11月21日(月)

★咳こぼし青年ふたり歩み去る  正子
結核が青年の病であったのは昔。この青年たちは風邪でしょうか。ケータイを手にした優しげなふたりの姿を連想します。 (多田有花)

○今日の俳句
一片の雲なき空よ波郷の忌/多田有花
波郷の忌日は、十一月二十一日。肺結核を病んだ波郷に、一片の雲もない空と空気が、何よりの手向けと感じられる。(高橋正子)

◇生活する花たち「白椿・千両①・千両②」(横浜下田町・松の川緑道)


コメント

  1. 多田有花
    2011年11月21日 17:09

    お礼とコメント
    正子先生、
    「一片の雲なき空よ波郷の忌」を今日の俳句に
    お取り上げいただきありがとうございます。
    あの時代、結核がどれほど恐ろしい病であったか、
    多くの若い命が結核に倒れられたことを思います。

    ★咳こぼし青年ふたり歩み去る  正子
    結核が青年の病であったのは昔。この青年たちは
    風邪でしょうか。ケータイを手にした優しげなふたりの
    姿を連想します。