1月6日(名)
作業中
多田 有花
<飛騨高山三句>
新春の風受け町を歩きけり★★★
豪華よし簡素またよし飾縄★★★
やわらかき飛騨牛にぎり明の春★★★
小口泰與
枝垂木の天辺数多寒雀★★★
上州の風荒々し寒雀★★★
流れ去る川の流れや日脚伸ぶ★★★
土橋みよ
丸餅の椀に溢るる雑煮かな★★★★
年賀状よろける手元に老眼鏡★★★
孫帰る電車待つ空に冬満月★★★
廣田洋一
はためける国旗仰ぎつ初詣★★★
背負いたるリュックに刺せし破魔矢かな★★★★
納豆も並べてありし寒卵★★★
1月5日(4名)
多田 有花
<飛騨高山三句>
藁飾古き町屋のそれぞれに★★★★
ほかほかのもなかを食すおらが春★★★
藁の緒をぴんと跳ね上げ注連飾★★★
小口泰與
こつこつと木を打つ嘴や冬の森★★★
山の沼冬翡翠の羽音かな★★★
樹洞より顔出す鳥や冬の朝★★★
廣田洋一
風もなく日の当たりたる冬田かな★★★★
体重は今日も変わらず年新た★★★
旧友の年賀状来る一安心★★★
川名ますみ
日めくりの厚さを剥ぎぬ初暦★★★
白梅の咲けば川辺の明かり初む★★★★
初雪の様を看護師身振りして★★★
1月4日(3名)
多田 有花
<飛騨高山三句>
迎春の生花と軸が床の間に★★★
年始め異国の人と肩並べ★★★
初春の梅開く川べりの道★★★
小口泰與
まんまるの朝日出でけりはや四日★★★★
樹洞より顔出す鳥や冬の朝★★★
山の沼冬翡翠の羽音かな★★★
廣田洋一
年越して未だ眠らざる熊のおり★★★
凍蝶の暖を取りたる日射しかな★★★★
思い切り手足伸ばして初湯かな★★★
1月3日(3名)
多田 有花
<飛騨高山三句>
初明かり薄雪の町照らしけり(原句)
元の句は、ただ見たままの景色をそのまま詠んだ状態で終わっています。景色の咀嚼が必要です。
薄雪の町を照らして初明かり(正子添削)
門かざり黒き格子の戸にありぬ★★★
正月の宮川朝市を歩く★★★
小口泰與
あやまたず雪の峠を越えにけり★★★★
百歩歩めば冬翡翠の枝に居り★★★
我が庭の蜜柑を鴉つつきけり★★★
廣田洋一
水田を公園に変え初景色★★★
あちこちでボール蹴り合う二日かな★★★
賀状受け俳句で綴る近況かな★★★
1月2日(2名)
小口泰與
野兎の林道抜ける速さかな★★★★
あめつちの穏やかな日も寒雀★★★
雪となる事を危ぶむ家族旅★★★
多田 有花
<飛騨高山三句>
大旦町うっすらと雪化粧★★★
壽の朱塗盃屠蘇を受く★★★
焼角餅すまし仕立ての飛騨雑煮★★★
1月1日(3名)
上島祥子
冬帽子はみ出す天パは父に似て★★★
元日の月青空に昇り出で★★★
注連縄の香り新たに古神棚★★★
多田 有花
<飛騨高山三句>
高山の町にさまざま注連飾り★★★
年縄や造り酒屋の杉玉に★★★
松すべて雪吊をしてお正月★★★★
廣田洋一
近所の人前に並びて初詣★★★
神輿庫の開け放たれて大旦★★★
早梅やそこだけ紅く光りおり★★★
コメント
歳時記や布団に包まり読始め
山際に雲の降り来て雪模様
松内の医院のベンチ満席に
すみません投句場所を間違えました。