■6月月例ネット句会清記■
2020年6月14日
13名(39句)
01.青年のいのちまぶしき栗の花
02.若竹の天を占めたる枝の影
03.きらきらと窓の若葉の入日かな
04.人魂か蛍か闇を遊泳す
05.山を背に仁王立ちたる雲の峰
06.紫陽花や利根の瀬尻の波響(とよ)む
07.支柱遣るトマト静かに香りけり
08.そら豆を剥くシューベルト聞きながら
09.鍬を振る近くにヨシキリ聞きながら
10.豆ごはん幼いときは大家族
11.増えてゆく朝の楽しみメダカの子
12.夏の畑役割終えしポットの列
13.紫陽花の向こうを列車は走り抜け
14.緑濃き六甲山の近くなり
15.夏の海はるか遠くに陽が昇る
16.放たれてしばらくは散る稚鮎かな
17.叱られて散り散りの子の手に黒穂
18.夏蝶の放物線を追って蝶
19.せせらぎに波長合わせる蛍かな
20.荒梅雨や洗濯籠に猫眠る
21.居残りの千本ノック夏の月
22.青ピーマン色濃く畑にみずみずし
23.夏あざみ雨ふる中に点々と
24.紫陽花に雨滴りて褪せる花
25.花も葉も梅花空木の丸きこと
26.風五月ふうせんかづらの種をまく
27.新緑の夢見ヶ崎の果てに富士
28.五月雨の中を楽しむ妻と散歩
29.五月雨も今日あることの楽しみに
30.塀沿いの散歩に紫陽花いろいろと
31.中空に鳥声弾け梅雨入
32.笹まんじゅう食べればどこか濡れている
33.風が立ち赤がはっきり金魚草
34.卯の花の白こぼれ咲く谷の水
35.花ズッキーニ皿に鮮やか今朝晴れて
36.白鷺を水に映して田の明ける
37.紫陽花の濃くなりさうな曇り空
38.富士山を横に見ながら虹二重
39.橋消えて脚だけ残る昼の虹
※互選を始めてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。
選句は<コメント欄>にお書きください。
コメント
選とコメント
22、27、29、32、35
(22)青ピーマン色濃く畑にみずみずし
若く明るい一句。毎日の瑞々しい生活から生まれる一句だと思う
花冠6月月例ネット句会選句
05 08 13 26 34
08)★そら豆を剥くシューベルトを聞きながら
そろそろ夕餉の支度です。シューベルトのクラシック音楽を聴きながら、そら豆を剥いています。時折コロンとボールに豆の転がる不規則な音と、心地よいクラシック音楽の取り合わせが良い。
6月ネット句会選句
NO1 10 22 27 29
10豆ごはん幼きときは大家族
季節の空豆やえんどう豆を味付けし炊いたご飯に大家族全員が満足した昔の景も懐かしいに魅せられますね。素敵な景ですね。
花冠6月月例ネット句会選句
3 17 20 29 34
29.五月雨も今日あることの楽しみに
何事も前向きの生き方ですね。五月雨を歩くのも、楽しみの一つとか。
花冠6月月例ネット句会選句
7. 17. 21. 23. 31
7 支柱遣るトマト静かに香りけり
トマト苗がよく育ち支柱が要るようになった。香りの
広がる畑での作業も楽しく、青い実が日々色づくのが
うれしいですね。
6月月例ネット句会選句
21:58
11.19. 31.34.37.
34.水と花の白さが清らかで綺麗な句です。