2月7日(木)

 東山・法然院
★春寒し木を打ち人を呼び出せり   正子

○今日の俳句
にぎわいを芽木に残して目白飛ぶ/藤田裕子
目白の季語は、その繁殖期である夏とする歳時記、また秋とする歳時記がある。実際に人里でよく見られるようになるのは秋の終わりごろから。椿のころはよく庭に来る。芽木のころも丁度このころ。チリチリという小さな声ににぎわう芽木は、早春のあかるさに満ちている。(高橋正子)

○パンジー

[パンジー/横浜日吉本町(2013年1月30日)]_[パンジー/横浜日吉本町(2012年2月19日)]


コメント

  1. 藤田裕子
    2013年2月2日 11:47

    お礼
    正子先生、「今日の俳句」に「芽木」の句をお取り上げくださいまして有難うございます。

    ★春寒し木を打ち人を呼び出せり
     春になったとはいえ、まだ寒さの残る日々、境内を散策していますと、コツコツと木を打つ音が聞こえてきました。コゲラでしょうか。軽やか音と同時に「ギィーギィー」という異様な鳴き声も聞こえてきました。まるで人を呼び出すようです。静かな境内に、春の訪れをひととき楽しまれました。