●小口泰與
赤城から朝の大気や秋近し★★★
新刀の反りや夜涼の星の数★★★
朝涼や赤城の肌の浅葱色★★★
●多田有花
空蝉の数多落ちたる山の道★★★
護摩堂より香の流れ来る原爆忌★★★
朝の日の壁に差しけり秋に入る★★★
●桑本栄太郎
炎ゆれ鐘に黙祷原爆忌★★★
突風の吹けば忽ち雷雨かな★★★
和菓子屋の帰省みやげの混雑に★★★
●小西 宏
水色の海に櫂おき熱帯魚★★★★
「海に櫂おき」で、この句が軽くなった。そのため、熱帯魚の動きも、作者の心も軽やかになった。沖縄の水色の海だろうか。熱帯魚の泳ぐ海が楽しい。(高橋正子)
栗毬の青く小さく今日の秋★★★
立秋の我が家のカレー五穀米★★★
コメント
御礼
高橋信之先生、正子先生
8/7の投句に★印のご指導を賜わり有難う御座いました。今後ともよろしくご指導のほどお願い申し上げます。
お礼
高橋正子先生
「水色の海に櫂おき熱帯魚」にご講評をお送りくださり、たいへんありがとうございました。先月末に、孫たちと沖縄に遊びに行ってきました。句はカヌーを漕いで珊瑚礁に近づいたときのものです。