9月16日(金)

★虫籠に風入らせて子ら駈ける  正子
虫かごに入っているのは、バッタなのか、トンボなのか、いずれにせよ、虫取りは子どもにとって心躍るものです。「風入らせて」に子どもたちのその様子が反映されています。(多田有花)

○浅草
浅草へは俳句の仲間と幾度か出掛けたが、9月8日には向島百花園の帰りに電車乗り換えのために立ち寄った。東武伊勢崎線浅草駅から地下鉄浅草線浅草駅までを200mほど歩いた。水上バス乗り場から雷門までの道を横切ったことになる。東武伊勢崎線の車窓からはスカイツリーを見て、隅田川に架かる吾妻橋を眺めた。浅草の近くに来れば寄ってみたい気になるのがいつもだ。梅園のあんみつとかかき氷。梅園でおいしいのは、甘いものもさることながら、お雑煮だそうだ。文扇堂の扇子や団扇も面白い。団扇は特に江戸文人趣味があって楽しい。うなぎの店もおいしい。駒形のどじょうもあるが、こちらは、入ったことがない。仲見世の雷門おこしは、店によって味が多少ちがうが、浅草で買うとおいしいので、楽しみにして買う。浅草の「寿司清」、鰻・日本料理「川松」で少人数の句会をしたこともある。

 藤袴スカイツリーのいや真直ぐ  正子

○今日の俳句
あさはや桜紅葉始 明るき午後/多田有花
「明るき午後」が魅力。暑さがようやく落ち着いたかと思うと、はやくも、桜は紅葉しはじめる。真夏の眩しさがぬけて、しずかな明るさに変わるころ。(高橋正子)

◇生活する花たち「酔芙蓉・野牡丹・紫式部」(横浜日吉本町)


コメント

  1. 多田有花
    2011年9月9日 18:54

    お礼とコメント
    正子先生、「はや桜紅葉始まる明るき午後」を
    今日の俳句にお取り上げいただきありがとうございます。
    桜は真っ先に紅葉し、暦の上での秋の訪れを告げてくれます。
    花とは対照的な紅葉のありようにいつも驚きます。

    ★虫籠に風入らせて子ら駈ける  正子
    虫かごに入っているのは、バッタなのか、トンボなのか、
    いずれにせよ、虫取りは子どもにとって心躍るものです。
    「風入らせて」に子どもたちのその様子が反映されています。