■1月月例ネット句清記
2020年1月12日
13 名39句
01.傘をさす児童の列の七日かな
02..てらてらと路面光りぬ寒の雨
03.蝋梅のはにかみながら膨らめり
04.深葱や赤城の風の太きにて
05.入相の日矢貫通の大白鳥
06.寒梅の日暮れても紅失わず
07.寒中の夜の嵐が過ぎし朝
08.鮮やかに新春の空へ虹かかる
09.晩冬や倉庫すっきり片付ける
10.餅花を加えし生花玄関に
11.お正月赤子に絵付きの箸袋
12.竹ボーキ音させ落葉寄せてゆく
13.冬耕や八十路の鍬を振る朝(あした)
14.陸奥からの干支の鼠の年賀状
15.ラガーマンおりかさなりてトライする
16.ネット配信のカウントダウンで年明ける
17.真っ直ぐに差し込む朝日注連飾り
18.新しい暦に置き換え初仕事
19.松明けてはっと大きな月上る
20.松明けて道後に軽き下駄の音
21.葉牡丹の照り翳りつつ色深む
22.講談の妙技に打たれ初笑い
23.初仕事キー打つ音も心地よき
24.バスを待つ園児の列に寒雀
25.丘上る頭上寒空あおあおと
26.寒椿咲くその一輪が吾を向く
27.晴れの日の明るい冬日を浴びている
28.街筋の向こう大きく寒満月
29.水仙に日の影濃ゆし咲き揃い
30.探梅のはじめどの枝も蕾なる
31.清流へ影も落とさず冬椿
32.夫永遠にこのオリオンの煌めきへ
33.夫に供う寒の水飲む愛猫よ
34.羽二重の花弁広げ寒牡丹
35.寒椿一輪咲きたる八幡宮
36.撒く餌に声を上げたる百合?
37.たらの芽の香のみずみずし里帰り
38.七草粥の一つひとつが小さな葉
39.冬苺の大福並ぶ祝日に
※互選を始めてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。
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コメント
花冠1月月例ネット句会選句
04 08 20 35 36
20)★松明けて道後に軽き下駄の音
道後温泉の、正月には少なくなっていたお客様も松明けと共に普段の様子に戻りました。入浴客の軽やかな下駄の音が心地良い。
1月月例ネット句会選句
13 17 20 26 38
13.冬耕や八十路の鍬を振る朝(あした)
傘寿を迎えてもなお元気に農作業に従事される姿を冬耕に籠めた。お元気で何よりです。
花冠1月月例ネット句会選句
NO2 7 11 19 38
19松明けて道後に軽き下駄の音
正月の休みも終わり観光客も去り市井の人達の普段の生活が始まった様子が素敵に詠まれています。好きな句です。
花冠1月月例ネット句会選句
5 8 20 26 33
20松明けて道後に軽き下駄の音
お正月気分がまだ残るころです。道後温泉に行き交う人の下駄の音でしょうか、何だか懐かしいです。
1月月例ネット句会選句
10.13.17.29.37
17.真っ直ぐに差し込む朝日注連飾り
新年を迎える門戸に注連飾り。その特別な神聖さに注がれる「真っ直ぐな朝日」が、明るく清々しい年の始まりを感じさせてくれます。
1月月例ネット句会選句
01.08.20.26.38
38.七草粥の一つひとつが小さな葉
七草粥は文字通り七つの草があるので賑やかに見えますが、実はその一つひとつは小さな葉という当たり前のことに焦点をあてると、その一つひとつの葉が何かが気になるところです
1月ネット句会選句
6. 21. 26. 29. 38
06.寒梅の日暮れても紅失わず
寒中に咲く梅の香りと薄暮にも浮かび上がる紅の色に
心安らぐひとときです。厳寒の中にも春遠からじの
思いがします。
選句」
遅くなりましたが送ります
06 08. 17. 26. 37
17.真っ直ぐに差し込む朝日注連飾り
玄関のしめ飾りに快晴の朝日が差し込む。
今年一年の良きことが約束される風景である。
選句
17. 20. 21. 24. 26.
21. 葉牡丹の色が変わっていくグラデーションが綺麗です。