3月4日(金)

★手渡されながら花桃散りいたり   正子
満開の桃の花を受けとられたのでしょうか。濃いピンクの花がふっくらと咲きみちて、手に受けとるそのそばから散るほどに愛らしい、桃の花が思われます。お雛まつりに相応しい桃の花です。 (小川和子)

○今日の俳句
水音を近く三椏芽は銀に/小川和子
原句は「水音を近くに」であったが、中七の八音を七音に整え、切れを入れた。それにより、作者の立場と情景がはっきりする。水音が近く聞こえ、三椏の芽が銀色に輝きながら、早春に咲くのを待っている。(高橋正子)

◇生活する花たち「三椏の花」(伊豆修善寺梅林)


コメント

  1. 小川和子
    2011年2月26日 12:49

    お礼
    正子先生、今日の俳句に「三椏」の句を取り上げて頂きましてありがとうございました。

    手渡されながら花桃散りいたり 正子
    満開の桃の花を受けとられたのでしょうか。濃いピンクの花がふっくらと咲きみちて、手に受けとるそのそばから散るほどに愛らしい、桃の花が思われます。お雛まつりに相応しい桃の花です。