8月23日(月)/処暑

★朝風のとんぼを運び海へ去る  正子
松山でいらした頃の御句でしょうか。お住まいからは、はるかな沖も眺められ、とても風通しのよいご住居でした。朝風、とんぼ、海と、おのずと初秋の明るい風光や澄んだ朝の空気を感じ取れます。とんぼの行く手の海へと、爽やかに視野が広がります。(藤田洋子)

○今日の俳句
一片の雲を真白に処暑の朝/藤田洋子
処暑の朝を迎え、まっ白い雲の美しさにうれしさが湧く。暑さも一息つき、朝夕の涼しさが期待できる。処暑というのは、そういう日なのだ。季語を生かした写生だが、詩情のある句。(高橋正子)

◇生活する花たち「アベリア」(横浜日吉本町)


コメント

  1. 藤田洋子
    2010年8月18日 20:05

    お礼
    正子先生、今日の俳句に「処暑」の句を取り上げていただきありがとうございます。厳しい残暑が続きます。ご自愛ください。

    ★朝風のとんぼを運び海へ去る 正子
    松山でいらした頃の御句でしょうか。お住まいからは、はるかな沖も眺められ、とても風通しのよいご住居でした。朝風、とんぼ、海と、おのずと初秋の明るい風光や澄んだ朝の空気を感じ取れます。とんぼの行く手の海へと、爽やかに視野が広がります。

  2. 高橋正子
    2010年8月20日 8:49

    お礼/洋子さんへ
    とんぼの句にコメントをありがとうございました。おっしゃるとおり、総合公園に朝の散歩で出かけたときの句です。衣山は洋子さんの家にも近く、公園もすぐそこでしたし、海も見えましたから、心地よい住まいでした。