2月2日(木)

★白木蓮冬芽の銀の日にまぶし   正子
春が近づいていることを感じる御句です。白木蓮の冬芽はひときわ大きく銀色に息づいています。(多田有花)

○今日の俳句
やわらかき色を置きたり寒卵/多田有花
寒卵はきびしい寒さの中で産み落され、白色の厳しさもあるが、それがテーブルなどに置かれると、命あるもののやわらかさ、やわらかき色を呈す。そこをユニークな視点で捉えた。(高橋正子)

○探梅
探梅や天城出て来し水ゆたか/飯田龍太

早梅を探って山野を歩きまわるのが探梅、また探梅行である。今日の午前、信之先生とご近所の金蔵寺へ探梅に出掛けた。二輪の梅は咲いたばかりの瑞々しさがあって美しい。桜の花芽、桃の花芽もカメラに収めた。

◇生活する花たち「梅」(横浜日吉本町・金蔵寺)


コメント

  1. 多田有花
    2012年1月30日 13:12

    お礼とコメント
    正子先生、「やわらかき色を置きたり寒卵」を今日の俳句に
    お選びいただきありがとうございます。去年の今頃、絵を
    描こうと思ってテーブルに置いた卵を見ての句でした。

    ★白木蓮冬芽の銀の日にまぶし   正子
    春が近づいていることを感じる御句です。白木蓮の冬芽は
    ひときわ大きく銀色に息づいています。