自由な投句箱/7月21日~7月31日

※当季雑詠3句(夏の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※印の基準について。
「心が動いている」句を上等として、★印を付けています。
主宰:高橋正子・管理:高橋信之

コメント

  1. 小口泰與
    2022年7月21日 8:39

    転記
    2022-07-21 07:48:44
    ★木下闇病院ナース小走りに
    ★短夜やタンスの奥に鯨尺
    ★とうすみや幼の好きな潦

  2. 廣田洋一
    2022年7月21日 9:34

    自由な投句箱
    ★涼しげに和服着こなし句座の人
    ★一服の抹茶頂き風涼し
    ★吹き来たる風の涼しき糺の森

  3. 桑本栄太郎
    2022年7月21日 19:47

    自由な投句箱
    ★ががんぼの外へと暴れ朝の窓
    ★午後よりの日射し厳しき土用かな
    ★山の端の入日あかねやあぶら蝉

  4. 多田有花
    2022年7月21日 20:25

    自由な投句箱
    起床して窓全開に夏の朝
    巣作りの蜘蛛の動ける夜明けかな
    熊蝉の沸き立つ如き朝となる

  5. 弓削和人
    2022年7月21日 22:05

    Unknown
    自由な投句箱
    吊りし荷を炎昼の空へクレーン車
    校庭の金次郎像秋近し
    空高く球を投げる児夏ひとり

  6. 小口泰與
    2022年7月22日 8:17

    自由な投句箱
    ★短夜やテレビの塵を拭く事も
    ★落し文堂の柱の見ゆるなり
    ★杣道の先の出湯や揚羽蝶

  7. 廣田洋一
    2022年7月22日 10:05

    自由な投句箱
    ★大西日ここは地の果てロカ岬
    ★食後のコーヒー飲みて昼寝せり
    ★戦争を思ひ出させる百日紅

  8. 多田有花
    2022年7月22日 12:11

    自由な投句箱
    夏野菜のサラダを添えしランチプレート
    古民家の趣残すカフェ涼し
    町屋カフェほうじ茶パフェをいただきぬ

  9. 桑本栄太郎
    2022年7月22日 18:36

    自由な投句箱
    ★雨降れば出鼻挫かれ蝉しぐれ
    ★ががんぼの外へ出たがる朝の窓
    ★山の端の茜となりぬ夕立かな

  10. 桑本栄太郎
    2022年7月22日 18:44

    投句の差し替え
    二番目の句は昨日21日と類句であり、差し替えさせて頂きます。
    削除)★ががんぼの外へでたがる朝の窓

    新句)★雨雲の集いて立つや夕立風

  11. 弓削和人
    2022年7月22日 23:23

    Unknown
    自由な投句箱
    青あらし雲と競える天守かな
    大夕焼ふもとの村も夕餉かな
    雨上がり夏野に染まる車両かな

  12. 小口泰與
    2022年7月23日 6:08

    Unknown
    自由な投句箱
    ★えぞにうや霧ヶ峰より湖へ
    ★萱草やわ鉄トロッコ足尾線
    ★午後三時蟻の行列北をさし

  13. 廣田洋一
    2022年7月23日 16:00

    自由な投句箱
    ★丑の日や筋トレ終えて鰻食ぶ
    ★鰻焼く匂ひ漏れ来る居酒屋に
    ★丑の日や鰻弁当特売中

  14. 多田有花
    2022年7月23日 18:13

    自由な投句箱
    ごうごうと暑中の風が窓揺らす
    水筒を洗い清めて大暑かな
    大暑来る豆腐そうめん買い求め

  15. 桑本栄太郎
    2022年7月23日 18:38

    自由な投句箱
    ★朝涼の窓より風に目覚めけり
    ★ひんやりとけ今朝の窓辺の大暑かな
    ★かなかなの鳴いて峰の端暮れゆけり

  16. 弓削和人
    2022年7月23日 23:47

    Unknown
    自由な投句箱
    河原へと体操座りの涼みかな
    風鈴や峙つ山へ風運ぶ
    扇風機眠りを誘う子守唄

  17. 廣田洋一
    2022年7月24日 10:07

    自由な投句箱
    ★頭越しカメラ掲げる鉾廻し
    ★年古りて琥珀色なる梅酒かな
    ★床下に寝かせしままの梅酒かな

  18. 小口泰與
    2022年7月24日 10:57

    自由な投句箱
    ★老いてなお酒量変らず竹婦人
    ★凌霄花や螺旋階段鉄の錆
    ★山影の映る小沼や雲の峰

  19. 桑本栄太郎
    2022年7月24日 18:20

    自由な投句箱
    ★じうじうと暁けの序曲や蝉の声
    ★空蝉のあまた語りぬ遠まなこ
    ★茜なる窓の西日の入日かな

  20. 多田有花
    2022年7月24日 21:01

    自由な投句箱
    サルビアも吾も朝日を浴びて立つ
    ラピスラズリつけて涼しき鎖骨かな
    涼風を受けつつ洗濯物を干す

  21. 弓削和人
    2022年7月24日 23:02

    Unknown
    自由な投句箱
    池の土手日向ぼこする鳩ありや
    鳩は毛を繕う夏のほとりかな
    夕焼空街のネオンはかすみけり

  22. 小口泰與
    2022年7月25日 8:12

    自由な投句箱
    ★ぽたぽたと鴉の落す杏子かな
    ★轟ける仕掛け花火のナイアガラ
    ★炎帝を逃れ社へどっこいしょ

  23. 廣田洋一
    2022年7月25日 10:43

    自由な投句箱
    ★祇園祭鮮やかに鉾廻しけり
    ★うなぎ屋に静かに入る子供連れ
    ★新蝉や二声三声試し鳴き

  24. 桑本栄太郎
    2022年7月25日 18:34

    自由な投句箱
    ★祇園会の花笠巡行あと祭り
    ★開く度の蝉しぐれなる自動ドア
    ★巣籠のひと日暮れ行く炎暑かな

  25. 弓削和人
    2022年7月25日 20:53

    Unknown
    自由な投句箱
    かなぶんの背や照り返す死してなお
    朝明けの川瀬の浮洲橋涼み
    茎細く溢れて路へ帚木草

  26. 小口泰與
    2022年7月26日 10:10

    自由な投句箱
    ★ワイパーの激しや忽と鴉の子
    ★佐久の日を含む千曲の青林檎
    ★若竹を括りし後の夜空かな

  27. 廣田洋一
    2022年7月26日 10:21

    自由な投句箱
    ★口中のとろりと甘き梅酒の実
    ★夕立や庭草すくと立ち直り
    ★薬味にて彩り豊か冷奴

  28. 多田有花
    2022年7月26日 18:04

    自由な投句箱
    明け方の野鳥に混じり初蜩
    待つことも仕事のひとつ暑き日に
    炎昼の駅を電車がすれ違う

  29. 桑本栄太郎
    2022年7月26日 18:46

    自由な投句箱
    ★水滴の煌めきこぼしダリア剪る
    ★夕暮れの一時惜しむ蝉しぐれ
    ★溽暑とてひと日暮れ行くあかね空

  30. 弓削和人
    2022年7月26日 23:17

    Unknown
    自由な投句箱
    ブラインドもるる西日のローカル線
    乗客の脚から脚へ蠅の跡
    手作りの風鈴ふたつ軒先に

  31. 小口泰與
    2022年7月27日 7:58

    自由な投句箱
    ★踝のはれや下山の一夜酒
    ★蚕豆や馬事公苑の女学生
    ★峡の湯に五体ゆだねて一夜酒

  32. 廣田洋一
    2022年7月27日 11:11

    自由な投句箱
    ★一日の終わりかみしめ梅酒かな
    ★竹林を涼風渡る古都の路地
    ★山からの涼風抜ける墓の前

  33. 多田有花
    2022年7月27日 17:17

    自由な投句箱
    明けてくる中に蜩の声響く
    夏山の麓に農家レストラン
    夏川に足を浸けつつランチかな

  34. 桑本栄太郎
    2022年7月27日 18:07

    自由な投句箱
    ★担ぎゆく蟻の列ゆく地道かな
    ★落蝉の仰のけとなり羽ばたきぬ
    ★ひぐらしの鳴いて茜や明日も晴れ

  35. 弓削和人
    2022年7月27日 21:41

    Unknown
    自由な投句箱
    ひび割れの田んぼや遠く夕立雲
    街中に青すすきあり夕日落つ
    夕暮れや水路へ垂れる山牛蒡

  36. 弓削和人
    2022年7月27日 23:19

    Unknown
    申し訳ありませんが、訂正致します。
    ひび割れの田んぼや遠く夕立雲(訂正前)
    ひび割れの田んぼや遠き夕立雲(訂正後)

  37. 廣田洋一
    2022年7月28日 11:17

    自由な投句箱
    ★大鰻二匹買ひたる丑の日よ
    ★落柿舎の青柿たわわ夕茜
    ★日を浴びて燃え立つ如し百日紅

  38. 小口泰與
    2022年7月28日 12:30

    自由な投句箱
    ★川岸の流れは坩堝夏の蝶
    ★朝日差す繚乱として百日紅
    ★水鉄砲荘の庭より犬の声

  39. 多田有花
    2022年7月28日 17:48

    自由な投句箱
    冷そうめん氷を入れて運ばれる
    焼きたての鮎あたまから食べる
    清流に置かれし机とパラソルと

  40. 桑本栄太郎
    2022年7月28日 18:40

    自由な投句箱
    ★冷房の部屋に籠れる家居かな
    ★西空の茜となりぬ夕立晴れ
    ★雨止めば暮れて鳴きだすあぶら蝉

  41. 弓削和人
    2022年7月28日 19:14

    Unknown
    自由な投句箱
    夏果てや水路に浮かぶ菓子袋
    水筒を車両の床に日焼けの児
    凌霄が咲きてやひそと耕具あり

  42. 小口泰與
    2022年7月29日 9:05

    自由な投句箱
    ★落照の山を燃やすや冷し酒
    ★雷鳴や奇岩の山は鎧ける
    ★草刈や風の落差を二羽の鳶

  43. 廣田洋一
    2022年7月29日 14:44

    自由な投句箱
    ★祭鱧残る一匹分かち合い
    ★日盛りの川の流れの透き通り
    ★日盛りの道端揺らす猫じゃらし

  44. 桑本栄太郎
    2022年7月29日 18:33

    自由な投句箱
    ★翅残し蝉の亡がら喰われけり
    ★黄金の雲のあかねやあぶら蝉
    ★涼風の木蔭道行く入日かな

  45. 弓削和人
    2022年7月29日 23:02

    Unknown
    自由な投句箱
    青萱がさざめく夕の大樹かな
    万歩計幾度と絞る汗拭い
    地震あり雲は微塵も揺れもせず

  46. 小口泰與
    2022年7月30日 8:31

    自由な投句箱
    ★老鶯や山の羅漢の泣き笑い
    ★溶岩径の雨の轍やがま蛙
    ★川岸へ席を設けし花火かな

  47. 多田有花
    2022年7月30日 11:05

    自由な投句箱
    兄弟の飽きることなく水浴びす
    古民家喫茶のれんを揺らす夏の風
    前栽や斜めに咲きぬ百日紅

  48. 廣田洋一
    2022年7月30日 14:11

    自由な投句箱
    ★涼風や掛声響くグラウンド
    ★丑の日や長生きせんと鰻食ぶ
    ★梅酒酌む氷浮かべて食前酒

  49. 桑本栄太郎
    2022年7月30日 18:51

    自由な投句箱
    ★文豪のつづる姉妹や谷崎忌
    ★麦を干す筵あまたや土用照り
    ★嶺の端の入日赤きや夏惜しむ

  50. 弓削和人
    2022年7月30日 21:27

    Unknown
    自由な投句箱
    鉄柵に押し寄せたるや青薄
    夏蜂のあわてふためき飛びにけり
    旱田やにわかの雨を呑みほして

  51. 小口泰與
    2022年7月31日 8:32

    自由な投句箱
    ★水槽の水面を叩く目高かな
    ★沼からの暁の霊気や仏法僧
    ★老残をかなぐり捨つる登山かな

  52. 廣田洋一
    2022年7月31日 10:49

    自由な投句箱
    ★太りたる莢豌豆の摘まれけり
    ★冷やしたる甘酒すする昼下り
    ★土手の道草を刈られて清々し

  53. 桑本栄太郎
    2022年7月31日 18:17

    自由な投句箱
    ★鈴生りの木々の枝想う蝉しぐれ
    ★七月の果てて青空深く見ゆ
    ★ひぐらしの山の端赤く染まりけり

  54. 多田有花
    2022年7月31日 20:58

    自由な投句箱
    夏座敷梁どっしりとティールーム
    木の器でいただく真夏の珈琲を
    雲の峰ぺろりと舐めてみたくなる

  55. 弓削和人
    2022年7月31日 23:32

    Unknown
    自由な投句箱
    夏の児の青き水筒青きシャツ
    紀ノ川へルアーを垂れり夏惜しむ
    大道やかまきりの子を逃したり