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コメント
自由な投句箱
春の霜滑り台に鉄棒に
梅が香に包まれ午後の陽の中を
久々に歩けば満開の梅林
自由な投句箱
★ひな人形今日始まれる壇飾り
★麦青む街道沿いの車列かな
★消え残る峰の白雪惜しむ朝
自由な投句箱
★寺に咲く梅一輪の余寒かな
★夕さりの尾長の声の余寒かな
★枝笹の先の朽ちたる余寒かな
自由な投句箱
★夢の覚め夢に又落つ風邪寝かな
★山影と見れば雲影春の嶺
★まんさくの枯葉の中に風生忌
自由な投句箱
春の陽のぬくもり森のベンチにも
春の陽の森の蕾を温める
春の風梢の高みを通るらし
自由な投句箱
★猫柳猫の肉球やわきかな
★梅咲くを水面の雲へ告げしかな
★しののめの雨の末黒の薄かな
御礼
高橋信之先生、正子先生
6/21の投句「ひな人形」を今日の秀句にお取りいただいた上。正子先生の有り難いご句評も賜りまして誠にありがとうございました。実は、通っているデイの入口のロビーの景ですが、やはり壇飾りの華やかさはいいもので、ほほうと目を奪われました。
今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。
自由な投句箱
★山焼きの煙流れて春の野辺
★雀には雀の春よ虫咥え
★いっぱいのコーヒー干して春の午後
自由な投句箱
★春きざす部活の声の運動場
★二ン月や小川の水の躍り居り
★風落つや嶺の茜の春嵐
自由な投句箱
★風光る藍染のれん真あたらし
★穴釣りの公魚朝日受けにける
★春光や朱の橋渡るメード服
自由な投句箱
★梅蕾膨らみかけてまた閉じて
★冴えかえる予報を恨む翁かな
★春耕の庭土固くごつごつと
自由な投句箱
◇ヒヤシンス結婚式の顔と顔
◇朧月半円状の夜景かな
◇遙かなる冠雪富士やオフィス街
自由な投句箱
★駒返る草の目ざとき日差しかな
★烏舞う天の茜や春夕焼け
★夕刊を取りに階下へ冴えかえる
自由な投句箱
◇一望の大東京や春きざす
◇春めくや隅田川ゆく屋形船
◇春寒の仲見世にぎわふ浅草寺
自由な投句箱
★鳥帰る幼き時の通学路
★下萌や靴新しき乗馬服
★れんげ田や幼にもどるせーラ服
自由な投句箱
★木蓮のつぼみ産毛に包まれて
★節々に硬き蕾を白木蓮
★冴えかえる池の面滑る鴨の列
自由な投句箱
★田道行く春は名のみと言う風の
★揚ひばり風に逆らう声ばかり
★白きもの混じる野風や春寒し
自由な投句箱
★大利根の風に煽らる紙鳶
★紙鳶担ぐ男の顔数多
★佐保姫や山川朝日響きける
自由な投句箱
★水鉢に椿の多くを浮かばせて
★探梅や能勢街道を通りゆく
★吾が影の伸びて春田の葉の上へ
自由な投句箱
◇枝ぶりの金剛力や梅の花
◇梅の花可憐な雄蕊散らぬ間に
◇梅の花乙女の睫毛輝きぬ
自由な投句箱
★紅梅の鉢にあまたの枝垂れ居り
★山茱萸のつぼみ希望の狭庭かな
★カタカタとポールの鳴りぬ春嵐
自由な投句箱
★古池に溢れるばかり春の水
★レース越し春光部屋に差してくる
★紅椿摘んで供えし亡き人に
自由な投句箱
★薄氷の暁のかたちや風の中
★夕映えの木の芽さかんよ乾杯す
★参道を踏むや道哭き冴返る
自由な投句箱
球を打つコートに早春の満月
春寒の沖に横たう淡路島
午後からは曇りがちなり枝垂梅
自由な投句箱
◇帰る日や愛しき鴨にグッドバイ
◇引揚げて七十年や鴨帰る
◇ひたすらに草萌を食むヌートリア
自由な投句箱
★音乾くテニスコートや春寒し
★青空の楽譜となりぬ銀杏の芽
★田面抜く風に途切れる揚ひばり
自由な投句箱
★沖待ちの船が点灯冴え返る
★春浅し夕陽の沈む三河湾
★公園の梅が一気に開く朝
自由な投句箱
★丸めては樽に打ち込む味噌作り
★陽を透かし虎杖紅く土手に萌ゆ
★牛舎のみ残りし牧や冴え返る
自由な投句箱
緋寒桜つぼみも土を正面に
富士の背に滲み眩しき冬茜
うたた寝へ早春の陽の眩げに
自由な投句箱
島々を隠す霞や播磨灘
頂に春の日差しの溢れ初む
水の音軽やかに聞く春の山
自由な投句箱
★へら浮子や咫尺に居りし春の鳥
★公魚かろき魚信(あたり)よ風の中
★かげろうや鶏の産毛の舞う如し
自由な投句箱
◇節分草恥ずかしさうに顔を上げ
◇水琴や加賀の白梅人だかり
◇榛の雄花と雌花咲きゐたり
自由な投句箱
★そよ風に揺れて黄色い クロッカス
★池の端に今年も低くクロッカス
★春なれや箕面の山の滝の音
自由な投句箱
★芽木かざす街路樹天の青空に
★川風の水面煌めき木の芽張る
★信号灯のカタコト揺るる春の風
投句
春玉子マヨネーズとなり昼食へ
スカーフの衣摺れの音春の夜
敷き紙を替えてスケート納めかな
好きな句
島々を隠す霞や播磨灘/多田有花
広々とした海の景色が浮かんできます。海を見る機会は殆どないので憧れます。
有花様の句の正直さと海の大きさが感じられ心地いいです。
自由な投句箱
★蕗の薹草おし分けて青い空
★雑草のいじめに耐えて蕗の薹
★色のままからりと揚がる蕗の薹
自由な投句箱
★長閑さや親指の爪弧を描く
★かげろうや幼き頃の道の幅
★書肆出づや遅日の空を見上げける
自由な投句箱
ミモザ咲く川べりの道を歩く朝
震災の地すべり跡に芝桜
春空へ丸き稜線甲山(かぶとやま)
自由な投句箱
★朝東風や遠くの山の上茜色
★誰一人いない桜よあと僅か
★力ない病躯で絞る春の水
自由な投句箱
◇肩に触る匂い優しき枝垂梅
◇枝垂梅海月の如く宙に浮く
◇松雪草あなたを待つわいつまでも
自由な投句箱
★さえずりや高き梢の空青し
★歩みゆく嶺の彼方や霾ぐもり
★七段の堰水光り春淡し
自由な投句箱
★白梅や犬のじゃれ付く撞木綱
★廃線となりし枕木冴返る
★花林糖かりっと噛むや風光る
自由な投句箱
★春寒の青空白き千切れ雲
★大輪の椿堂々冴え返る
★伊予絣父祖の地思う二月尽
自由な投句箱
★まんさくの川べり歩む地道かな
★部活子のテニスコートや風光る
★春眠の目覚む入日や朝日とも
自由な投句箱
春霞む大阪望む神呪寺(かんのうじ)
桜すでに咲かせて甲山大師
春の山下りて生チョコシフォンケーキ
自由な投句箱
★時ならぬ白い花々春の雪
★春雪の庭一面に花咲かせ
★隣屋の屋根雪消えて弥生かな