★朝はまだ木犀の香のつめたかり 正子
香りがつめたい、という表現が新鮮です。朝、戸外へ出て真っ先に木犀の香りがした、肌に当たる空気の冷たさ、それが蘇ってきます。(多田有花)
○今日の俳句
茶の花の咲けば古刹の秋深し/多田有花
茶の花が咲きだして、いよいよ古刹に秋が深まった。古刹の静寂に季節は一足先へ進んでいるよである。(高橋正子)
★朝はまだ木犀の香のつめたかり 正子
香りがつめたい、という表現が新鮮です。朝、戸外へ出て真っ先に木犀の香りがした、肌に当たる空気の冷たさ、それが蘇ってきます。(多田有花)
○今日の俳句
茶の花の咲けば古刹の秋深し/多田有花
茶の花が咲きだして、いよいよ古刹に秋が深まった。古刹の静寂に季節は一足先へ進んでいるよである。(高橋正子)
コメント
お礼とコメント
正子先生、「茶の花の咲けば古刹の秋深し」を今日の俳句に
お取り上げいただきありがとうございます。静かな境内で
茶の花がもう咲いているのを見て、秋の向こうにいる
冬の顔を見た気がしました。
★しいの実の青くていまだ石の間に
山を歩いていると、しいの実をはじめ、団栗といわれる実が
まだ青いままに落ちているのを見ることがあります。葉も
いっしょに小枝ごと落ちていることもあり、不思議な思いが
します。その「あれ?」という軽い驚きをすくいとって
詠まれています。