9月2日(金)

★しろじろと穂芒空にそよぐなり  正子

○今日の俳句
機関車の蒸気噴きゆく秋風よ/小川和子
「蒸気噴きゆく」に機関車の生きいきとした走りを見る。冷涼な秋風となってゆく蒸気に、秋の季をとらえた。(高橋正子)

◇生活する花たち「ルコウアオウ・鶏頭・玉すだれ」(横浜日吉本町)


コメント

  1. 小川和子
    2011年9月2日 21:26

    お礼とコメント
    正子先生、「秋風よ」の句を取り上げて頂きましてありがとうございます。益子へのバス旅行に参加し、真岡鉄道のSLに乗った時の句で秋風の心地良かったことを思いだしました。改めてお礼申し上げます。

    しろじろと穂芒空にそよぐなり 正子
    リズムよく、くり返し読むうちに限りなく広い空にそよぐ穂芒が、生きいきと目にうかび、さらに「しろじろと」が印象的で、豊かな世界へと導かれるようです。清澄な風にそよぐ穂芒です。