■1月月例ネット句会清記■
2022年1月9日
13名(39句)
2022年1月9日
13名(39句)
01.棟上げの木槌の音や冬木の芽
02.室咲や祝辞短きほど良けれ
03.大利根の流れ序破急霜柱
04.東雲のうすき明かりや初御空
05.御降の天にきらめく日照雨かな
06牛日やデイサービスの送迎車
07.正月の凧いきいきと河川敷
08.初写真父の遺影を真ん中に
09.初日記四行のみで仕舞いけり
10.神木の木漏れ日あびて春着の子
11.初メールあいたいなぁにキュンとなり
12.振り向けば逆光まぶし冬の堤
13.初仕事まずはメールのチェックから
14.嵐山二人で眺める冬景色
15.おせち料理所狭しと食卓に
16.枯れ果てり山のぬくもり幹は抱き
17.湯豆腐の湯気に揺れ浮く白さかな
18.寒木瓜の先ず一輪が濃き赤に
19.寿福寺の矢倉に満つる淑気かな
20.寒に入りすぐに開ける銀世界
21.思ひ立ち買い求めたる七草粥
22.ガラス戸を開けてたしかに雪が降る
23.寺苑に花の色見せ木瓜の花蕾
24.梅蕾谷半分が陽にあたる
25.数の子のはじける音や朝の風
26.初雪や紅茶を淹れる昼下がり
27.駅伝の観戦合間に餅を焼く
28.凍星の光そろいし誕生日
29.七草にふるさとの草混じりおり
30.七センチ積たる雪の中にも灯
31.鳶の翼朝日に透けて冬岬
32.愛猫死す冬の銀河の流れ星
33.石鎚を子と仰ぎつつ初詣
34.球根を付けて水仙の花売られ
35.新年の雪が都会の街を白く
36.初詣石畳を白く夜の灯り
37.葉の陰の実もつややかに藪柑子
38.初写真大きな富士を真ん中に
39.しらしらと初富士のより高きこと
38.初写真大きな富士を真ん中に
39.しらしらと初富士のより高きこと
※互選を始めてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。選句は<コメント欄>にお書きください。
コメント
選句
05. 16. 21. 22. 25.
25.数の子のはじける音や朝の風
数の子が歯を鳴らす音、元旦の清らかな風、一読で五感に響きます。「はじける音」が嬉しいですね。きっと佳い一年になることでしょう。
花冠1月月例ネット句会選句
No. 01, 07, 13,25、29
13.初仕事まずはメールのチェックから
ITの時代ですから、初仕事は、正月休みの間に入ってきたメールのチェックから始まります。「まずは」と詠んだのが上手いと思います。
花冠1月月例ネット句会選句
NO4 10 17 28 32
NO10神木の木漏れ日あびて春着の子
新年の喜ばしい日に神社の境内にある神々しい樹木から素敵な春着を着た女の子に木漏れ日が差している素晴らしい景が見えて来ている。嬉しい景ですね。
1月月例ネット句会選句
22.30.33.35.38.
22.ガラス戸を開けてたしかに雪が降る
ふだん雪を見慣れていないところに住む方の感覚です。
年明けの寒波で東京をはじめとする関東圏など思わぬところで
積雪がありました。その雪に対する驚きが伝わってきます。
1月月例ネット句会選句
7 14 22 26 37
22ガラス戸を開けてたしかに雪が降る
アツ雪だ!とだれかの声、戸を開けてみて外を見た。確認してみた。初雪でしょうか。
花冠1月月例ネット句会選句
01 07 13 22 37
07)★正月の凧いきいきと河川敷
凧揚げの最初は、手に持ってかなり駆けて行きます。その為かなり広い場所が必要であり、河川敷などはぴったりである。正月ともなれば、親子連れで河川敷に出掛け、沢山の凧揚げの光景が見られます。如何にも正月らしい雰囲気ですね!!。
選句
1 7 10 22 29
29.七草にふるさとの草混じりおり
七草はどこにでも生えている草だが、それを「ふるさとの草」と詠んだのは、幼少から過ごしてきた場所に生えていていつも目にしていた忘れることの出来ない草だからなのだろう。そしてその草を目にするたびにふるさとを思い起こすのだと思う。「ふるさとの草」の表現に魅力を感じ、そんな草の生えていた作者のふるさとを想像する。
1月ネット句会選句
7 10 16 28 39
16.枯れ果てり山のぬくもり幹は抱き
落葉し枯れてしまった山にも、生命のぬくもりがあり
それぞれの樹々の営みがある。自然に宿る生命の尊さが思われます。
1月ネット句会選句
01-21:22:54
04. 05. 29. 31. 37
37. かげになっている実にも艶が感じれ藪柑子の美しさが際立ちます。
1月ネット句会選句
01-09-21:23:02
07. 12. 18. 28. 39.
28. 夜の星の綺麗さが感じられておめでたい日をお祝いしているようです。