※当季雑詠3句(秋の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。
※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
主宰:高橋正子・管理:高橋信之
◆俳句添削教室◆
http://www.21style.jp/bbs/kakan02
◆俳句日記/高橋正子◆
http://blog.goo.ne.jp/kakan02
コメント
自由な投句箱
★竜胆や降りては晴るる峠道
★老いてこそ恃むは妻よ合歓紅葉
★うららかや赤城は裾野長からむ
自由な投句箱
★会席の前菜となる茸かな
★椎茸や衣の薄き天ぷらに
★しんみりと集ふ会席九月かな
自由な投句箱
★川べりの風の茂みや葛の花
★ドアを開け荷物受け取る九月かな
★目覚むればすでに入日や秋の冷え
自由な投句箱
★白き皿ゴマを散らせる衣被
★その丸味舌に転がし衣被
★衣被つるりと剥きし曇り空
自由な投句箱
★虫の音や赤城の冷気届きける
★稲の香や赤城の空の青あおと
★稲の秀や五百の雀の何処より
自由な投句箱
小豆島くっきり見えて涼新た
秋雷を避けて急ぎし山路かな
九月来る朝の雷鳴とともに
自由な投句箱
みんみんとつくつくぼうし重唱す
八月尽河川敷の芝刈る香
虫の音に取り囲まれし夜となる
自由な投句箱
★黒葡萄歯ごたへの良き一粒かな
★葡萄食ぶ一粒ごとに子と語る
★ワイン用葡萄連なる畑かな
自由な投句箱
★秋風や寺といえども末寺にて
★三山は秀を競わずや稲の秋
★もろこしの刈られ眼間浅間山
自由な投句箱
★草木みな透けて色づく残暑かな
★山の端の奥に雲生れ秋暑し
★身に入むや遠くの友の逝去聞く
自由な投句箱
秋燕一羽曇り空を低く飛ぶ
蝉の声細くなりたる九月かな
休暇果つ少年少女小麦色
自由な投句箱
★俯けどぱつと開きし秋海棠
★楚々としてひととこ照らす秋海棠
★雨に濡れ色気増したる秋海棠
自由な投句箱
★いや白く月光浴びぬ榛名富士
★夕暮の音色定かやきりぎりす
★貴船菊朝の鶏舎の賑わしき
自由な投句箱
★台風の予報進路や今朝の晴れ
★咆哮の風が樹々食む颱風裡
★ぱたぱたと灯火明暗颱風裡
自由な投句箱
絵を描きぬ野分近づく音の中
運動会の練習始まる河川敷
えのころや野鳥を撮りし男座す
自由な投句箱
★ごうごうと天狗の業か台風禍
★朝日受けきらら稲穂の輝けり
★全開の窓や山家の濃竜胆
自由な投句箱
★青空に切先立てしオクラの実
★雨上がり赤く輝く唐辛子
★土手覆ふ穂先波打つ猫じゃらし
自由な投句箱
★むんむんと匂う田道や稲の秋
★自然薯の厨に置かれ妻の旅
★風神の次ぎは豪雨や野分荒れ
自由な投句箱
★夜食用野菜スープを煮込みけり
★野菜スープ白飯にかけ夜食かな
★プレゼンの資料整へ夜食かな
自由な投句箱
★あおあおと青天の湖鵙高音
★啄木鳥や覚満淵へ朝日差す
★色鳥やレンズ交換いたしおる
訂正のお願い
高橋信之先生、正子先生
大変にお忙しいところ恐縮ですが、先ほどの投句の訂正を願います。
★忙しげに馬追い鳴くやライン鳴る
★啄木鳥や覚満淵へ朝日差す
★色鳥やレンズ交換いたしをる
以上に訂正をお願い申し上げます。
自由な投句箱
★秋蝉の終に鳴かざるひと日かな
★ぎんなんの風の狼藉すべも無く
<北海道道南地震>
★崩れ落つ山の吞みこむ稲田かな
自由な投句箱
★愛犬を抱え立ち読み鉦叩
★ぺちゃんこになる引力よ熟柿落つ
★夕映えの浅間や忽と雁の棹
自由な投句箱
★秋草の色とりどりに土手の道
★空き畑に緑の波や秋の草
★秋草や風吹き渡る秋の空
自由な投句箱
★秋冷の哀しき夢に哭き居たる
★陸橋の手に取るように銀杏の実
★白粉の花も実となる夕日かな
自由な投句箱
★白桃の紅に引かれて買ひにけり
★桃剥くや切れ切れの皮積み上げて
★湯を通しさつと剥きたる白桃かな
自由な投句箱
★水澄むや赤城九峰指呼の間に
★秋雨やおっきり込みの炊き上がり
★ひぐらしや日日に伸びたる木木の影
自由な投句箱
★秋冷や想い出遠き夢の里
★倒木の数多残りぬ野分跡
★南瓜煮る妻の夕餉やコロッケに
自由な投句箱
電線に木曽へ別れの帰燕かな
木曽源流渡る電線秋燕
新涼や源流近き橋に立つ
自由な投句箱
小柄なる母の十八番の栗おこわ
母遠し栗のおこわの香る時
蒸しあがる小さき背の母栗おこわ
自由な投句箱
★青空に浮かびし語彙や秋小鳥
★双子山古墳へ日差し小鳥来る
★産土の舂く頃の蕎麦の花
自由な投句箱
★朝早き草に露なき白露かな
★秋草刈る慌てふためく団子虫
★ビル谷間新涼の風渦巻きぬ
自由な投句箱
★倒木のそのままありぬ野分跡
★ブルーシート屋根の増え居り台風禍
★教会の道のすがらや白木槿
自由な投句箱
★コスモスの打ち交じりけり山の鳥
★秋茜訴ふることありて飛ぶ
★山の木のいよよ紅鵙日和
自由な投句箱
★通りがけ一つ捥ぎたる林檎かな
★デザートに林檎を剥くや朝ごはん
★林檎捥ぐ梯子立てかけ津軽富士
自由な投句箱
新幹線東京の秋に滑り入る
アイスショー済んで吹かれし秋夜風
秋葉原まだ閑散と秋の朝
自由な投句箱
★建仁寺の土塀高きや花梨の実
★自然薯のありて麦飯炊くことに
★金山寺味噌の粥食う白露かな
自由な投句箱
★新涼や上着を羽織り出勤す
★新涼に音コツコツとハイヒール
★梨食ふていざ出陣の選挙戦
自由な投句箱
★秋晴や大砲岩の妙義山
★雲迅き妙義七峰秋の晴
★三山のそれぞれ違う秋の声
自由な投句箱
<井の頭恩賜公園三句>
池囲む木々どっしりと秋日和
弁天に詣でて歩く秋の池
神田川ここに始まり秋高し
自由な投句箱
小柄なる母の十八番の栗おこわ
母遠し栗のおこわの香る時
蒸しあがる小さき背の母栗おこわ
自由な投句箱
★遠き日の夢見ばかりの愁思かな
★那珂川に鯊釣りし日や秋愁う
★戸袋にむくろとなりぬ秋の蜂
自由な投句箱
★谷間をたちまち隠す濃霧かな
★白萩のこぼれ鉄路の続きける
★電線の激しきうねり野分かな
自由な投句箱
二百二十日防災の本を読みにけり
澄む秋の水音のそばに停車する
診断がついてすっきり天高し
自由な投句箱
★山崎の柿の色付く軒端かな
★高層の団地の庭や露しぐれ
★雨降れば一雨ごとに紅葉初む
自由な投句箱
★燕去る我家の空の開きたり
★噴煙の流るる辺り花野かな
★棚田へと水が水追い落し水
自由な投句箱
★覗き込む白髪を写す秋の水
★黄色き葉ゆったり浮かぶ秋の水
★秋水や堰落つる音軽きかな
自由な投句箱
★秋あはれ目覚めて想う友の夢
★秋愁の三日目となる妻の旅
★すすぎもの有りて取りたり秋すだれ
自由な投句箱
新涼の木曽に求める漆箸
漆箸嬉し秋刀魚をほぐしけり
新涼や源流近き橋に立つ