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コメント
自由な投句箱
アイスショー入場を待つ日傘の列
開場を待つ人々の扇子の波
アイスショー見て大夕焼けの中帰る
自由な投句箱
◇広き葉のカンナ見てをり母の忌雨
◇現代の魔女茫々と葛の花
◇日雷「ジョーズ」のごとく近づきぬ
自由な投句箱
★オカリナの湖へ染み入る茄子の花
★雨後の空夕映えに染む凌霄花
★日雷耳を立てたる小犬かな
自由な投句箱
★八月や海陸の霊空に満つ
★八月や歴史の想ひそれぞれに
★八月や球児の夢の砕け散り
自由な投句箱
★八月と思う朝や窓の風
★そこはかと風のつぶやく八月に
★朝涼の塩飴口に家事手伝い
自由な投句箱
外は炎天氷上の夢を見る
校庭に提灯連ね夏祭
短夜の灯りが点る山のホテル
自由な投句箱
★パソコンを開く朝や日日草
★サルビアや沼へ一筋夕日影
★萱草や水田へ朝日差しにける
自由な投句箱
*ハーブ茶が鉄瓶で出る南部かな
*さんさ踊り腹ごしらえの母子かな
*老いも子も輪になり踊るさんさかな
自由な投句箱
◇そろそろと書斎に風が夜の秋
◇走馬燈少年ひとり海に立つ
◇青嵐川を飛びゆく千羽鶴
自由な投句箱
★予報士の予報ならざり夏台風
★そこはかと無き八月の風を聞く
★ざはざはと土間の騒めく夏蚕かな
自由な投句箱
広々と青田の道を帰る人
ベビーカー押してハーフパンツの父
駅へ行く百日紅咲く路地抜けて
自由な投句箱
◇百日紅坊主出てきて鐘を撞く
◇一口饅頭のごと夏みかん
◇広島や三十五度越え夏うだる
自由な投句箱
★フロントのガラスに斜め夕立かな
★玉の汗太鼓腹をば分けゆけり
★雲の峰大空振りの草野球
自由な投句箱
*父親の抱えて踊る眠れる子
*幼子も一人前に踊りをり
*杉古木山門囲み涼しけれ
自由な投句箱
★秋待つや今朝も二杯の濯ぎもの
★捨て生えの苦瓜鉢に育ちけり
★かなかなと聞いて嶺の端入日かな
自由な投句箱
夏休み鉄道マニアの少年ら
朝の電車浴衣の少女乗ってくる
ひぐらしの声波のごと森に響く
自由な投句箱
◇道開け立ちはだかれる雲の峰
◇昼の月道に溶けゆく水母かな
◇空蝉の風雨に負けぬ念力よ
自由な投句箱
★少年の猛き言の葉日雷
★花合歓や遠山よりの雲の使者
★均等に妻とたうぶるさくらんぼ
自由な投句箱
★大雨の予報続きて秋近し
★寄せる波うねり大きく秋近し
★向日葵の首を垂れたり夏の果
自由な投句箱
★蜘蛛の囲の紡ぐをつつ日暮れたり
★吸い物の裏の垣根へ茗荷の子
★かなぶんの灯火慕いぬ夜更けかな
投句訂正のお願い
先ほどの投句にミスがありました。宜しくご訂正下さいませ。
誤)★蜘蛛の囲の紡ぐをつつ日暮れをり
↓
正)★蜘蛛の囲の紡ぐを見つつ日暮れをり
自由な投句箱
円錐にナイフでくりぬくトマトのへた
窓全開なるも風死す部屋にいて
夏の夜にとどくカラフルバスタオル
自由な投句箱
◇雲を出て海へ落下の虹の滝
◇岸壁の浜なでしこやかもめ飛ぶ
◇かたつむり瀬戸を出て行く巨大船
自由な投句箱
★昇りつめぱっとはじける花火かな
★光の波丸く広げし大花火
★行きずりの人立ち止まる花火かな
自由な投句箱
★青嵐昔旧家のただならず
★毛の国の山を称うや玉簾
★たち勝る滝は下野華厳寺
自由な投句箱
★勇気こそ生きるすべてや草田男忌
★つる先に眼あるやも葛の風
★ぽつかりと空に穴開く晩夏かな
自由な投句箱
★旅に出る朝の支度や蝉の声
★裏返る蝉を寝せたるアスファルト
★朝の蝉シャワーの音にかき消され
自由な投句箱
★村道の汗の手力(たじから)道普請
★遠雷に耳のそばだつ小犬かな
★赤赤と日は天心や蟇蛙
自由な投句箱
★落蝉の羽ばたき鳴かず白き腹
★君逝きて早やも十年酔芙蓉
★炎天の碑に鐘の音や広島忌
自由な投句箱
広島忌原爆ドームを描きけり
コーヒーを入れる蝉時雨のベランダ
ライターの炎の青き炎暑かな
自由な投句箱
◇潮騒や木の葉に眠る蝸牛
◇原爆忌「平和の歌」の轟けり
◇草田男忌吾も人間探求派
自由な投句箱
★干梅や大石丸き利根川原
★びんびんと糸鳴り伝う山女かな
★夕焼の湖やきりりと帯締めて
自由な投句箱
★秋めくや日の照る道を風過ぎる
★茶を喫すほのかな香り秋めけり
★さまざまの果物売られ秋めきぬ
自由な投句箱
朝涼のうちに励みし畑仕事
絵を描きぬ夏の真昼の静けさに
ちゃん付けで呼ばれしふるさとの墓参
自由な投句箱
◇流灯会御霊揺蕩う被爆川
◇鬼灯や幼き母は女学生
◇新松子海食洞に猫眠る
自由な投句箱
★秋立つや人に哀しき過去のあり
★糸瓜垂れ葉蔭に透かし客の顔
★守宮見て今朝も張り付き居たりけり
自由な投句箱
円山川眼下に望み夏惜しむ
城崎の湯に流しけり山の汗
嵐近づく立秋の夜明け
自由な投句箱
★釣糸を切りたる魚や西日中
★夕菅や母の遺せし銀食器
★干梅や五戸より増えぬ谿の家
自由な投句箱
★今年また話題を作るお化け南瓜
★盗る人も居らずに実る土手南瓜
★南瓜割る種を取り分け干しにけり
自由な投句箱
★風のふと乾きを覚ゆ秋に入る
★とんぼうの風の後先なりしかな
★首傾げ踊りていたる子の四歳
自由な投句箱
◇鬼灯や日本髪の母あどけなく
◇西空へ月食沈む夏未明
◇うるはしき女医に見とれて昼寝覚
自由な投句箱
★田畑の様子さまさま秋の雲
★無花果の天ぷらそやす佐久の宿
★白服や次次名刺配りける
自由な投句箱
★駅出でて纏ひ付きたる残暑かな
★自転車のぎこぎことなり秋暑し
★出かける気少し萎えさす残暑かな
自由な投句箱
スーパーに並びし盆の供物かな
蝉声のまだ高かりし長崎忌
少年の投球練習長崎忌
自由な投句箱
★ロザリオを握り祈りや長崎忌
★彷徨いの果ては縦断野分過ぐ
★ごろごろと畑に実のある晩夏かな
自由な投句箱
◇濁世には美しすぎる蓮の花
◇隊をなし逃げる川鵜や夕間暮
◇朝涼やくるくる回るポプラの葉
自由な投句箱
◇前を行く怪我の鶺鴒あはれみぬ
◇蝸牛海を夢見て木に眠る
◇空蝉の魂抜けて宙に浮く
自由な投句箱
筆ペンを選ぶ初秋の文具店
パーキングに鍵をあずけて秋浅し
八月の道路工事は続きおり
自由な投句箱
★鵯や夜雨の残りし芝の上
★秋うらら席譲られし杖の我
★大石に雨のた走り下り簗
自由な投句箱
★梨の実の袋外され色めきぬ
★梨を噛む音のみ響く夕餉かな
★洋梨や末広がりに仕上がりぬ
自由な投句箱
★葉の裏の土手に白きや葛嵐
★校庭におどり用意の櫓かな
★ひぐらしや団地の庭の街灯に