※当季雑詠3句(冬の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
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◆俳句日記/高橋正子◆は、下記のアドレスです。
http://blog.goo.ne.jp/kakan02
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コメント
デイリー句会投句
一夜にて白一色の冬の朝
湯気立つ音日がな一日聞いており
地を揺らし除雪車が往く夕べかな
デイリー句会投句
ひととせの薬の仕分け秋の暮れ
寒晴れや海の彼方の霞かな
光芒に奇岩の美しき秋の旅
デイリー句会投句
★狛犬の眼光据わる冬の雷
★枯蔦をたぐるや池の黙破り
★冬ざれの地震の隆起や太柱
デイリー句会投句
★なんとなく気ぜわしくなる年の暮れ
★時雨をば狐日和と人は言う
★今落ちた冬の紅葉を車中から
デイリー句会投句
<故郷鳥取の冬の追憶>
★大山の頂しろく菜を洗ふ
★清流の光る小川や菜を洗ふ
★海鳴りの遠くに聞こえ榎枯る
好きな句
★一夜にて白一色の冬の朝/内山富佐子
急激な寒波到来は、全国至る所に初雪をもたらしました。
初雪は朝起きてみれば、辺り一面真っ白の事が多く、その感動とも驚きとも思える心情を平明な詠みで巧みに詠われました。「一夜~一色」の措辞が効いています。
好きな句
★時雨をば狐日和と人は言う/迫田和代
日本には四季があり、お天気の様子でも色々な呼び方が地方ごとにあるようです。晴れているのに、ぱらぱらと微かに時雨の降る日を狐日和とも、又、狐の嫁入りとも表現しますね?地方によっては季節は違いますが、日照り雨の事を(そばえ)とも言うようです。日本の自然に対する言葉の表現は繊細ですね!!
好きな句
☆湯気立つ音日がな一日聞いており /内山富佐子☆
冬の寒さの中で、室内に火を焼べ、湯がちんちんと音を立てる。今は、暖房によって乾いた空気を和らげようと、加湿器に蒸気を立てているのかも知れません。いずれにせよ、その静かな音に耳を傾け、身も心も安らかにいる嬉しさ。
デイリー句会投句
★朝の気に身を凛凛と落葉踏む
★冬紅葉まだ庭隅に在る明るさ
★枯芝を這う夕陰の脚早し
デイリー句会投句
満月が師走の町の上に出る
雪嶺と輝く海を見る頂
冬の蝶小楢林を無数に飛ぶ
好きな句
★一夜にて白一色の冬の朝/内山富佐子
雪国にお住いなのですね。
本格的な雪をもたらす寒波がやってきて、一晩のうちに雪国らしい景色となったのでしょう。
いよいよ冬本番です。
デイリー句会投句
★ぽたり落ち続いてドサリと枝の雪
★冬の靄ゆったり流れて山隠す
★境内は赤い木の葉と白い雪
デイリー句会投句
野に独り居て初雪を見上げけり
柿紅葉落下の時にいる私
採り終えし柿畑紅葉の散り敷けり
デイリー句会投句
★川風の吹きさらしけるおでん鍋
★吹かれ行くおでんの湯気やコップ酒
★冬の夜やがらんどうなる胃袋ぞ
お礼
栄太郎様、多香様
一夜にて白一色の冬の朝
の句を好きな句にお選びくださって有難うございます。夜半から降り出した雪があっという間に積もり、一夜明けてみれば一面の雪。12月にこんな降り方をするのにはびっくりです。色々な表現を考えましたが、平凡になってしまったなあと思っていたところでしたので、とても嬉しかったです。
宏様
湯気立つ音日がな一日聞いており
を好きな句にお選びくださって有難うございます。大雪が降り反射式の石油ストーブ2個を一日中たいていました。その傍らで母と過ごしました。宏様の仰っしゃるとおり、ちんちんという湯気の音は平和で安らかな気持ちにてくれました。
デイリー句会投句
★隣家の屋根耀ける初霜に
★霜の朝ちらと確かむ温度計
★シクラメン水遣り終えて出窓へと
お詫びと訂正
お礼に多香様と書きましたが、有花様の間違いでした。大変失礼致しました。
デイリー句会投句
冬ざれや固定電話のうす明かり
大風車ゆたりゆたりと暮秋かな
水枕動けば音の冬寒し
お礼
桑本 栄太郎様
12/7の 狐日和 の句をお選びいただき有難うございました。とても嬉しかったです。地方によっていろいろと違いがありますのね。
デイリー句会投句
冬枯れの静かな頂に座る
蛇行して川は大雪の海へ
ソーラーパネル真っ白にあり霜の朝
デイリー句会投句
<故郷出身石破地方創生大臣来京>
★寒風の中や立会い演説会
★大臣の掠れ声聞く冬木風
★木の葉舞う風の台座や演説会
デイリー句会投句
★早暁の東の空には冬の月
★真っ白な山を後ろに冬の虹
★足跡もなく真っ白に雪の朝
デイリー句会
県境は全山黄葉峪深し
落葉に刻字風化し芭蕉句碑
茶屋客に紅葉の光り届きけり
デイリー句会投句
★見晴るかす雨に沈みし枯野かな
★夕靄にのっと寒犬出でにけり
★谷川岳(たにがわ)の空鈍色や枯木立
デイリー句会投句
★冬ホーム鮭一尾下げ電車待つ
★マスクして自転車こげば歌の出る
★唐辛子干せば冬日を浴び光かる
デイリー句会投句
<四条大橋~祇園>
★大橋をわたり祇園へ時雨来る
★顔見世の記念写真や招き前
★外つ人の数多祇園や小春空
デイリー句会投句
★バラ茎の伐口白し漱石忌
★山茶花の藪に陽のある朗らかさ
★崖落葉蹴立て小綬鶏声漏らす
デイリー句会投句
冬野ゆく列車響かすリズム音
かわたれの新聞の冷え漱石忌
猫の目の小春に憩う漱石忌
デイリー句会投句
★歳末の募金の呼びかけ一列で
★空きはなし冬晴れの日の物干し場
★川沿いの並木に光の十二月
デイリー句会投句
★外套に利根の川風しみにけり
★かの冬の三和土に積みし薪の数
★あけぼのの蕊の震える寒椿
デイリー句会投句
さざ波の砂噛み走る冬の海
冬の湯や歳それぞれのおもいかな
草原にさざ波つくり北颪
デイリー句会投句
雀らが等間隔に冬の午後
良き知らせつい待ちわびる小春かな
かさかさと弁当開く小春日や
デイリー句会投句
★延々と貨車のつらなり枯野行く
★三川のつどう中洲や枯尾花
★高槻の医科大かこむ冬木かな
好きな句
★良き知らせつい待ちわびる小春かな/福田ひろし
急激な寒波到来により、日々寒さが厳しい事です。
しかし、時には日中風も無く穏やかなひと時もあります。
このような時には、気分もほっこりとして何か良い知らせがありそうと思う事があります。心の中に日溜りですね!!。
御礼
桑本栄太郎様
良き知らせつい待ちわびる小春かな、を好きな句に選んでいただきまして、ありがとうございます。昨日は見事なまでの小春日和でした。こんな日は絶対にいいことがある、不運な出来事などあり得ない、と思わせる1日でした。結局、特筆すべきことは何も起こりませんでした。でも満足でした。
好きな句
☆雀らが等間隔に冬の午後 /福田ひろし☆
雀たち、可愛いですね。特に冬にはその健気さに心慰められます。「等間隔に」との措辞、作者の愛おしさが溢れて聞こえます。
デイリー句会投句
★寒い朝庭に雀の来てくれる
★鍬打てば帽子より湯気大根畠
★暖房の火のふと赤し一人暮れる
御礼
小西宏様
雀らが等間隔に冬の午後、を好きな句に選んでいただきまして、ありがとうございます。等間隔に並び過ぎて、はじめは雀と気付きませんでした。幾何学的な面白さをかんじました。
デイリー句会投句
★リズム出て寡黙な夜に柿を剥く
★柿を剥く己が齢を想いつつ
★柿を剥く飛騨川べりの故郷思う
デイリー句会投句
★枯葦や岩の定かな利根川原
★里山の寺の柱や霜柱
★覚め際の遊泳あるや夜半の冬
デイリー句会投句
納豆をいろいろ買って食べ比べ
新しき赤きザックや冬最中
マフラーを巻き歩きだす山の道
デイリー句会投句
★天よりの命綱かや雪迎え
★バス通り早やも枯木の家路かな
★冬うらら辻であくびの運転手
好きな句
★リズム出て寡黙な夜に柿を剥く/古田敬二
採って来た沢山の柿を眼の前にすれば、これを全部剥くのか?と思えばため息が出る程です。小生も106個11連の柿を一人で剥き、吊るし柿した事があります。面倒な作業もリズムに乗ればこなせますね!!
デイリー句会投句
★色褪せてなお青空の冬もみじ
★日の暮を時計代わりに落葉踏む
★落葉広く銀杏明るきアスファルト
デイリー句会投句
★やわらかき深さとなりぬ落葉道
★残る葉に別れ告げたる柿落ち葉
★眠る場所決めて散りたり柿紅葉
デイリー句会投句
★鈍色の雲の切れ間や冬落暉
★ごうごうと吹くや河原の寒鴉
★山風の物言う夕べはだれ霜
デイリー句会投句
北風に淋しく騒ぐ選挙旗
佇めば耳鳴りを知る夜長かな
湯豆腐の灯りの何故に寂しさよ
デイリー句会投句
★枯枝の枝垂れざくらのしだれかな
★冬紅葉地獄の彩と散りにけり
★いつもより遅き目覚めや冬の雨
デイリー句会投句
★北風に淋しく騒ぐ選挙旗/下地 鉄
大義無き、衆議院解散総選挙の選挙戦もすでに終盤を迎えました。今一つ争点も選ぶ基準も見えず、全く盛り上がりに欠ける選挙です。「淋しく騒ぐ」との措辞にとても共感致します。
好きな句
★北風に淋しく騒ぐ選挙旗/下地 鉄
大義無き、衆議院解散総選挙の選挙戦もすでに終盤を迎えました。今一つ争点も選ぶ基準も見えず、全く盛り上がりに欠ける選挙です。「淋しく騒ぐ」との措辞にとても共感致します。
好きな句
☆新しき赤きザックや冬最中/多田有花
赤いザックの写真をFBで拝見致しました。大きいですね。これを背負うだけでも重いでしょうね。山登りの様子もFBで拝見致しましたが凄い!と思うばかりです。「赤きザック」の措辞に益々パワーを感じています。
デイリー句会投句
★老僧の箒目立てる霜の朝
★二人して大釜運ぶ報恩講
★届きたる荷の早や香る冬りんご
デイリー句会投句
★隼や夕映えの川雲映す
★愛犬の物言わぬ目や北颪
★白鳥の鳥を咥えし湖荒るる
デイリー句会投句
★柊の堅き緑に花香る
★犬冥利食事の後の日向ぼこ
★きりきりと枯葉が空に翻る
デイリー句会投句
雪もよひオレンジ色のコート着る
しみじみと語り合う夜や十二月
時計屋の九時のメロディ雪盛ん
デイリー句会投句
和箪笥の年賀の晴れ着其の儘ぞ
障子灯に今は懐かし父の顔
子ら集う何処に襖の置き所
お礼
桑本栄太郎様、拙句の「北風に淋しく騒ぐ選挙旗」に適切なコメント頂き有難うございました。
未熟者ですが宜しくご指導下さい。
デイリー句会投句
★ひと年(とせ)の業を洗うや冬の雨
★顔見世の吾もなりたき大向う
★冴え冴えと”税”と書かれし漢字かな
デイリー句会投句
紅葉寺土門拳が見たように
五重の塔逆さに映る池紅葉
吊るし柿に上手い具合に寒さ来る
デイリー句会投句
漱石忌目と猫の目を寄せ合うて
漱石忌母は静かに吾れを生む
漱石忌昼餉夕餉も母と居る
デイリー句会投句
★名古屋から帰る旅路も暮早し
★冬の夜に明かりも見えず関西線
★参道に途切れることなく散紅葉
デイリー句会投句
★青色の灯し飾りてクリスマス
★胡桃割り人形も居て聖誕祭
★縫いぐるみ大きく包み雪だるま
デイリー句会投句
★蘆生うる水辺のひかり鴨の群
★枯れ木立見上げつつ行く丘の道
★ハモニカのお稽古デイのクリスマス
好きな句
★冴え冴えと”税”と書かれし漢字かな/桑本栄太郎
時事ニュースをタイムリーにとり上げられた巧みな詠みに共感しきりです。季語と措辞を兼ねた「冴え冴え」がすばらしいですね。