3月3日(土)

★雛飾り今宵雛と灯を分かつ   正子
鄙人形を飾って、ぼんぼりを灯し、温かく華やいだ気分の中で桃の節供を祝う。雛人形と一つの明かりを分け合って白酒を舐めるのもいい気分です。何とも言えず風情があります。「鄙と灯を分かつ]という単純素朴な措辞で雛祭りの詩情を描かれた味わい深い御句と思います。 (河野啓一)

○今日の俳句
一枝の桃を活けたりひな祭り/河野啓一
一枝の桃の花で、ひな祭りがずいぶん円かになる。あかるく、あたたかく、かわいらしい桃の花は、やはり、雛の節句に相応しい。(高橋正子)

○花冠4月号発送
今日の正午、花冠4月号の発送をメール便で済ました。
▼ブログ版俳句雑誌「花冠」
http://blog.goo.ne.jp/kakan12/

◇生活する花たち「梅①・梅②・桃の花」(横浜日吉本町)


コメント

  1. 河野啓一
    2012年3月3日 17:43

    御礼
    正子先生
    一枝の桃を活けたりひな祭り を今日の俳句におとり上げくださり、嬉しい句評を賜りまして誠に有難うございました。何年も前のことですが、庭隅に花桃の古木があり、鄙祭りの季節に間に合うここともありました。今はもうなくなってしまいましたが—。

  2. 河野啓一
    2012年3月3日 18:09

    鑑賞
    ★雛飾り今宵鄙と灯を分かつ正子
    鄙人形を飾ってをしてぼんぼりを灯し、温かく華やいだ気分の中で桃の節供を祝う。雛人形と一つの明かりを分け合って白酒を舐めるのもいい気分です。何とも言えず風情があります。「鄙と灯を分かつ]という単純素朴な措辞で雛祭りの詩情を描かれた味わい深い御句と思います。