12月5日(日)

★落葉踏み階踏みてわが家の燈  正子
落ち葉を踏みながら家の前まで帰ってくる。家まで帰ると、足元も落ち葉から階に変わり、目の前にはわが家の燈がある。ほっと一息をつくことのできる一瞬を見ました。(高橋秀之)

○今日の俳句
賀状書き並べテーブル埋め尽くす/高橋秀之
年賀状を書くときの様子は、まさにこのよう。版画を押したり、絵の具や墨を使ったり、昨今は、パソコンで写真を印刷したりして、思い思いの年賀状を作る。乾くまで重ならないようにすると、テーブルが埋め尽くされていく。新年の挨拶を楽しみながら書く、歳晩の日本のほのぼのとした家庭が知れる。

○正子のきょうの俳句
孟宗の冬竹林に日がまわり
大根の純白手にあり面取りす 
南天に日はうららかに暮れにけり
日は燦と冬芽の辛夷生かしめて
冬桜そのちいささに雲浮かび
山茶花の高垣なればよく匂う
大根の抜き穴畝に二や三や
枯蔓も朱の実もかざり烏瓜
枝移る目白の羽音のからだほど
綿雲の空や目白が枝移る
落葉あれば見上げて聳ゆ冬銀杏
仏手柑ころがるものも屋敷林
木賊生う地より突き立つ濃き緑
 歳末くじに当たる
跳躍の真紅の花のシクラメン

○忘年句会の銅賞の賞品を文彦さんと、美知子さんに送る。11月月間賞は、康水さん、有花さん、光子さんには、色紙をすでに送っている。月間賞は、定例句会の金銀銅賞、ブログ句会最優秀賞を含めて選ぶ。

○迫田さん、12月号が未着とのことで、今日、速達メール便で送った。

○角川俳句年間2011年度が届く。いろいろ検証。

○風邪がようやく抜けた感じだが、完全ではない。用心して遠出はさけ、午後、鯛ヶ崎公園あたりを信之先生と歩く。冬桜、柊の花、山茶花を見る。めずらしいのは、仏手柑であろうが、重そうに生っている。広い植木園を持っている農家が1件あって、いろんな木があるようだ。(高橋正子)


コメント

  1. 高橋秀之
    2010年12月2日 21:30

    お礼とコメント
    高橋正子先生

    賀状書き並べテーブル埋め尽くすの句を今日の俳句にお取り上げいただきありがとうございます。
    今年も年賀状柿の季節がやってきました。また、同じような光景が繰り返されることでしょう。

    落葉踏み階踏みてわが家の燈/正子

    落ち葉を踏みながら家の前まで帰ってくる。
    家まで帰ると、足元も落ち葉から階に変わり、目の前にはわが家の燈がある。
    ほっと一息をつくことのできる一瞬を見ました。