宜しくお願い申し上げます。 誤)★陸橋の手のうちなるし銀杏黄葉 ↓ 正)★陸橋の手のうちなりし銀杏黄葉 返信する 小口泰與 2013年11月8日 9:12 デイリー句会投句 ★冬耕や風のえぐりし岩襖 ★北風に対い自転車懸命に ★夕暮れや赤城颪に対いゆく 返信する 小川和子 2013年11月8日 10:14 デイリー句会投句 新しき朝よ聖なる山茶花よ 風に乗りからからと舞う桜紅葉 絹糸のごとき雨脚冬に入る 返信する 多田有花 2013年11月8日 17:00 デイリー句会投句 よく晴れし冬の窓辺に鳥の声 冬ぬくし薄き上着を脱ぎにけり 冬菊やいま頂点に咲き誇る 返信する 多田有花 2013年11月8日 17:07 好きな句 新しき朝よ聖なる山茶花よ/小川和子 山茶花は濃いピンクのものが多いですが、この山茶花は白という印象を受けます。 新しい冬の朝に咲いた山茶花の清らかな美しさを愛でておられます。 返信する 桑本栄太郎 2013年11月8日 18:46 デイリー句会投句 ★大根の味のしみ込む冬来たる ★バスを止め徒歩の家路や冬ぬくし ★散り頻る桜紅葉の落葉踏む 返信する 古田敬二 2013年11月8日 22:46 デイリー句会投句 木の実落ち三度踊ってから止まる 落ち葉道桜欅と続きけり 筋播きの大根芽生えやや曲がり 返信する 小西 宏 2013年11月8日 23:21 好きな句 ☆筋播きの大根芽生えやや曲がり /古田敬二☆ 真っ直ぐに種を蒔いたつもりだったのに、芽が出てみれば少し曲がっている、といった景色でしょうか。冬の畑の希望の緑ですね。 返信する 小西 宏 2013年11月8日 23:23 デイリー句会投句 ★新しき風の匂いや冬初め ★篠懸の落葉踏み行き風の澄む ★初冬の木立に細き夕の月 返信する 小口泰與 2013年11月9日 8:24 デイリー句会投句 ★頬を打つ硬き木枯し喰らいけり ★有りうべき似非も方便冬に入る ★隠沼にうすうす映す冬もみじ 返信する 桑本栄太郎 2013年11月9日 17:39 デイリー句会投句 ★柿の籠並べ媼の売り子かな ★柿店(かきだな)の柿籠ならぶ柿街道 ★宅配の幟はためく柿の村 返信する 黒谷光子 2013年11月9日 20:18 デイリー句会投句 ★茶の花の映ゆ杉垣の中ほどに ★柚子届く色と香りを溢れさせ ★汁物に散らせば馳走に柚子刻む 返信する 多田有花 2013年11月9日 20:35 デイリー句会投句 赤い靴はいて初冬の街へ出る 街に入るひとかたまりの冬田過ぎ 冬はじめ明石海峡銀色に 返信する 多田有花 2013年11月9日 20:37 好きな句 ★汁物に散らせば馳走に柚子刻む/黒谷光子 届いた柚子をさっそく刻んでお吸い物に散らされました。 柚子の香りがいっぱいに広がったことでしょう。 返信する 小西 宏 2013年11月9日 22:07 好きな句 ☆茶の花の映ゆ杉垣の中ほどに /黒谷光子☆ お茶の木を観賞用にと植えてあるのでしょうか。それほどにも見ごたえのある茶の花です。「杉垣の中ほどに」に風趣が募ります。 返信する 小西 宏 2013年11月9日 22:11 デイリー句会投句 ★散る桜紅葉となりて坂の道 ★風に降り地に音擦る落葉かな ★氷上の舞い渦解けて風となる 返信する 小口泰與 2013年11月10日 13:35 デイリー句会投句 ★妙義嶺を冬夕焼の染めにけり ★雨過ぎて沸きいず雲や息白し ★夕暮れの冬田を制す禽一羽 返信する 多田有花 2013年11月10日 19:23 デイリー句会投句 蓮根のしゃきしゃき冬のトマトパスタ 冬灯し高く連ねてパールブリッジ 航跡の鮮やかに映え冬落暉 返信する 桑本栄太郎 2013年11月10日 19:33 デイリー句会投句 ★西山の峰駆け昇る時雨かな ★芸大の黒き門扉や蔦紅葉 ★柿灯る雨のひと日の暮れゆけり 返信する 桑本栄太郎 2013年11月10日 19:43 好きな句 ★航跡の鮮やかに映え冬落暉/多田有花 すでに黒々と見える海上に白い船の航跡が鮮やかに見えて、今丁度冬の夕日が沈もうとしている・・・。「時間よ、このまま少し止まっておくれ!!」と思うほどの美しさである。冬の短くて美しい入日を鮮やかに詠われた。 返信する 川名ますみ 2013年11月10日 22:06 お礼 栄太郎さま、「鰯雲ほどけ大きな青空へ」の句にすてきなコメントを頂戴しまして、ありがとうございます。おかげ様で、拙い句がぐんと広くなったようです。雲を見ていたのは車中の短い時間でしたが、仰る通りの「激しい変化の秋の空」の一コマに遇えましたこと、あらためて嬉しく想います。いつも、ささやかな歓びにご共感頂き、感謝いたします。 返信する 多田有花 2013年11月11日 19:37 お礼 桑本栄太郎さま、 「航跡の鮮やかに映え冬落暉」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 実は、これ、航空機の航跡なんです。 自宅の窓から見えるのは常に東から西に向かって飛ぶ飛行機です。 夕日が沈んだ後、、それらが残した飛行機雲が茜色に輝きます。 返信する 小川和子 2013年11月13日 9:42 お礼 多田有花様 「新しき朝よ聖なる山茶花よ」の句に嬉しいコメントを頂いていましてありがとうございます。おっしゃる通りこの冬一番に咲いた山茶花はまだ落花もなく、新鮮な感じをうけました。 返信する
コメント
デイリー句会投句
★秋冷や目路の赤城の空ゆたか
★しなやかな秋の朝日や日のぬくみ
★山風のやわらぐ朝や吾亦紅
デイリー句会投句
★干し柿を作ると植えし柿の苗
★銀杏の葉色付き初めて陽のひかり
★暮れの秋まばらになりし訪ね人
デイリー句会投句
香を嗅げば木犀は散る光りつつ
秋の実の一粒ずつが光りあう
秋の蝶静かに羽ばたく息遣い
デイリー句会投句
茶の花の金色の蕊よき日和
秋光や木々の間の蜘蛛の糸
見ていても見えてないこと身に入みて
デイリー句会投句
★白き実の爆ぜて照葉や南京櫨
★せり出して瀬音聞きおり石蕗の花
★つぼみ黄の咲けば白なる小菊かな
好きな句
☆つぼみ黄の咲けば白なる小菊かな /桑本栄太郎☆
蕾は黄色に見えたのに、花開けば白い小菊の群だったという、表現されたその清新さに心洗われます。
デイリー句会投句
★桐一葉風なき窓をそっと閉ず
★団栗の小屋に小犬と握り飯
★黄落の峰やわらかき西明り
デイリー句会投句
★夜が明けて小さな朝顔ひとつ咲く
★薄紅葉の作るトンネル並木道
★朝焼けの淡き色した空高し
デイリー句会投句
★小流れの韻(おと)の蛇行や紅葉山
★あけぼのの雨の清めしもみじかな
★九十九折り忽と息のむ紅葉かな
デイリー句会投句
霧がかる出湯の里の初紅葉
山襞を紅葉染めあぐ明るさよ
硫黄の香濃き湯治場に秋惜しむ
デイリー句会投句
霧がかる出湯の里の初紅葉
山襞を紅葉染めあぐ明るさよ
硫黄の香濃き湯治場に秋惜しむ
お礼
小西 宏様
「つぼみ黄の咲けば白なる小菊かな」の句をお選び頂き、過分なるコメントも頂戴しまして大変有難うございます。朝夕の冷え込みと共に、菊の花の美しさに眼を奪われます。晩秋となり、小菊も次々に咲き始めました。つぼみの時はうすい黄色であるのに、咲きますと白い花となる小菊もあり、眺めていて清冽なる美しさと驚きを感じました。
デイリー句会投句
★梢入れ携帯写真に銀杏黄葉
★山風を胸に吸い込み秋の田へ
★さらさらと里の小川や石蕗の花
好きな句
★九十九折り忽と息のむ紅葉かな/小口泰與
車で山の紅葉見物をされたようですね?九十九折りのカーブを曲がれば、突然の彩なす紅葉の光景を小生も幾度か体験しました。晩秋となり愈々里にも紅葉の季節ですね!!。
好きな句
☆夜が明けて小さな朝顔ひとつ咲く /高橋秀之☆
絢爛たる花でなくてもいいのです。朝の涼を味あわせてくれる小さな朝顔ひとつ。清らかな御句です。
デイリー句会投句
★霧雨の降るともなくて杉木立
★柿実るみどり色濃き柿の木に
★雨止んで池面に黄葉(もみじ)しずかなり
デイリー句会投句
★明るさに近寄りゆけば花らっきょ
★一枚の畑染め上げて花らっきょ
★無縁墓黒ずむ石へ野菊咲く
デイリー句会投句
鰯雲ほどけ大きな青空へ
広がれば空にとけたり鰯雲
初紅葉中学校の校門に
御礼
桑本栄太郎様
「紅葉」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素晴らしいコメントを頂き有難う御座いました。
デイリー句会投句
★山風にさざ波よする穭かな
★秋ばらの雨に濡れたり和紙のよう
★上州の風硬き日の種なすび
デイリー句会投句
★湯上りの冷気うれしい秋の午後
★川沿いに飛び去る大き銀やんま
★稲藁を小脇に抱え農の人
デイリー句会投句
鳥取より秋のメロンを売りに来る
次々と手が出る炒りたて落花生
たい焼きの温みに秋を惜しみける
デイリー句会投句
★黒き実の古きもありぬ柿熟るる
★切り口の古き薪(まき)積み秋深し
★もちの実の赤き大樹や寺の庭
デイリー句会投句
★黒き実の古きもありて柿熟るる
★切り口の古ぶ薪(まき)積み秋深し
★もちの実のびつしり赤き大樹かぬ
デイリー句会再投句
第一投句、第二投句とも誤りがあり、訂正して再投句をさせて頂きます。
★黒き実の古きもありぬ柿熟るる
★切り口の古ぶ薪(まき)積み秋深し
★もちの実のびつしり赤き大樹かな
好きな句
★鰯雲ほどけ大きな青空へ/川名ますみ
天高くある鰯雲も時間と共にほどけ何処かへ行ってしまった。そして更に青空が広がっている・・・。御句全体から、千変万化の少しも定まらぬ人生の流転にも似て、激しい変化の秋の空を見事に詠われました。
好きな句
☆上州の風硬き日の種なすび /小口泰與☆
「風硬き日」というのは、勝手に想像するだけですが、空っ風に代表されるような厳しく冷たい空気を迎える直前の、晩秋の重たい風の日のことでしょうか? そこに、種を採るために残された茄子の実の風景が重なります。上州の乾いた畑野の姿が写し出されて見事です。
デイリー句会投句
★窓に入る秋日が小犬抱いている
★紅葉の山に桜の香の仄か
★団栗の降る音靴に踏まるる音
デイリー句会投句
★気まぐれに赤のまんまを手折り持つ
★秋耕や花苗のこと頼み来る
★稲刈りの今朝も足元ぬかるみて
好きな句
☆団栗の降る音靴に踏まるる音/小西 宏
団栗が盛んに降っている辺りの情景が見え、降る音、踏む音を楽しまれ、その音も聞こえて来そうです。
デイリー句会投句
文化の日の公民館祭り2句
★餅撒きやぴたり手に受く菊日和
★たおやかな友の書仰ぐ文化の日
★萩は実になりて山路の豊かさよ
御礼
小西宏様
「種なすび」の句を好きな句にお取り上げ頂き、その上、素晴らしいコメントを頂き感謝申し上げます。これから、上州は赤城颪に毎日のように悩まされます。
デイリー句会投句
★ひつじ田や初冠雪の浅間山
★牧の馬声高らかや草の花
★ひつじ田や雲影抱く山の肌
デイリー句会投句
★コリウスの色鮮やかに秋深し
★孫二人柿の熟しを待つごとく
★黄落の大往生や叔父逝きぬ
お礼
佃 康水 さま
「団栗の降る音靴に踏まるる音」にお言葉をお送りくださり、たいへん有難うございました。林の中は足の踏み場もないほどの団栗です。そして団栗の地を叩く音に驚き、我が足の団栗を踏む音に痛々しさを感じたりしています。
デイリー句会投句
時雨来て今日の登頂断念す
紅葉愛でつつ岩棚の下で食事
山里の秋の日暮れの早かりし
好きな句
★切り口の古ぶ薪(まき)積み秋深し/桑本栄太郎
今も薪でお風呂を焚いておられる家でしょうか。それとも薪ストーブか。
いずれにしても冬支度を感じる光景ですね。
デイリー句会投句
★坂道のお茶の花咲く垣根かな
★箒木の庭にもみづる山の里
★コスモスの風湧き上がる丘の畑
御礼
多田有花様
「切り口の古ぶ薪(まき)積み秋深し」の句をお選び頂き、嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。いつも散策に訪れます近在の山里のとある一軒には、金木犀の咲く今頃の時季になりますと間伐材の丸太を等間隔に切り、切り口を見せて綺麗に積み上げています。営業用の炉材と想われますが、今年は未だ古い切り口のままでした。晩秋の鄙びた風情を感じます。
デイリー句会投句
★雨上がり薄い日差しも空高く
★一鉢のコスモス僅かな風に揺れ
★秋の蝶ゆっくり羽ばたき大空へ
デイリー句会投句
★蔓も葉も寡ってお粥やさつま芋
★写真家の山路行きかうもみじかな
★蒼空や覚満淵の草もみじ
デイリー句会投句
★木枯しの吹きしとテレビ伝えけり
★並木道桜紅葉はうす紅葉
★木々の葉の散り初め街に冬近し
デイリー句会投句
★山粧ふ山に向かいて丘をゆく
★数珠玉や遠きふるさと想いおり
★草むらのみどりに絡む赤のまま
好きな句
★木々の葉の散り初め街に冬近し/河野啓一
十月初旬までの暑さに、今年は紅葉が遅いと言われていますが、それでも木々の中には早くも落葉しているものもあります。自然界では多少の遅速はあっても確実に廻っていますね!!。
平明なる詠みの中にも冬近しの実感が巧みに詠われ、大変共感致します。
デイリー句会投句
★霧雨のそこにあるべきスカイビル
★冬近し青染み来る朝の窓
★うす赤き鎌の月なり暮れの秋
デイリー句会投句
下山する木枯し一号吹く中を
秋山に詩吟する人笛吹く人
猪が土掘り起こす山路かな
好きな句
★霧雨のそこにあるべきスカイビル/小西 宏
関東の御地は秋の小雨のようですね?超高層ビルの街に降る霧雨に、のっぽビルの上部は隠れてしまうようです。「そこにあるべき」との婉曲な措辞に、霧雨に見えるとも見えないとも思われる情景描写の表現が見事です!!。
好きな句
★猪が土堀り起こす山路かな/多田有花
越冬を前に今の時季の猪は手当たり次第に荒食いをしますね!!。嘗て、威し銃を撃っている近在の柿農家の方に伺いましたが、人の腕回りもある柿の枝を折った跡、又、ブルドーザーが掘ったのかと思われるほどの草の根を食べるための穴を見たことがあります。山歩きにはくれぐれもご用心下さい。
デイリー句会投句
★りんどうや遠の連山引き寄する
★単線の尾灯はるけき刈田かな
★秋ばらの瑞枝あえかや風の中
デイリー句会投句
★秋のバラびろうど色が目に溢れ
★幼子と広場でおにぎり秋の芝
★秋小雨抹茶の泡の口当たり
お礼
桑本栄太郎さま
「霧雨のそこにあるべきスカイビル」に過分のお言葉を頂き、たいへん嬉しく思っております。このところ細かな雨の降る日が多く、みなとみらいのビル群やベイブリッジも姿を隠し、あるいは見え隠れしていました。(昨日、今日は快晴です)。
デイリー句会投句
冬隣る朝日が屋根を染めてゆく
秋惜しみつつ少し遠くまで歩く
あったかいお弁当です冬隣
お礼
桑本栄太郎さま、
「猪が土堀り起こす山路かな」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
自然歩道があちこちぼこぼこになっています。
猪を時々見かけますが、彼らの方で先に人間を察知して逃げてしまうようです。
デイリー句会投句
★日を透きし尾花の波の丘の上
★写メールの青空添える照葉かな
★葉の色の枝垂れ黄色や萩は実に
お礼
桑本栄太郎さま
★木々の葉の散り初め街に冬近し をお取り上げ頂き嬉しい共感のコメントを誠に有り難うございました。
デイリー句会投句
★木の実落つ音一つ拾いけり
★桜道ほんのり紅く冬近し
★交差点黄色く染まり秋は往く
好きな句
☆日を透きし尾花の波の丘の上 /桑本栄太郎☆
薄が丘の上に広々と、陽の光を透して明るく輝き群れ波打っている。よい秋の光景です。
デイリー句会投句
★葉の紅き欅も風に葉を鳴らす
★黄落の道に陽の影細くあり
★西空の茜に月や暮れの秋
デイリー句会投句
★十州の境ありけり信濃柿
★秋ばらの瑞枝立ちけり朝日起つ
★塵泥(ちりひじ)のすそ野巨大やそばの花
お礼
小西 宏様
「日を透きし尾花の波の丘の上」の句をお選び頂き、嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。近在の田園を山の方へ散策しますと、少しづつ小高い丘になっています。歩いていると丘の上のススキの群れが日を透いて風に波打っていました。素晴らしい晩秋の光景でした。
デイリー句会投句
★小雨降りはらり眼前や柿紅葉
★陸橋の手のうちなるし銀杏黄葉
★新駅のホームはずれや藁の塚
デイリー句会投句
立冬の山寺風が吹くばかり
本棚の歳時記入れ替え冬に入る
ランドセルほどの白菜抱え出る
デイリー句会投句
★秋空は高き欅の触れる処
★立冬の雨に聞こえる園児の歌
★よちよちと歩くおつむに落葉ふる
投句の訂正のお願い
先ほどの二句目の投句に誤りがありました。
お手数ですが、訂正のほど宜しくお願い申し上げます。
誤)★陸橋の手のうちなるし銀杏黄葉
↓
正)★陸橋の手のうちなりし銀杏黄葉
デイリー句会投句
★冬耕や風のえぐりし岩襖
★北風に対い自転車懸命に
★夕暮れや赤城颪に対いゆく
デイリー句会投句
新しき朝よ聖なる山茶花よ
風に乗りからからと舞う桜紅葉
絹糸のごとき雨脚冬に入る
デイリー句会投句
よく晴れし冬の窓辺に鳥の声
冬ぬくし薄き上着を脱ぎにけり
冬菊やいま頂点に咲き誇る
好きな句
新しき朝よ聖なる山茶花よ/小川和子
山茶花は濃いピンクのものが多いですが、この山茶花は白という印象を受けます。
新しい冬の朝に咲いた山茶花の清らかな美しさを愛でておられます。
デイリー句会投句
★大根の味のしみ込む冬来たる
★バスを止め徒歩の家路や冬ぬくし
★散り頻る桜紅葉の落葉踏む
デイリー句会投句
木の実落ち三度踊ってから止まる
落ち葉道桜欅と続きけり
筋播きの大根芽生えやや曲がり
好きな句
☆筋播きの大根芽生えやや曲がり /古田敬二☆
真っ直ぐに種を蒔いたつもりだったのに、芽が出てみれば少し曲がっている、といった景色でしょうか。冬の畑の希望の緑ですね。
デイリー句会投句
★新しき風の匂いや冬初め
★篠懸の落葉踏み行き風の澄む
★初冬の木立に細き夕の月
デイリー句会投句
★頬を打つ硬き木枯し喰らいけり
★有りうべき似非も方便冬に入る
★隠沼にうすうす映す冬もみじ
デイリー句会投句
★柿の籠並べ媼の売り子かな
★柿店(かきだな)の柿籠ならぶ柿街道
★宅配の幟はためく柿の村
デイリー句会投句
★茶の花の映ゆ杉垣の中ほどに
★柚子届く色と香りを溢れさせ
★汁物に散らせば馳走に柚子刻む
デイリー句会投句
赤い靴はいて初冬の街へ出る
街に入るひとかたまりの冬田過ぎ
冬はじめ明石海峡銀色に
好きな句
★汁物に散らせば馳走に柚子刻む/黒谷光子
届いた柚子をさっそく刻んでお吸い物に散らされました。
柚子の香りがいっぱいに広がったことでしょう。
好きな句
☆茶の花の映ゆ杉垣の中ほどに /黒谷光子☆
お茶の木を観賞用にと植えてあるのでしょうか。それほどにも見ごたえのある茶の花です。「杉垣の中ほどに」に風趣が募ります。
デイリー句会投句
★散る桜紅葉となりて坂の道
★風に降り地に音擦る落葉かな
★氷上の舞い渦解けて風となる
デイリー句会投句
★妙義嶺を冬夕焼の染めにけり
★雨過ぎて沸きいず雲や息白し
★夕暮れの冬田を制す禽一羽
デイリー句会投句
蓮根のしゃきしゃき冬のトマトパスタ
冬灯し高く連ねてパールブリッジ
航跡の鮮やかに映え冬落暉
デイリー句会投句
★西山の峰駆け昇る時雨かな
★芸大の黒き門扉や蔦紅葉
★柿灯る雨のひと日の暮れゆけり
好きな句
★航跡の鮮やかに映え冬落暉/多田有花
すでに黒々と見える海上に白い船の航跡が鮮やかに見えて、今丁度冬の夕日が沈もうとしている・・・。「時間よ、このまま少し止まっておくれ!!」と思うほどの美しさである。冬の短くて美しい入日を鮮やかに詠われた。
お礼
栄太郎さま、「鰯雲ほどけ大きな青空へ」の句にすてきなコメントを頂戴しまして、ありがとうございます。おかげ様で、拙い句がぐんと広くなったようです。雲を見ていたのは車中の短い時間でしたが、仰る通りの「激しい変化の秋の空」の一コマに遇えましたこと、あらためて嬉しく想います。いつも、ささやかな歓びにご共感頂き、感謝いたします。
お礼
桑本栄太郎さま、
「航跡の鮮やかに映え冬落暉」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
実は、これ、航空機の航跡なんです。
自宅の窓から見えるのは常に東から西に向かって飛ぶ飛行機です。
夕日が沈んだ後、、それらが残した飛行機雲が茜色に輝きます。
お礼
多田有花様
「新しき朝よ聖なる山茶花よ」の句に嬉しいコメントを頂いていましてありがとうございます。おっしゃる通りこの冬一番に咲いた山茶花はまだ落花もなく、新鮮な感じをうけました。